生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

心理療法とギリシャ神話

2007年07月31日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人類が残した一番古い神話記録はギルガメッシュ叙事詩ですが、その影響もありますが、何とも楽しくダイナミックで現代の常識を破りながら知恵を与えてくれるのがギリシャ神話です。神話を読みとく大切なポイントは神様の系図です。ギリシャ神話の神様は怒りの神、愛の神等と全て感情の神様です。ですから心理療法家には必読です。最初のカオスからゼウスが沢山の女性に沢山の子供を生ませますが、その世代までのお話を大切にして欲しいのです。現代の倫理道徳も大切ですがギリシャ神話から知恵を得たい場合は心を自由に出来る余裕が無いと素晴らしい知恵を見出だせません。浮気、殺人、騙し、策略を一々気にしていたら人類の宝物であるこの神話に隠された知恵を理解する事は不可能です。この神話を伸び伸びと楽しめる器、自由な心の持ち主である事が要求されます。ギリシャ神話を楽しめる人間がどうか試してみたらいかかでしよう。これからの時代は心が自由でないと生きていけません。:<知恵の源:153-5>:

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若者のエネルギー

2007年07月30日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
答えが知りたい、と意識すると、何となく見えてくる場合が普通ですが、その答えが何かイキイキしていない、すっきりしない、そんな或日、若い青年男女と同席しましたら、イキイキしたエネルギーが、そのテーマに関係なく、熱い希望と生命力が、自分の身体に自然に発生してきたのです。不思議な力でした。さて、年齢を経ると確かに知識、経験からの知恵が生まれてはきますが、若々しい答えではなく、老賢人の知恵?みたいな古っぽい答えにうんざりする事があります。若者のエネルギーは人類の宝だなあ、としみじみ思いました。大自然に触れるのも大切ですが、20代前後のあの爽やかな命に感謝しました。:<知恵の源:153-4>:

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同志の愛と優しさ

2007年07月29日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
生き甲斐支援活動を目的としたNPO法人を教え子達が立ち上げて数年を迎えます。身銭を切りながらの大活躍をしている人々を見ると涙が出ます。貴重なお金と時間を無償で提供しつつ<生き甲斐の心理学>講座を全国で展開しています。辛いこと、寂しい事、しかし、全員が自分で選んだ好きな道を歩いていますので、喜びも悲しみも同志の愛とやさしさが支えです。そんなNPO活動の中で、無言の愛と優しさを感じる時、私は何と素晴らしい同志に恵まれたことか、何と幸せ、と心からそう思い、感謝出来ます。一人は寂しいが、同じ志の道を歩む同志が存在する事で悔いのない人生を感じます。愛と優しさがあると知恵がどんどん集まります。愛のある所に知恵あり、憎しみある所に哀しみがいつもあるようです。<知恵の源:153-3>:

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明るく生き抜く知恵

2007年07月28日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
どんなに厳しい環境でも、いつも、明るく生き抜いている人がいます。また、どんなに恵まれた環境にいても、いつも暗く希望の無い人がいます。この違いは唯一つ、意識の上でも、深層の心の世界ででも<明るく生きたいという願望>が在るか、無いか、の違いです。新約聖書を読みますと、キリストが奇跡を起こす時、必ず確認している事があります。その確認とは、<ーーーして欲しいか?>と、願望があるか、どうかを確認しています。願望の無い人には奇跡は起こしていません。ギリシャ神話を見ると、どの神様も、善の願望、悪の願望、と願望だらけで、元気いっぱいで楽しく、生き抜く意欲はたいしたものです。<ーーがしたい>という意欲を大切にする必要があり、子供の頃、せっかく湧いた願望を大人が否定する環境で育つと、とかく、生きる喜びを知らない大人が誕生しています。もう大人であれば、先ずは、遠慮しないで、短い人世の事ですから、自分の意欲と願望を再点検しせめて意欲だけでも充実しましょう。:<知恵の源:153-2>:

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傾聴と受容から知恵が生まれる!

2007年07月27日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
厳しい現実を生き抜いていく知恵は<傾聴と受容>から生まれます。知恵の泉はどこにでもありますが、私自身が今日まで生き抜けた理由は、その答えは、自分の心の奥底に潜在していた答えが一番、ぴったりのものでした。当たり前の事です。他人に私の深層の真実は、わかりません。森羅万象という真実を否定すると真実が見えないように、耳を澄まして真実を見る修行をしないと、駄目みたいです。知恵は欲しいが努力は嫌い、これでは生き抜けません。努力する方向は<傾聴と受容>にあるようです。傾聴と受容とは、どんな事なのか、5回に分けて思索していきます。:<知恵の源:153-1>:

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魂を信じたら慈眼になった!

