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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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写真など一切の転用、転載を禁止します

まだ見たい黒田康作

2011-07-08 02:27:39 | 映画

アンダルシア 女神の報復

ポニーキャニオン

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先日に見送った「アンダルシア」を観てきました。
やはりブルーレイで前作をこなしてから、は正解で、結果的にですが正しい選択だったようです。
これといった人間関係が引き継がれているわけではないのですが、それでも前作を観ているのと観ていないのとでは大違いですから、これからの方はレンタルをしてでも「アマルフィ」を楽しんでから映画館に足を運ばれることをお奨めします。

織田裕二、やはりいいです。
目力があるのが特徴ですが、この作品でもその魅力が遺憾なく発揮をされています。
ちょっとスーパーマン的な活躍にすぎるところがあるもののさほどの違和感はありませんし、年齢を重ねることで渋い役柄がピッタリになっています。
それでいて身のこなしにキレがありますし、今や日本映画界のトップ俳優と言ってもいいでしょう。
おそらくは大ヒット間違いなしだと思われ、それだけの価値がある存在感を織田裕二は見せてくれています。

伊藤英明もよかったです。
やや気弱な迷いの表情や怯え、そして決意の思いが充分に伝わってくる演技でした。
織田裕二が突出をすることなく自然に映画にとけ込めていたのは、この伊藤英明の存在があってこそでしょう。
ストーリーの鍵となる伊藤英明の設定にちょっと疑問が残ったものの、配役としてはグッドチョイスであったと思います。

前作に比べればやや先が読めてしまったストーリーではありましたが、それでもかなり楽しめました。
例によって海外ロケ、とは言いながらも車窓から見える合成映像が稚拙ではありましたが、その意義がどこぞにあるのかは不明ではあるものの、それでもその圧倒的な景色がスケールの大きさに寄与をしていることは間違いありません。
この黒田康作シリーズをこれで終わりにするにはあまりにも惜しく、是非とも次回作をと期待をします。
そしてまずはドラマのDVDを観なければと、そう心に誓った「アンダルシア」でした。


2011年7月7日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 


よつばと10年1日展アゲイン

2011-07-08 02:00:26 | よつばと!

 

今日は近くに行く用事があったため、前回3月に続いて「よつばと10年1日展」を見てきました。
東日本大震災により会期途中で打ちきられたことによる再開催で、前回よりもフロアを拡張してのものです。
基本的には展示物に大きな違いはありませんでしたが、10月に発売予定のダンボー写真集が紹介をされていたりと、リターンマッチでも充分に楽しめました。

入口では直筆のよつばが迎えてくれます。
このメモ帳らしきもの、欲しい人は日本全国に数多くいることと思います。
それこそチャリティオークションなどをしたらもの凄い値段になるのではと、それぐらいの喉から手が出る素晴らしさです。

グッズは前回にしこたま買い込んだので手を出すつもりはなかったのですが、新たにTシャツがラインナップをされていたので心が大きく揺れました。
特に一番右の「NO PHOTOS」が欲しくてたまらなかったのですが、しかしコレクターとしては全て揃えたくもなりますので、そうすると軽く諭吉さんが飛んでいきます。
そんなこんなで5分ぐらいじっと考え込んだのですが、今日はじっと我慢の子でした。
ただ会期が終わった後は通信販売があるとのことで、そのときに我慢ができるかどうかの自信はありません。

今回は5日から17日までの約半月の開催です。
月曜日は休みなので気をつける必要がありますが、もしお近くに寄られる際には足を運ばれることをお奨めします。
そろそろコミックスの11巻が発売になるのではと期待をしていますし、来年の月めくりカレンダーの紹介もありましたので、渇いた心に癒しのよつばは必須アイテムです。

 

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もったいないお化けが出るぞ

2011-07-08 01:34:30 | 千葉ロッテ

今年のダルビッシュを相手にしたと考えれば、2試合続けての1点差での敗戦はもったいなさすぎます。
もちろん点差以上の何かを感じさせる試合ではあったものの、それでも今日は小林が頑張っただけに残念でなりません。
これが地力の差と言われてしまえばそれまでですが、しかし小林は何かを掴んでくれたはずです。
大谷は5試合目にしてようやく白星を手にしましたが、小林が1試合でも早くプロ初勝利を手にする日がくることを願っています。

かなりの強風の中で7回を5安打3失点ですから、先発としての責は果たしてくれた小林です。
ストライクを取るコントロールが今ひとつなのは変わりませんでしたし、四球が絡んでの失点は高めに浮いたボールを持っていかれたものでしたが、それでも低めに集めようとの意識が感じられたのは前回に炎上をしたことによる学習の結果だと思えば嬉しい限りです。
それでもまだまだ意識はしても全体的にボールは高めでしたし、風とコントロールを気にしたのかストレートが抑え気味だったのが面白くはなかったものの、課題に対する解決策を次の試合で実践をしようとしている姿勢は大いに買えます。
自分としてはこのチャンスを活かせなければ消えゆく運命だと勝手に思い込んでいるだけに、何とか小林には頑張ってもらいたいです。

打線はダルビッシュから3得点ではありましたが、中田の拙守とバッテリーエラーによるものですので手放しでは喜べません。
しかしそれでも渡辺正の足がもつれつつのランニングホームランは3年ぶりのアーチですので本人としては嬉しいでしょうし、2005年のアジアシリーズでの打った瞬間にそれと分かる弾丸アーチをレフトスタンドに打ち込んだことの再現を、是非とも今季中に見せてもらいたいものです。
いきなり右腕に対してのスタメン起用には驚きましたが、その起用に応えた渡辺正に拍手を送ります。

今日はカスティーヨが4タコにタイムリーエラーと足を引っ張りましたが、気持ちを引き締めるためにはいい試練だと思うことにします。
また岡田、伊志嶺は好調を維持して今日もマルチヒットですし、とにかく伊志嶺の勢いが止まらないのが嬉しくてなりません。
最終回に里崎に金澤を代打に送ったのもちょっとした変化の兆しだと思えば、今日の敗戦もそう悲観をすることもないでしょう。
ただこの勝ち越しの意味を高めるためには次のソフトバンクとの戦い方が重要ですので、明日の成瀬のピッチングが注目をされます。
ここのところは下降線の成瀬が上昇へのきっかけを手にすることができるかどうか、その奮闘に期待をします。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 0 0 0 2 0 1 0 1 0 4 6 0
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 1 0 1 0 3 7

