goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2012年通信簿 14 大谷智久

2012-11-03 21:59:36 | 千葉ロッテ

14 大谷智久 投手 27歳 年俸2500万円

【2012年成績】 42試合 4勝6敗0S 防御率3.20 81回2/3 84被安打 1被本塁打 19与四球 1与死球 44奪三振 被打率.268

今季の大谷に贈る言葉は、お疲れ様でしたの一語に尽きます。
先発に中継ぎにとフル回転で、心情的には年俸を倍増としたいぐらいです。
来季に先発とするのか中継ぎにするのかは悩ましいところではあるのですが、いずれにせよ大谷がいない投手陣は今となっては考えられません。
その能力をフルに引き出せるように、伊東監督や斉藤コーチには計画立てた起用をお願いしたいです。

それにしても益田や中郷とともに、酷使三人衆と呼んでもいいぐらいの大谷でした。
先発の6試合は中1日、中2日、中6日、中3日、中5日、中5日で、しかも終盤戦の3試合を除けばスポットでの起用です。
その先発で好投をしてもローテーションには入れず、また2イニングは当たり前、3イニングのロングリリーフすら珍しくはありませんでした。
まさに困ったときの、あるいは苦し紛れの大谷と言ってよい便利使いで、これが今ひとつ数字が伸びなかった理由でしょう。
飛躍のきっかけとなったストレートのスピードが戻ってきた大谷は昨年に比べればそのストレートに伸びを欠いたところがあり、しかしそれもこの使われ方では仕方がありません。
打たれ出すと止まらないところもありましたが安定感は抜群で、走者を出してもホームインをさせないだけの粘りとテクニックがあります。
無駄な四球を出さないことも大谷の大きな強みですし、昨年に比べて被弾が減ったことも成長の証でしょう。

中3日で勝利したときのヒーローインタビューで疲れをねぎらうインタビュアに対して、平然と中1日もありましたのでと言ってのける心臓こそが大谷の持ち味です。
これは先発であれ中継ぎであれ、その強心臓を攻めのピッチングに繋げることができれば来季にもっと大きな飛躍が期待できます。
そのスタイルからかわすピッチングになりがちなのは自然な流れではありますが、ここはイメージチェンジをしてみるのもよいでしょう。
相手もコントロールがいいことは分かっていますから逆に逃げていく変化球で翻弄をしつつ、内角低めにストレートを投げ込めば簡単には打たれないはずです。
それだけの球威とコントロールを兼ね備えている大谷ですし、連投であっても出し惜しみをするようなタイプではありませんので、きちんと使っていけば先発であれば10勝、中継ぎであればホールドのタイトルを狙えるぐらいのピッチングは見せてくれると思います。
とにかく勝っていても負けていても、点差が何点であれ大谷といった使い方だけは来季こそはやめて欲しいと、そう願ってやみません。
そして実質的な二年目を乗り切って勝負の来季に疲労を残さないよう、走り込みで盤石な足腰を作るとともに肩肘はしっかりとケアをして休ませて来季に臨んでもらいたいです。

2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 2500万円 → 4500万円 (△80%) 

 

コメント (26)

輝け!背番号54

2012-11-03 18:54:51 | 千葉ロッテ

秋季キャンプの二日目も、順調にスケジュールをこなせているようです。
下半身の鍛錬を第一としたメニューはそれを課題と見ていた自分としては願ったり叶ったりですので、選手たちが多少のオーバーワークであっても耐えてくれればと思います。
いくら秀逸な技術があっても土台となる体力が伴わなければ宝の持ち腐れですので、地味な練習が花開くことを夢見て頑張ってもらいましょう。

伊東監督「いじめがいがある」 (11/2 日刊スポーツ)