2007年07月26日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
眼差しには2種類あります。慈眼と邪眼です。動物は必ず人間の目を見て判断します。スコットランドの古い農家の玄関に、時々、白い豆とニンニクがぶるさがっています。邪眼の旅人が妊婦を見るとそのお腹の中の赤ちゃんが汚れる、という伝説を信じている場合に、その邪眼から発せられる汚れを吸い取ってくれるのが、白豆とニンニクだからです。<魂は愛そのもの、病む事もなく、老いる事もなく、永遠不変のもの>と信じると、嫌な相手の心と身体を見るのではなく、この美しい魂を見る努力をすると邪眼は消えています。そうすると相手は<おやー>と思うらしく、慈眼で見返してくれる事が増えてきます。憎しみからは決して幸せは生まれません。あなたの眼差しは慈眼ですか、邪眼ですか?:<博士論文:152-5>:

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何故、3つに分類するのか?

2007年07月25日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人間が好きになりたい場合に、先ずは大げさに<人類への関心>を深める必要があります。とても楽しい領域です。この関心を深める場合には、3つに分類して思索しないと、後で困ります。魂(宗教学)、心(心理学)、身体(医学)の3つです。この3つの学問分野で読む本はいずれも世界に共通した名作から入る必要があり、独断と偏見の小学者では駄目で、同じ学者といっても世界の一流学会で厳しい試練を受けている学者の本から愛読していかないと、私達は後で狭い人間になつてしまいます。人との出合いも大切ですが、最初の本との出合いは運命を変えてしまいます。この3つに分類してきちんと人間学を学ぶ必要があります。特に魂についての知識はオカルトを排除し、学問として勉強していきましょう。人を幸せにする魂論は<魂とは愛そのもの、永遠不変なもので病むこともなく、老いることもなく、臨終の後、身体から離脱していく知的生命体>。これを信じると嫌いな相手が原因で身体症状が出る現象も激減していきます。<博士論文:152-4>:

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オニャンコポンって何?

2007年07月24日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<オニャンコポン>はアフリカ・アカン族や一部のイボ族の神様の名前で、しかも<唯一の最も偉大なお方>の意味を持つ至高神の名前です。私のイギリスの研究室に居たN君が若い頃信じていた神様です。さて私は中学・高校時代は本当に人間が嫌いでした。理由は分かりませんが、とにかく嫌でたまりませんでした。それが今では、人間大好きです。大学生の頃から、色々の疑問を感じだしました。人類はいつ生まれたのだろう、人類は何故、男と女で成立しているのだろう、人類誕生のいつから愛が生まれ、神の概念が生まれ、どんな宗教が生まれたのだろう、人を愛したり、殺したり、戦争をするのは何故だろう、言語が何故違うのだろう、そんな興味が出だしたら、人間の美しい所が見えてきて、特に学問の世界も興味がありましたが、矛盾だらけの生身の男女の神秘が不思議でした。<女・男の矛盾>を感じるとその理由を探求したくなり気づいたら心理療法家になつていました。:<博士論文:152-3>:

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心の安定剤

2007年07月23日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<頭に来た>(ストレスの蓄積)と叫ぶ人が沢山います。直ぐ悪口を言い始めます(ストレス発散)。ほどほどの悪口ならストレスの蓄積を発散出来ますが、過剰発散(言い過ぎ)をすると<良心の呵責現象>から道徳的なストレスが蓄積しはじめます。頭に来る理由は二つあります。森羅万象の解釈が病的な場合と正常な場合です。病的な場合は、どんな場合でもすぐ頭にきますので、治療方法としては体験の解釈を健全にする以外、方法がありません。体験の解釈をどうするか、これも二つあります。明るい方へ解釈するか、暗い方へ解釈するか。同じ現象を見ても、どんな場合でも、暗い方へ解釈すつ人がいます。まずは明るい方へ解釈する喜びを体験すると、あまり頭に来なくなります。<博士論文:152-2>:

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博士論文

2007年07月22日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
賢い人は相手の長所を見つけ、愚かな人は相手の悪い所を見つける。これは古来から、どこの国ににも存在する言葉です。さて、愚かな人は、何故、長所より、悪い所を直ぐ見つけるのか、その理由を理論的に書いたら、博士号が貰える分野です。案外難しいのです。悪い所、と言っても、ある人には美しく見えたり、良く見えたりしていますので、そこをキチンと論文に書いていかなければなりません。人を悪く言う人の特徴は<人間嫌い>です。何故人間嫌いになるのか?人間が嫌いですと、決して幸福感が得られません。正直に生きれば人間嫌いになるかもしれません。今日から5回にわたり、人間が好きになる方法を思索していきます。:<博士論文:152-1>:

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<現実>の解釈に病理あり?