1


◆7月7日(木) 千葉ロッテ-日本ハム9回戦(ロッテ5勝4敗、18時15分、QVCマリン、17,035人)
▽勝 ダルビッシュ 13試合11
勝2敗
▽S 武田久 28試合1勝22S
▽敗 小林 4試合2敗
▽本塁打 渡辺正1号(ダルビッシュ)、糸井8号(小林)、稲葉5号(伊藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林、伊藤、ロサ―里崎
日本ハム ダルビッシュ、武田久―大野

 

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アチャの次は小野

2011-07-07 00:42:17 | 千葉ロッテ

昨日は想定外の逆転勝ち、そして今日は僅差を守っての連勝で、2日間で違った味わいの勝利をナマで体感をしたロッテファンが羨ましいです。
先週のビジターに続いてホームでもあっさりと勝ち越しを決めたことで、首位争いをする梨田監督の迷惑顔が目に浮かびます。
そうなれば次こそは小林でダルビッシュ狩りといきたいところですが山は限りなく高く、しかし高いからこそ登り切ったときの達成感は半端ないですから期待をしましょう。

アチャの次は斧、ではなく小野でした。
8回を僅か91球、4安打の無四球での零封ですから文句のつけようがありません。
いつにも増してストライクゾーンで勝負をするスタイルが徹底をしており、外れても低めという投球内容ですので抑えて当然と言えば当然です。
ここのところはカットボールが決め球となっている小野が珍しくもシュートが多かったのは里崎のひらめきだと思われ、また執拗に同じ球種を要求するリードと相まって面白いようにタイミングを外されて凡打する日本ハム打線が痛快でした。
それも素直なストレートは皆無とも言っていいぐらいの小野の球質に負うところなのでしょうし、それを引き出した小宮山の慧眼には恐れ入るしかありません。
何にせよベテランが老体にむち打って善戦をする姿は美しく、また頼りにもなります。
今日も決勝点となる唯一の打点を稼いだ福浦とともに、末永くロッテで頑張ってもらいたいです。

その決勝点が内野ゴロというのは7安打2四球ということを考えれば情けないのですが、日本ハムからすれば嫌らしい点の取られ方でしょうから悪くもありません。
昨日のファールの打球での全力疾走に続いて今日は一塁にヘッドスライディングの気迫を見せて、アチャコングは僅か2試合でロッテファンの心を鷲づかみでしょう。
今日は1安打ながらもそれが唯一の得点に繋がりましたし、やはり何かを持っていると思いたくもなります。
昨日の痛烈、かつ不規則な打球への華麗なグラブ捌きに続いて今日もダイビングキャッチに体幹の強さを見せつける送球と、不安視をされていた守備でも魅せてくれました。
そのひたむきなプレーを忘れることがなければ今後の活躍が約束をされていると、単純な自分はすぐに夢を馳せてしまいます。
連敗でもおかしくはなかった展開での連勝は、メキシコからの風がもたらしてくれたロッテファンへの大きなプレゼントになりました。

カスティーヨが4番に入ったことで里崎を8番に置ける打線が組めるわけで、個人的には昨日に書いた打順が理想ながらもいい流れになってきました。
そんな中でもレギュラー争いは活発にやってもらいたく、そして渡辺正の頑張りには目を見張ります。
当然のごとく今季も一軍に呼ばれることなく戦力外通告をされるオフを待つだけだと思っていた渡辺正が、荻野貴の故障と並み居るライバルの不甲斐なさでチャンスをもらい、そして地味に結果を残すのですから野球などは分からないものです。
西村監督の性癖として左腕が先発のときには今後もチャンスがもらえるものと思われますので、あわよくば右腕が先発のときにもスタメンを張れるぐらいに奮起をしてもらいましょう。
腐ってもドラフト1位で入団をした渡辺正の、ラストチャンスを見守りたいと思います。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 X 1 7

0


◆7月6日(水) 千葉ロッテ-日本ハム8回戦(ロッテ5勝3敗、18時15分、QVCマリン、15,721人)
▽勝 小野 3試合2

▽S 藪田 25試合1勝2敗14S
▽敗 吉川 3試合2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、藪田―里崎
日本ハム 吉川、増井―鶴岡

 

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凄いぞカスティーヨ

2011-07-06 00:11:44 | 千葉ロッテ

今日は唐川の好投を目当てに球場に足を運ばれたロッテファンが多かったことと思いますが、しかしながらファンの度肝を抜いたのはカスティーヨの衝撃的なデビューでした。
唐川の乱調で敗色濃厚だった試合を立て直して、思わず頬をつねりたくなるような逆転勝利です。
あれだけ苦しめられていた日本ハムの中継ぎ陣を攻略したことも今後の大きな自信になると思われ、ただの1勝ではない大きな白星だと言ってよいでしょう。

それにしても4打数4安打1本塁打3打点と、カスティーヨはこれ以上にないデビュー戦です。
レフトスタンドへの痛烈なアーチは最近ではあまり見られない光景ですし、4本目の右方向へのヒットには身震いをしました。
まだ1試合ですし、ぽっと出の外国人選手がいきなり活躍をすることは珍しくもありませんが、しかしカスティーヨは昨年にNPBでの実績があるだけに期待が高まります。
かなり威圧感のある風貌はバッテリーにプレッシャーを与えるのに充分すぎるぐらいですし、今日の活躍で一気に警戒警報がリーグ内に鳴り響いていることでしょう。
そうなると昨年がそうであったように研究をされて失速をすることも覚悟が必要ですが、規定打席に達しての.273の成績がトランキライザーとなってくれます。
今日の打線の爆発は軸がしっかりとしたことによる相乗効果もあったでしょうから、この勢いを失うことなくアチャの快進撃が続くことを願っています。