ロッテ伊東勤新監督(50)が体力強化の必要性を訴えた。
秋季キャンプ中の2日の練習を見守り「いじめがいがあるよね」とニヤリ。
「今が1番やらなきゃいけない年齢の選手が多い。神戸も(打撃練習で)フラフラになっていたけど、もっと下半身を鍛えないと。このキャンプの1番の目標は体力強化。まずは練習について来られる体にならないと」と鍛錬の場にすることを宣言した。

とにかく継続は力なり、です。
同じく報じられた身なりなどのドレスコートもそうでしたが、この体力強化は西村前監督も就任時に高らかに謳ったものでした。
しかし就任一年目の日本一が悪かったのか、はたまたその生き方が災いをして徹底をしきれなかったのかは分かりませんが、いつの間にやら緩んでしまったのが現実です。
本来は一番に身を投じてもらわなければならない成瀬やベテラン勢が秋季キャンプに不参加であることからしても、いかにこの流れを続けられるかがポイントです。
苦しくなったときに心身ともに支えになるのはそれまでどれだけ練習をしてきたか、という自信が大きなファクターとなりますので、とにかく鍛え抜いてもらいましょう。
そして若手選手にとってはアピールをする舞台が目の前にあるわけですから、ここをチャンスに飛躍のきっかけを掴んでくれればと思います。

伊東監督が逆輸入藤谷を1軍春キャンプに (11/3 日刊スポーツ)

ロッテ伊東勤監督(50)がプロ2年目で1軍未登板の藤谷を来春1軍キャンプに抜てきする可能性を示した。
米国・南カリフォルニア大出身で異色の逆輸入右腕として入団。
今季まで体力強化で体重は10キロ増で86キロとなり、最速149キロ。
今秋フェニックスリーグで3戦3勝、防御率2.25と活躍し、今キャンプのブルペン投球で連日、伊東監督の目をくぎ付けにした。
指揮官は「直球が手元で伸びるし、縦のカーブもいい。抑え候補とまで言わないが、何とか化けてほしい。春のキャンプで実戦で見たい」と期待を寄せた。

そしてその一番手となったのが、黒木の背番号54を受け継いだ藤谷です。
抑え候補として各紙が報道をする中で実態はこの記事の内容なのでしょうが、それでも今季は二軍でも僅か7試合の登板で防御率が4.00である藤谷であることに意味があります。
9イニングで8奪三振ながらも4与四球とこれまでであればロッテな投手に改造をされてしまうことを心配しなければならなかった素材を伊東監督や斉藤コーチがどう育て上げてくれるのか、伊東ロッテを占うのにこれ以上の題材は無いでしょう。
何としてでも石垣島への切符を勝ち取ることが他の投手のモチベーションアップ、そしてチームの底上げにも繋がりますので、藤谷には死に物狂いで頑張ってもらいたいです。
個人的には不満だった背番号54を輝かせて欲しいと、そう願っています。

西岡は阪神にトラせん!5日交渉で古巣復帰口説く (11/3 スポーツ報知)

ロッテは2日、米大リーグ・ツインズを自由契約となった西岡剛内野手(28)と、5日に都内で入団交渉を行うと発表した。
阪神が豊富な資金力で獲得に名乗りを上げているが、最大限の誠意を見せて、獲得を目指す。
ロッテが生んだスピードスターを他球団に取られるわけにはいかない。
球団関係者によると、契約年数などは交渉の中で本人の希望も考慮するが、年俸はロッテ時代の最終年(2010年)と同等の1億7000万円。
契約金とインセンティブも含めると、最大2年総額4億円を提示するとみられる。
「健全経営」を掲げるロッテにとって、井口の年俸1億8000万円(金額はいずれも推定)に次ぐ高年俸となる。
メジャーでは苦杯をなめたが、高い評価が変わらないことを示す。
さらに、ロッテ時代に背負っていた背番号「7」を用意。
「ふさわしい選手が出てくるまでつけさせない」(球団幹部)と2度の日本一に導いた元主将に対する敬意を表し、10年オフの移籍後から空き番としていた。
慣れ親しんだナンバーで、復帰しやすい環境をつくる。
トドメは、新指揮官からのラブコール。
伊東新監督は秋季キャンプ中のため、交渉の席に着くことはできないが、球団幹部に「一緒にやろう。チームを強くして、日本一にしたい」とメッセージを託した。
さらに、プロ入り当時の担当スカウトだった松本編成統括も同席させ、口説き落とす。
阪神入りが優勢とされるが、球団幹部は「もともと、うちの中心選手。ぜひともという気持ち」と鼻息は荒い。
西岡獲得へ一歩も引かない構えだ。

