生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

<感情の曼荼羅の世界>を楽しもう!

2007年09月30日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人生での最高の楽しみの一つに今回の<感情の曼荼羅の世界を楽しもう>と言う考え方があります。<わたしとあなた>の会話をしながら人は生きていきます。その会話は利害損得に関すること、仕事のこと、神仏のこと、愛や友情のこと、いろいろですが、そんな会話の中で<感情の曼荼羅を楽しもう>と言う視点がある場合と無い場合では心の余裕は相当違ってきます。この考え方があると、本気の争い、本気で人を憎むこと、慎みの無い慌てふためく錯乱などがなくなります。相手を理解する努力、傾聴する楽しみが増えてくるからです。喜怒哀楽の感情の世界には実に深い意味が潜んでいます。ひとつひとつの感情には深い意味がありますので、その意味を味わいつつ生きていきましょう。:<感情の曼荼羅:165-5>:

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生き甲斐を妨げる感情

2007年09月29日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
日々生き甲斐を感じつつ明るく逞しく生き抜くことを邪魔している感情は沢山ありますが、その中でも、一番厄介な感情が<憎しみ>の感情です。憎たらしい人、思い出しても、にがにがしい人が頭から離れないと人は不安神経症になりやすくなります。人間の魂は愛そのものなので、憎しみの感情が心に住んでいると、身体は居心地が悪くなり、なんとなく健康を阻害させていきます。憎しみが生涯消えない場合と消える場合とありますが、消す方法は体験の解釈を変えるしかありません。無理に変えると病気になりますので、憎しみの存在の意味をすこしづつ考えながら、人間の器を大きくする以外方法がありません。<憎しみ>が何故、人類社会に存在するのか、その哲学を楽しんでみましょう。:<感情の曼荼羅:165-4>:

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一番重要な感情はどれ?

2007年09月28日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
不安神経症等の心の病の遠因は<人間の本質は不安である>と言う真理を知らないところから発症してきます。不安が本質であるという事実は、少し考えればすぐ分かります。例えば銀河系の宇宙の存在理由、地球の生命の存在理由、いづれも存在していられること自体が奇跡に近いのです。人間の存在は太陽の温度が少し変化しただけですぐ消滅してしまいます。そんな宇宙の中での人間の心で一番重要な感情は<平安感:心のやすらぎ>です。平安感は恩寵です。日々の生活で必然的に発生するのが不安感ですから、なんとか日々、5分でもいいので心の安らぎを意識して大切にすると、心と身体の状態がどんどん健康的に変化していくのがわかります。:<感情の曼荼羅:165-3>:

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情動を悪と見做す悲劇

2007年09月27日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
古代から現代迄の考え方の中に情動を全て悪と看做す人が居ます。これは人間の生き抜くエネルギーを妨げるものです。理性偏重、情動偏重ではなく、自分が生き甲斐を感じる道にあいて、一つの夢を思索した時、激しい喜びの情動を湧き上がらせないようでは、その志・道は10年は持たないでしよう。情動と本物の自己実現への道はピタリと重なっています。喜びと希望と生きる喜びを感じる事柄は大切な存在です。今、湧いている情動が、明るい情動なのか、暗い情動なのかを識別出来る修業は案外難しいものですが、それは平素、その識別を意識していないと出来ません。自分を破滅させるか、成功させるか、それは全て燃えるような情熱、原子炉の火のような熱が必要です。その為には、最初は全ての情動を恐れずに大切に取り扱いたいものです。情動は要注意ではありますが人類の生き抜く宝物でもあります。
:<感情の曼荼羅:165-2>:

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感情を楽しむ

2007年09月26日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人は毎日、喜怒哀楽の感情生活をしていますが、或感情にのみ流されてノイローゼになる人もいれば、逆に、相手と自分の感情の複雑なやり取りを楽しんで益々豊かな人間に成熟して、人生を楽しんでいる人もいます。人は考えたとおりの人間になる、と言われていますので、生身の人間の感情を観察する楽しみを学習してみよう、と決意してみましょう。そうするとそこに見えてくるものは余裕です。どんな小説よりも人間の生の感情を観察するほうが面白いものです。人間の<感情の意味>を思索すると人生で一番重要な<真善美>を理解出来ます。理性も重要ですが、<感情の意味:何故今、自分は泣いているのか、悲しんでいるのか>は実に重要なのです。今回から5回にわたり<感情の曼荼羅>を深層心理学から楽しんでいきます。:<感情の曼荼羅:165-1>:

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錯乱の原因は?

