生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

愛の方程式

2007年06月30日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
比較宗教学で魂に関連する考え方を私が、勝手に分かりやすく表現した方程式があります。この方程式のおかげで、どれだけ沢山の人々が生き甲斐を感じて下さった事か!今回はこの式を敢えて<愛の方程式>と呼んで解説してみます。愛と良心の呵責で苦しむ人々に役立つ方程式です。A=B(X+Y)。Aは生きている人間そのもの、Bは死んで身体から離脱する魂、Xは生きている時のその人の心・考え方、Yは遺伝的な、生物学的な身体の事です。良心の呵責は3種類ある事が分かります。つまりBから生まれてくる呵責、Xから生まれるもの、Yから生まれるもの。ですから良心の呵責を感じた時、この3つのどこから生まれてくるかを思索し、全人格的に自分は駄目、と思わないで下さい。明日もう少し詳しく解説します。<愛と良心:147-4>:

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<嫌いな人>を<好き>と言う罪深さ

2007年06月29日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人は幼稚園の頃から死んでいくまで、本当は嫌いなのに、好きだよ、と言いながら人生を送ります。その理由はもし、あからさまに嫌いだ、と言えば、片想いをして自分を愛してくれている人を深く傷つけるのを知っているからです。人は勝手に好きになったり嫌いになったりする姿を子供の頃から熟知しているからです。一概に嫌いなのに好きと言う事が罪深いと考えてはいけません。嫌いなのに好きと言ったばかりに相手の運命が激変したりするとノイローゼになり入院してくる人も沢山います。人間の優しさが織りなすこの愛憎模様をどう処理すべきでしょうか?<愛と良心:147-3>:

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<愛は訓練>って本当?

2007年06月28日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
愛せない、と悩み、愛されなくなった、と悩む人生。確かにその通りかもしれませんが、ちょっと待てよ、と余裕を持つ必要があるようです。<思いこみ>が人生の敵。<体験の解釈>をし直す知恵があれば、その悩みは半減します。とっかかりは傾聴方法ですが、傾聴が上手になる為には、一度、自分の心構えを6つの点から反省する必要があります。無防備、共感性、受容性、間、理解力、熱意の6つです。<愛せない><愛されていない>悩みを感じたら<体験の解釈><傾聴方法>を冷静に考え直すと<愛している自分><愛されている自分>を五感と体感で意識出来ます。この精神作用を<愛の訓練>と心理学では定義しています。:<愛と良心:147-2>:

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愛と良心のバランスは?

2007年06月27日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
思考、感情、行動を健全にバランスを取りながら生き抜く事は理想ですが、人生、そんな訳にはいきません。動物の自然保護運動をしている人が、このバランスを崩してノイローゼになり牛、豚、魚の肉を食べるのに良心の呵責を感じて入院してきました。このように地球で生き抜く為には命は他の命を食べないと生き抜けないシステムになつています。このように人々が愛し合って生き抜く場合も、どの程度愛と良心のバランスを考えるのが健全なのか、その辺りを思索していきます。愛と良心のバランスは人類の永遠の課題です。:<愛と良心:147-1>:

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傾聴と共感と自然体の関係

2007年06月26日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日常生活から<虚しい仮面>をすっかり捨て去り、自然体で生きよう、と決意すると、面白い現象が生まれてきます。自然体(自分に正直に、気取ることなく、評価をおそれず)の決意をすると、気分が楽々します。あるがままの自分でしか、生きようがない、と決意する事は素晴らしい事です。そんな生き方を周囲の人々は最初は驚きますが、その内に共感してくれます。仮面を捨てると人は本気で話を聴いてくれます。周囲の好意を感じると、恩返しに自分も周囲の人々の話を賛成する、しないは別の話で、相手の気持ちをおしはかり始めた自分に感動する事があります。仮面を捨てて、自然体で堂々と生きると何故か人は自分と他者を肯定的に共感的に共存を開始しているようです。:<仮面の美:146-5>:

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仮面と病理

2007年06月25日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
自分の心に正直でないために、何となく気分が悪い、ちくちくする、神経症状が出始める、と言う事例は、この仮面と病理、という意識を持つと、早く癒やされていきます。仮面を上手にかぶって生き抜ける場合と、仮面を下手にかぶったばかりに、うまく行かない場合と、色々ありますが、その原因は、それぞれの人の遺伝、環境、老化、自律神経、免疫、分泌の6つの条件で反応が違いますので、個別に検討しないと治療出来ません。ですから、平素、心の平安、健康的な気分、幸福感、統御感を意識し、この場合は仮面をかぶらずに、正直に生きた方が、気分がいい、とか、この場合は少々おどけて、とぼけて、自分の平安感を保持しよう、とか、最終的には自分の判断力が頼りです。平素の自分の心の平安感を意識し知覚して生活する事が一番大切です。:<仮面の美:146-4>:

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何をそんなに隠したいのか?

2007年06月24日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
親、友、恋人など愛する人に隠したい事を持ちながら人は生きています。隠し事を沢山持つと過労度が高くなるので、ストレス解消として、とかく人は秘め事を話したい傾向を持っています。しかし隠したい内容を色々考えて見ると、およそ意味の無い事例が多すぎます。仮面をかぶり愛する人を心配かけずに人生を過ごした気になっていますが、それが相手を傷つけている場合が多いようです。愛と許しを自他共に行える相手だ、と信頼しあえていれば心配はないのでしょうが、その信頼感を築き合うまでの人間関係はそう簡単に育てられません。何を隠したいのか、隠す必要があるのか、隠す為の仮面に意味があるのか、もう一度再点検すると、日々がとても幸せになれます。:<仮面の美:146-3>:

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どんな仮面をかぶりたいの?