そのカスティーヨにあっさりと4番の座を明け渡すこととなった大松ですが、まだまだ諦めるには早すぎます。
いきなり7番まで落とされて発奮をしたのか、マルチヒットで打率も.250まで上げてきました。
右左のバランスを考えれば大松が4番に座ってくれることがチームにとってはベストだと考えますし、やはり井口、大松、カスティーヨのクリーンアップが個人的には理想です。
その後を福浦、今江と続けば下位打線でもチャンスが生まれますし、どこかのチームを見ているかのように左腕をぶつけてきたところを見事にボールを巻き込むようなスイングで粉砕をした福浦の決勝タイムリーは往年の輝きを思い出させるのに充分すぎるぐらいの素晴らしいものでした。
また里崎も8番に置いておけば大きな不満はありませんし、カスティーヨが無難に一塁守備をこなしてくれれば根元も復権のチャンスを長く与えられるでしょう。
ただの一試合でこれだけ夢を語れる、そんな自分が誇らしくもあります。

そんな見事な逆転勝ちでしたが、心配なのは唐川です。
22歳の誕生日を自らの白星で飾るどころか滅多打ちでノックアウトをされてしまい、オールスター前の10勝到達が夢と消えてしまいました。
立ち上がりからボールが高めに浮き気味でコントロールに苦しむ唐川を6失点までベンチが我慢をしたのは、これまでの修正能力を考えれば間違っていたとは思いません。
逆に言えばそれだけ唐川がどうにもならなかったということで、どこぞが痛いなんて話にはならないことを願うばかりです。
これまで打線の援護がない中で孤軍奮闘で頑張ってきた唐川だけに、今日の乱れっぷりを打線が帳消しにしてくれたことはカモメの恩返しぐらいにでも思えばいいでしょう。
大野に2安打をされたり中田に押し出し四球を与えたりとむかついているであろうその思いを、次の登板でぶちまけてくれれば何の問題もありません。

その唐川を継いだ川越、伊藤、ロサ、藪田が踏ん張って、貴重な白星をロッテファンに届けてくれました。
内が戦線を離脱しただけに伊藤の投入が早かったようにも思いましたが、そこをロサが2イニングをパーフェクトに抑えたことが逆転勝ちの足がかりになったことは間違いなく、来日初勝利はこれ以上にないプレゼントになったことでしょう。
伊藤もようやくにやらかしてしまった根元の悪送球がなければ失点もなかったでしょうし、藪田もすっかりと守護神が板に付いてきました。
今日は先発はもちろんのことリリーフ陣の出来が大きく勝敗に左右をしましたから、全員にセーブポイントをあげたいぐらいです。

モヤモヤとしたものが一気に晴れたような勝利ですから苦言は避けようかとも思ったのですが、一点だけどうしても書きたいことがあります。
それは4回の無死一二塁で里崎にバントをさせなかったことで、こればっかりはどうにも私には理解ができない采配です。
結果的にウルフを引っ張りすぎた日本ハムの継投に助けられたところがありましたが、逆転勝ちに結果オーライなどとは言ってはいられないでしょう。
あの展開で、あの場面で8番打者にバントのサインを出さないのは西村監督以外では1人しか思い浮かばず、やはり基本的にはいけいけどんどんという一か八かの野球スタイルを引き継いだんだなぁと思わざるをえない、そんな一シーンでした。
今日の勝利に浮かれて攻撃的すぎる野球をしてしまえば明日、明後日と厳しい試合になるであろうと危惧をしますので、勝って冠の緒をしっかりと締めてもらいたいものです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 0 0 2 3 1 1 0 0 0 7 13 0
千葉ロッテ 0 0 2 0 3 2 0 1 X 8 12

0


◆7月5日(火) 千葉ロッテ-日本ハム7回戦(ロッテ4勝3敗、18時15分、QVCマリン、16,827人)
▽勝 ロサ 27試合1
勝3敗
▽S 藪田 24試合1勝2敗13S
▽敗 榊原 26試合1勝1敗
▽本塁打 カスティーヨ1号(ウルフ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、川越、伊藤、ロサ、藪田―里崎
日本ハム ウルフ、谷元、宮西、榊原、石井―大野

 

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小池に期待

2011-07-05 00:46:30 | 千葉ロッテ

今日に唐川と里崎が監督推薦で選ばれたことで、ファン投票トップの井口と合わせてロッテからは3人がオールスターに出場をすることとなりました。
個人的には興味がないものの地元開催ですし、やるからには全国に名を轟かせるような活躍に期待をします。
岡田には無念な結果に終わりましたが、どうせ今年に出場をしても小坂のように代走や守備固めぐらいでしか使われなかったでしょうから、来季は堂々とスタメンを張れるぐらいの活躍を手土産に初出場を目指してもらいましょう。

それにしても唐川はともかくとして、里崎が選ばれたのには驚きました。
ただ冷静に考えるとファン投票の嶋、同じく監督推薦の銀仁朗だけではなく、おそらくはチーム毎の人数からして外されたであろう細川にしても2割前後の打率でしかありませんから、こと打撃で言えば.240の里崎をしてリーグ屈指の強打の捕手ということになります。
これはセントラルでも同様で.250の阿部を除けば城島を含めて軒並み2割を越えれば御の字という、低反発球による投高打低を考えても悲惨な状況です。
もちろん捕手はリードが第一ではあるものの寂しすぎることに違いはなく、NPB全体が捕手難に喘いでいると言ってもよいでしょう。
オリックスが22歳の伊藤を育てようとしていることと、細川の移籍でお鉢が回ってきた銀仁朗が24歳であることが異質なぐらいに、41歳の谷繁を筆頭に30代後半以上の正捕手が4人もいることを考えれば、いかに捕手の育成が難しいかが分かります。

そう考えれば35歳の里崎もまだまだ王様として君臨をする余地があるわけですが、しかしいつまでもそんなことを言ってもいられません。
次の世代では金澤が27歳、小池が23歳、江村が19歳ですからバランスはいいのですが、29歳の田中が捕手としては干されている上に28歳の宮本と25歳の青松は捕手としての将来がかなり危ういことを考えれば、このオフも捕手の補強が必要だと思われます。
ただいずれにせよ使わなければ育たないのが捕手であり、だからこそレギュラーの座を手にすれば長いポジションでもあるのですが、意外な打撃力を見せている小池を早く一軍レベルまで引き上げるような育成プランをベンチにはお願いをしたいです。
今季は浦和で規定打席に達するぐらいに使い倒した上でシーズン終盤に数試合でも一軍でマスクを被らせて、来季に一軍に帯同をするのが理想でしょう。
守備型と言えるほどの小池ではないようですが肩は強いとのことですから、せいぜい二番手捕手との前評判を見返すぐらいの成長を期待します。

