オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

一発の威力

2007-04-20 00:40:21 | 千葉ロッテ

やはりサラリーマンには平日の観戦は苦しいですね。
今日も頑張って行ったのですが、球場に着いたら既に5回が終わっていました。

今日はズレータに尽きる試合でした。
1発目は見逃しましたが、2発目の飛距離と打球の速さには驚きです。
開幕戦の満塁アーチも驚弾でしたが、今日の2発目も打った瞬間にそれとわかる弾丸ライナーで左中間に放り込みました。
ここ数試合、変化球にタイミングが合わずに湿りがちなバットが、1本出ると立て続けに打って復調するのはやはり経験でしょうか。
先のオリックス戦でも試合を決めるアーチを放ちましたし、やはり大砲の威力は凄いと言わざるをえません。
一昨年の優勝は繋ぐ打線として評価されましたが、李の30発があってこそとも言えます。
打線に軸があるとないとでは大違いで、やはりしっかりとした軸があれば打線は繋がります。
絶望的に低調だった打線もようやく上向きになってきたので、後は福浦の復帰が待たれますが、それはそれで守備位置の問題もあり、悩ましいところです。

今日も荻野が登板しました。
大量リードの試合でもなく、負け試合でもなく、微妙な4点リードでの登板ですから、これは開幕戦の川崎同様にYFKの後継としての育成の意味合いが強い起用だと思えます。
昨年台頭しかかった神田が今年は急失速したので、オープン戦でもいい場面で起用されて期待されていた荻野が、後継2番手として起用されているのでしょう。
しかし結果的に言えば、その期待には今日も応えられませんでした。
初登板の時もそうでしたが、追い込んでもファールで粘られてしまうのは中継ぎとしては致命的とも言えます。
これはストレートの威力の無さ、微妙な制球力の無さ、ボールのキレの無さ、いろいろ理由はあるでしょうが、実は一番大きいのは荻野の特徴を里崎が把握しきっていないことではないかと思い始めました。
ルーキーですから里崎の言いなりに投げているのは明かで、里崎の癖のあるリードが荻野を殺しているような気がします。
2階席からの観戦でしたので球筋が見えずにはっきりとしたことは言えませんが、藪田じゃあるまいし、あそこまでストレート系で押す投手じゃないでしょうに。

まあ荻野自身も、ピンチを防いでくれた藪田と自分の何が違うのかを、自分で答えを出すようにしなければ捕手がいくらいいリードをしても結果は出ませんから、ベンチの期待を裏切らないように精進して欲しいものです。

しかし藪田の昔を知っているものからすれば、カーブだけの投手で抑えるのが不思議だった投手が今やストレートが150キロ近く出るようになっているのは驚きでしかありません。
黄金のドラ2世代で素材としては良い選手だったのでしょうが、まさに大器晩成型ですね。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 0 0 1 0 0 0

1

8 0
千葉ロッテ 0 1 1 0 2 0 1 0 X 5 10 3


◆4月19日(木) 千葉ロッテ-オリックス5回戦(ロッテ3勝2敗、18時15分、千葉、16,848人)
▽勝 小林宏 4試合3勝
▽S 薮田 9試合1勝1敗1S
▽敗 川越 5試合2勝2敗
▽本塁打 ズレータ6号(川越)、7号(岸田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、荻野、薮田―里崎
オリックス 川越、岸田、高木、金子―辻、日高