かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

もはや自分の手同然に錯覚できる義手への感覚付加技術ができつつあるそうです。

2018-03-20 20:47:05 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は7.9℃、昼の最高気温は8.8℃、五條市アメダスの最低気温は7.5℃、最高気温は7.6℃でした。今日の最高気温は、奈良市11.4℃、五條市11.9℃でしたが、いずれも日が変わった直後の真夜中。その後、ゆっくりと気温が下がり続け、最低気温も20時現在で5℃前後と、多分夜中にかけてもう少し下がることになるでしょう。今日は一日細かい雨がしぶくように降っていましたが、この雨、なんと明後日まで続くのだそうです。いわゆる菜種梅雨というやつでしょうか。明日は午後から出かけなければならないのでなるべくなら止んでいて欲しいですが、気温もあまり上がりそうにないですし、傘とコートは必須な一日になりそうな塩梅です。

 さて、National Geographicの記事に、「ロボット義手の最新研究、腕が動く感覚を再現」という面白いものがありました。詳細は記事を読んでもらうとして、ようは、義手を接続している部分の腕の神経にある種の振動を与えることで、あたかもその義手がかつての自分の手だったかのような感覚を覚えることができ、その錯覚的な感覚を利用すれば、義手を自分の手のごとく自在に操る事ができるようになるのだとか。まるで夢のような話がもう実現できる所まで来ているというのが、実に刺激的で面白い内容でした。振動をコントロールすることで、指の感覚や動きまで再現し、それを元に生身の腕の感覚を持つ電気駆動のオートメイルを実現できるというのですから、事故などで四肢を失ってしまったヒトにとて素晴らしい福音となりうる成果でしょう。これがこのまま進めば、寝たきりになっても走り回る事ができるような装置や第3,第4など複数の腕を自在に操り作業する千手観音型工作機械、なんてのが実現できるようになるかもしれません。その先には、ひょっとしたら機械に感覚だけでなく意識も移し替える事ができるようになるんじゃないかと期待されます。人間の脳は想像以上に様々な状況に対応できる能力があるようで、このロボット義手の成功は、そういった脳の能力を開発し、開花させていくのにも役立つことになるだろうと想像されます。ただの荒唐無稽な夢想でしか無かった「600万ドルの男」や「バイオニック・ジェミー」が現実になる日が近いとは。これはできるだけ長生きして、その誕生をこの目で見てみたいものですが、長生きできれば、ひょっとしてひょっとしたら自分自身が経験できる様になる事も無いとは言えないかもしれませんね。


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