 

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平将門

2011-07-04 23:20:04 | 読書録

平将門

PHP研究所

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いわゆる戦国時代を守備範囲とする自分としては射程圏外の分野ではあるのですが、たまにはこういった時代の小説を読みたくなります。
たださすがにこのあたりがギリギリのところで、それ以前は一気に興味が失せていきます。
そんな中で今回に選んだ平将門は武士が朝廷に反逆をした走りですので、それなりに楽しみにして紐解きました。

結論から言うと、かなり面白かったです。
この手の小説は「史実」に忠実で作者の持ち味が発揮できていないか、あるいは突飛な設定でどうにもならないものも少なくないのですが、この作品はその両者が上手い具合にバランスよく配合をされた感じで小気味いい展開で話が進んでいきます。
平将門は父の遺領を叔父に横領をされたことをきっかけにして騒乱、承平天慶の乱を起こしたとも言われていますが、最近の研究では一門での領地争いが直接的な原因ではなく、嵯峨源氏である源護との対立が理由ではないかとの説が有力となっているようです。
作者はその説をベースに将門と叔父である国香、従兄弟の貞盛との親しげな交流や、同じく叔父である良兼、良正との対立を、呪術や恋などを絡めて構成をしています。
朝廷を重んじながらもその朝廷が国の乱れに手をこまねいているのであれば自らが板東の抑えとなろう、との将門の苦悩と決断が見事に描かれています。
やや美化、正当化をしすぎている嫌いはありますが、なるほどと思わせるに充分な作者の手際の良さを感じる作品でした。


2011年7月4日 読破  ★★★★☆(4点)

 

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哀しき元ロッテ戦士たち

2011-07-04 00:05:03 | 千葉ロッテ

サブローが巨人に移籍をしたこともあり、昨年に続いてこのシリーズを立ち上げることにしました。
あくまで昨オフから今季途中までにロッテを離れた選手のみで、昨年までに移籍をした選手たちは含みません。
これが元気よく活躍をしてくれていれば取り上げるにしくはないのですが、清水や橋本、シコースキーに川崎に早川と、移籍先の球団に申し訳ないぐらいの今季の惨状です。
どうにも触れてはいけない禁忌のように思えてなりませんので、あくまで先に挙げた条件の選手だけが対象です。


■小林宏之(阪神)
23試合 0勝3敗0S 防御率3.13 23回 24被安打 0被本塁打 11与四球 1与死球 27奪三振 被打率.267

一時期の不調からは脱したようですが、出来高込みで2億を越えるとも言われる年俸からすれば期待はずれでしょう。
セントラルの事情は分かりませんがリーグトップの6暴投は相変わらずにフォークが駄目なままであることが想像をされますし、先日には胃腸炎となったようで、甲子園での熱烈な阪神ファンからのブーイングがかなりこたえているものと思われます。
しかしロッテファンからすれば小林宏はこんなものという思いもあるでしょうし、費用対効果を度外視すれば14ホールドですから充分に一軍の戦力です。
どうやら捕手が藤井彰になってから立ち直りの兆しが出てきたとも聞こえてきますので、城島が復帰をした際にどうなるかが小林宏にとっての正念場でしょう。

■根本朋久(日本ハム)
E 21試合 1勝1敗0S 防御率3.71 17回 18被安打 1被本塁打 5与四球 1与死球 18奪三振

ロッテに残っていれば貴重な左腕として今季は活躍をしてくれるのではないかと期待をしていましたし、春先にはオープン戦だかで好投をしたとの話もありましたので、ここまで一軍での登板がないままに二軍暮らしが続いているのはかなり意外です。
どうやら左のワンポイント的な使われ方をしているように思われるのですが、今年の低反発球でここまで打たれてしまっては鎌ヶ谷に置いておかれているのも仕方がないでしょう。
それでもイニング数と同じぐらいの三振を奪えるキレがあれば浮上の目は充分にあるでしょうから、今後に期待です。

■斉藤俊雄(オリックス)
10試合 15打数 1得点 4安打 打率.267 1二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 0盗塁 2四死球 6三振 得点圏打率.333

つい先日まで二軍で埋もれていましたが、ようやくに一軍でスタメンマスクを被る機会が増えてきました。
あれだけ酷評をされていたキャッチングも何の問題もないようですし、岡田監督の評価も高いようです。
レギュラー争いという意味では伊藤に出遅れている感がありますが、まだまだ決定的な差があるわけではありません。
光原があんなですのでどうにも惜しまれる斉藤ですが、おそらくはロッテに残っても出番は与えられなかったでしょうから、頑張ってオリックスで活路を見いだしてもらいたいです。

■西岡剛(ツインズ)
21試合 71打数 14安打 打率.197 3二塁打 0三塁打 0本塁打 5打点 1盗塁 6四死球 17三振

開幕早々に骨折をして戦線を離脱していましたが、先月にようやく復帰をしました。
しかし打撃の調子は上がらずに打率も2割に満たず、期待をされた盗塁も僅か1個ですのでかなり心配です。
これまで期待が高かったものの結果が伴わないことであっさりと見切られてしまった日本人選手が少なくはありませんので、守備も含めた存在感を示すしかありません。
ロッテとしてはかなりの犠牲を伴ってのポスティングだっただけに、頑張って結果を残してもらわなければ困ります。

■竹原直隆(オリックス)
5試合 12打数 0得点 1安打 打率.083 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 3三振 得点圏打率.000

シーズン途中の金銭トレードで早速に出番をもらった初戦に打ったヒットが唯一で、その後はウエスタンリーグに活動の場を移しています。
しかしこれまでの二軍の帝王の面影はなく、身長にも満たない打率に長打がゼロですからやばい感じがあります。
ロッテほど露骨ではないもののオリックスも費用対効果にシビアなだけに、このまま一軍で結果を残せないままにシーズンを終えると戦力外通告となってもおかしくはありません。
本人にその自覚があるかどうかが微妙な話も聞こえてきますので、先行きはあまり明るくはないように思えます。

