生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

母の死の意味を解釈する

2008年10月31日 | 第6章:明るい感情の領域
私は18歳の時に母を失いました、49歳で死んで行く母の気持ちを現在の私の人生体験から推察すると非常に苦しくなります。さて不思議な現象なのですが結婚する前の私は女性が全て聖母マリアに見えた時期がありました。結婚し心理療法の仕事を通してあらゆる職業の女性達を垣間見ても、それでも女性はあくまでも美しく清潔で愛情豊かな種族だと確信しています。この女性観は善意の解釈がありすぎると友人は警告しますが今でも、女性に対してのこの考え方は変わりません。この遠因は母にあります。皆様は母からどんな影響を受けていますか?<父母:205-2>:
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父母からの呪縛

2008年10月30日 | 第6章:明るい感情の領域
父母の思い出は善悪を含め沢山ありますが、既に亡き人なのに未だ呪縛されたかのような精神的な拘束感があるものです、それほどに父母の影響は大きいものです。子供のころは親の庇護のもと、のんびりと、お金を稼がなくても生きられますが、成長後は厳しい社会の中で逞しく生きていく必要があります。臨機応変に生起してくる問題を巧みに処理していく必要もある現実社会で、自分の自由意思を拘束し、のびのびとさせない遠因が親の教育、親の呪縛から来ているものが沢山あります。意外とその事に気づいていない大人が多く、それが不幸の原因となっていますので、この問題を考えてみます。:<父母:205-1>:
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初恋の思い出が現在の愛を認めさせない悲劇

2008年10月29日 | 第6章:明るい感情の領域
素敵な人と出会い愛を感じたのに、暫くたつと、互いに愛を感じなくなる背景には意外と初恋の甘い思い出が原因となり今の愛の意識化を邪魔している事例が沢山あります。神仏の愛を感じないと言う信仰生活者の場合もこの愛の原型(体験史)が邪魔をしています。愛とは何でしょう?この<愛とは何か>のを思索を欠落させてしまいますと、その人は永遠に愛を意識出来ないでしょう。愛し愛されているのに、その愛を意識化出来ない人々が多すぎます。愛は本能でもありますが知的な部分で意識し訓練する世界でもあります。66億の人類は一人一人愛の原型を所有しているので<私とあなた>の関係性の中で愛の原型を意識すると<今ここでの>の友情、愛情、優しさを、しみじみとした愛として意識できるようになり、感謝の心も湧いてきます。<初恋:5-5>:
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異性に対して劣等感を持つ人

2008年10月28日 | 第6章:明るい感情の領域
何故か自然体で異性と付き合えない人がいます。成育史を聴いていきますと初恋の影響が確実にある人が大半です。初恋の思い出と劣等感が重なっているのに気付いた人はその劣等感から解放されていきます。この方々への治療は自分の<個性の美>を無理にではなく、自然に気付かせると、堂々と、かつ、自然に、異性と交際できるようになつていきます。66億の人類一人一人には他にない魅力と個性の美が必ずありますので、自分の善いところを楽しみながら発見する努力は神仏を讃える行為でもあります。自己肯定、他者肯定の道を歩みだすと益々人生が楽しくなります。<初恋:204-4>:
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妻は幼馴染、今も恋人!

2008年10月27日 | 第6章:明るい感情の領域
60代の今でもアツアツの夫婦がいますが、珍しいケースです。越後の田舎で幼い時代を送り、東京で22歳の頃、再会しました。さらりとした関係で若いころの初恋の思い出を語り合ううちに、彼女の失恋の話はどうも自分の事らしいと気づいたAさんは、自分も失恋の話をしたそうです。両方が失恋の思い出なのですが、いずれも互いに失恋をした、と思いこんでいた二人は電撃の結婚。子供の頃のはじらいが<自己の伝達>を妨げさせたのでしょう、この<自己の伝達>の欠落から生じた苦い経験を二度としないように、ほどほどの思考、感情を上手に伝えあって生きている二人は傍目にはアツアツの老夫妻に見えます。:<初恋:204-3>:
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幼児期の感情は生涯の宝

