電脳筆写『 心超臨界 』

人の心はいかなる限界にも閉じ込められるものではない
( ゲーテ )

大見えを切って始めた手前、失敗だとは口が裂けても言えない――鈴木敏文

2024-09-18 | 08-経済・企業・リーダーシップ
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そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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日本のコンビニの生みの親・鈴木敏文さんは、即断・即決のスピード経営を身上としている。現場回りはほとんどしない代わり、売り上げ数字には克明に目を通す。気が短く、せっかちで、いつでも、どこでも、ポンポンと指示がとびだす。挑戦的な鈴木語録が数々残されている。

● 昨日のヒットは今日の成功を意味しない
● いい数字がでない時には理由がある
● だめな経営者ほど、過去の成功体験に頼る
● 他社の売り場を見ても役に立たない
● 競争相手はお客様
● 朝令暮改は当たり前

周囲の反対を押し切って、日本初のコンビニ・セブン-イレブンの日本展開を成功させる。以来、32年連続の増収増益を続けている。


◆大見えを切って始めた手前、失敗だとは口が裂けても言えない――鈴木敏文

「スピード経営で巨大流通を率いるドン」
セブン&アイ・ホールディングス会長 鈴木敏文さん(73歳)
2006.02.11 朝日新聞 be on Saturday b-usiness

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鈴木敏文(すずき・としふみ)
32年 長野県生まれ
56年 中央大卒、東京出版販売(現・トーハン)入社
63年 ヨーカ堂(現・イトーヨーカ堂)入社
92年 セブン-イレブン・ジャパン会長、イトーヨーカ堂社長
05年 セブン&アイ・ホールディングスを設立、会長兼CEO
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朝の7時から夜11時まで開いている店なんてだれも思いつかなかった時代。「コンビニ」という言葉を知る人もない。セブン-イレブンの日本での展開を前に、分厚いマニュアルを手に、10人の仲間を連れて、提携先の米サウスランド(現セブン-イレブン・インク)に、研修を受けに出かけた。73(昭和48)年12月だった。

周囲の反対を押し切って日本初のコンビニ進出の旗を振り、ひと月前にヨークセブン(現セブン-イレブン・ジャパン)を設立したばかり。「アメリカのノウハウを日本に持ってくれば、そのままいけると思っていた」

ところが、日本にそのまま持って帰っても、絶対に通用しないことが分かった。消費者が求める商品、サービスが日本とはまったく違った。

仲間は一生懸命に勉強し、そのままやりたいといっている。大見えを切って始めた手前、「このままだと失敗だ」とは、口が裂けても言えない。

戻ってから、日本の実情にあったノウハウづくりを一から始めた。店も郊外ではなく、商店街に、アメリカでは冷凍食品が主力だが、日本は違う。鮮度のいい食品の仕入れに奔走した。

まず10店を目指した。それから50店、100店と広げた。76年に100店になった時、お祝いをした。「一番感激した。山は越えた」と。

今では主力商品となった弁当。商売になるはずがないといわれた。でも「日本でのファストフードはご飯、弁当ですよ」。読みがぴたりと当たった。

会社にはカネがない。親会社からも多くは期待できない。だから、セブン-イレブンを最短で、上場会社にすると決めた。5年で東証2部に上場した。創業以来、32年連続の増収増益を続けている。

自分で望んで入った商売ではない。失敗やつまずきはついて回った。だが、小売行にはその国特有な商売のやり方があることを体で覚えた。
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