「元気で生きています。これからは社会で、この身を役立てたい」。私の手元に一通の手紙が届いた。差出人の名前はない。だが私の心は歓喜で満たされ、短い手紙を何度も読み返した。数年前、白血病患者に骨髄液を提供する「ドナー」の登録をした。献血に協力するような軽い気持ちだった。しかし血液と異なり、骨髄液の型は何万通りもあるという。私の骨髄液に見合う患者を探し、実際に移植手術を実施するまでに4年半かかった。 . . . 本文を読む
中国政府の虚偽や欺瞞を改めて印象づける出来事が起きた。新型コロナウイルスに関する完全なフェイクニュースの発信だった。新型コロナウイルスの発生源に関し、中国の主要官営メディアが虚構の話を実際のニュースのように大々的に報じた。中国政府の虚偽とはこういうことなのか、と肌寒い思いを感じさせられる虚報だった。 . . . 本文を読む
菅直人氏だけでなく、小泉純一郎、細川護熙、鳩山由紀夫、村山富市の各氏も合わせた5人の首相経験者が原発事故をめぐり行っていることが現在、岸田文雄内閣から強く否定される異例の事態となっている。環境省は1日、山口壮環境相名で5人が連名で欧州連合(EU)欧州委員会に出した原発肯定方針の撤回を求める書簡の内容への反論文「福島県における放射線の健康影響について」を明らかにした。 . . . 本文を読む
そもそも、明治憲法には、首相とか総理大臣とか内閣とかいう言葉が一度も出てこない。この点、明治憲法は今の目から見るとおかしいのである。立法(帝国会議)については、22ヵ条もの詳しい規定があるのに、行政(内閣)については、たた2条しかない。つまり、国務大臣に関するもの(第55条)と、枢密顧問に関するもの(第56条)だけである。 . . . 本文を読む
中国には司馬遷の『史記』以来、多くの歴史書が残されています。その記述の仕方は皇帝の歴史です。中国の歴史とは、「宇宙の中心に存在する皇帝とその周辺に起きた出来事」なのです。彼らの歴史観は基本的に「大根切り」で、かなり簡単にパターン化できます。 . . . 本文を読む