生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自

2019年04月30日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
一人で沈黙を楽しむのが良い場合、二人で沈黙を楽しむ方がより人生の味を深めてくれる場合、色々です。絵画、音楽の鑑賞を一人でしたいか、二人でしたいか、この区別を意識して楽しむ事が生き甲斐の人生探索では非常に重要です。沈黙が何とも言えない<静寂の美>を体験してしまうと、人は沈黙が恐怖でなくなります。言葉は虚しく、騒音に近い感覚になります。親子、親友、知人、恋人、仕事の関係者、いずれの場合も同じです。この静寂の美意識、感覚は非常に神秘的で、奥の深い喜びを人に与えます。この静寂の美を一度味わうと二人の関係は益々美しいものに成長していきます。美しい音楽も詩も小説も静寂の中でこそ一段と輝きを増します。一度意識して静寂の美しさを味わってみましょう。

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自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自

2019年04月29日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
<私とあなた>の関係の中で、無言が暫く続くと怖がる人が居ます。二人が沈黙していたとしても、幸せな二人もいます。この違いはどこから来るのでしょうか?同じ沈黙でも、人間嫌いな人の場合と人間好きの人の場合は、どこが違うかと言うと<眼差し>が違います。人間嫌いは何となく邪眼、人間好きは何となく慈眼なので、同じ沈黙でも居心地は相当違ってきます。暫く沈黙について思索します。沈黙は金なり、沈黙は恐怖なり、この沈黙の意味をきちんと考えていないと、人生の途上で困り事が沢山あります。


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自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自

2019年04月28日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
日本人の心の原型とも言うべき感覚に<ケガレ>の思想があります。七五三等で神社でお祓いをしてもらうと、何となく清らかな気分になります。この習慣・文化はとても大切な精神衛生をもたらしてくれます。深刻な心の奥底にある自分の<ケガレ>を払拭する最高の方法は一人静かに森に座したり、部屋に座して、神仏に許して下さい、と祈った後、神仏は必ず許してくれると信じる、その信じる力が重要なようです。ローマン・カトリツクでの最大の罪は<許してくれる神様の愛を疑うこと>です。このように気楽に神仏の愛を信じることも悔いのない人生を明るくさわやかに生き抜く知恵の一つです。

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2019年04月27日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自殺者または自己否定者が何故、激増しているのでしょうか?色々理由が述べられていますが、第一原因は日常生活での第一不安感をどう取り扱っていいか、または、心理療法的に、どう対処していいか、わからない人々が激増しているからです。第一不安感(理想と現実のギャップ)が原因ですが、どう生きるべきか、と言う<理想>がつかめないのも大きな原因です。その答え(生き抜く喜びを得る方法)は既に心の中に存在していますが、なぜか、それが見えません。見えなくしているのが日常生活でのストレスです。ストレスとけがれの想いの、すぐ裏側に美しい個性と生きる喜びが潜んでいます。それを見つけ出す手法がこの生き甲斐の心理学の諸原理です。
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2019年04月26日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
<考え方>は汚れる可能性がありますが<心と身体が病気になる事はあっても>決して汚れた存在ではありません。これが真実です。しかし<汚れている私>を消し去りたいと願う人も存在しています。<汚れた>と信じたように、別な信じ方もあります。人は魂、心、身体で構成されていますが、<魂は病むことのなく老いることもなく、永遠不変のもので、愛そのもの、清潔で美しいもの、臨終とともに身体から離脱する知的生命体>という古来からの哲学を信じてみましょう。信じて見えてくる世界、信じて見えなくなる世界、自分は今、何を信じ、見ているのかを再点検しつつ人間の美しいものを、あえて探し出す努力をしつつ生き抜いていきましょう。汚いものは努力しなくてもて見えてきます。
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2019年04月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分は汚れた人間だからと自殺していく人の心理療法のポイントを解説してみます。心理療法で<汚いことですよ>と断言する内容は、その患者さんの<思考:考え方>については断固として話します。騙して<彼女を、地位を、お金を、名誉を>手に入れる、嘘を言って、人間の道を踏み外してでも願望を果たそうとする、そんな方策、思索を<汚いもの>と断言します。しかし心全部が汚いとか、身体が汚い、と考えることは非常に人間を冒とくするものです。<考え方>が汚いのです。考え方はいつでも反省できるし改めることも出来ます。心そのもの、身体そのものは決して汚れていません。

