かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

岐阜の豚コレラ禍、感染経路が不明というのがなんとも厄介な話です。

2018-09-14 22:33:37 | Weblog
今朝の奈良市アメダスの最低気温は21.3℃、昼の最高気温は25.2℃、五條市アメダスの最低気温は20.5℃、最高気温は26.2℃でした。今日は朝から雨模様で、日中はもちろん、夜になってからも降ったり止んだりの生憎の天気でした。明日から3連休ですが、残念ながらお出かけ日和や洗濯日和の日は無く、雨の合間を縫ってせかせかと用事を済ませないといけないような休日になりそうです。

 さて、そんな天気の性というわけでもないのでしょうが、岐阜県の豚コレラ禍、発生した養豚場だけでは結局済まなかったようで、そこから8キロ離れた場所で、野生の猪が豚コレラに感染して死んでいるのが発見されました。養豚場との関連は不明ですが、件の養豚場はあまりしっかりと外界と隔てられてもいなかったようで、厩舎も壁が破れてイケイケな状態だったそうです。イノシシがその気になれば餌を奪いに出没するくらいはできたのではないでしょうか。返す返すもこの養豚業者の防疫意識の低さが呪わしいばかりですが、厳しい経営状況もあってただ責めてばかりもいられないでしょうし、同じ状況の養豚経営主が全国に居るかもと思うと、安閑とはしていられません。
 しかし、何より一番謎なのは、この豚コレラの病原体は、一体どこから現れたのか、という点です。豚コレラはそんなに感染力の高いものではなく、接触するか体液などに触れるか、などの方法でないと感染することがなく、しかも豚とイノシシなど親しい仲間にしか感染しないという特徴があります。日本では10年も前にウイルス撲滅を達成して清浄国として名乗りを上げたというのに、それら追及の手を逃れたたまたまの生き残りが今の今まで潜伏していたのかという、ちょっと信じがたいシナリオ位しか無さそうなのがまた不思議です。中国の豚コレラ禍が飛び火した、という方がよほど信憑性が高いですが、幸か不幸かあちらとはウイルスの種類が違うとの話が既にありました。ますます不明な感染経路ですが、イノシシの行動範囲は人里付近なら数百m、山の中でもせいぜい数キロという狭さなのを頼みに、これ以上の感染拡大が無いように祈るばかりです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする