生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

英語の苦手の高校生

2010年12月31日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
身近に高校時代、英語が苦手だったのに外交官をしていたり同時通訳をしている人もいます。私もそうでしたが20代から50代まで英語が武器でした。人生は面白いもので、その時々苦手だ、と思っても、必要に迫られると何でもこなしていく能力があるようです。心理療法という仕事を通して人間を観察すると、その時々の感情や想いは大事ではありますが、どんどん変化していくのが人間なので、挫折感も生涯背負う挫折感なんて一つもありません。挫折したという記憶は生涯消せませんが、それに捕らわれるのは馬鹿馬鹿しいので、好きか嫌いか、という貴重な感覚を大事にしつつ、現在、興味があれば楽しんで突き進んでいる内に外交官になったり英語で仕事をしている自分に驚くようです。一番大きな障害は<なになにが苦手だ>と思う事のようです。<挫折体験は人生の宝物:363-3>:

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二種類の挫折感jを大事にしよう!

2010年12月30日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
健康な挫折感と病的な挫折感があります。挫折感をこれからの人生に活かそうと考えられる人が健康な人、挫折感を生涯背負い負け犬のように思う<as if person>タイプが問題のタイプです。as if person,という専門用語ですが<あたかも、なになにかのように>と思いこむ事を意味しています。現実吟味力があれば、あたかも、なになにかのように、とは思いません。現実を受け入れ事実を認め理想と現実を識別していれば、この病理現象に陥ることはありません。人間だれでもこの傾向があるので厳しい人生を生き抜いていかれます。私も時々この病理に気づきますが、この傾向は神様からのプレゼントでもあるようですので、この傾向が人間には存在しているんだ、と意識化していればよいようです。意識化していれば、そんなに大きな過ちには走りません。:<挫折体験は人生の宝物:363-2>:

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挫折体験は人生の宝物!

2010年12月29日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
他者からみれば挫折ではない、と見えても、本人が挫折だ、と思えばその通りの人生体験です。その人を他者が愛しても、愛だと解釈してもらえなければ、愛ではないようです。ここが心理療法家の腕の見せ所のようです。挫折と愛の関係で悩む患者さんは沢山います。愛する人に裏切られたと人生に挫折感を覚え不幸な自分を嘆きながら生きている人々を見ると、あーあ、残念だなあ、と悔しい想いがします。何が挫折、何が成功、このあたりの微妙な領域を思索していきます。:<挫折体験は人生の宝物:363-1>:

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祈りの効果

2010年12月28日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
信仰が無くても手を合わせて祈る知人が沢山います。ご飯をいただく時も手を合わせて今から頂く魚、豚、牛、野菜の生命に感謝しているのです。中にはお茶碗や水にさえ手を合わせて感謝している人もいますが、いづれも幸せな気分になるどうです。中には<聖霊様に感謝>と風邪をひいて、うんうん熱でうなされている時でも、祈る人もいますが、そうすると何となく、色々の気づきが生まれるようです。大自然の前にいつも頭を垂れて謙遜に生きようとすると天はそーっと知恵を与えて下さるのでしょう。<自分の人生:362-5>:

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太極拳と心理療法

2010年12月27日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
太極拳を始めたのが今から40年ほど前ですが、それも大学病院での過労を何とか神経的に癒す方法はないものか、と真剣に探していました。柔道や合気道、居合抜きもしていましたが、疲労は益々蓄積されるばかりでした。看護師さんの紹介で本郷の道場に通いだし、そこで太極拳を学び出します。碌に覚えていないのにさっそく患者さんと共に演舞開始すると、何と私ばかりでなく入院患者さんがどんどん元気になるのです。驚きました。しかしその内、上手下手に固執しる患者さんの症状は悪くなるのに気付きます。上手下手に固執しない患者さんは退院していくくらい効果があったのです。太極拳は説が色々ありますが、数千年前、仙人がもう少し長生きしたいが、どんな健康法があるのかなあ、と思索され誕生された説が私は一番気に入っています。さもありなん、という体感が私自身にあるからです。24式を覚えるのに人により違いますが、週に一度道場に通っても、人前で一人で演舞するのに約1年はかかりますが、楽しんで仲間と努力すれば早い人で6ヶ月もあれば一通り覚えられます。一人で演舞出来るようになると森の中、神社の境内、山の上、海のほとりで演舞すると大自然の英気が体に入りだす快感を知る事が出来ます。部屋で演舞すると、どんな憂鬱の事も直ぐ解消出来ます。:<自分の人生:362-4>:

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感情を吐露すると人は健康になる!

