電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鑑真は唐招提寺を開基した唐の高僧だが、暴風雨で船が難破したり、盲目になったりしながらも、初志を貫いて日本へ渡った物語が、フランス人に強い感動を与えたのだ。会場づくりに忙しく立ち働く職人さんたちでさえ、すでにフロアに安置してあるその像の前を通るときには、必ず立ち止まって軽く頭を下げた。
◆パリの鑑真和上像
『読むクスリ』
( 上前淳一郎、文春文庫、p188 )
パリで1977年唐招提寺展が開かれ、45日間に十万人が入場するという人気を博した。
展示された仏像や絵巻の中でもっとも注目を集めたのは、国宝の鑑真和上像だった。
鑑真は唐招提寺を開基した唐の高僧だが、暴風雨で船が難破したり、盲目になったりしながらも、初志を貫いて日本へ渡った物語が、フランス人に強い感動を与えたのだ。
会場づくりに忙しく立ち働く職人さんたちでさえ、すでにフロアに安置してあるその像の前を通るときには、必ず立ち止まって軽く頭を下げた。
会期中には、日本と同じように、先生に引率された小学生の団体がやってきた。
ほかの宝物が展示された部屋では、ぺちゃくちゃおしゃべりし、ふざけていた子供たちも、盲目の鑑真像の部屋に入ると、ぴたっ、と静かになる。先生が注意するわけではないのに、像が目に入っただけで厳粛に口をつぐむのだ。
館内をパトロールしている、金モールがついた制服の警備員たちも、像の前を横切ろうとするときには、うやうやしく帽子を脱ぐ。
主催側のひとりとして会場に詰めていた作家の今日出海さんは、そんなフランス人の態度に感銘をうけた。
帰国して、文化功労者顕彰のため皇居に招かれた今さんは、パリで見たままを天皇陛下にお話しした。
「あ、そう。それが文化というものが持つ力なのだね」
陛下はおっしゃったそうだ。
今さんはいまは亡いが、当時、国際交流基金理事として、唐招提寺展の企画にあたった村田博さんから聞いた話である。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鑑真は唐招提寺を開基した唐の高僧だが、暴風雨で船が難破したり、盲目になったりしながらも、初志を貫いて日本へ渡った物語が、フランス人に強い感動を与えたのだ。会場づくりに忙しく立ち働く職人さんたちでさえ、すでにフロアに安置してあるその像の前を通るときには、必ず立ち止まって軽く頭を下げた。
◆パリの鑑真和上像
『読むクスリ』
( 上前淳一郎、文春文庫、p188 )
パリで1977年唐招提寺展が開かれ、45日間に十万人が入場するという人気を博した。
展示された仏像や絵巻の中でもっとも注目を集めたのは、国宝の鑑真和上像だった。
鑑真は唐招提寺を開基した唐の高僧だが、暴風雨で船が難破したり、盲目になったりしながらも、初志を貫いて日本へ渡った物語が、フランス人に強い感動を与えたのだ。
会場づくりに忙しく立ち働く職人さんたちでさえ、すでにフロアに安置してあるその像の前を通るときには、必ず立ち止まって軽く頭を下げた。
会期中には、日本と同じように、先生に引率された小学生の団体がやってきた。
ほかの宝物が展示された部屋では、ぺちゃくちゃおしゃべりし、ふざけていた子供たちも、盲目の鑑真像の部屋に入ると、ぴたっ、と静かになる。先生が注意するわけではないのに、像が目に入っただけで厳粛に口をつぐむのだ。
館内をパトロールしている、金モールがついた制服の警備員たちも、像の前を横切ろうとするときには、うやうやしく帽子を脱ぐ。
主催側のひとりとして会場に詰めていた作家の今日出海さんは、そんなフランス人の態度に感銘をうけた。
帰国して、文化功労者顕彰のため皇居に招かれた今さんは、パリで見たままを天皇陛下にお話しした。
「あ、そう。それが文化というものが持つ力なのだね」
陛下はおっしゃったそうだ。
今さんはいまは亡いが、当時、国際交流基金理事として、唐招提寺展の企画にあたった村田博さんから聞いた話である。