生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

人間の底力に感動した日

2013年02月28日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
某所での勉強会は来月で最後となりますが10年間、継続してくださったkさんと参加者の皆さまに心から感謝いたします。今日の勉強会では非常に感動するお話がされていました。大きな病気や家庭での厳しい環境を見事に乗り越えていく人間の逞しさと美しさを私は感じたのですが当のご本人は淡々とお話をなさっていました。どんな厳しい現実があっても人間はその気になれば実に見事に逞しく乗り越えていけるものだなあ、と感動した次第です。この逞しい生命力は何処から生まれてくるのか不思議でしたが希望を失わない人間は、こうして自分で答えを悟り明るく元気に生きていく力がある事を確信した次第です。その人の努力もさることながら、人間は何と凄い力をもっているのだろうと驚きの連続の日でした。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:55>

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あなたはゼウスのような方ですわ

2013年02月27日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
欧米で生活していて、もし憧れの女性に「あなたはゼウスのような方ですわ」と言われたら普通の健康な男性は天にも登るような気持ちになる自分を素直にうけいれるほうが良いでしょう。ここで変に見栄をはったり恥じたら人生を暗くしますし、幸福への道を自ら閉ざしてしまいます。このようにギリシャ神話の日常生活での会話で、「あなたは、ヘラ、ポセイドン、アポロン、エロス、ヘルメス、アテナ、ニケ、デメテル」と言われたら、どんな意味かを理解していないと、日々の生活が楽しくありません。このくらいの神様を知らないと人生が拓けません。もし、この神様をご存じない場合は、是非、どんな神様か、調べてみて下さい。このギリシャ神話をお楽しみいただけると思わぬ知恵がさずかります。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:54>

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ギリシャ神話と大河ドラマ

2013年02月26日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
人間の精神的な臨床場面(日常生活での色々の人の精神現象)から現代の心理学が誕生してくるのですが、大河ドラマに登場する歴史上の人物の運命とギリシャ神話に出てくる色々の神様の運命が似ている事に気づきます。ギリシャ神話に登場する愛の神、嫉妬の神、裏切りの神、海や月や星、薔薇の精等が登場してきます。そしてそれぞれの神様の末路、栄華盛衰が物語として展開します。嫉妬深い神様はそれなりの往生を遂げていきますがその成り行きは大河ドラマで見る歴史上の人物の成り行きと重なる部分もあります。私自身の生育史での成り行きも、人を恨んでいた或時代はいくら自分で正義感を唱えていても暗く陰惨な感情生活をしていますし、理屈を超えた大きな受容的な人間関係を保ち愛を大事にしている時は平安感が日々を支えています。一度、ギリシャ神話を中高生向きの気楽な内容の本を選定して読んでみて下さい。ギリシャ神話は説教調ではなく楽しい物語風に書かれた本で愛読していくと人間の幸福を得る為にはどうしたらいいかを古代人の知恵として示唆してくれています。変な哲学書よりもギリシャ神話を読んだほうが遥かに大きな知恵に恵まれるのは何故でしょう?数千年の試練を経て生き残ったギリシャ神話は現代人に大きな示唆を与えてくれます。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:53>

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「新島八重と幕末」という本

2013年02月25日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
由良弥生さんという方が書いた「新島八重と幕末:副題 会津に咲いた八重の桜」を読んでいますが、なかなか面白く、かつ、胸の裂けるような切ない歴史を感じます。会津若松城(鶴ヶ城)の悲劇や白虎隊の話は途中で読書を止めたくなりますが、それでも読み進む内に八重の兄が明治政府にとりたてられていく経過も知り、大変驚いています。「生き甲斐の心理学」はやはり生き延びていく人々に焦点を当てながら、それでも厳しい現実を明るく元気に生き抜いていく知恵を大事にしたい、としみじみ思いました。殉教や殉ずる思想も大事にしたいとは思いますが、明るく元気に爽やかに生き抜く知恵を探りたいと思いました。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:52>

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信じて見えてくるもの、信じて見えなくなるもの

2013年02月24日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
宗教心理学に限らず人間が生きていく上で知っておくと生きやすくなる哲学があります。生身の人間の世界には赤ちゃんから高齢者まで意識しようがしまいが、信じて見えてくる世界があること、信じた為に見えなくなる世界がある、という心の世界があることを意識しておくと、とても便利なのです。難しい書物を読む前に、自分は何かを信じた為に見えてきたもの、知ったこと、分かった事、理解したことがあるかどうか、一度、ゆっくりと楽しみながら思索しておくと、はた、と大発見したような気付きが生まれます。この基本訓練をしておかないと、どんな本を読んでも気づきません。例えば親や親友、恋人の愛を信じると、嫌な言葉の裏側に深い愛に気付きます。親の愛を信じないと、親の言葉は不愉快で嫌味なものです。人を疑いだしたらきりなく不安感だらけの日々となります。宇宙の基本原理、光りの速度、音の速度を信じますと、その到着日時が見えてきます。この世の中に「信じてみえてくるもの」がある、と信じただけで愛である神様が見えてくると厳しい現実・試練の後ろに意味がある事が見えるかもしれません。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:51>

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甘える時は甘えよう!