2010年12月26日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
フォーカシングという手法をあたかも世界の宝かのように自慢する西洋の学者がいますが、ふーん、と私は思います。この手法は素晴らしいものですが、原理は和歌と同じように自分の想いを素直に吐露すると人間はすっきりしていきます。フォーカシングの原理を学びながら和歌を楽しむと、その効果は倍加するでしょう。さて人間は蓄積した感情のエネルギーの処置を間違えると心と身体の病気になります。特に感情の抑圧は非常に恐ろしく,ヤカンの蒸気のように小さな穴から少しづつ外に流しておかないと、いつか大爆発をしてしまいます。感情の抑圧とはどんな事なのか、知らない人は不幸です。晩年のボケ、痴呆は若いころの感情の抑圧が下手な場合、発症しやすいと言われています。周囲の人々に感情の転移、投影をしていくと、周囲の人は、あの人はいつも八つ当たりをしている厭な人だ、と解釈して、その人を疎外していきます。そうするとその人は益々孤独感にさいなまれ孤独感を抑圧していきます。色々の感情を抑圧していき、病気になるのです。八つ当たりしないで感情の抑圧を静かに解消してくれる最高の手法が太極拳です。:<<自分の人生:362-3>:

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万葉集から学ぼう!

2010年12月25日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
私は若い頃から西洋の文明に憧れ首を少々突っ込みすぎた反省をしています。それぞれの人生の流れからその勉強は感謝してはいますが今、改めて奈良時代について楽しみながら勉強をしています。万葉集や日本書紀、古事記はとても面白く、特に汚れと禊の思想は現代の心理療法の仕事には欠かせません。自分は汚れてしまい生きていてもしょうがないと高校生が言うのです。汚れの意味を聴いていくと私から見たら何と美しい人生だろう、と感動することすらあるのです。本人は汚れ切った自分に嫌悪感を感じて自殺したいと思っているのに私は何と美しい人生体験をしているのだろう、と青春に乾杯しているのです。この違いは知識、経験、人生観から生まれてきますが、どの年代でも人生観は確立出来ます。青春時代の人生観は生涯を支配すますので何が悪で何が善か、その識別を大人がキチンと教えていかないと青春時代を送る若者が可愛そうです。万葉集を生みだした奈良時代は日本人のアイデンティティーを形成した重要な時代なのでこの汚れと禊の思想は非常に重要です。万葉の時代の人々は和歌を表現、吐露することでストレス曲線を上手に解消していますが現代ではフォーカシングという方法で解消しているのですがこのフォーカシングは和歌と同じ理論です。
:<自分の人生:362-2>:

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自分の人生を思索する方法

2010年12月24日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
何故か人生をもう一度生き直せるとすれば、青春時代ではなくて、今の状態を永遠に生きたいなあ、と思う事があります。今が一番幸せだからでしょう。今から思うとぞーっとする場面が沢山あり、よこぞあのような危険を乗り越えたなあ、と思うからでしょう。愛と感謝との日々はこの世の天国です。自分の人生について知人のイメージを聴いてみると、もう人生はいいよ、という人の話を聞くと何となく理解は出来ますが寂しい心境になりますが、人生は色々あったが本当に良かったと語る人にはほっとした幸せを感じます。自分の人生を思索する場合、どんな視点で考えたらいいのでしょう。そのあたりを少々学問的に考えていきます。日本人の原型について主に思索してみましょう。:<自分の人生:362-1>:

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混乱感を意識すると救われる!

2010年12月23日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
自分は今、混乱しているなあ、と意識化出来る人は幸せです。殆どの人は<混乱感>を意識出来ないのです。取り乱す自分を知るのは嫌いだからです。見たくない自分を見る事ほど、辛いし、惨めです。慌てふためいている人を見ると人は何故か喜びます。口にはしませんが、内心、笑いながら自分が安定している事実を知り安心するからです。優越感に浸れますし、悠然として反省出来るからです。しかし自分の混乱感となると案外、その処置を誤ります。何故混乱しているか、その真実を見抜く知恵が人には無いのです。つまり混乱感の一番の要素は<アイデンティティーの統合が健全か、病的か>という自己分析に触れてくるからです。この自己分析を完璧にするには(1)自分は何の為に生きているか(2)自分の生き甲斐は何か(3)自分は自分の魂、身体、成育史を大事にしているか、この3つをキチンと分析し結論を出しておかないと本当のアイデンティティーの統合は得られません。人によっては人生をとして探究していますし、そう簡単に得られるものでなありません。ですから混乱感を感じたくないし、あえて意識化しないようにして生きていたほうが安定するからです。混乱感を恐れずに意識化するにはキチンと処理方法を勉強したうえで対処していきましょう。それが生き甲斐の心理学の楽しい処です。<混乱感:361-5>:

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神秘的な世界への興味

2010年12月22日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
高校時代はひたすら柔道をしていましたが、また、ドイツ人の神父さんとの交流からこの宇宙の神秘的な世界も知りました。青春時代って新しい世界に触れると物凄く興奮するものです。ゲーテの詩、シェークスピアの世界、哲学の世界を真剣に語るあのドイツの神父さんとは、その後もブラジルでお会いしたり大変お世話になりました。人との出会いが無ければ、このような世界を生涯、知らなかったかもしれません。その道のベテランと会うと、どうしてこのような世界が開けるのでしょう!人との出会いを大事にする習慣が青春時代に確立されたのは私にとり幸せでした。:<混乱感:361-4>:

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夢中になっていたもの!