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2019年04月24日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
古来から日本文化は意外と<汚れ>と<きよめ>を大事にしているせいか、若い男女が現代でも、自分は汚れた、汚されたと絶望して自殺する事例があります。今回から数回にわたり、この愛とけがれの治療について解説していきます。結論から言いますと、身体や心は病気になる事はあっても汚されることはありません。けがれときよめの観念論は大切ですが、この愛の領域での汚れの問題を心理療法ではどう解決しているかを解説していきます。
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2019年04月23日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
辛い話ですが、残された人生を幸せに生き抜く為に書いてみます。還暦を過ぎてまだ心底<日々がありがたいなあ>と感じていない人には自己愛パースナリテイー障害的な欠落がありそうです。今までの成育史を静かに黙想しつつ臨終にむけての修行をしないと息を引き取るときに見苦しい死に方をしそうです。末期癌患者でも恨みつらみで死ぬ人、生きていた喜びを感謝して死ぬ人、残された人々を思いやる余裕のある死に方、色々です。考え方(アイデンティティーの統合)、感じ方(防衛機制のあり方)を日々6割は感謝の心、残りの4割はそれぞれの個性ある感情生活で還暦以降を生きたいものです。
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2019年04月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人生の悩みと戦う場合の共通点は<自信喪失状態>なのは当然です。独断と偏見であろうが、堂々と戦う時は自信満々でなければ戦いはできません。自信から傲慢に移行してしまうと、自然治癒力は働いてはいますが、気がついた時は身体症状が超過労気味です。かたや自信が無い時は益々病気が深まります。自信喪失の場合は自然治癒力をもう一度意識し知覚して義務感よりも<何がしたいか?>をキチンと意識し知覚しながら、改めて自分に正直に生き抜く決意をすると、心と身体がイキイキしてきます。嘘偽りの生活は自然治癒力は働きません。

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2019年04月21日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
政治家に、弁護士に、主婦として子育てに生きたい、と人々はそれなりに希望して生きています。何となく人生が虚しくなり、これでいいのか、と悩む時、初めて真面目に生き甲斐を思索します。どう生きたいか、それが分らなくなったときの解決方法は一人静かに部屋に座り、または森の散歩をしながら、自分に正直に、見栄、挫折感、劣等感を捨て去り、あるがままの自然体を保持する努力をすると、必ず心の奥底に、湧いてくるものがあります。<---がしたい>、この倫理道徳を超越した<---がしたい>という貴重な意欲こそが私を支え、天が私たちにささやく天命です。素直にそれに従って生きていきましょう。自分に正直に生きないと悔いを残します。
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2019年04月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
<意識と発する言葉>が<本心>と相当違うと人間は何となく病んでいきます。心理療法で大切にしている<アイデンティティーの統合>という概念は、どんな思想でもいいから、自分なりの考え方を整理統合して生きていけば心の病にはなりません、あれも、これもと錯乱的に追い求めると、変な心の状態になります。正直に本音で生き抜くと、それに協賛してくれる良き友人が何となく周囲に集まりだします。ただし<本音>と<真善美>を常に重ねる修行をしないと、本音を暴露するのを恐れる小心者、うそつき、誠実性の無い人間になっていくようです。本音に生きようとする場合、どうしても「真善美とは何か?」を平素勉強したり、思索していきませんと、幸福な道には到達できないようです。そこが人生の難しいところ、かつ、やりがいのある人生になるようです。
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2019年04月19日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自然治癒力、とかホメオスターシスと言う言葉があります。心と身体が病になつても自然に治癒する力があり、その力を補う意味で薬理学が発達しました。私たちは、この自然治癒力をさらに助長出来る力をもつています。それが生き甲斐の心理学で言うリラクゼーションと幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)の持つ力です。日々ストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱)を感じて生きていますが、出来るだけこの明るい感情の領域である幸福曲線で生き抜けるよう、数回にわたり思索していきます。
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2019年04月18日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
人の欠点はどんな知恵の無い人でも、すぐ見つけますが、相手の個性の美を見つけるには、こちら側に相当の知恵と広い心が要求されます。さてここで問題なのが<欠点>という解釈の領域です。人は、ほぼ間違いなく<私とあなた>の関係性に於いて、自分にとつて具合の悪いものを<欠点>と断定しています。親から見た子供の欠点が一例です。自分の4番目の子が<変人>に見えたものの、個性の美と解釈したAさんは、そのまま暖かく見守り育てました。その子は今、某音楽大学の教授です。個性の美なのか、変人なのか、慎重さが要求されるところです。
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2019年04月17日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
両親から与えられた身体ですが、親が嫌いなために、自分の身体までも嫌う人々がいます。更に悪い事には自分の才能、よさ、美しさすら否定している人々を見ると私は何故か、涙が出てしまいます。残念無念、こんなに良い所を山ほどあるのになあ、と悔しくてたまりません。人間、厳しい人生を生き抜くためには、相当の<信念、くせ、思い込み、こだわり、気に入った習慣等>が必要なのですが、一度思い込んだ<自己否定フィルター>を消すには<自由で何物にもとらわれない喜び>を五感と体感で体得する必要があります。私の著書<生き甲斐の心理学>を学習して欲しいのです。このテキストは第1章から11章あり、愛の孤独感、心理療法の基本、病理論、傾聴方法、ストレス対応方法、心をのびのびさせながら生き抜く方法などが世界の学会レベルの内容で書かれています。生涯の愛読書として十分再読できる本です。
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自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自

2019年04月16日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
心理療法の過程で<愛って何だろう、どんな姿が愛なんだろう?>と大勢の人々から問われます。この問題は大問題です。世界の心理療法の学会、特に欧米の学会でのほぼ合意された結論は、旧約聖書の<雅歌>の世界を患者さんに愛読させながら<愛の治療>を進めます。この雅歌を思索しつつ、愛とは何かを総合的に考えさせていく過程の中から、それなりの愛のイメージを確立させ、それを中心に愛の価値観を身につけさせ、男女の間の愛の問題、神仏と人類の間の愛の問題を思索させ、愛の孤独感の意味を考え、安心して愛に生きていけるように努力しています。一度真剣にお読み下さい。
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