同じ背番号でも7ともなると、こちらは絶望的です。
入団が確実と言われている阪神との交渉よりも先ですので西岡にとっては古巣に対して筋を通す場であり、また球団としては声をかけたという事実を作ることが目的だと思われます。
ある意味で恩師とも言える松本SSVまでもが同席をしますし、ロッテとしては破格の条件提示ですからこれ以上の誠意はありません。
西岡がこのロッテの攻勢に対してどういった態度を見せるかに興味はありますが、おそらくは有難く思ったなどの当たり障りのないものとなるのだと思います。
しかし以前に報道をされた2年8億は置いておくとしても、ロッテとしての精一杯であろう2年4億よりも阪神の条件が低いとは思えませんので、一番に条件の高いチームでプレーをするとは以前に西岡が口にしていたことですから、当たり前のように阪神への入団が来週中にも決まるのでしょう。
その際にロッテに断りの電話が入った、という数行程度の報道で終わりだと、そう予想をします。
もちろん大どんでん返しへの期待が無いわけではありませんが、とにかく阪神で小林宏のような無様な姿を見せないよう、願いはただそれだけです。
メジャーでの日本人野手の評価を地に墜としたとまで言われている西岡がNPBに復帰後も醜態を見せるようでは悲しくなりますので、低反発球の洗礼を受けていませんから苦難の日々が続くでしょうが、とにかく頑張ってくれとしか言いようがありません。
そしてロッテとすれば背番号7を温めておく必要もなくなりますので、来年以降のドラフトで獲得をする大型野手が背負う日を楽しみに待つことにします。

 

コメント (17)

伊東キャンプが始まる

2012-11-02 00:03:22 | 千葉ロッテ

伊東キャンプと言えば長嶋巨人の地獄の伊東キャンプが有名ですが、今日からロッテの伊東キャンプが始まりました。
厳しいキャンプになることを伊東監督、そして斉藤コーチが宣言をしたようで、これは個人的にはかなり楽しみです。
スパルタで叩けばいいと言うものでもありませんが緩さが垣間見えたこの三年間だっただけに、こういった刺激で一気に雰囲気を変えるのも一つのやり方です。
弱いチームは練習をするしかないとは王道ですので、選手たちが何かを掴んでくれればと思います。

伊東監督 地獄キャンプ予告「極端に言えば体力がない」 (11/1 スポーツニッポン)

地獄キャンプ予告だ。
ロッテは1日から千葉県鴨川市で秋季キャンプをスタート。
伊東勤新監督(50)は31日、QVCマリンで開かれた監督・コーチ会議に出席し、「選手には自分たちを追い込んでもらう。練習の終了時間は決めない。少ないようであれば、そこに(メニューを)足していく」と宣言した。
走り込みを中心とした過酷なメニューを課し、2年連続Bクラスに沈んだチームに「伊東イズム」を叩き込む。
斉藤投手コーチも「言葉は悪いかもしれないが、選手には死んでもらいましょう」と指揮官に賛同した。
今季ロッテは前半戦首位も、最終的に5位。
同コーチは「極端に言えば体力がない。12分間走やポール間走など、ダッシュメニューとは別に最低でも6キロは走ってもらう」と明かした。
今キャンプには1、2軍合同で過去最多の42選手が参加。
若手発掘が目的で、伊東監督は「先入観は持たないので、どんどんアピールしてほしい。(来年の)春季キャンプにも抜てきする選手も出てくる」。
大失速した今季。
雪辱の来季に向け、地獄の秋がスタートする。

