かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ピンピンコロリと逝きたければ、しっかり歩幅を広げて速く歩くのが吉なのだそうな。

2017-04-03 20:05:34 | Weblog
 今朝の最低気温は2.2℃、最高気温は16.7℃でした。 昨日に引き続きよく晴れた上天気で、ようやく春が来た、と実感できそうな様子になってきました。この上天気は明後日まで続く見込みで、週末は雨になるようです。一雨ごとに暖かくなって、これで桜もようやっと満開を迎えられることでしょう。

 さて、俗に「ピンピンコロリ」という言葉があります。これは、死ぬ間際まで「ピンピン」元気でいて、死ぬ時は「コロッと」逝く、という、老いの理想を表現したものですが、現在世界最高峰の長寿国日本は、一方で生活に支障ない「ピンピン」した状態が崩れ、寝たきりになったり要介護状態になって死ぬまでにおよそ10年かかるという問題を抱えています。その健康寿命を少しでも延ばそうという取り組みや研究が進められていますが、東京都健康長寿医療センター研究所では、「歩く時の歩幅をいかに維持するか」が重要である、という研究結果を発表されたそうです。歩く速度が衰えていくヒトほど認知症の発祥リスクが高くなり、その歩行速度で重要なのは、足の回転じゃなくて歩幅の大きさだったということです。今回の研究では、加齢とともに「歩幅が狭くなっていくお年寄り」の方が「広い歩幅が保たれるお年寄り」より認知症の発症リスクが2.8倍も高くなったとのことでした。歩幅の目安としては、横断歩道で格子状の白線を踏まずにまたいで歩くことができるかどうか、というわかりやすいものが提示されていました。登壇歩道の白線は幅45センチ、それをつま先もかかとも触れずにまたごうとすると、歩幅が65ー73センチになり、これが一つの目安になるのだそうです。
 最近私も歩かなくなったせいか、大阪や東京に出向くと、周りの速さが目につき、自分の歩行速度が落ちたのを痛感する事があります。今はまだ、意地になってその速度に乗り、靴の性能にも助けられて若い頃のように追い抜きをかけていくこともできますが、いずれそのうちそれもできなくなってくるかも、と思うのは結構不安に感じます。せめて休日くらい歩こうと外を出歩くように心がけていますが、週末雨ともなれば億劫になってしまいますし、何とか日常的に歩く時間と癖を付けたいところです。と一念発起してもすぐ飽きてやらなくなるのがこの手の運動なのですが、何とか気合とかやる気以外で続けられるようにする合理的な方法というものはないのか、と思わずにはいられません。

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