生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月30日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人は意識、無意識で自分が正しいと信じて生きています。ですから時々感じる寂しさとか愛の孤独感についても、その原因は自分には無い、社会のせい、人のせいにして生きています。また、そうしないと益々変になつていきますので、ある意味、今の解釈をよしとしないと生きていけません。しかし、どうしても切なくて哀しい時、心から自分を大事にしてくれる相談者がいればいいのですが、そんな人はあまり居ません。相談に行けばいくほど、益々、嫌な事態になるようです。癒してくれる人を持つ人は本当に幸せな人と言えるでしょう。そういう相手が居ない場合の解決方法はセルフカウンセリングの手法を覚える事しかありません。寂しさ、愛の孤独感はその人の生育史から捻出されてくる理想(こうありたい、こうあらねばならなし、というイメージ)と現実の解釈から生まれますので、先ずその理想のイメージの内容を現実吟味力で再点検します。次に現実の解釈が正しいかどうか、それも現実吟味力で再点検しますと、その二つの内容が少々、現実離れしていた、ど気づく場合もあります。理想を捨てるか、現実を100パーセント受け入れるか、その中間で納めていくか、この作業を月に一度の割合で行う事しか方法はありません。厳しい現実は変わりませんが、このセルフカウンセリングの手法に慣れ成功していくと、自分の力を信じ逞しく生き抜く勇気が出てきます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月29日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
親も子供も、それぞれ良かれと思って言葉のやりとりをしている内に甘えの構造から、ついつい喧嘩に発展していきます。一過性のものであれば根は浅いのですが大人の相談をしていて感じる事は案外、生涯にわたり子供時代の心の傷は深いようです。血の繋がる親子ならば、その場では生涯を支配するようなトラウマを自分達が与えているとは思わないようです。特に弱い立場にある子供は心の奥底で、全て自分が悪いと思うようです。とても哀れな立場の弱い子供ですが、案外、親は自分が与えれいる傷に気づいているような、気づいていないような話が沢山あります。親子の愛とは何でしょう。こうして大人になり生き甲斐の心理学を学んで、あ、あれが親のエゴなんだ、これが子供の甘えの構造なんだと気づきながら人間は成長していく。人類の繰り返し現象のようです。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分を大事にする方法を具体的に学習していない人が多いようです。例えば自分の魂を大事にしていない、自分の過去の記憶の内、思い出しても嫌な事例を解釈を変えないまま放置している、自分の心と身体を粗末にして暴飲暴食、睡眠不足の生活をしている、とまあこのように生活していくと、それが原因で現在の生活で類似事件に遭遇すると、大きな混乱感に苛まれだします。魂を大事にするという意味は愛、友情、親切心を何よりも優先して生活すること。愛の孤独が心の病の大半の原因。魂の本質は愛だからです。愛が不足すると魂は警告を出すようです。過去の嫌な思い出を解釈を変えて良い思い出にしておかないと類似事件に遭遇した時、同じ混乱感に苛まれます。身体を大事にしないと胃をやられ自律神経を疲労させ益々明るい感情が消滅し暗い気分が横行しだします。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月27日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
生き甲斐の心理学の世界では愛の定義は哲学、社会学等の世界での定義と少々違います。カントやヘーゲル、ショーペンハウエル等が愛について定義していますが、その愛を患者さんに説明しても心の病は回復しないことが大半です。患者さんがセラピストから大事にされているなあ、と感じないものは愛ではないのです。愛の孤独に苦しみ発病した患者さんに必要なものは患者さんがセラピストに大事にされているなあ、と感じたものが愛なのです。暫くこの領域について思索していきます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月26日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
裏切られる事は誰でも恐ろしいし嫌ですが、信じる力を修行して獲得していくと、そこに大きな幸福が存在している事にはたと気づく事があります。信じる力は自然に備わっているものではありますが人生の裏切りや挫折、心の病が原因で、そうならざるを得ない体験から、信じる力に欠落していく場合も多々あります。勇気があれば、何度裏切られても逞しくまた挑戦出来る力が生まれてきます。パウロのキリストを裏切る話は有名ですが有名なダビンチの最後の晩餐に見る12使徒の人生を想うと信じる力の強烈なエネルギーを驚きをもつて理解出来ます。名画、音楽を通してどれほど人間の愛と信頼の関係が美しく描かれていることか!愛と祈りと信頼は本当に人類の宝物です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
喧嘩をして恋人と別れても、ふと相手を信じ直すとまた愛が見えてくる事があります。疑うと愛が見えなくなりますが信じるとまた見えてくるのが面白い現象です。この信じる力がある人は、どんな危険がきても幸せですが疑い深い人にはいつまでも愛は見えてきません。信じると見えてくる世界を認識出来た人間は益々元気に幸せになれます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
苦労して、修行して、何とか心理療法のあこがれの境地「自己肯定、他者肯定の思想」に近づく努力をしているわけですが、恋人達は愛してしまえば、もう自然に「自己肯定、他者肯定の思想」を持てるのです。あこがれの結婚をすると豹変していく哀しい話も沢山ありますが、今は、そう言う事でなく、愛しあってしまうと自然に互いを受け入れていく精神分析の話をしようとしています。人間の青春の或時期にこの貴重な体験をしておくと心理療法の勉強も理解しやすくなります。この愛の世界は神との間にも展開していきますが、この人生体験が案外、基本となつていますので、愛の原型について思索しておく必要もあります。恋人間ばかりでなく幼児時代の両親や兄弟との間の愛の姿が一番重要視されています。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月23日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