プロ野球選手にとっての6キロ走がどのぐらいの負荷なのは分かりませんが、敢えてそこに触れるのですからそれなりのものなのでしょう。
古い考え方ではあるのですが走り込みが基本と考えている自分としては、この方針は大賛成です。
投手、野手に限らずとにかく下半身をしっかりと作り込んでもらいたく、もちろんそれが秋季キャンプで終わってしまっては意味がありません。
走ることが当たり前の習慣になるぐらいに、ただ走るのではなくしっかりとした意識づけをお願いしたいです。

そうなるとベテラン選手は置いておくとしても、成瀬がこの秋季キャンプに不参加であることが気になってなりません。
ベテラン選手、例えば渡辺俊あたりには走り込んで欲しいのであまり置いておきたくもないのですが、それよりもやはり成瀬です。
成瀬こそがみっちりと走り込む必要があると思いますし、また肩肘に不安があっても走るだけであれば唐川だっていけるはずです。
若手の抜擢が目的の一つではあるのでしょうが、この両輪が不在であることに伊東監督らが何を思うのか、当の本人たちが何を思うのか、答えは春季キャンプで出るでしょう。
何はともあれ若手にはこれ以上にないチャンスですので、悔いのないよう思いっ切りにアピールをしてもらいたいです。

ロッテ伊東新監督 目に留まった選手は「藤谷、藤岡、上野」 (11/1 スポーツニッポン)

ロッテの伊東勤新監督が1日、千葉県鴨川市での秋季キャンプで始動した。
「若い選手が多くて楽しみ。投手中心の守りの野球になるが、藤谷、藤岡、上野が力のあるいい球を投げていた」と、3人の投手の名前を挙げて初日の感想を話した。
この日は投手と内野手の連係プレーに始まり、投手陣はブルペンで投球練習、野手はティー打撃などを行った。
新監督はメーン球場やサブグラウンドを移動しながら多くの選手の動きを見守り、移動の途中では色紙やボールを持った観客がサインを頼もうと行列になる場面もみられた。
ここ2シーズンで勝利のない大嶺は、監督から指導を受け「この時期はコースを狙うより、真ん中でいいから強い球を投げるよう言われた。いいときの感覚を取り戻したい」と話した。

そしてその初日ですが、まずまずのスタートを切りました。
藤岡や上野だけではなく藤谷の名前が聞かれたのは嬉しいですし、斉藤コーチは先日に植松の名前を挙げていたようです。
こうやってマスコミを通して自分への評価が聞こえると選手もやる気が出るでしょうから、これまでとは違ってまずは飴を上手く使えているように思います。
また大嶺への指導などは首が疲れるほどに頷きたくなるもので、この調子で盛り上げていってもらいましょう。
不参加の選手たちが不安になるぐらいの、活発な秋季キャンプとなることを願っています。

ロッテが阪神戦力外の小林宏をテスト (11/1 デイリースポーツ)

ロッテが阪神から戦力外通告を受けた小林宏之投手(34)をテストする。
1日、秋季鴨川キャンプ初日を迎え、伊東勤監督(50)が「球団に(小林宏から)話があった」と明かした。
10日以降に鴨川入り。
古巣復帰をかけたテストが行われる。
阪神では結果を残せず、株主総会で“不良債権”と批判された男に、古巣が手をさしのべた。
林球団運営本部長は「OBだからというのではなく、純粋なテスト。戦力になるか判断したい」と実力次第で“債権回収”する考えだ。
斉藤投手コーチは「再生できる年齢。打者、打撃コーチ、投手コーチ、捕手の4者会談で判断する」と期待しつつシビアな目で判定を下す。
伊東監督は「がけっぷちに追い込まれた選手は力以上のものが出る。そこに期待したい」と話した。
また、前中日の佐伯貴弘内野手(42)、前西武のG・G・佐藤外野手(34)もテストする。

