風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

インタビュー:坂東三津五郎

2013-08-26 23:54:52 | 歌舞伎


「人間の思いを人間がどう受け継いでいくか、そのことによって、ひとりの人間だけじゃなくて、それまでこれを作った人、使っていた人の思いも、もしかしたらプラスになって、倍の力になるかもしれない。それが伝統の力じゃないですかね。いろんな方の荷物をお預かりして、今ここに生きている。この荷物は次の時代に預けて伝えていかないといけない。それを若い、次の世代に伝える責任の重さをいま、痛感しているところです」


(坂東三津五郎  納涼歌舞伎に込める思い

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三津五郎さん

2013-08-26 22:21:56 | 歌舞伎

三津五郎さんご自身のお話によりますと、7月の検査で既にわかっていらしたのだとか。
にもかかわらずあの猛暑のなか、一日のお休みもなく八月納涼歌舞伎を務められたのは、おそらくご自身のご希望もあったのでしょう。
特に納涼歌舞伎は三津五郎さんにとって特別な興行でしたから、なおさらだったと思います。
それでも、言わせてください。
ご自身のために、ご家族のために、そして三津五郎さんの歌舞伎が大好きなファンのために、8月は休んでいただきたかったです!
お願いですから、ご自身の体を大事にしてください。
三津五郎さんの代わりはどこにもいないのですよ。。

第二部は拝見していませんが、三部の『棒しばり』。
踊りの難易度はわかりませんが、体力的に決して楽な踊りでなかったことは素人の私にもわかります。普通の筋肉の使い方ができないのですから。
定期健診で発覚したとのことですから自覚症状の有無はわかりませんが、もしご体調が悪い中であれだけの踊りを見せてくださったのだとしたら、驚くべきことです。
でも、そんな頑張りは観客は望んでいません。
私達が望んでいるのは、これからも少しでも長く、三津五郎さんの芸を観つづけられること。それだけです。

とにかく。
絶対に完治するまでムリしちゃだめですよ、三津五郎さん!
たとえ松竹が許しても、勘三郎さんが許しませんよ!
十一月の巡業も、もし完治されないまま無理に出てこられたりしたら、たとえどんなに素晴らしいお芝居を見せてくださっても、私は悲しいです。
ファンを悲しませてはいけません。

ぜひしっかりと病気を治されて、ゆっくり療養されて、完全な体調で歌舞伎の舞台に戻られるのを、楽しみに待っています。

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