電脳筆写『 心超臨界 』

つぎの目標を設定したり新しい夢を描くのに
年を取りすぎていることなどけっしてない
( C・S・ルイス )

自助論 《 ありふれた事物の背後を見抜く姿勢――サミュエル・スマイルズ 》

2024-07-31 | 03-自己・信念・努力
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生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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世間では、偉人は浮世離れした問題のみ扱っているなどと考えがちである。だが、このニュートンやヤングの例を見ればわかる通り、むしろ彼らは誰にもなじみ深い平凡なことをよく観察し、そこにひそむ重大な意味を読み取ろうとする。ありふれたことの背後にある本質を深く理解するところに、偉人の偉人たる最大のゆえんがあるといえるだろう。


『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p53 )
3章 好機、再び来たらず――人生の転機を見抜く才覚、生かす才覚
1 勤勉の中に「ひらめき」あり

◆ありふれた事物の背後を見抜く姿勢

何かの偶然から大発見が生まれたという話をよく耳にする。だが、よくよく調べてみれば、ひょうたんから駒といったケースは皆無に等しい。偶然のできごとと呼ばれるものの大部分は、実は天才的な努力の末に勝ち取られたものなのだ。

ニュートンは、足もとに落ちてきたリンゴのおかげで万有引力の法則を考えついたと伝えられている。そしてこの話は、偶然が大発見につながった例としてしばしば引き合いに出される。

だがニュートンは、それまで長年の間、重力の問題をこつこつと研究しつづけていたからこそ、目の前のリンゴが落ちるのを見てインスピレーションがひらめき、万有引力の法則を理解するに至ったのである。

物理学者ヤングの場合も、ニュートンと同じことがいえる。

彼は、シャボン玉に光線がキラキラ照り映えるのを見て光の干渉理論を考え出し、それが光線の回折現象を解明する糸口となった。凡人の目には単なる「光のいたずら」としか映らない現象から新しい真理を導き出したのは、彼が長年その問題を研究していたためなのである。

世間では、偉人は浮世離れした問題のみ扱っているなどと考えがちである。だが、このニュートンやヤングの例を見ればわかる通り、むしろ彼らは誰にもなじみ深い平凡なことをよく観察し、そこにひそむ重大な意味を読み取ろうとする。

ありふれたことの背後にある本質を深く理解するところに、偉人の偉人たる最大のゆえんがあるといえるだろう。
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