今日はいよいよ衆院選! 私もお昼過ぎに最寄りの投票所に参りましたが、前評判通り選挙民の出足は好調のようで、いつになく投票所が活気づいて見えました。投票率も前回を上回るのは確実のようで、既に幾つかの選挙区では結果が出始めているようです。その他色々見てますとどうやら自民党の大勝は確実の様子。うーん、こうなるだろうなと思いつつも、ひょっとして、と思っていただけに、ちょっと当たり前すぎてくすぶる不満が・・・。
実は今回、それぞれの政党マニフェストの科学技術振興政策を選択の目安にしようと思っていたのですが、自民、民主とも代わり映えしないのです。いや、自民党は今までの政策を並べ立てておりますのでそれなりに充実しているのですが、民主党はいまいち練りきれていないと言うか、粗雑というか、具体的に自民党とどれほど違うのかが見えにくい。その点はっきりしているのが共産党で、我が国で活動している科学技術者の末端にこびり付いて日々の糧を得ている者としては、一番共感できる振興策が並べられておりました。でも、根本的にその思想は相容れるところがないのですよね。いくら科学技術振興が私にとって重要争点だからと言って、それだけで共産党に一票投じるわけには行かないのです。せめて民主党が共産党の半分でも書いていてくれたらこんなに迷わずにすんだんですが、いたしかたありません。
で、結局どちらに入れたか、ですけど、私は悩みに悩んだ末、今回は民主党を選んでみました。科学技術振興策で自民党政権は国の研究機関や国立大学を独立行政法人なる奇怪な組織にしてしまった上、博士号をとって卒業しても就職先に困るという事態を生み出し、お金にならない基礎学問を軽視して、産業振興策としての科学技術という流れを定着させてしまいました。その「実績」を考慮すると、自民党という選択はかなり抵抗が大きかったのです。でも、実は民主党だって基本的には産業振興策としての科学技術という見方でした。ですから選択肢として民主党というのも大きな問題が有ったのですが、民主党はまだ実際に政権についたことがありませんから、ひょっとして政権についたあと、現実に振興策を進めるに当たって色々識者の意見を採り入れ、マニフェストを修正してくれるかも知れない、という極小の可能性を期待してみたのでした。郵政民営化案をあれほど軌道修正をした民主党ですから、可能性としては無いわけではないと思います。少なくとも自民党が今の路線を修正することはまずありえませんから、幻滅させられる可能性大とは言え、現時点ではまだ夢を見られる選択だったと言えるでしょう。
それに、民主党に一度政権を経験させてあげたかった。自民党と交代できる政治軸として選択するにはまだ心許ない様子でしたから、政権につくことでその辺りの経験値をためてくれれば、もう少し信頼を寄せられる組織になってくれたかも知れません。今となっては夢物語で、恐らく敗戦責任を問う内紛と、場合によっては分裂が待っているのでしょう。あまり割れすぎて弱小勢力になってしまわないように、また、組織保全を図るあまり余計に訳の分からないのを引き込んだりしないようにして欲しいと思います。その状況次第で、次の選挙、恐らく参院選でしょうが、そこでの一票の行き先を検討したいと思います。
自民党には、科学技術振興政策では期待できませんが、郵政民営化は今度こそちゃんと成立させてもらいましょう。少なくともそれが最大の公約だったんですから。
実は今回、それぞれの政党マニフェストの科学技術振興政策を選択の目安にしようと思っていたのですが、自民、民主とも代わり映えしないのです。いや、自民党は今までの政策を並べ立てておりますのでそれなりに充実しているのですが、民主党はいまいち練りきれていないと言うか、粗雑というか、具体的に自民党とどれほど違うのかが見えにくい。その点はっきりしているのが共産党で、我が国で活動している科学技術者の末端にこびり付いて日々の糧を得ている者としては、一番共感できる振興策が並べられておりました。でも、根本的にその思想は相容れるところがないのですよね。いくら科学技術振興が私にとって重要争点だからと言って、それだけで共産党に一票投じるわけには行かないのです。せめて民主党が共産党の半分でも書いていてくれたらこんなに迷わずにすんだんですが、いたしかたありません。
で、結局どちらに入れたか、ですけど、私は悩みに悩んだ末、今回は民主党を選んでみました。科学技術振興策で自民党政権は国の研究機関や国立大学を独立行政法人なる奇怪な組織にしてしまった上、博士号をとって卒業しても就職先に困るという事態を生み出し、お金にならない基礎学問を軽視して、産業振興策としての科学技術という流れを定着させてしまいました。その「実績」を考慮すると、自民党という選択はかなり抵抗が大きかったのです。でも、実は民主党だって基本的には産業振興策としての科学技術という見方でした。ですから選択肢として民主党というのも大きな問題が有ったのですが、民主党はまだ実際に政権についたことがありませんから、ひょっとして政権についたあと、現実に振興策を進めるに当たって色々識者の意見を採り入れ、マニフェストを修正してくれるかも知れない、という極小の可能性を期待してみたのでした。郵政民営化案をあれほど軌道修正をした民主党ですから、可能性としては無いわけではないと思います。少なくとも自民党が今の路線を修正することはまずありえませんから、幻滅させられる可能性大とは言え、現時点ではまだ夢を見られる選択だったと言えるでしょう。
それに、民主党に一度政権を経験させてあげたかった。自民党と交代できる政治軸として選択するにはまだ心許ない様子でしたから、政権につくことでその辺りの経験値をためてくれれば、もう少し信頼を寄せられる組織になってくれたかも知れません。今となっては夢物語で、恐らく敗戦責任を問う内紛と、場合によっては分裂が待っているのでしょう。あまり割れすぎて弱小勢力になってしまわないように、また、組織保全を図るあまり余計に訳の分からないのを引き込んだりしないようにして欲しいと思います。その状況次第で、次の選挙、恐らく参院選でしょうが、そこでの一票の行き先を検討したいと思います。
自民党には、科学技術振興政策では期待できませんが、郵政民営化は今度こそちゃんと成立させてもらいましょう。少なくともそれが最大の公約だったんですから。
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