電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
ジョッシュ・ビリングス

セアカゴケグモはすでに日本の気候に順応している――吉田政弘さん

2010-02-16 | 09-生物・生命・自然
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変わる都市の生態系 (6)
[セアカゴケグモ]亜熱帯種 日本に順応
【「ネーチャー・クライシス」09.02.14日経新聞(朝刊)】

神経毒を持つ外来種の「セアカゴケグモ」が都市部などで生息域を広げている。よく見かけるのはメスで、1㌢㍍ほどのまっ黒な背中にネクタイ状の紅い模様があるのが特徴。かまれると痛みや吐き気を起こす。軽症の場合が多いが呼吸困難などに陥ることもあり、乳幼児などは重症化しやすい。

1995年、国内で初めて大阪府で発見されて以来、北は群馬県から南は鹿児島県まで2府13県で確認されている。中部国政空港や名古屋港、四日市港付近などでも増加中だ。貨物コンテナーや資材運搬車、自転車などに付着して移動する。住宅地にも侵入し建物のすき間、道路わきの側溝、公園のベンチや花壇のすき間など狭くて暖かいところに巣を作り繁殖する。

もともとオーストラリアやニュージーランドの亜熱帯地方に分布していたが、今では日本でも野外で子グモが生まれている。元大阪府立公衆衛生研究所主任研究員の吉田政弘・いきもの研究社代表は「すでに日本の気候に順応している」と指摘する。

何もしないのに人間を攻撃することはない。だが庭やベランダのスリッパ、長靴などの中に入り込むため、知らずにはいてかまれる被害も出ており用心が必要だ。

★セアカゴケグモの写真はこちらから→http://tinyurl.com/ygsqr4v

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