風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

春ですね

2024-03-22 12:35:03 | 日々いろいろ

春ですねえ。

みゆきさんのコンサートのチケットが全くとれる気配がない。。。ので、夜会のDVDを見直したり、アルバムを聴き直したりしながら、タラタラと過ごしてます。
いっそまだ知らない曲もある初期のアルバムから全制覇しようかしら。

職場でも十数年お世話になった同僚が定年退職していったり、私も異動の話が出ていたり、プライベートでも色々思うことがあったり、必要以上に気持ちだけが忙しなくなりがちな今日この頃。
その同僚は最初の2年をとっても非常識で理不尽な指示を出すドイツ人上司について、その後の7年はやはりとっても大変な日本人上司について、その後の定年までの数年は天国のような環境でのんびり仕事ができた、というヒト。
送別会で「よく辞めなかったよねぇ。どっちの上司もいつまでという期限がわかっていたわけじゃないのに」と言ったら、「すごく大変だったけど、いつまでも続くわけじゃないだろうと思ってたから。いつかは終わるだろうと」と。
どうにもならないような八方塞がりのトラブルについても、「でも結局なんとかなるものだから。なんとかなるのよ、実際」と飄々と言ってました。
「私はあまり先のことは考えないの。そのときそのときで。どうにかなるだろうと。みんな前もって心配してえらいな~と思うけど」と。
私は先回りして心配してしまうタイプなので、上司からも「真面目ですよねぇ。心配しすぎです。相手は大人なんだから、適当にやればいいんです」とよく言われる。
プライベートの友人も「とりあえずやってみて、その後のことはそのときに考えればいい」のだと言う。
そして、たとえばトライしてみて拒否されると、私は「どうして拒否されたのだろう。私に何か理由があったのでは」と考えてしまうけれど、友人曰く「そういうことは考えるだけ無駄。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。他人の気持ちなんてわからない。それに人はこちらが思ってるほどこちらのことなど気にしていないものだ」と。

たしかにそのとおりかもしれない、と最近思う。
答えの出ないことは考えても仕方がないのに、考えなくていいことまで考えて、自分で自分の悩みを増やして不幸せにしてしまっている気がする。そして周りにも迷惑をかけてしまっている気がする。準備をしておくことは大切だけど、私はそのクセがつきすぎているのかもしれない。

なんてことを、それでもまだ少し忙しない気分のなか、つらつらと思う春の一日。

あともう一つ思うのは、本当に大切なものを見失わないようにしなければ、ということ。
目の前の仕事の色々で心がいっぱいいっぱいになって余裕をなくしてしまうことがあるけれど、よく考えるとしょせんはただの仕事。失敗しても殺されるわけじゃなし。もちろんやりがいを持ってやってはいるけれど、私にとって人生の中でもっと大切な存在や時間は他にある。そっちを犠牲にしてしまっては元も子もない。宇宙的視点とまではいわなくても、少し俯瞰した視点、空を飛ぶ鳥くらいの目線で地上の自分を見る習慣は忘れないようにしないと、と改めて思う。大切な人達との人生の時間は有限なのだから。

私たちは春のなかで 失くさないものまで失くしかけている
(『私たちは春のなかで』)

愛だけを残せ 名さえも残さず 生命の証に 愛だけを残せ
(『愛だけを残せ』)

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