風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

Cultural Gap

2008-11-01 23:41:46 | 倫敦うるるん滞在記




もー、なんというか、来年1月日本に帰るのがどんどんつらくなってきた・・・・。
わたし、日本も大好きですよ。文化も、歴史も、食べ物もおいしいし、治安もまぁいいし、待っていてくれる友達もいますしね。
でもね・・、イギリスもいいところがほんとうに沢山あるんですよ。
もちろん住んでいれば嫌な思いも沢山しますし、いいところばかりでは決してないんですけど、それでも、いいところがほんとうに沢山あるのです。

イギリスの一番好きなところは、基本的に人間がほんとうに気さくなところ。まぁアメリカ人のようなアメリカ~ンな気さくさではないですし、スペイン人に言わせれば全然だそうですが、それでも日本人に比べたらずーっと気さくです。人と人との間に壁がない。

先日もTUBEに乗っていたら、自分の降りる駅を乗り過ごしちゃった男性が、隣に座っていた私に「あれだよねー、TUBEはさ、ドアが閉まるのが早すぎるよね。気づいておりようとしたのに、もうダメなんだもんな~」と笑顔でペラペラ話しかけてきました。

夏には、これはイギリス人じゃないですが(たぶんアメリカ人。手に「LONDON」っていうガイドブックを持ってた)、TUBEで向いに座っていた若い男の子が「毎日あっついよねー。こんな暑い日にはイギリス人は水浴びしたりするの?」とニコニコ話しかけてきました。「ごめん、わからない。わたし、イギリス人じゃないから」と言ったら、「えっ、そうなの?!ごめんね」となぜか驚かれました(どこからどう見てもイギリス人には見えないだろうに)。

読み終わった新聞を持ってると「それ、わたしが読んでも良い?」みたいに話しかけてくる人もいるし。

TUBEやバスで、お年寄りやベビーカーを押しているお母さんがゆっくりゆっくり降りようとしていると、どんなにドアが閉まってしまいそうになっても、後ろの人は押しのけたりしません。まずほとんどの人はのんびり後ろに立って待っています。「急いでくれないかなぁ!」というような顔もしません。

昨日は、やはりTUBEで降りる駅に着いたとき、立っていた私がバッグを抱えなおしたのと同時に、前に座っていたイギリス人の兄ちゃんが立とうとして、私はその兄ちゃんの頭に思いきり肘鉄をくらわしてしまったんですよ。それで「わっ、Sorry~~~!!」と謝ったら、ユーモアのある顔でニコニコ笑って「That's OK!!」って片手をあげてくれました。ほんと、こっちの人達のこういうときの笑顔にはいつも感心します。みんな、いい笑顔するんだよなぁ。
これもイギリスでは別におどろかないですけど、これが東京だったら・・・・・・と思ったら悲しくなった・・・・・・(;;)。
日本にいたころ、散々東京で通勤ラッシュの電車に乗りましたが、カバンがちょっとぶつかっただけで何度にらまれたことか。ちょっと肩が触れただけで何度舌打ちされたことか。謝っているのに嫌な顔をされたことも数知れず(嫌な顔を示さないと損とばかりに)・・・。
ああ、どうしてこんな国になってしまったのだろう、日本は。
自己中と個人の尊重は別物だよ。

海外に出てみることに興味を示さない&価値を見出さない日本人は沢山いますが、ほんと、島国の日本人はやはり一度海外を見てみる経験が必要だと私は思います。旅行でもいいから(できればツアー以外で)。
日本の良さも悪さも、知ることができる。
それはとても大切なことだと思うのです。
国がどうこうじゃなく、人として。

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