かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

1階渋滞列2階乗客の奇想天外バス構想が実は詐欺だったという話に目が点になりました。

2016-08-22 20:25:48 | Weblog
 本日の最高気温は36.1℃(奈良市・アメダス)を記録しました。もっとも、橿原市は多分もう少し低かったと思いますが、それでも暑い夏の1日には変わりありません。ただ、今日は午後3時頃から夕立が1時間ほど降り注ぎ、夕方以降一気に過ごしやすくなったのは僥倖でした。一点瑕疵があるとすれば、止むのが早すぎて5時頃日が差して一時的にムワッとした蒸し暑さになったことです。夕立が1時間ばかり遅ければ、あるいはその後しばらく曇りが続いていれば、実に気持ち良いひんやりした空気に包まれていたはずなのに、僅かなズレでかえって不快度が増すというのがなんとも悔しい話です。

 さて、中国の道路またぎ2階建てバス、慢性渋滞に対する公共交通機関の新しい姿を見せてくれるか、はたまた実態を考慮しない馬鹿げた夢物語に終わるか、とその実現にいろいろな意味で期待をしていたこの話ですが、このほど、これが壮大な詐欺だったと発表があり、目が点になっています。中国メディアの取材によると、退職高齢者の退職金を狙い、不法な投資資金を集めるための詐欺で、「公共バスは道路条件上実現化する可能性はない」「まだSNSを介して詐欺を狙っている」とのことだそうです。高齢退職者のお金を狙う、と言うのは別に詐欺としては普通にある話で、そういうのに嵌らないように、と注意を喚起する警察等のお達しもよく聞く話なのですが、これで、ミニチュアだけならともかく、先日は実走テスト用の試験車まで披露され、本当にこんな規格外を実現させるなんて、中国という国は相変わらず良くも悪くもスゴイ国だ、と半ば感心、半ば呆れていたところだっただけに、たかだか詐欺にここまでするか? と改めて中国人の「スゴさ」を理解させられる結果に終わりました。あのテスト車両、写真で見る限りそれなりの出来に見えましたが、ひょっとしてガワだけのハリボテだったんでしょうか? 300mほど走ったとも読みましたが、結局それは、ボロが出ない程度にとにかくのろのろ動いてみせた、というだけだったのかもしれません。仮にハリボテだったとしても相当額の投資をしていたことでしょうに、こんなに早く詐欺が露見するとは、中国の警察機構も中々優秀だったりするんではないでしょうか? でも彼の国だけに、権力闘争に巻き込まれて詐欺だと決めつけられる罠にハマった、という可能性も微量ながらありそうな気もします。その辺が払拭しきれないところが、また中国らしい感じです。

コメント
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