2007年06月23日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日々暮らす中で、とぼけたり、避けたり、逃げたりしながら、生きて行かないと、つまらない災いに人は巻き込まれます。仮面をかぶり、その場を生き抜かないと、不幸な楽しくない日々、人生を過ごす羽目になります。仮面をかぶる事は決して悪い事ではありません、寧ろ互いに幸せな時を過ごす為に必要な事です。心理学的、哲学的、宗教的な難しい対応策を考えずに、古来から日本文化として存在する<お能>の仮面を想像しながら、今は、どんな仮面をつけたいか、どんな心を隠そうとしているのか、を意識し知覚すると精神衛生が極めて良くなります。今は<天狗><おかめ><ひょっとこ><鬼>で行こう、とさらりと決めて、複雑な混沌としたカオスの世界を単純明快な仮面で整理しつつ生き抜くのも人生の知恵:<仮面の美:146-2>:

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仮面の美学

2007年06月22日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人類の歴史に、いつの頃からか仮面が登場してきます。古代エジプトのツタンカーメン、ヤマトの国の能面、それぞれ、面白い歴史をかいま見せてくれます。さて、仮面は色々の思索を私達に暗示してくれます。古代から、人は自分の深層心理を見せて生き抜く場合と、見せた為に破滅の道を歩まざるを得ない場合と、色々です。仮面の存在理由を思索しながら、人の幸福を、不幸を考えてみましょう。仮面は悪か善か、天使か悪魔か、仮面と言う概念、言葉から人の心を考えるのも勉強になります。:<仮面の美:146-1>:

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握手という抱擁

2007年06月21日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
抱擁して友情を伝達し合わない日本文化の中で、とても大切な、さりげない愛情の伝達手法が握手です。パチニ小体と言う神経細胞は触覚を敏感に伝え合う細胞ですが、人の手とその指先に極めて沢山配置されています。ほぼ同じ配置が唇です。指先と唇は愛情、友情、親子の愛を伝達しあう重要な器官です。祈りの時も、ロザリオを唇に当てて、指先に親愛の情を込めて神様に祈ると、ひしひしと神様の愛を感じる事があります。この敏感さを意識しつつ、友達、知人に親愛の情を握手で伝達する努力をすると、暖かい人間関係を確立し意識した幸福感を味わう事が出来ます。<抱擁論:145-5>:

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魂を伴わない抱擁

2007年06月20日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
身体の抱擁だけを狙う男女が存在するのが不思議です。長い心理療法の臨床によれば、せめて心を抱擁して欲しいと思います。もっと言えば、愛そのものである魂同志の抱擁が男女を幸せにします。魂の抱擁は祈りに繋がる世界でもあります。マザーテレサが路上で死に行く人を抱擁する様の事です。心の抱擁は相手の気持ちを十分知った上での抱擁、身体だけの抱擁は味もそっけも無い感じがします。:<抱擁論:145-4>:

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心を抱擁する!

2007年06月19日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
不安感を友達に訴えた時、しっかりせよ、とすぐ説教する友、批判する友、不徳をなじる友、色々ですが、たまに私の心を静かに、暖かく、何も評価、批判せずに包み込む友人が居ます。私が触れて欲しい話題を的確に提供し(ラポール)、同じ視線を保持するよう努力し、無条件の肯定的配慮をしめし、共感しつつ、しかも自分の意見を正直に明確に本音で語る、この傾聴方法は<心を抱擁する>最高の方法と言えます。この時、どんな人格の変容が起きるかといいますと、自己肯定、他者肯定、自信、平安感、幸福感が生まれてきて、生きる意欲と知恵が湧いてきます。
:<抱擁論:145-3>:

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抱擁の効用

2007年06月18日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人間は必ずお母さんのお腹から生まれます。そして赤ちゃん時代、いつも抱擁されますので、安らぎと喜びの原型となっています。育つ国、文化が違うので、いつのまにか抱擁しあわない文化、抱擁し頬にキスをして挨拶をする文化、男女7才にして席を同じくするなかれ等の文化に分かれていきます。しかし赤ちゃん時代の抱擁の安らぎは、いつの時代も、どの国でも原型は同じです。心の安らぎ感、幸福感の効用はこの原型なくして成立しません。愛と信頼、平和と許し、この本能に近い抱擁を暫く思索し深めていきます。魂の抱擁、心の抱擁、身体の抱擁、この3つについて考える価値は十分あります。:<抱擁論:145-2>:

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無防備の開放感

2007年06月17日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
心理療法で何故心のリラクゼーシヨンを大切にするのでしよう?それは智恵が心の底から湧いて出る条件は原則としてリラクゼーシヨンを前提にしているからです。緊張から開放される熟睡後、トイレの後、温泉、森の散歩等での気付きは素晴らしい智恵をもたらします。愛する人との抱擁は無防備での開放感を生みます。神仏との抱擁(神仏の愛を意識しながら祈る状態)は安心と希望と勇気を生みます。母が優しく赤ちゃんを抱擁すると赤ちゃんはすくすくと成長します。これから抱擁の効果を思索していきます。<抱擁論:145-1>

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魂が見える人

2007年06月16日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
大学病院には時々魂が見えて気味が悪いので治療して欲しいと言う人が来ます。世界の学会では3つに分類します。実際に見える、大脳の生理現象、嘘をついている、この三種類に分けてから対応します。嘘の場合は何故嘘までつく必要があるのか、を対応していきます。この三種類の対応が定説だと知るだけで心は整理されます。<見神欲:144-5>:

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