■大村三郎(巨人)
3試合 5打数 1得点 2安打 打率.400 0二塁打 0三塁打 1本塁打 1打点 0盗塁 0四死球 2三振 得点圏打率.000

移籍後の初打席でホームランを放って脚光を浴びましたが、それでもレギュラー獲得とは簡単にはいかないようです。
右投手が先発ともなるとベンチスタートですし、高橋由に余程のことがない限りは状況に変化はないでしょう。
それだけに数少ないチャンスをしっかりとものにすることが求められますし、懸案の守備での破綻を見せるわけにもいきません。
考えようによってはDHがないだけにロッテに残るよりもいばらの道だとも言えますので、とにかく頑張ってくれとしか言いようがないサブロー改め大村、背番号0です。


こう見てみると無神経な物言いはさておき、石川球団運営本部長を筆頭とする編成部の判断の正しさを認めざるをえません。
心情的には引っ掛かるところがもちろんあるのですが、全ての選手を抱えたままでいられるわけでもありませんから仕方のないところでもあります。
ただ気になるのは代わりに獲った選手が今ひとつであることで、一方で戦力外の選手をテストをした上で獲得をしたケースでは成功例が多いですから、まず出すことありきのトレードが大半であることがその理由なのかもしれません。
そんな状況を一変させる活躍を山本一、高口、そして工藤には期待をしたいですし、やはりWin-Winのトレードほど気持ちのいいものはありませんから、来る選手も行く選手もそれぞれのフィールドで結果を残してくれることを願い祈っています。

 

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次は渡辺俊か

2011-07-03 22:38:52 | 千葉ロッテ

今日のピッチングを見て渡辺俊の不幸なシーズンオフを思い浮かべたロッテファンは、きっと少なくはないことでしょう。
35歳の1億4000万の投手にして不甲斐ないピッチングが続いており、しかも今季だけはない長期低落傾向だけに印象が悪すぎます。
投げてみなければ状態が分からないようでは安心をして先発ローテーションを任せることはできず、しかし思い出したように好投をすることで見切るタイミングを失うという、この扱いづらさを球団がどう判断をするのかが注目をされます。

渡辺俊としても思いどおりにいかず、悩み深いのでしょう。
かなり痩せたようにも見えますし、それが渡辺俊の特徴ではありながらも表情もあまりに冴えません。
かつてはお客さんだった楽天に今季は完全にカモにされており、しかも2試合ともに相手の先発が故障で早々にマウンドを降りる展開ながらも負け投手になってしまっています。
今日は前回に比べて滅多打ちといった感じではなかったもののコントロールがばらばらで、あれだけ抜けたり逆球になってしまってはどうにもなりません。
いきなり初回に先頭打者を歩かせてしまい、これは昨日の試合の流れではありながらも活気づいているルイーズにど真ん中に投げての失点ではチームがしらけてしまうのも仕方がなく、最後までボールを支配できないままの5回も持たずのノックアウトでした。
ここのところの渡辺俊はボールの抜け具合で出来不出来が大体に分かりますし、しかし試合中に修正をして立て直すことがほとんどできていませんので、悪いと見たらスパッと諦めて吉見や川越などに代えた方がよいようにも思えます。
しかしそんな気遣いをしてまで渡辺俊を先発として使う必要があるのかとの疑問がどうしても出てきますので、さすがにそろそろ思案のしどころです。

その渡辺俊を継いだリレーも思うようにはいかず、結果的には傷口を広げてしまいました。
どうにも左対左に固執をしすぎての失敗のようにしか思えず、左打者に圧倒的に打たれている山本一をあそこで起用をするようでは先が思いやられます。
以前にも書きましたが、むしろ右打者の方が打ちづらそうにしている山本一は左のワンポイントではなく、ある程度のイニングを投げさせた方が活きてくるように思えます。
コントロールにアバウト感が漂うだけにピンポイントでの勝負は厳しく、これは吉見も同様です。
最後に投げた川越が素晴らしいピッチングに見えてしまい、実際に地味に好投はしているのですが、そのことを嘆かざるをえません。

そんな中で内の代わりに昇格をした上野は、もしかしたら先発としての起用も視野に入っているとの期待感があります。
春先から中継ぎが続いていた上野はここ2試合は浦和で先発として投げており、12回を7安打8奪三振6四死球2失点と結果を残してきました。
課題の四死球が多いのが微妙ですがシーズンを通しては10四死球であり、そろそろ出番が欲しいところです。
今日に投げなかったのは先発から中2日だったからこそで、そうなると昇格のタイミングからしてロングリリーフ要員と考えるのが妥当なのでしょうが、それでは夢が広がりません。
いずれにせよ阿部の不憫さは半端ではありませんが、とにかく今は少しでも夢を見させてもらいたいです。

打線は永井のアクシデントに付け入ることができず、楽天と同じ8安打を放ちながらも1点しか取れませんでした。
これは楽天投手陣が無四球だったことも理由だと思われ、また3併殺と崩れかかったところを助けてしまったのが痛かったです。
楽天にかなりの走塁ミスが続いてビハインドが4点のままだっただけに、どこかで1点でも取れていればと残念でなりません。
それでも4回には伊志嶺が一塁でちょこちょこと動き回ってバッテリーを牽制してチャンスを広げましたし、今日も2安打で打率も.285まで上げてきました。
これで7試合連続ヒットで、ここ10試合では43打数15安打と打率は大きく3割を越えていますし、うち5試合がマルチヒットですから頼もしい限りです。
衝撃度では及ばないものの規定打席に達するようですと昨年の荻野貴をも上回る貢献度と言ってもよいでしょう。
サブローの移籍でロッテファンの心にポッカリと空いた穴を埋めて余りある、そんな伊志嶺の活躍に今後も期待をしたいです。

