生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:ドラマ・小説等で見る自分の人生:その2:幸福な日々の為の自問自答集

2014年05月31日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分の人生を反省することは大事なことでしょうが、過去の反省及びその解釈は努力して、出来れば肯定的に解釈してほしいなあ、と思います。どういう事かといいますと、あの嫌な体験が今日の自分を逞しくした、とか、あの体験が今日の幸せの基となった、とかいう解釈のことです。NHKドラマ「花子とアン」の蓮子さんがいよいよ居直って、自分の好きなサロンを開始します。色々の芸術家、新聞記者の中のお気に入りを招待し、お金にいとめをつけずに文化サロンをスタートさせました。この文化サロンの解釈も人様々ですが、蓮子さんの育った環境、教育、思想、趣味、生きざまを抑圧し、諦めと失望の日々を選択しようと思えば出来たわけですが、蓮子さんは湧きだす激しい感情を自由に表現する人生を選びます。湧き出す感情は生育史により違います。私達も感情を抑圧する生き方ではなく、放出する方法について現実吟味力を発揮し、許される方法を実行し、神経症、精神病にならないように生きていく必要があります。感情のコントロールは、その人の環境で違います。現実吟味力、フロイドの14の防衛機制(感情の抑圧、抑制、合理化、感情の転移等)、自己実現への道という意味でのアイデンティティの統合、この視点で蓮子さんは発病しないで、自分を上手に取り扱い始めた、といえるでしょう。置かれた環境の中で、心の病気だけは防ぐ生き方をしないと悔いを残します。生き甲斐の心理学は倫理道徳も大事にしますが、一番恐れるのが精神病棟への入院です。病棟の悲劇を知る人は、日常生活での精神衛生を一番大事にしていきます。明るく元気に爽やかに生き抜く知恵を、それぞれの置かれた環境の中で見つけて生きていきましょう。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:295>

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「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく探究」していきましょう。

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