電脳筆写『 心超臨界 』

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( ジョン・ロック )

不都合な真実 歴史編 《 「リメンバー・ソウエト」――ネルソン・マンデラ 》

2024-07-08 | 05-真相・背景・経緯
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オランダ系ブーア人と英国人が政権を握る南アは一番上の白人が二番目の黒人と白人の混血児を使ってその下の黒人を支配してきた。マンデラはこの体制を崩すのにアラモ方式を採ったと言われる。彼は共産主義者を装い、東側に接近し、国内でアパルトヘイトへの戦いを始め、ソウエトで負け戦を繰り返させ多くの犠牲者を出し続けた。


◆「リメンバー・ソウエト」は「リメンバー・アラモ」の真似

『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく』
( 高山正之、徳間書店 (2020/4/24)、p188 )

米国はメキシコ政府に「お宅のテキサスに入植者を入れたい」と言った。人の好いメキシコ政府はOKした。米国は入植者を山と送り込み、米国人がメキシコ人の数を超えたところで住民の総意でテキサス独立を決めようと言い出し、勝手な投票の結果、テキサスは独立した。

メキシコは怒る。軍を出して独立派米国人の籠もるアラモの教会を襲って全滅させた。救援も出さずに静観していた米国はそれを待って「リメンバー・アラモ」を叫んで世論を動かしメキシコ軍を破ってテキサスを奪った。世にも醜い生い立ちゆえテキサスは今も治安の乱れとして残る。

オランダ系ブーア人と英国人が政権を握る南アは一番上の白人が二番目の黒人と白人の混血児を使ってその下の黒人を支配してきた。

マンデラはこの体制を崩すのにアラモ方式を採ったと言われる。彼は共産主義者を装い、東側に接近し、国内でアパルトヘイトへの戦いを始め、ソウエトで負け戦を繰り返させ多くの犠牲者を出し続けた。

「リメンバー・ソウエト」は東側を通して国際的なうねりを起こし、27年間の獄中生活を終えた彼は南アの大統領の座を得た。

彼は白人黒人双方の生きられる国造りをと言ったが、そこまでの道のりはレーガンの言う通り、憎悪とテロだった。それは彼の棺の蓋が閉じられた今も残っている。

テキサスは今も呪われ、全米一の死刑執行数を誇る。南アは手段だった憎悪を捨て別の道を歩んでほしいものだ。
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