愛しあうと相手を知りたくなります。遠慮がちに少しばかり語ってくれる恋人の人生に眼を輝かして聴き入ります。退屈だった日々が突然、新鮮に輝きだします。無条件に受け入れ批判しません。生育史と身体を何よりも尊重し大事にします。こうなれば人間の心から一切の不安感は消滅して平安感が羽ばたきます。ストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、欝、錯乱の5つ)は見事に吸収され、それに替わり幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)はいやましに満たされます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人間とは何か、という哲学が明確でないと今回の首題は理解出来ないでしょう。人間とは魂と身体で構成されています。「魂は愛そのもの、永遠普遍のもの、病むこともなく、老いることもない、臨終とともに身体から離脱していく知的生命体である」という哲学を信じる人には説明は要りません。愛してしまうとあとは自動的に動き出します。ただ人間は動物と違い魂が身体に優先して創造されていますので生物としての原理と魂の原理が時々葛藤するようです。暫くこの領域を思索していきます。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月21日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
三才くらいまでの性格の原型は生涯影響を与える、というエリクソンの原則を軽蔑しないで、そんなものかなあ、程度に理解しておくと、却って自分の人生を素敵に創造していくことが出来ます。下記の命題9は難解ですが、一度形成された性格は、それに上乗せされていく傾向があり、意識化しておくと、嫌な性格を修正出来たり、無視したり、これからの自分の人生で無駄なストレスを蓄積しないようにしつつ生き抜く事が出来ます。一度出来た小さな核を消す事は不可能なので、その傾向さえ意識化しておけば、いくらでも自分の好きな性格を形成していくことは可能なのです。自分の生活環境は避ける事が難しく、過去を否定することなく、将来に向けての夢を育てていく楽しみを真剣に営んでいれば、人生、沢山の道があります。生きる喜びを最優先しつつ、かつ、その生きる喜びが程度の低いものではなく、真善美に適う道(自己肯定、他者肯定)を自分なりに見つけていく必要があります。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人により相当違いますが、たまたまお会いした相手が気になり熟睡出来な事があります。心地悪い言葉をどんどんぶつけられたので、なんとなく気になり熟睡を妨げれれるのです。今日の自分の心の有り様で、どんな言葉も気にならずに熟睡出来る日もありますが、理由は分からないのですが、眠れないのです。なにが自分をストレスに追い込むのか、その理由が明確になればスッキリしますが、理由が分からない混乱をもたらす人が時々現れます。結論は多分、相手は「自己愛パースナリテイ障害」のタイプであろう、と推察し、次にお会いした時、検証していくと、ほぼ間違いなくそのタイプでした。8つの特長があるのですが、最初はあたかも私に好意をもっているような雰囲気で会話が進むのですが気づくといつのまにか利用されていた事に気づきます。そのまま相手のペースに乗っている時は機嫌がいいのですが、少しでもこちらの意見を言うと何故か不機嫌になったり怒り出す雰囲気になります。あれ、何故だろう、と考えていると、もう今までの暖かい雰囲気は再現出来ない状態になつているのです。この流れが非常に微妙なので相手が「自己愛パースナリテイ障害」という心の病気を所持している現実に気づかない人はいつも哀しい日々を送る羽目になります。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月19日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
もし魂を否定すると生活がどう変化するのでしょうか?祖先の墓詣り、友人の葬儀、日々の神秘現象の解釈、哲学や宗教の学問、全てが崩壊していきます。曖昧な世界が冷たい無意味な世界として処理されていきます。つかみどころのない世界や現象が全部否定されます。このようにあいまいな世界、未知な領域の存在には無限の楽しみが存在し挑戦の喜びが生まれてくるものです。完全に魂を否定する人にこそ精神的な問題が潜在しています。このように人類誕生から存在している魂について敬意を持ちながら生きていきましょう。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月18日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
私は、じめじめしていて明るくない相手には人はあまり心を開きたくありません。余りにも明るすぎる人にも警戒します。ほどほどにしっとりしていて明るい感じの人、話をして希望が持てそうな人等、自分の心を開ける相手は一概に定義出来ません。平素尊敬している同じ人物でも事と場合、状況により今回はあの人へ、と変化していきます。さて相談する相手を選択するのは自由ですが、相手を決めるのが下手というか知恵の無い人が沢山います。専門家がいいとは言えませんが、やはり相手を選ぶ時は、そうとう知恵を働かせないと失望するだけです。基本は「自己肯定、他者肯定」のタイプが大事です。自己肯定他者否定、自己否定他者肯定、自己否定他者否定のタイプは相談相手には相応しくありません。
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自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答

2023年06月17日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
語学もままならない状態で外国語で勉強していく、その孤独感とかわびしさは格別です。段々と心が暗くなっていく自分を感じます。そんな折、恩師がふと立ち止まり優しいい眼差しでじーっと私を見つめた後に<君は自分の魂、生育史、身体を大事にしているかね>と質問された私は、なんとも言えない暖かさをシカゴで感じました。その折の恩師の眼差しはまさに慈眼でした。慈しみの眼差しは本当の愛情を伝達してくれます。以来、私はどんなに寂しくても学問に打ち込む勇気が湧いてきました。魂の研究とは比較宗教学の研究分野で色々の宗教が魂をどう理解してきたか、生育史の研究とは自分の過去をどう解釈している患者さんか、身体の研究とは基礎医学の研究のことです。
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