2007年07月21日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人は<同じ繰り返し>をする事で安定した生活を送る事が出来ます。その繰り返しが、良い場合もあれば、悪い場合もあります。どんなに良い治療をしても、また、再入院してくるーーー。何故でしょう?心理療法の重要な視点の一つに<アイデンテイテイーの統合に病的なゆらめきがある>と言う基準があります。つまり現実離れした考え方をしていると、うまく行かない、と言う事です。現実とは何でしょう?経済学、政治学、宗教学、文化、心理等、色々の視点から現実を解釈していきますが、ここでは身近な人同士の<好き、嫌い>の現実を考えてみましょう。あの人は嫌い、と思ったら最後、生涯嫌う人(私もそうです)が居ますが、それが人類の病理です(業とも言う)。あなたが嫌いな相手でも、あなたを好きな瞬間もあれば、嫌いな瞬間もあるのです。あなたが大嫌いでも、その人はあなたの事など考えずに幸せそうに温泉につかり詩を詠み人生を賛美しています。生涯同じ人を嫌い続ける所から人類の悲劇が生まれ、救いを求める宗教が生まれるのでしょう。この話は私の事です。<探求心:151-5>:

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探究心と愛

2007年07月20日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
愛の特色の一つに(もっと知りたい)と言う探究心があります。対象が学問でも恋人でも同じですが探究心に燃え上がっている人は幸せです。しかしこの世界にもバランスが必要で固執障害による身体症状が出るようでは困ります。探究するものが真善美の範囲を外れるとジギル氏とハイド氏のような異常者が出現してしまいます。さて大脳は不思議な特色があります。何か一つ幸せな部分があると全体が幸せであるかのように錯覚を与えてしまう特質です。一つの愛に満たされていると他の愛や探究心をブロックします。この特質を上手に利用すると短期間に(好きこそまのの上手なれ)の諺を具現化します。その道のベテランになりますと人生が益々開けてきます。愛する相手が異常者ではなく、真善美を愛する人でありますように:<探究心:151-4>:

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美を楽しむ

2007年07月19日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日常をいらいらした感情生活をしていると、免疫力が低下し健康を害しやすい体質になります。そのような厳しい現実を少しでも幸せにする方法の一つに(美しいもの)にうっとりし感動する時間を意識して作る方法があります。心は何故か美しいものに触れると努力しなくても幸福感に満たされます。美しいものに触れる秘訣は(美しいものを見たい、見たいと意識する事)。意識すると道端の小さな野草、すれ違う子供の笑顔、小鳥の鳴き声、好きな音楽や詩を口ずさみ、身近な友の小さな愛情を感じてきます。一番美しいものは自分の魂、魂は真善美の原型です。:<探究心:151-3>:

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探しても個性の美が無い人がいた?

2007年07月18日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<不幸だ>と嘆く人を観察すると欠落した哲学があります。どんな哲学が欠落しているか、と言いますと、人生の使命感、何の為に自分が生きているか、何をしたいか、が明確になっていません。治療の過程で、この人はどんな個性の美があるか、を必死で探すのですが、見つからない場合が多いのです。見つからない原因は、その人が自己実現への道を殆ど考えた事がない、と言う事実が判明しました。潜在能力を沢山所持しているのに、自分の道が何かを考えて居ないので能力を発露するチャンスが無かったのです。または、自分の事ばかり考えている人は、潜在能力が発揮できません。自分と人々の幸せをバランス良く考える人は自然と道が明確になり、潜在的な個性の美が実に美しく開花すます。自分の生き甲斐とは何だろう、と常に自問自答すると必ず答えが意識に上がります。:<探求心:151-2>:

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相手の個性の美を探すと、どうなるか?

2007年07月17日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
聞き上手な人は、とても幸せです。無理にそうしている訳ではなく、自然に聞き上手な人が居ます。その人は人々から尊敬され愛されます。心理学を勉強した訳でもなく、その人の人生哲学がいつのまにか、聞き上手にしているのです。人々は何故か、その人を信頼し、ことあるごとに相談に行きます。聞き上手の人々を観察してみると、色々ありますが、今回は、相手の個性の美をじーっと傾聴しながら、探し出す喜びを密かに楽しんでいる事例を思索してみます。この種の人は、人生の美しい部分を探求する熱意が非常に大きな人です。探求心が良い方向に発揮されている例ですが、悪い方向に発揮されると世の害毒ともなります。個性の美を健全に探し出す人々は世の宝物です。健全な探求心が何故生まれるのでしょうか?:<探求心:151-1>:

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