2013年02月23日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
大河ドラマを見ながら東日本大震災をいつも考えています。自分だけが何故、生き残ったのかという自問自答を拝聴すると、本当に切なくなります。災害地の方に限らず、甘える時は大いに甘えるのが必要なのですが、この心理療法は非常に難しく、病的な甘えと健全な甘えの違いを学習するには相当の時間が必要です。更には日本人の精神構造の中に「甘えの構造」と「汚れと禊」の思想がありますが、この二つが病的に結びつくと自死を選んだりします。それは間違いです。自分一人が何故、生きたのか、そこに罪悪感を感じる事例はこの汚れと禊の思想が悪い方向に展開した場合です。一人生き残った人は死んでいった人の分まで幸福になる役割を感じて欲しいものです。戊辰戦争で生き残った逞しい会津の人々の生き方を是非、再考して欲しいものです。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:50>

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会津・戊辰戦争体験の女性の一人

2013年02月22日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
明治政府の重鎮・大山巌夫人の捨松は8歳の頃に会津城に籠城しています。12歳の頃女子留学生に選ばれアメリカに留学、帰国後、薩摩藩士、かつ、会津城突入の大山巌にプロポーズされて24歳の時、家族の大反対を押し切り結婚します。鹿鳴館の貴婦人といわれ、当時の外交に一役買ったそうです。看護学校を設立したり、この籠城の苦しい体験を平和に役立たせた女性です。会津魂をそれぞれの人生の中で開花させた会津の女性に改めて敬意を表します。厳しい環境を乗り切り自己実現への道を模索しつつ美しく生命を開花させていく会津の女性達、この東日本大震災でも是非、逞しく生き抜いて下さい。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:49>

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池田屋と寺田屋と幕末

2013年02月21日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
坂本竜馬が暗殺された場所が寺田屋で、池田屋は新撰組が急襲した旅館で、そこには坂本竜馬はいませんが、日本の歴史上、とても大切な場所ではあります。池田屋さんは今は居酒屋ですが、2005年頃はパチンコ屋さんでした。三条大橋の偽宝珠(橋の欄干にある飾り)には池田屋事件の折の刀傷跡と言われるものを、しみじみと眺め、歴史を味わいました。さて、現在でも残る京都のあちこちの名所は時間をかけてみれば見るほど京都に行きたくなります。寺田屋で坂本竜馬を救った「おりょうさん」は明治39年に横須賀で死亡していますが、その人生は必ずしも幸福だったとは言えないようです。厳しい人生を歴史に翻弄されても、心は神仏への信仰に向けられて平安感に死ぬ人も沢山ありますが、出来れば神仏からの愛を日常生活で感じ取れる人生を送りたいものです。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:48>

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京都三条通りの池田屋さん

2013年02月20日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
24回のテレビ録画の為に2012年は京都に月に一度新幹線で通いましたが定宿は心のともしび本部のあるすぐ近くの某ホテルでした。そのまた近くに池田屋という食のお店が、かの有名な池田屋の跡地だと知り、非常に驚き感動したものです。高瀬川が直ぐそばを流れ、京都市役所前のホテルオークラ敷地には長州藩邸跡地という表札もあり佐久間象山寓居跡と歴史好きにはたまらない三条河原町界隈です。この池田屋さんでは何回も録画の後に夕食に通い色々と空想しつつ日本の歴史を思索しました。さて自分が誕生した年の歴史を気をいれて勉強していただきたいのですが、私が生まれた年に2・26事件がありました。この自分の誕生の年の歴史とその前後を勉強しますと自分の性格形成に大きな影響を与えているのが分かります。この思索は自分を非常に楽にさせてくれますが、その手法について暫く考えていきます。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:47>

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明治6年のキリシタンの記録と八重さんの想い

2013年02月19日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
八重さんが洗礼を京都で受けた明治9年は、まだ世間ではキリスト教徒に対して大いなる警戒心がありました。記録をたどると明治6年に萩藩でいまだ300名くらいの「お預かり信徒」という記録があり、その4月23日に長崎到着、という記事もあるくらいです。そのような雰囲気と時代環境の中で八重さんは、どんな心境で洗礼を受けたのでしょうか?興味津々です。私の推測ですが洗礼を受ける前、色々の殺戮、人を殺す風景は確実に脳裏を去来したでしょうし、人の生命への尊敬の想いもキリスト教的に十分苦悩しつつ理解していると思います。神の愛の意味、死後の世界への解釈、自分の人生での殺戮の記憶、それを乗り越えての洗礼はこの女性の思想の深さ、複雑さが理解できます。生育史を解釈する場合に偏屈ではない世界的な思想の背景をもとに解釈していく必要を感じますが、自分の生育史の解釈をこれから明るく生きていく為のエネルギーとなるように解釈する為にはどうしたらいいのでしょうか?生きる希望がしみじみと生まれてくる為には、どうしても何の為に生きるのか、という難問を少し意識化する必要があるようです。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:46>

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八重さんの洗礼

2013年02月18日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
大河ドラマの八重さんは明治維新の後、明治9年に洗礼を受けますが人生の流れは本当に不思議です。洗礼を受けるまでの心を知りたいと思います。あの会津城で銃をもって戦い、日清日露では篤志看護婦として活躍し昭和7年までの88才の人生は何とも刺激的な人生で、この女性の日記を読みたいものです。歴史に翻弄されても、その流れの中に天命を見出し、その命を十分に自分と人々の幸せに貢献していく姿は見事なまでに美しい。自己実現への道を自分の生育史の中からあぶり出す知恵を学びたいと思いました。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:45>

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磐梯山を思索しつつ9世紀の会津を想う!