その一方で残念なことに、補強面ははかばかしくありません。
トライアウトへの参加をせずにロッテに連絡をしての小林宏であればどこかに甘えがあるのでしょうし、今季に一軍登板が無く二軍でもパッとしない成績だっただけにどれだけの期待ができるのか、藤田をテストで落としたことがありますので同様に合格ありきの儀式ではないことを願うばかりです。
ただ内が右足関節手術を行って全治6週間で順調にいけば来春には間に合うとのことですが不安はありますので、純粋に戦力としてプラスとの判断をするのであれば歓迎をします。
それであっても年俸は2000万程度、背番号は40など、本人のためにも特別待遇は無しが前提です。

そして佐伯とG.G.佐藤には何と言っていいか、ちょっと言葉に詰まります。
昨年のオフであればまだしも佐伯の2012年は完全な浪人生活で、また来季に43歳であることを考えればさすがに厳しいでしょう。
人材を欠いているのであれば話は別ですが一塁、DH、代打要員は激戦区ですし、福浦とポジションが被りすぎです。
G.G.佐藤は伊東監督との繋がりがありますのでご祝儀としての獲得はありだとは思いますが、低反発球を克服できずに戦力外となっただけに多くを期待はできません。
小林宏とともにトライアウトの後でのテストですから両天秤にかけてのことだと思われ、伊東監督らが戦力になると見るのであれば反対はしませんが、そうは言ってもあまり気が進みませんので貴重な資金と支配下選手登録枠を無駄に使わないよう慎重にお願いをしたいです。
それでもこういった選手が活躍をすれば面白いですし、ぬるま湯のベテラン勢にはいい刺激になるでしょうから、今後の展開から目が離せません。

 

コメント (32)

2012年通信簿 13 橋本健太郎

2012-11-01 23:00:23 | 千葉ロッテ

13 橋本健太郎 投手 32歳 年俸1220万円

【2012年成績】 13試合 0勝0敗0S 防御率4.20 15回 13被安打 1被本塁打 8与四球 2与死球 12奪三振 被打率.220

さりげなくロッテではキャリアハイな成績を残した橋本ではありますが、かなりガッカリな姿を見せつけられた今季です。
トレードの相手だった久保がようやくに調子を落とし気味になってきただけに奇跡の逆転があったら面白いと思ったりもしていましたが、まさに夢物語でした。
密かに期待をしていた力のあるストレートは影を潜めてすっかりとロッテな投手になってしまい、もう何の魅力も感じられません。
あるいは故障を引きずってのリハビリ過程による影響なのかもしれませんが、年齢が年齢なだけに枠の無駄遣いのように思えます。

これが橋本としての生き残るためのチェンジであったのかもしれませんが、しかし結果は伴っていません。
なぜにここまで橋本を使うのかと思うぐらいに西村前監督は8月以降に多用しましたが、その期待に応えられたとはとても言えないでしょう。
伸びのあるストレートを失った代償にコントロールが良くなったわけでもなく、やたらと球数を投げて試合のテンポを悪くした印象が強いです。
実際問題として13試合の登板でピシャリと抑えたのは1試合だけですし、8試合で四死球を与えています。
このスタイルではとても来季に一軍での登板があるとは思えず、叶うならば以前の橋本に戻ってくれることを願ってやみません。

2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 1220万円 → 戦力外通告 

 

コメント (10)

仕上げの西九州 グルメ篇

2012-11-01 20:04:32 | 独り言

 