明後日からは日本ハムとソフトバンクとの6連戦が始まり、その先陣を切るのは安定感抜群の唐川です。
少しでも2強に近づくためには初戦を落とすわけにはいきませんので、飄々とした唐川のピッチングを楽しみにしています。
また既に一軍に合流をしているカスティーヨの出場もあるかもしれず、どこを守るのかも注目点の一つでしょう。
根元が守備に大きな破綻を見せないままに打率を3割に乗せましたので、まずはDHでの起用が妥当ではないかと考えます。
まだ打席数も少ないので3割とは言っても見かけ倒し的なところはありますし、ショートの根元はどうもしっくりとこない感じもあるのですが、それでも根元がショートに収まってくれれば荻野貴も気兼ねなく外野に復帰ができますし、今後の補強の方針にも乱れがなくなります。
一時は浦和でも行方不明になって心配をしていた根元が今やチームの鍵を握る存在になったとは言い過ぎかもしれませんが、暫くはショートで使い続けて欲しい根元です。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 8 0
楽天 2 0 0 0 3 0 0 0 X 5 8

0


◆7月3日(日) 楽天-千葉ロッテ9回戦(楽天5勝3敗1分、13時、Kスタ宮城、17,437人)
▽勝 川岸 10試合1
勝1敗
▽敗 渡辺俊 12試合3勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、山本一、吉見、川越―的場、金澤
楽天 永井、川岸、佐竹、青山、スパイアー―嶋

 

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笑わない織田裕二

2011-07-03 01:21:04 | 映画

今日は映画館まで「アンダルシア」を観に行ったのですが、観やすい席が埋まっていたために断念をしました。
どうにも前売り券を買うと思い立って観たいと思ってもうまい具合にはいきませんし、レイトショーですと前売り券を買わない方が安かったりもします。
このあたりはTOHOシネマズに改善を願いたく、前売り券を買ってもvitで予約ができるようにしてもらいたいものです。

アマルフィ 女神の報酬

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仕方がないので買ったままで放置をしていた前作にあたるブルーレイの「アマルフィ」を観たのですが、これが結果的には正解でした。
主人公が同じだけだろうと前作を観ないままに最新作を観ようとしていたのですが、多少ですが人間関係が繋がっているようですから今日に「アンダルシア」を観ていたら後悔をしたかもしれず、同じ意味では「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作も観ない方がよいのかもしれません。
そうなると「X-MEN」の最新作も観られませんし、早いところタンスの肥やしになっているDVDやブルーレイを観た方がよさそうです。

ストーリーとしてはローマで誘拐をされた邦人の女の子の捜索をするうちに別の事件が浮かび上がってくるという、割とよくある作りになっています。
ジョン・トラボルタの「パリより愛をこめて」も似たような感じでしたし、この手の映画の王道なのかもしれません。
ただ最後の最後まで裏が読めませんでしたし、ちょっと無理矢理感がないわけではなかったものの、なかなか面白かったです。
これであればテレビで放映をされた「外交官 黒田康作」にも興味が出てきましたし、しかしこれを観ていると「アンダルシア」の上映が終わってしまいそうなので、こちらはサブストーリーだとでも思ってまたの機会にすることにします。

それにしても織田裕二が笑いません。
好きな俳優ですのでテレビも映画もかなり観ているのですが、どちらかと言えば黒田康作のようなタイプが多いような気がします。
もちろん青島俊作のような役柄もありますが、以前はテレビなどでコミカルな演技も多かった織田裕二が、今は渋いニヒルな立ち位置になりつつあるように思えます。
それはそれで魅力的ではあるのですが、なんとなく無理をしているのではないかなとも感じられます。
いずれにせよ今や日本を代表する映画俳優ですから、今後のますますの活躍を期待します。

フジテレビの制作だけあって俳優陣は豪華ですし、こけおどし的なところはありながらもほぼ全てがイタリアでのロケとのことで、36.5億の興行収入は2009年の邦画では8番目に位置しますので、まずまずのヒット作と言ってよい作品です。
欲を言えば佐藤浩市に英語をしっかりと使って欲しかったと言いますか、あのシーンでの日本語は興ざめでした。
またエンドロールで電話の声が中井貴一だと知ったときにはちょっと驚き、また無駄に金を使っているなと思った「アマルフィ」でした。


2011年7月2日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

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井口からのプレゼント

2011-07-03 00:02:41 | 千葉ロッテ

大谷がようやくに先発でのプロ初勝利を手にしました。
ここまでの4試合に好投をしながらも打線の援護に恵まれずにの3連敗でしたので、喜びもひとしおでしょう。
やや出遅れ感は否めませんが今後に勝ち続ければ防御率からすれば新人王を狙える位置にいますので、伊志嶺と競い合って頑張ってもらいたいです。

今日は打線の援護がありましたが、それでも大谷の白星に一番に貢献をしたのは井口の5回の守備だと考えます。
先制をした直後のピンチに抜けていれば同点となった二塁ベースの脇を抜けていく当たりを飛びついて捕球をして、振り向きざまのジャンピングスローは見事でした。
あそこからの一塁への送球は井口の真骨頂とも言えるプレーで、しかも送球が乱れることはめったにありませんから余程に体の軸がしっかりとしているのでしょう。
あれを見せられるとフル出場はともかくとして来季以降も数年は二塁手としてやっていけるものと思われ、空前絶後の40歳での二塁手が誕生をするかもしれません。
珍しくも5タコでバットでは貢献ができなかった井口でしたが、今日はあのワンプレーで充分です。

そんな井口からのプレゼントにも助けられて、大谷は自己最長の7回1/3を6安打2失点と文句のないピッチングでした。
あの里崎をしてストレート中心の組み立てのリードでしたし、あれだけストライクゾーンで勝負をしながらも詰まった打球が多かったことからして、球速以上の伸びがあったのでしょう。
そのストレートを軸にカーブ、スライダーを織りまぜたピッチングは理想的でもあり、これこそが大谷に待ち望んでいたスタイルです。
今で言えば唐川に次いで安定をしている大谷は、もしかすると成瀬よりも期待値が高いかもしれません。
ここのところの服部、木村の停滞で編成部が剛球タイプに舵を切りつつある中での大谷の躍進は、このオフの指名動向を左右する一事になるような気もします。
何にせよ苦労の末に手にした今日の白星を契機に、大谷の怒濤の連勝がスタートをすることに期待をします。