2008年10月26日 | 第6章:明るい感情の領域
刑務所で沢山の方にお会いしました。色々と話をする中で、幼児期の自分の美しかった、純粋だった初恋の思い出を沢山聞きました。どんな人でも幼児期の感情は生涯の感情の中でも美しい原型です。そのほか、政治家、教育者、芸術家、沢山の人々の幼児期の感情も聞きました。殆どの人が自分の幼児期の感情は生涯の中でも純粋で美しいと断言します。その純粋な幼児期の感情、考え方、思い出を回想する努力はとても大切なことです。難しい哲学、倫理、道徳書よりも幼児期の一番美しい思い出の感情、考え方、行動を大切にすると現在の不幸感を幸せ感にする契機を暗示してくれます。本人がこの精神作用を意識していなくても、無意識の世界でのメンタルスケール上の重要な指標になつています。:<初恋:204-2>:
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初恋の人って、どっちだっけ?

2008年10月25日 | 第6章:明るい感情の領域
なかなか良い人に出会えない、と悩む人に沢山お会いします。原因は色々ありますが、初恋の人が重要な遠因の一つです。あの子が初恋の人だ、と断言出来る事例もあれば、どちらか明確でない場合など、いろいろですが、思いこみにしても、どんな事例でも、最初に好きになった異性の思い出は人生で大きな影響を与えています。切ない思い出、明るい思い出等いろいろですが、その解釈が現在の男女関係の悲喜劇を生んでいます。少々真面目に初恋の思い出を思索していきます。:<初恋:204-1>:
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自分の成育史を嫌う人、好きな人、大事にする人

2008年10月24日 | 第6章:明るい感情の領域
66億の人類の一人一人の成育史は小説以上の価値があります。赤ちゃんとして生まれ今日までの自分の成育史を好きにならないと幸福感を感じ取る事は不可能です。嫌うと言う事は自分を根っこから否定することになるからです。この解釈を変えると必ず幸福感を感じ取ることができます。好きになれない場合、なぜ、好きになれないかをノートに書き出す訓練をします。書き出した理由を数か月放置しておき後日そのノートを見ると、何故自分の人生を否定したか、理由が明確になってきます。<自己肯定、他者肯定の人生観>が無いと人は幸福感を感じ取ることは不可能です。この人生観を確立するためにどうしたらいいでしょうか?この第6章はその確立の方法を模索していきます。:<小説と詩:203-5>:
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マグダラのマリア

2008年10月23日 | 第6章:明るい感情の領域
人々を幸せにし、元気にする小説は沢山あります。小説ばかりでなく神話、民話、の他に、絶大な人気を永続している新約聖書の中の<ヨハネ福音書>があります。その中でも人気のある女性が今回のマグダラのマリアですが、キリストの復活を最初に目撃した愛の人です。古代キリスト教徒がローマ皇帝ネロの迫害にあい、ライオンに食べられながらも信仰を捨てずに死んでいったのも、復活(あの世、天国)を信じていたからです。現代の日本社会の悲劇の遠因は、何故か宗教を毛嫌いし、祖先の信仰を無視し、魂の存在を無視する人々から、その悲劇が発生しています。マグダラのマリアを中心にヨハネ福音書を楽しむと面白い気づきが生まれてきます。:<小説と詩:203-4>:
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川の流れのように

2008年10月22日 | 第6章:明るい感情の領域
日本人の<心のふるさと>の一つに演歌があり、心理療法ではとても大切な世界です。古代の新羅、百済、高句麗に原型はさかのぼりますが、それくらい日本人の心の原型を今でも演歌は表しています。以前ドミンゴなどの3大テノール歌手が美空ひばりさんの<川の流れのように>をアンコールの最後の歌として選び、歌い方は粗雑なくらい間違いが多いにも関わらず聴衆が大感激をしたのも、この歌に潜む日本人の原型をくすぐったからでしょう。私のこのブログの右側からYOU TUBEにアクセスできますので、是非一度聞いてみて下さい。やはり感動します。感動とともに何故か人生を明るくとらえさせる曲です。:<小説と詩:203-3>:
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<万葉集>と<もののあわれ>