前回に続いて麺類が多く、そして酒量が減った西九州でのグルメです。
特に意識をしたわけではありませんが、夜などは居酒屋のようなところではなく食事ができる店に入りがちだったのが理由でしょう。
そもそも居候型の旅は同じところに泊まることで夜ご飯に苦労をするという側面もあり、うろうろと徘徊をする羽目となりました。
それでも失敗はありながらも美味しいものにも巡り会いましたので、やはりグルメは旅の醍醐味です。

初日の昼は佐賀ラーメンです。
そういったジャンルがあるのは初めて知ったのですが、オーソドックスなとんこつラーメンです。
博多か久留米かと問われればやや臭みが感じられましたので久留米に近いのではないかと、もっとも言うほどには差は分かりません。
やはり薄めのスープに喉ごしのいい細麺は東京や千葉で食べるそれとは別物で、慣れもありますがちょっと物足りなさがありました。

ビールを除けば、この旅で唯一のアルコールです。
古からつはその名のとおり佐賀の地酒で、あまり癖のない味わいです。
さほどに香りが無かったのが残念だったものの、佐賀の銘柄がこれだけだったということもありますが、珍しくも同じものを二合も飲ませていただきました。

つまみはヨコワの刺身にいかシュウマイ、そして黒豚カルビあぶり焼きです。
ヨコワは本マグロの幼魚で、漁ったのか漁れたのかは分かりませんが、何とももったいない気がします。
身は少し柔らかめで、しかしかなり濃厚な味でした。
佐賀では呼子のいかが有名なようなのですが時間が合わずに行けなさそうなので、ちょっと日和ってのいかシュウマイです。
ぷりぷりとした食感が美味しかったのですが、いかの甘みは感じられませんでした。
また佐賀牛の一口ステーキがあるとのことで選んだ店だったのですが数ヶ月前にやめてしまったらしく、仕方なく頼んだのが黒豚カルビあぶり焼きです。
これまた佐賀の黒豚といったブランドがあるとは知らなかったのですが、脂がほどよくのっていて箸が進みました。

二日目の昼は時間がなかったのでコンビニで済ませて、また夜も佐世保に入ったのが遅かったのでコンビニ弁当という悲しさです。
それを取り返すべく三日目の昼は、平戸で刺身定食を食しました。
漁協に併設をされた食堂ですので当日に水揚げをされた魚をさばく新鮮さで、これはなかなか経験のできるものではありません。
オプションで飛び魚の炊き込みご飯を食べたのですが、しかしこちらはこれといった食感もなくちょっと肩すかしです。
それでも飛び魚を見たのは初めてで、もっと胸びれが大きいものだと思っていましたが、きっと広げれば大きいのでしょう。

これでちょっと取り返した気になっていたのですが、大村での夜で撃沈をしました。
やはり大村に入ったのが遅かったので選択肢がなく、目に飛び込んできた長崎きしめんの文字にきしめんのチャンポン風なものだと思っていたのですが、しかしどこをどう見てもただのきしめんで何が長崎なのか、地名をつければいいというものではないだろうと、責任者出てこいといった感じです。
肝心のきしめんもぶすぶすで歯ごたえが無く、この旅での最大の失敗でした。

四日目の昼は島原での具雑煮で、これが美味しかったです。
そもそも雑煮を食べるのが久しぶりだったのですが醤油仕立てで実家のそれに近い味で、夏の暑い時期ながらもあっという間に食べ終わりました。
島原の乱の際に天草四郎が農民たちに餅を兵糧として蓄えさせて、そして山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊いたのが由来とされています。
丸餅、鶏肉、焼き穴子、竹輪、かまぼこ、玉子焼き、椎茸、牛蒡、人参、白菜、春菊など具だくさんで、島原に行かれた際には是非とも食されることをお奨めします。

夜は大村寿し定食です。
前日の失敗に懲りて大村の郷土料理は何かを調べてのチョイスで、史跡巡り篇でご紹介をした有馬氏に追われた大村純伊が反攻して大村の地に復帰をした際に、領民が喜んで迎えたときに急場でこしらえたのがこの大村寿しだと言われています。
いわゆる押し寿司で目に鮮やかなピンクや黄緑はかまぼこで、かんぴょうや椎茸、そして錦糸玉子と見た目が華やかでした。
刺身や天ぷらも美味しく、日本人に産まれてよかったと思える瞬間です。

