シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

かぞくはじめました

2014-07-29 | シネマ か行

ケーブルテレビで見ました。キャサリンハイグルって最初の頃はあんまり美人じゃないし、好きなタイプじゃないなぁと思っていたのですが、だんだん彼女のコメディセンスに感心することが多くなってきた女優さんです。この作品も彼女が得意とするところの役柄はインテリ女性でいながら、物語はコメディというパターンのものです。

デリを経営しているホリー(ハイグル)とスポーツ番組のプロデューサーを目指しスタッフをしているメッサージョッシュデュアメルはそれぞれの親友たちの紹介で一度デートするが、一目合ったその時からお互いを嫌う合う仲に。しかし、親友同士が夫婦である関係で2人は節目節目で会ってはいて、その度にケンカばかり繰り返していた。しかし、その親友夫婦が交通事故で亡くなってしまい、ホリーとメッサーは2人が遺した赤ん坊の親権を遺言で譲られてしまった。

当然そんなことを引き受けるわけにはいかないと、どうにか他の親戚に赤ん坊を育ててもらおうとするが、子どもを任せるにふさわしい人は誰も見つからず、仕方なく2人で子供を育てることに。ごちゃごちゃともめながらも、仕事をやりくりして何とか赤ん坊の面倒を見る2人。お互いのことは嫌いでも、亡くなった親友たちのことや目の前にいる赤ん坊の可愛さに2人はなんとかこのインスタント家族をやりくりしていた。

ってか、いくらなんでも親友だからって赤の他人の2人に子供を託すってのもすごいし、それを行政が認めちゃうってのもすごいなぁと思うんだけど、その辺の法律的なことは現実的にどうなのか全然分かりませんが、変な親戚に預けられたり、施設に入れられるよりはよっぽど幸せだとは思いますがねぇ、、、映画では突然子供を押し付けられるってのは、わりとよくあるシチュエーションかもしれませんね。

2人でドタバタとトラブりながら、赤ん坊に右往左往する姿が結構笑えていい感じです。お堅いホリーとちゃらんぽらんなメッサーの対照的な子育てが面白いし、それでもやっぱり赤ん坊のことはとても愛しているのがよく分かってほのぼのします。キャサリンハイグルとジョッシュデュアメルがとても息の合ったコメディ演技を見せてくれて、バタバタしているのに、なぜか安心して見ていられます。デリのオーナーシェフとスポーツ番組のスタッフという職業も2人ともとても合っていました。

近所の人たちがたまにちゃちゃ入れに来たりして、その辺もまぁ王道的に面白いです。近所の人の一人をメリッサマッカーシーが演じていて、彼女はアメリカでとても人気のあるコメディエンヌなんですが、ワタクシはちょっと苦手だなぁ。この作品ではそんなに出番はなかったので良かったです。お笑いパートとしては彼女よりも、福祉局の職員さんがクライマックスで笑わせてくれて非常に良かった。

最初はお互い、デートなんかもして、女遊びばかりしているメッサーと、真剣に小児科医サムジョッシュルーカスと付き合い始めたホリーっていう構図ができあがるんだけど、そこはそれ、もちろんこれロマンティックコメディですから、ホリーとメッサーの2人がくっつくのは当然みんな折り込み済み。そして、いったんくっつくと一度は別れが来て、最後にもう一度くっつくってのもぜーーーーーんぶセオリー通りです。でもそれでいいんですよねー。こういうのは変に変化球じゃないほうがいいです。

ジョシュアデュアメルとのツーショットも絵になってたし、今まで見たキャサリンハイグルのコメディの中で一番好きです。



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