風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

リヴィエラの舞台を訪ねてみる 9 :ダブリンのコノリー駅(アイルランド)

2008-04-12 06:09:51 | 倫敦うるるん滞在記

インターシティの固いシートに収まってさらに一時間。ニューリーを過ぎて国境を越えたときに、父はちょっと溜め息を洩らしたが、それ以外は無言だった。そして、ダブリンのコノリー駅のベンチでまた一時間。列車を降りたとき、検札のチェックがあんまり簡単だったので拍子抜けしてしまった父が、駅構内のパブでラガーをひっかけている間、ジャックは荷物の番をしながら薄暗いベンチに座っていた。ダブリンは母の故郷だが、もう顔も覚えていない女の面影など思い浮かべる気分ではなかった。

(高村薫 『リヴィエラを撃て』)



歴史のありそうなコノリー駅外観


意外とモダンな駅エントランス


駅構内。
正面が改札で、左手がパブ。


パブ

先週アイルランドへ行ってきたので、ひさびさにリヴィエラ関連を更新。
といっても私が行ったのは北ではなく南なので、紹介できるところはこのコノリー駅くらい。
コノリー駅は北アイルランドからの列車が着く駅です。
駅構内にまでパブがあるところは、さすがアイルランド。
そして、ダブリンに来たのにギネスではなくラガーを飲むジャックパパ。
高村キャラはこうでないと(笑)

ちなみに私はギネスが大好き。
クリーミーなコクと苦味が絶妙。
滞在中に3回は飲んだわ。
ロンドンで飲むギネスより美味しい気がしたのは、やっぱりアイルランドで飲んだからだろうか。

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