最終日の昼は五島の、五島うどん定食です。
五島うどんは讃岐うどん、稲庭うどんと並んで、日本三大うどんの一つとされているそうです。
うどんと言うよりはそうめんに近い細い丸麺で、それでいてしっかりとこしがありますので不思議な感じがしました。
だしも上品で柚胡椒を入れるとまた違った表情を見せてくれますので、うどん鉢の底までぎっしりの五島うどんを堪能できます。
ラーメンライスならぬうどんライスに刺身、南蛮漬けまでついていましたので、苦しいぐらいにお腹いっぱいになりました。

最後は定番の長崎ちゃんぽんです。
五島から戻ってあまり時間が経っていなかったので無理矢理感がありましたが、長崎まで来てこれは外せません。
ただ空港に入っているどうやらチェーン店のように思える店でしたので、これが本場のちゃんぽんかとの感動はありませんでした。
むしろ食べ慣れているそれとほとんど変わらずで、リンガーハット恐るべしです。


【2012年9月 佐賀、長崎の旅】
仕上げの西九州
仕上げの西九州 旅程篇
仕上げの西九州 旅情篇
仕上げの西九州 史跡巡り篇 佐賀の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 名護屋、唐津の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 平戸の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 島原、大村の巻
仕上げの西九州 史跡巡り篇 五島の巻
仕上げの西九州 スイーツ篇
仕上げの西九州 おみやげ篇

 

コメント (5)

2012年通信簿 12 吉見祐治

2012-11-01 00:21:35 | 千葉ロッテ

12 吉見祐治 投手 34歳 年俸3100万円

【2012年成績】 8試合 1勝2敗0S 防御率5.17 31回1/3 30被安打 3被本塁打 13与四球 0与死球 16奪三振 被打率.256

昨年に続いて、今季も吉見には同情的です。
もちろん数字としては誉められたものではないのですが、それでも先発でそこそこのピッチングをしながらも打線の援護が無いままに力尽きた試合もありましたし、このあたりの投手にはやたらと見切りが早いベンチの嗜好には合わなかったように思えます。
そうなれば日照り続きの中継ぎ左腕としての立ち位置もあったようにも思うのですが、しかしロッテの左腕らしく左打者には滅法弱いところを見せてしまいましたので、さすがにただ左手で投げているという理由だけで吉見を使う勇気をベンチは持てなかったのでしょう。
それでも昨年の吉見は左打者をそこそこ抑えていましたし、諦めるにはまだ早いです。
体制が変わって先発、中継ぎをこなせる吉見の存在感はきっと伊東監督の目につくでしょうから、上手いことアピールをしてもらいたいです。

年齢的にもそろそろ厳しくなってきましたが、そのアピールのためには動きにキレが欲しいです。
それが一つの特徴でもあるのですが、ダラッとした素振りは見る人にあまりいい印象は与えないでしょう。
ピッチングに影響が出ているかどうかは分かりませんがテンポが今ひとつで、そして守っている野手がリズムに乗りきれない雰囲気があります。
組み立てとしても攻めの姿勢が欲しく、変化球を活かすためにはもう少し全体的に力強さも欲しいところです。
ストレートも変化球も同じような間合いで入ってくること、カウントを悪くしての苦し紛れに置きにいったボールを痛打されること、この2点の解消は必須でしょう。
腕を振ることに意識を持っているらしい斉藤コーチが再び吉見と相まみえることでどう変わるのか、そこに注目をしたい来季です。

2010年通信簿
2011年通信簿


【オリオン村査定】 3100万円 → 2700万円 (▼13%)

 

コメント (18)