2008年10月21日 | 第6章:明るい感情の領域
心理療法を上手に展開する為に、病理の分析をします、分析とは<何故この人はこのような心の病になったのか>、その原因を探る作業の事です。心理学,特に心理療法はフロイドとユングのお世話になっていますが、あくまでも西洋の人々の学問でしたので、日本では日本流に展開する必要があります。不安感の原型、怒りの原型、鬱の原型、色々あります。しかも個人により、生育史の違いにより愛の孤独感の原型も違います。その中に現代人にも深い影響を与えている日本人の感情の故郷ともいえる和歌の原型がもののあわれです。もののあわれは確かにさびしい感情ですが、病理ではありません。日本人の美しい美意識なので西洋の理論で愛の孤独上の病理だと診断するのは間違いです。もののあわれについてしばらく考察してみましょう。:<小説と詩:2003-2>:
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ドストエーフスキィの<罪と罰>は明るい小説、暗い小説?

2008年10月20日 | 第6章:明るい感情の領域
結論から言うと人生に希望を持たせる小説です。希望を持たせる、と言えば明るい領域に当然入ります。ここで考えたいのは、死後の世界が無い、と言う考え方の人にはこの小説は辛いと思いますが死後があると信じる人には希望を与える小説でしょう。欧米の旅をするとヴァチカンをはじめ<最後の晩餐>の名画、建築物、彫刻を楽しむには、キリスト教とギリシャ神話を知らないと興味が半減してしまいますが、この小説もキリスト教抜きでは理解出来ないでしょう。人間の業(ごう)に苦しむ人がその暗い世界から離脱する方法が書かれています。とことん暗い領域を描き出した後に大きな希望を与えてくれる名作です。これを読まずして<人間>は語れません。罪と罰を表現出来た世界唯一つの人類の宝でもある小説です。:<小説と詩:203-1>:
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太陽のような意地悪な娘!

2008年10月19日 | 第6章:明るい感情の領域
意地悪な娘を太陽のようだーー、とインドの民話は語ります。インドでの太陽の厳しさから生まれた話でしょう。日本では24節気が古来から人々の感情を支配しています。現代社会でも自分が、どちらかと言うと暗いので、いつも暗い感情を気にしている人が案外多いのですが、カウンセリングで24節気の折々に湧いてくる自然の感情に気づき、それを意識する事で、自分が駄目だから暗くなるのでなく、24節気の自然の季節から生まれてくる日本人独特の暗い感情なんだ、と気づいて、明るく元気になる患者さんが沢山います。:<明るい感情:202-5>:
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あー、何と愛しい人たちだろう!

2008年10月18日 | 第6章:明るい感情の領域
昨日、狛江市後援による私たちNPO法人の生き甲斐の心理学普及講座第1回が狛江市エコルマホールで開催されました。その参加者の中に太極拳の仲間でもありMIXI仲間でもある数名が参加されておりました。2時間の勉強会が終わると、その仲間によるコーヒーとケーキの慰労会、さらに生きのいい刺身を中心にした夕食会があり、そこではまさに温かい友情、心温まる太極拳の演舞、楽し会話、さりげない全ての会話に愛が満ち満ちていました。駅での別れがつらいほどの楽しい会でした。このような無言の愛ほど人を元気づけ、人生の楽しさを感じさせてくれるものは他にありません。無言の友情に感謝。:<明るい感情:202-4>:
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空想する楽しみ

2008年10月17日 | 第6章:明るい感情の領域
子供の頃は自然と空想するものですが、大人になると何故か空想を止めてしまいます。発明家、天才、巨大な富を築く人、創造的な仕事をする人は、世間の嘲笑を努力して排除しながら、自分の空想に生き抜いています。不満を言う患者さんほど、空想力が低いのはなぜでしょう?空想する楽しみをもう一度、復活させると、思わぬところに幸運が潜在しているのに気付きます。一日10分、空想を楽しむと明るい気分になり、その明るさが人生を更に楽しくさせていきます。人は考えた通りの人間になる、この数千年前の人類の知恵を大切にしたいものです。:<明るい感情:202-3>:
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