2007年09月25日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
病名決定は或る条件が整うとカルテに書かれます。心の病気の場合は4つに大分類すます。正常、神経症、精神病、人格障害の4つ。詳細は省きますが、何故、人は心を病むか、その原因は3つ。アイデンテイテイーの統合に病的な揺らめきがある、現実吟味力に病的な揺らめきがある、防衛機制(抑圧、逃避など4の作用)に病的な揺らめきがある、この3つ。人間の暗い感情の一番重症が<錯乱>ですが、この最初の段階が<不安感>。不安感を大切に処理しないで放置しているとこの錯乱になります。ここ一番という人生の重要な場面ではひとつの考え方(信念)に殉教する決意で生き抜かないと人は錯乱しやすいし、その場その場の判断はその信念を優先しないと錯乱するし、心はどんな場合でも自然体でないと錯乱していきます。:<錯乱論:164-5>:

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<おせっかい>と<愛>の世界をどう生き抜くか?

2007年09月24日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<おせっかい>されたと勘違いして相手を拒否してせっかくの幸運を棒にする人もいれば<本物の愛を捧げた>のに、相手に拒否されて悲劇的で、哀しい日々を送る人もいます。このような<おせっかい>と<愛>は微妙で神秘的な世界なので慎重を要します。難しい深層心理の世界、哲学、信仰、宗教の世界でもありますが、結論はそれぞれが信じた道、行動、対応をする以外、解決の道はありません。誤解と過ちに気づいたときは、すでに遅し、が愛の世界でもありますが、愛と許しの修行の世界でもあるので、おせっかいといわれようが、愛したいものは命をかけて愛すべきでしょう。堂々と信じた愛の世界を生きていきましょう。:<錯乱論:164-4>:

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毎日笑ってばかりいる人

2007年09月23日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
<笑う門には福来る>と言う種類の笑いではなく、ただへらへらと笑うだけで、真剣に誠実に物事に取り組む事なく、日々笑いでごまかしている人々が沢山います。調べてみると過去に深刻な人生問題に直面した為に、深刻な事柄を敢えて避けながら生きていこうとしていることが見えてきます。それはそれで自由なのですが、森羅万象を味わいながら、喜怒哀楽に生きるのが人間の自然なので、せっかくの幸福感、本物の平安感を知らずに生涯を送る羽目になります。辛くても人間らしく喜怒哀楽の生々しい日々を送りたいものです。へらへらと笑いで誤魔化す人生には決して充実した悔いの無い人生は訪れてきません。:<錯乱論:164-3>:

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毎日錯乱している人

2007年09月22日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
65億人の人類が、それぞれの暗い気持ちを表現したら65億種類の表現となり、精神科医とかセラピストはどう対応していいかわからなくなりますので、世界の学会が申し合わせをして、暗い感情の領域を5つに分類(不安、怒り、身体症状、欝、錯乱の5つ)しました。そのほうが正確に対応出来るからです。人生のどんな問題でも最初に生まれる感情が<不安感>。それを未解決に放置していると、第二段階として怒りの感情に発展し順次、身体症状、欝、錯乱という最終段階に発展してきます。毎日、何かに怒り出す人は,この最初の段階の<不安感を未処理のまま>生きている人なので、この不安感をきちんと解決させましょう。すぐ怒り出す人が身近にいましたら、何とかその人の不安感を解決してあげて下さい。本人ばかりでなく周囲をどんどん不幸にしていきます。:<錯乱論:164-2>:

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Yさん、お元気ですか?

2007年09月21日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人間には良い点、悪い点が沢山あります。何が良いか、悪いかは,環境(政界、経済界、宗教界、家庭、職場、責任ある立場等)が決めていきます。さらに、遺伝、環境、老化の影響、自律神経、免疫、分泌の生理現象が、またまた追い討ちをかけるように、その点を増長させていきます。それに対抗するには、その点を意識するか、しないかで生活と人生が激変していきます。或るひとつのことにこだわり追求する性格は長所でもありすが、また大きな悲劇をもたらす性格のひとつです。今回から5回にわたり<錯乱>について思索し、日々の中で錯乱しないように、どんな厳しい嫌な事柄に巻き込まれても平安感を保持しつつ人生を悠然と生き抜く知恵を思索してみましょう。Aさんも、Bさんも、実力以上の立場になったばかりに錯乱してしまい、不幸のどん底で今、生活しています。一日も早く回復してそれ相応の人生を歩いて下さい。:<錯乱論:164-1>:

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最高の宝物は?