2013年02月17日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
遠野物語、阿部氏の歴史、えみしのお話、大河ドラマの「八重の桜」、山岳宗教としての磐梯山の話、最近は何故か、目が東北に向いている自分を感じて何故だろうと自問自答しています。昔読んだ本なので少々自信がないのですが、9世紀初頭、僧徳一が会津地域で活躍したのですが、何となく、その活躍には大和朝廷の香りがするのです。会津盆地は豊かな土地で、その東側に磐梯山があり、8世紀はこの会津盆地も東側が大和の香り、西側はいまだ蝦夷の香りがするのです。西側には蝦夷の豪族がいたし、東側には大和朝廷の香りがしました。そんな時代背景を考えながら、東北文化をもう一度楽しんでみたくなりました。最澄や空海の信仰を徳一が政治的背景でこの会津盆地に山岳信仰を平和の為に布教していったのかなあ、と考えています。大河ドラマも楽しいのですが、磐梯山の山岳宗教はとても不思議な歴史があります。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:44>

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幕末会津藩の烈婦・中野竹子と自己実現への道

2013年02月16日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
大河ドラマの注目人物の一人に中野竹子がいます。黒木メイサさんが演じますが、この竹子は薙刀の名人で戊辰戦争では敵に首級を与えるよりはと、味方に首を切らせる烈婦です。この人物は学問も良く出来た人らしく江戸で育ち会津では子女に学問も教えたりします。人の生き方は何故、こうも違うのでしょうか?時代の影響もありますが、その人の自由意思の発揮方法はその人の生育史で決まります。生育史の流れ方を、どう解釈しておくかで翻弄されることも防げますし、生育史を上手に利用しつつ自己実現への道を的確に知る事も出来ます。ですから自分は何の為に生きていくのかは時々、人生を立ち止まり、確認しておく必要があるようです。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:43>

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自分の生育史と有名人の生育史

2013年02月15日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
有名人の生育史と自分の生育史と比較しつつ、自分のものを軽く見る人に触れると、とても哀しくなります。歴史上の人物の歴史は確かに重みがありますが、自分を平凡と軽く見ると、どんでもない大きな過ちに陥ります。一番大きな過ちが神の存在と自分との関係を軽く見てしまう無意識の傾向が誕生してくるからです。息を引き取ると世界が終るように自分が世界の中心であることを何よりも意識しておきましょう。世界の中心は自分なのです。カールロジャースという学者のパースナリティ理論・命題1は世界の中心が自分である、という意識からスタートしていますが、この命題を学ぶ結果、自分の言動に責任を感じ、苦しむ人々に想いがおよび、どんな立場の人々(精神病患者を含み)に対しても、その内部の心の奥深くに目を向け、その苦しむ人の主観を心から傾聴し、その上で何とか共に明るく元気に生き抜こう、と思わせるその原点が自分が世界の中心である、という哲学に開眼していきます。有名人の生育史は面白いけれども、自分の生育史を低く見ると、自分の人生を大きく捻じ曲げていく事を意識化しておきたいものです。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:42>

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困った時の神頼み

2013年02月14日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
公式の文書や手紙は建前が理路整然と書かれていますが、それは当然のことでしょう。しかしその公文書を書いた人々の手紙や私文書が後年、発見されると、その困難の最中に、どんな祈りをささげて生き抜いていったか、その心の軌跡がとても人間的で暖かく好意が持てます。西郷頼母も松平容保も、その手紙や内々の文書には困った時に神仏に手を合わせて祈ります。どんな人間でも厳しい人生の場面に遭遇すると自然と頭を垂れて何か偉大なものに救いを求めますが、この姿はとても美しく感動します。この二人は自分だけが生き残った事をとても悔いながら生きていきますが、その心を想うと切なくなります。自死を選ばなかったこの二人は何とも偉大な人物だと私はほれぼれします。厳しい現実に遭遇しても生き残った以上は天命を全うし自然死を迎えるまで努力したいと思いました。困った時の神頼みを軽蔑する宗教家がもしいたら、如何なものかと思います。今回のローマ教皇の辞任も自然死を迎えるまで,さぞかし、お辛い想いもなさるのでは、と心配ですが、それを意識して辞任されたのでしょう。ベネディクト16世のこれからの人生を注目していきましょう。多分、相当の裏話が出てくると思いますが、それもこれも生き抜く為の神様の思惑があるのかもしれません。

:<比較宗教学の視点からの心の旅:41>

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