2010年12月21日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
何の為に生きていくのだろう、という課題が中高時代の私の心を占めていました。演劇をしたり柔道を練習したりするかたわらドイツの神父さんから教理の勉強も教えていただきました。特にカトリツクの勉強は非常に面白く興味もありドイツ人の気質に反抗を覚えながらも引き付けられていったようです。柔道の試合は楽しくてたまりませんでした。青春時代の何かに打ち込んでいくあのエネルギーは強烈でした。青春の生命力の逞しさを今だからこそ分かります。青春時代の無謀な冒険心は人生の宝物かもしれません。打ち込んでいる時には混乱感もなく迷いもない、何とすがすがしい精神でしょう。この明るく清々しい情熱の思い出が今の私に大きな安定感を与えてくれています。<混乱感:361-3>:

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混乱感の原因と仕組み

2010年12月20日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
<自分に対して忠実>とは、どういう意味でしょう?私の問題なのか相手の問題なのか、自分の理想なのか、現実なのか、そのあたりの理解度、識別度が明確でない人は、いつも混乱している感じを人に与えます。人は知識もなく経験も不足していても、いつも堂々として生きていけます。博士号をもつほどの専門知識があっても、その専門性の中でも、慌てふためくタイプの人、劣等感が強い人、落ち着きのない人もいます。混乱感の強い人の特徴はアイデンティティー(自分独自の考え方)がはっきりしない、そんな自分を信じられない人が多いのです。現実吟味力があれば無謀な冒険はしませんし身分不相応な決断もしません。夢は夢として大事にしてはいますが身の丈に合った思考、行動を着実にこなしていき、その夢を実現させます。自分の実力を明確に把握しています。<混乱感:361-2>:

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青春期の混乱感

2010年12月19日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
一度しかない人生だ、と思うと心は何となく引き締まってきます。大人となり色々の体験を蓄積した現在でも<混乱感、考え方の整合性、自分への忠実度>の傾向は青春時代の苦々しい体験とその思い出が根の部分にしっかりと住み着いていて、もう、恐れるものが無いのに、と青春時代の恐れ、不安を今でも、ひきづっている自分がおかしくなります。例えば不良少年に道端で出会いますと、当時の少年時代に感じた厭な恐怖を感じ身がまえます。武道を多少身につけ、その道の豊富な喧嘩の体験もあり、職業柄、裁判にも慣れ、もうそんなに恐れなくてもよい知恵も少しあるのに、大脳で感じた当時の恐怖感がいまでもよぎります。混乱感の原型、自分への忠実さの原型、アイデンティティの在り方について暫く思索していきます。この青春の原型が今でも支配している原理をしると人生が楽になります。<混乱感:361-1>:

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戦艦陸奥の士官食堂かなあ?

2010年12月18日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
いつのころか分かりませんが母に連れられ軍艦を訪問した事があります。戦争はいまだ始っていない頃です。周囲には海軍士官が数名いて礼儀正しく会話をしながら食事をしている場面を思い出します。子供心に何と礼儀正しい士官さんなんだろう、将来はあのようになりたい、と思いました。日本の大学生の頃、姉に聞くと、あ、あれは母が寂しがり呉の軍港にあなただけを連れて訪問したのよ、と教えられ兄があれはおやじが陸奥の副長をしていた頃、お前だけを連れて母が行ったんだ、と皮肉をこめて教えてくれました。そうか、あれが陸奥だったのか、と懐かしく写真を見て感動しています。<少年少女時代の夢:360-5>:

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高射砲陣地のシェパードの子犬

2010年12月17日 | 第9章:人は何故、心を病むのか
近所の悪ガキと近所の山の上に登って行ったらいきなり兵隊さんに首ねっこをつかまれ、高射砲のそばで座らされました。名前と住所を聞かれ、その内にジープで葉山警察署に引き渡され親に引き取られました。後で判明したのですが、そこは陸軍の高射砲陣地だったようです。ここからが思い出話なのですが、また、その悪ガキと堂々とその陣地の正門を訪ね、過日は失礼いたしました、とお詫びに出かけたのです。門番の兵隊さんが連絡したらしく少し偉そうな将校が現れ食堂でアイスクリームをごちそうしてくれました。さらに軍用犬のシェパードが生むはずがないのに沢山子犬が産まれたので家のお土産であげよう、と言われ数匹の子犬を悪ガキがお土産に家の持ち帰りました。その晩、親に説教され翌日、泣き泣き子犬を返しにまた、陣地に出かける羽目になりました。哀し思い出です。<少年少女時代の夢:360-4>:

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