シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

フランスの女

2005-05-18 | シネマ は行
みだらだ…エマニュエルベアール。この主人公、彼女が演じると妙に説得力がある。夫と子供がいてもそれだけでは満足できない女性。いつまでも“女”であり続ける人。

このタイトル、フランスの女性はみんなこんなか!と思ってしまいかねませんが、不定冠詞なるものが存在する言語だからおそらく「あるフランスの女」なのだろう。まぁ、フランスの女性がみんなこんななんて短絡的すぎるというものだ、もちろん。

夫とうまくいきかけたに見えたのもつかの間「もう耐えられないのよ」って服を乱して言うシーンの彼女はすごかった。なんとも言えない妖艶な迫力があって。

でも、このジャンヌという女性、決してただの尻軽女ってわけじゃないんですよ。夫が長い間戦争から帰って来ず、夫を恋焦がれるがあまり独りではいられない。そういうタイプなんです。そして、結局は夫とも何度も復縁はしたものの夫とは別の一人の男を愛するという。

しかし、小さい子供が隣の部屋でママーって言ってるのに、情事にふけってるのはどうなんだ?フランス映画だから美しく見えてダマされそうになるけど、こりゃさすがにアカンわな…

夫役のダニエルオートゥイユとは、当時実際に夫婦でワタクシは二人とも好きなので別れてしまって残念です。

自分の女房ならイヤだけど、他人の女房の情事はSEXYと思えるということかな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