ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「原始、女性は太陽だった」

2010-03-06 07:54:00 | うんちく・小ネタ

「原始、女性は太陽だった」というこの言葉を平塚らいてう(らいちょう、とか雷鳥とか書かれる場合もあります。)の言葉としてぼんやりと知っている人はほとんどだと思いますが、これがどのようなシチュエーションで、どんな意味で語られたか、ということについて知る人はそれほど多くはないのではないでしょうか。

かく申す私も、最近ラジオで知りました。


平塚らいてうという人は明治から昭和にかけて生きた女性評論家、作家、思想家ですが、彼女が有名になったのは、「塩原事件」と呼ばれるものです。

もともと「女性に教育は必要ない」という時代だったにもかかわらず、学問が好きで父親を説き伏せて日本女子大まで行ったらいてうが、日露戦争でどんどん国粋主義になっていく国をおかしい、と思い、いろんな書物を読むようになったのはうなづけることでしょう。この頃の彼女にもっとも大きな影響を与えた書物はゲーテの「若きウェルテルの悩み」だった、と言います。

そして自身も同人誌などに作品を発表することになり、その作品に彼女の才能を認め、「とてもいい」とファンレターのようなものを送った、やはり文学会を主催する森田草平と恋仲になったのも、なるようにしてなった、という感じでしょうか。

そして、彼女はその森田草平と心中事件を起こします。これが世に言う「塩原事件」です。

当時としては心中が衝撃的だった、ということもあり、マスコミは一斉に時の人としてらいてうのことを書き立てます。

このとき、森田草平のことはほとんど取り上げないのに、マスコミの論調はひ

たすららいてう批判に終始し、「とんだ令嬢がいたものだ」というキャプションをつけ、顔写真まで載せたのでした。

しかし、らいてうはあまり意に介する様子はなく、それどころか、この事件で再び、世の中の女性蔑視的な風潮に疑問を抱き、自ら雑誌を創刊します。

その雑誌の冒頭によせた挨拶文が、「原始、女性は太陽だった」なのです。

文章はこう続きます。(えーと、すみません。意味だけ、こんな感じってことです。原文のまま、ではありません。)

『なのに、今、女性は月である。自らの力では輝けず、ほかのものから光を受けて反射して輝く月である。』


つまり、らいてうは「女性よ、自分の力で輝きなさい。かつて原始ではそうであったように。」と言っているのです。

私はずっと、この意味を、「原始、女性は太陽のような存在で、家族から大きな感謝と尊敬の念を得て暮らしていましたよ。」という意味だとばかり思っていました。

それが、明治から大正を経て、昭和へといういくつかの戦争を経験した激動の時代に、女性があまりにも社会的地位を得ておらず、女性自身もその立場に甘んじて輝いていないじゃないの、ということを戒めた言葉だったとは。

20代の頃、友だちの結婚式でスピーチを頼まれた私は、この「原始、女性は太陽だった」を引用し、「・・でありますから太陽のような存在の彼女はきっと明るい家庭を築くことでしょう。」というようなことを言いました。

そのときでさえ、気軽に引用しただけで、まったくその時代背景やら平塚らいてうという人を調べてみよう、とは思わなかったのね。

それが今、30年近くのときを経て、ようやくその意味を知る機会に恵まれたとは。

そして、もうひとつ、私は思ったことがありました。

やはり、オーラソーマに当てはめて、です。

Photo オーラソーマでは「カラーローズ」という色のお花が咲いたような色相環を使います。


これで見て、原始、女性が太陽であったなら、それは「赤」「オレンジ」のあたりを指していた時代ということができるでしょう。

そして次に、女性も社会的参画を得る、という「知識」の時代となり、「智恵、知識、情報」などを表わす、「黄」に移行していった。

それが女性に心の平穏(=緑)をもたらした。

そして今、「ターコイズ」の時代、と言われています。

もう一度、「私って誰?」「なんのために生まれてきたの?」「この世での使命はなに?」、それは知識によって培われたもので生き抜いていくことだけではないはずだ、と今一度、自分に問いかける時代でもあります。

そうするとカラーローズの逆時計回りどおりに進行していくのだとすれば、次は何が来るのか?と言えば、「青」→「ロイヤルブルー」→「紫」→「マゼンタ」と進むことになります。

つまり、「私は誰?」に気付くと、ううん、それに対して答えは出なかったとしても、世界中の人がそういうことを考え始めれば、同じことを問いかけたり考えたりしている人の間には自然に同志的感覚が生まれ、「平和」と「信頼」が世に訪れ(=青)、それによって人々はより高次なマインドや実際に目に見える物質世界だけのことに惑わされず過ごすようになり(=ロイヤルブルー)、結果、それぞれがスピリチュアルなことと地に足つけて現実的に生きていくことのバランスを上手にとりながらそれぞれの自由な気風とマイルールにしたがって生きる(=マゼンタ)ようになる、ってことかなぁ、なんて思いました。

なんか、大枠、当たらずとも遠からず、みたいな気がしているわたし・・

そして、皆さんはもうおわかりでしょうが、平塚らいてうが「原始、女性は太陽だった」と言うまでもなく、太陽のスペクトルがプリズムを通すと7色になるのだから、そしてその7色のもつ波長が人間のもつ波長と同じなのだから、もともと女性に限らず、すべての人間が太陽だった、ということなのです。

太陽=色=人間、というわけです。


そう考えれば、私たちの存在が色の流れにそってマインドの気付きが生まれていく、というのもあながち間違いではないでしょう。

ほんとうにターコイズの時代を経て、地球が平和と信頼に包まれますように。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (ゆき)
2012-02-20 11:56:08
こんにちは!

すごい!
カラーローズの流れは意味があるんだろうなーと思っていましたが、
えつこさんの文を読んで、「うんうん!そっかー!!」と、
なんか明るいヒントをもらった気持ちです♪


しかも、1年前ぐらいの記事ですね(笑)


えつこさんの最後の言葉
「ほんとうにターコイズの時代を経て、地球が平和と信頼に包まれますように」

私もそう思います!
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ゆきさん、コメントありがとうございます。 (些々羅)
2012-02-20 22:47:07
ゆきさん、コメントありがとうございます。

私自身、この記事のことをもう忘れていて、「何書いたんだっけかな?」ともう一度読み直してみました。
そして、なるほど、なるほど。私ってばなかなかいいこと言ってるじゃないの~なんて(笑)


この色と時代の進行のシンクロは、女性に限らず、これからそんなふうになっていくように改めて感じました。


地球に平和と信頼が訪れるようにわたしたち1人1人が行動すれば、ほんとうにそうなると思えますよね~
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