打線は12安打6得点と久しぶりのお通じがあったかのような気持ちよさがあり、先制点は間に合わない三塁に送球をした投手のミスがきっかけとなり、追加点は上手い一塁手であれば捕れた打球でしたし、終盤のだめ押しはしっかりとバントを決めてのタイムリーですから笑いが止まりません。
今ごろは楽天ベンチの壁の補修の手配をしているのではないかと思えるような、そんな素敵な攻撃ぶりでした。
左腕が出てきたから代打で渡辺正、とは層の薄さを感じざるをえないものの、その渡辺正が四球とバントで貢献をしましたし、根元も久しぶりのマルチヒットに初球で決めたバントと、カスティーヨを迎え撃つ体制が徐々に整いつつあります。
とにかく根元は4打席でなんぼの選手だと考えているだけに、今日のほぼフル出場が何より喜ばしいです。
また地味に高口が守備で存在感を見せていますし、的場や昨日今日の神戸と合わせて地蔵さんたちは頑張ってくれています。
岡田にヒットが出たから結果オーライでしたが、9回は里崎に代走を出すべきだったと思うだけに、ベンチにはその頑張りに応える選手起用を願いたいです。

ちょっと気になったのはその高口が一塁の守備固めに入ったことで、先日の今江に続く福浦の状態が心配です。
もっとも今江が早々に復帰をしての値千金のツーランを放ちましたから、福浦も明日も元気にスタメンに名を連ねてくれだろうと信じています。
一塁の守備につくようになったからでもないでしょうが往年の左腕に強い福浦が戻ってきましたし、攻守ともにはつらつとした姿を見られることを嬉しく思います。
数字的にはやや寂しいところがありながらも福浦までもが抜けるとチームが崩壊をしかねませんので、小野とともにきっちりと3年契約を勤め上げてもらいましょう。
その一方で同じく先日の投げるべき場面で代わりにロサが出てきて気にかけていた内が強い肘の張りで登録を抹消となりましたので、世の中には科学で解明が出来ないものなどはいくらでもあるのですから、チーム全体でお祓いを受けることも真剣に考えてもらいたいです。
オールスター休みにでも球団、チーム揃っての成田山新勝寺詣でを、強くお奨めします。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 1 3 1 0 1 6 12 0
楽天 0 0 0 0 0 0 0 2 1 3 8

0


◆7月2日(土) 楽天-千葉ロッテ8回戦(楽天4勝3敗1分、14時1分、Kスタ宮城、16,705人)
▽勝 大谷 11試合1
勝3敗
▽敗 井坂 1試合1敗
▽本塁打 今江4号(片山)、ルイーズ4号(大谷)、5号(藪田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、伊藤、藪田―里崎
楽天 井坂、佐竹、川岸、片山、小山―嶋、伊志嶺

 

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愛は世界を救う

2011-07-02 01:51:43 | 映画

どうにもストレスが溜まって破壊行動に出る衝動を抑えきれなくなりそうだったため、久しぶりにレイトショーで映画を観てきました。
そして神人のように自分に代わって暴れまくってくれるようなものを期待して選んだのが「スカイラン」でしたが、ストレス発散とまではいかずともそこそこ楽しむことができました。
ちょっとグロテスクでPG12だけのことはある内容でしたので万人にお薦めはできませんが、前評判ほどのB級映画ではないというのが個人的な感想です。

スカイライン -征服-

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ハッキリ言って相手がエイリアンですから地球に侵略をしてきた意図が分からないのは当たり前の話ですし、暴れまくるよりは人間を集めまくっている理由が最後まで分からなかったので消化不良気味ではあったのですが、最後のオチに繋がるところなどは見事な展開と言えます。
軍隊の反撃でハッピーエンドになると思いきやそうでもなく、ひたすら健気に戦う兵隊さんが哀れにもなり、また頼りがいを感じたのは私だけではないでしょう。
高級アパートメントの一室という極めて狭い空間でここまで話を盛り上げたのは、ある意味でさすがでもありました。

ネタバレになりますので多くは書きませんが、テーマは「愛は世界を救う」といったところでしょう。
どうにもデビルマンを思い浮かべてしまったのは年代によるものなのでしょうが、これは最後まで観ないと分からない、あるいは観ても分からないかもしれない比喩です。
またまるで次回作があるような終わり方が悪評の一つの理由になっているようですが、個人的には想像力が広がって「あり」だったと思います。
それにしてもSFXは凄いと言いますか、こうなるとテレビの映像もどこまで本物かを疑った方がよいかもしれないと、そんなことも感じたエイリアンの容赦ない侵略でした。


2011年7月1日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

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カモメはカモメ

2011-07-02 01:14:38 | 千葉ロッテ

どうにも仙台は苦手意識が先走ってしまうのか、結局のところはカモメはカモメ、鬼門は鬼門のようです。
田中とのエース対決でしたので一線級を相手にすれば無類の強さを見せる成瀬だけに期待をしたものの、打線が完封をされてしまってはどうにもなりません。
星野監督の景気のいいコメントも不愉快ですし、明日こそはボコボコに叩き潰してぐうの音も出ないようにしてもらいましょう。

成瀬は7回を2失点と先発としては責任を果たしたものの、本人も口にしていたように先制点を与えてしまったことはエースとしての反省材料です。
調子が下り坂の中で踏ん張ったとも言えますが、唐川が見事なピッチングを続けているだけにどうしても苦言を呈したくなります。
どこが悪かったと明確に言えるところがあるわけでもなく、むしろ低めを上手く打たれたという方が正しい見方なのかもしれませんが、それでも簡単にファールで粘られた感じがありましたでストレートの球威、変化球のコントロールとも今ひとつだったのでしょう。
中盤以降はそこそこ抑えながらも球数は増やしましたので、この点差でも7回での交代は仕方がありません。
遂に負け星が勝ち星を上回ってしまうロッテなエース状態に陥ってしまいましたので、次こそはピシャリと抑えてロッテのエースに向けて舵を切り直してもらいましょう。

打線は田中から7安打を放ちながらも完封をされてしまい、結果的にはお手上げ状態でした。
珍しくも無四球だったことで連打でしか得点を取ることは難しく、今の田中を相手にそれは無い物ねだりだったのでしょう。
数少ないチャンスも併殺で潰してしまい、またしても大松が低迷期に入りそうなのが最大の懸念材料です。
どうも考えすぎる嫌いがある大松には強力な5番打者が必要だと思われ、一昨日の途中交代で心配をしていた今江が左ふくらはぎの張りで今日は欠場ですから場所が場所だけに長引くかもしれず、そうなるとカスティーヨの合流が心待ちになります。
里崎には申し訳ありませんがクリーンアップは荷が重すぎますので、一日でも早く古巣の8番に戻れるような打線を組みたいものです。

