かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

長年サボテンを育ててきて、初めてダニ対策に薬を使いました。

2013-05-18 21:40:38 | サボテン
 昨日の空模様からして、今日中には雨が降ってくるのだろう、と思っておりましたら、雨は明日の午後からになるのだそうです。そんなに時間があるなら、と、今日はサボテンに水をやり、更に懸案だったダニの対策に、殺ダニ剤の撒布を実施しました。奴らは他の作物でも乾燥が進むと爆発的に繁殖するのですが、湿気が多いとあまり繁殖しません。これは、ダニが乾燥が好きだから、というわけではなく、水がなくなるという生物にとっては死活問題になる緊急事態に対処するため、とにかく個体数を増やして生き残りを確保するよう務めるという、やっかいな生物の本能に寄るものなのだそうです。しかし、通常は乾燥状態を保つサボテンですから、発生すると手が負えなくなることもままあります。まあ改めて観察してみたところ、例年より頻繁に水やりをして温室内の湿度を少しでも保つよう腐心しているせいか、昨年ほどのダニの発生はありませんでした。ただ、これからは初夏の陽気になって乾燥も激しくなりますし、梅雨明け後は潅水も控えて夏の休眠期を迎えますから油断はなりません。それにダニは殺ダニ剤への抵抗性の発達が著しいので、とりあえずしばらく様子を見ながら、必要になりそうなら今度はちょっと違う作用の薬を探しておかないといけません。それがまた、ダニ対策の厄介なところなのです。

 という訳で、今週のサボテンです。


 先週、蕾を撮影したカマエケレウスの白檀、今日調度よいタイミングで花が咲きました。携帯のカメラだとどうしても微妙な色のコントラストが出なくて全体にのっぺりしがちなのですが、少し角度を変えてなるべく花弁一枚一枚が分かるような光の加減を探してみました。まだ蕾が4、5個残っていますから、まだしばらく楽しめそうです。


 スルコレブチア・クラインジアーナの群咲です。多分ダニの被害だと思いますが、美しい深緑の肌が赤茶けた色に変わり、ひょっとしたら枯れてしまったか、と危惧していたのですが、なんとか生きていたようで、今年もレブチア特有の美しい花を魅せてくれました。マダツボミもたくさん残っているようなので、これから楽しみです。


 こちらはそろそろ打ち止めになりそうな、ギムノカリキウム・緋花玉の花。また来年一段と艶やかさを増した花を咲かせてくれるように、この後はしっかり養生して力をつけさせて行きたいです。


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