2007年09月20日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
自分が持つ最高の宝物って何でしよう?時々考えると人生が楽しくなります。年齢に応じて宝物が変化していくのが健康的ですが今の私の最高の宝物は何だろう?さて人の話しを傾聴しながら相手の個性の美を探し出す営みは最高の楽しみです。或人の中に信じられない美しさを見出だした時の喜びは言葉になりません。また見つけられた人は戸惑いますが、時と場合によりその人の運命が変わってしまいます。自分の個性の美を探して貰いたい、と願うと人生は楽しくなくなります。探す喜びの中でも自分の愛そのものである魂の探究は実に面白く比較文化論としての研究は逞しく生き抜く智恵を人々に与えます。そのような研究から気付いた事、それは誰もが持つ自分の身体です。何故古来から(人の身体は神の神殿)と言われれるのでしよう?:<宝物:164-5>:

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信じて見えてくる宝物

2007年09月19日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
自分に与えられた確実な人生は朝、目が覚めて夜寝るまでの一日です。昨日は過去、明日はどうなるかわかりません。確実なのは今日一日。そんな中で、不安、怒り等でストレスが蓄積され身体症状が生まれます。ストレスがすべて悪いとは言いませんが、友情や愛すらも見えなくするストレスは病的と言えるストレスです。沢山身近にある美しい愛情も疑い深い人間ですとそれが見えないようです。信じる力は生き抜く知恵のひとつですが、その中でも、状況により人を心から信じると、そこに深い愛情が見えてきます。疑い深いと愛が見えてこない場合があります。全部信じる、と言うのではなく、時々、無条件に人を信じる修行をすると、そこに素晴らしい愛の世界が存在していることに気づきます。:<宝物:163-4>:

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楽しい自問自答<私って誰?>

2007年09月18日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
心の余裕の無い人を見るほど辛く哀しい場面はありません。また一方、心に余裕のある人に逢うと、その殆どの人は日常生活で、深刻に、ではなく、楽しみながら<私は誰?>式な自問自答をしているのです。私は、今、何を欲しているんだろう、何を考えているのだろう、どう感じているのだろう、と楽しんでいるのです。つまりいつも本音を探し正直に生きようとしているのです。私は何のために生まれてきたのだろう、と自問自答し、ついに<そうだ、このために生まれてきなんだ>と確信すると急に日々が輝いてきます。何のために生きていくのだろう?この会話、自問自答は人生の最高の宝です。:<宝物:163-3>:

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あなたの恋人は宝物、それとも?

2007年09月17日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
恋人ばかりでなく、自分にとって、とても大切な関係にある人についても言えることですが、この人が本当の宝物であるか、どうかの識別方法があります。自分の言う事がどんな内容であれ、上手に傾聴し、怒ることなく冷静に聞いてくれる相手は最高の宝物です。賛成する、しないに関係なく、正直に本音を語るとき、傾聴してくれる人を大切にしたいものです。正直に本音を語った時、怒り出したりする人は本当の恋人とはいえません。人生はいろいろありますが、五感と体感を重視していつも本音で語り合える恋人を選択すると本当の幸せを手にすることが出来ます。:<宝物:163-2>:

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ストレスを宝物にする人

2007年09月16日 | 第4章:人の心を上手に傾聴する方法
人のストレス(不安、怒り、身体症状、鬱)はその人の理想と現実のギヤツプから生まれます。逞しい人はストレスを人生の宝物として扱いますが心の弱い人は身体症状を伴いながら人生を破壊させていきます。現実吟味力のある人は自分を破滅させるような理想は持ちませんし自分相応の理想を持ちます。自分に相応しいかどうかの識別方法は唯一つ、楽しいかどうか、です。楽しければどんなに辛くても生涯をかけて遂行出来ます。理想と現実をいつも確認して生きているとストレスは半減し平安感と幸福感が増大してきます。:<宝物:163-1>:

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