サブロー改め大村が早速に一軍に昇格をして初打席でホームランを放ったようで、幸先のよいスタートを切れたことは何よりです。
最初からアピールができなければ小坂の名を出すまでもなく高橋信の二の舞になってしまいますので、とにかくホッとしています。
ただこのことで球団や西村監督への圧力を強めることは妥当ではないと、予め自分の考えを書いておきます。
もちろん里崎をDHに置くぐらいであればとの思いはありますが、逆に不幸にも大村が巨人で結果を残せなかった場合に「球団は正しかった」と宗旨替えをするつもりであるのでしたらまだしも、そうでないのでしたらこのことは何ら材料にはなりません。
世間では面白おかしく「井口派」「サブロー派」とはやし立てているようですが、それであれば井口の一番弟子とも言える竹原が放出をされた理由を合わせて説明をすべきでしょう。
今回のトレードでいろいろな考え、思いはあるでしょうが、今は工藤と大村の活躍を願うことこそが大切だと考えます。
そして岡田、伊志嶺、清田、荻野貴が外野手としてチームを支える選手に育ってくれることを楽しみにしたいと思います。
どうにもモヤモヤとしたものは残りますが、そこを海坊主がピシャリと封じるようなピッチングを披露してくれることに期待をしましょう。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 0
楽天 0 0 2 0 0 0 0 0 X 2 9

0


◆7月1日(金) 楽天-千葉ロッテ7回戦(楽天4勝2敗1分、18時、Kスタ宮城、17,004人)
▽勝 田中 12試合8
勝2敗
▽敗 成瀬 12試合5勝6敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、ロサ―的場
楽天 田中―嶋

 

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振れ大松

2011-07-01 01:03:08 | 千葉ロッテ

惜しい試合を落としました。
ダルビッシュを相手に僅差ゲームで終盤に追い詰めましたので、この試合は何としてでも勝ちたかったです。
結局は恒例の追いつかない程度の反撃で終わりましたが、それでも充分にダルビッシュの肝を冷やすことができたと思います。
次に繋がるかどうかは微妙ですが、この悔しさを来週に爆発させてもらいましょう。

それにしても9回の攻撃はもったいなかったです。
伊志嶺を走らせたことで井口が敬遠となったのは作戦として賛否両論があるところでしょうが、それよりもやはり大松です。
初球を見逃したことでイヤな感じがあったのですが、同じように不安に思ったファンも多かったことでしょう。
シュートを伊志嶺にぶつけて、井口にもコントロールができていませんでしたので、おそらくはストレートを待っていたのだと思います。
そこへそのシュートがきたことで意表を突かれてしまい、迷ったところでのストレートまで見逃して追い込まれた時点で、この勝負はバッテリーの勝利が約束をされていたのでしょう。
積極的に振りにいくことで調子が戻ってきたと自身で口にしていた大松だけに、本人も悔いを残した打席だったと思います。
その悔しさをバネにして、明日からの鬼門仙台での楽天戦で汚名返上の攻撃的なバッティングに期待をします。

プロ初先発の小林は5回を5失点と思ったようなピッチングができず、いろいろと課題が露呈をした黒星となりました。
ストレートはそこそこスピードがありましたし、スライダーやカーブ、そしてフォークなどの変化球もまずまずだったとは思います。
ただストライクを取るためのコントロールがまだ身についていないと言いますか、あそこまで打ってくださいと言わんばかりの真ん中のボールを投げ込んでしまっては打たれるのも当然で、社会人出身の投手としてはちょっと困った状態と言ってよいでしょう。
カウントを整えにいくというよりは勝負にいったボールが魅入られたように中に入ってしまったのは緊張感からくるものなのかもしれませんが、ルーキーではありながらも大学、社会人を経由した25歳ですから甘えたことを言っていられる時間はありません。
的場もあまり組んだことがないのかリードに迷うところがあったようにも見えましたし、このあたりはバッテリーの呼吸として経験を積んでいくことが解決策の一つだとも思いますので、先発としてはともかく暫くは一軍に置いて使っていって欲しい小林です。
小野は戻ってきたもののペンとマーフィーの復帰時期が不明ですから、先日に浦和で先発をした光原をまた使うぐらいでしたら小林を育てることをベンチにはお願いをしたいです。

しかしサブローを放出したところでDHに里崎という布陣ともなると何とも歯がゆいところがありますが、来週にもカスティーヨが合流をして、また荻野貴と清田も今季中には戦列に戻ってくれるでしょうから、やはり早いか遅いかの違いでしかなかったのでしょう。
さっそく巨人の大村として背番号0を披露したようですので、こちらも早く工藤の入団発表をしてあげたいところです。
何となく中堅どころの投手を絡めた次のトレードが控えているような気がしないでもありませんが、今は考えないことにします。

川越が地味にビハインドの試合を壊さずに持ちこたえるピッチングを続けていますし、伊志嶺は着実に新人王への名乗りを挙げる道のりを歩みつつあります。
塀内も久しぶりにヒットを打ちましたし、他動的ではありながらも9人野球からの脱却ができていますので大きな不満はありません。
あとは球団が若返りを標榜したのですからベンチもそれに倣って欲しく、ベテランと若手を目先と将来とを兼ね合わせながら上手く起用をしてもらいたいです。
来週にQVCマリンにチームが戻ってきたときに妙なことにならないよう、ファンが納得をするような布陣での戦いを見せてくれることを願っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 0 0 1 2 4 10 0
日本ハム 0 1 2 0 2 0 0 0 X 5 8

1


◆6月30日(木) 日本ハム-千葉ロッテ6回戦(3勝3敗、18時1分、札幌ドーム、21,369人)
▽勝 ダルビッシュ 12試合10
勝2敗
▽S 武田久 25試合1勝19S
▽敗 小林 3試合1敗
▽本塁打 陽2号(小林)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林、川越、山本一―的場、金澤
日本ハム ダルビッシュ、武田久―鶴岡

 

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