ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

デブ猫「チャワンテ」

2008-07-14 21:37:25 | ペット

私は、オーラソーマのプラクティショナーをやりながら、

名古屋にある流通小売業を対象としたコンサルティング会社にも勤務しています。



 そこはワンフロアに一部屋しかないマンションで、ほかのフロアの方々は住居とし

て使っていらっしゃいますが、うちだけは会社です。


 1Fの奥の敷地に自転車置き場があるんですが、会社で自転車を

使うことはありませんので、そこには出入りしていませんでした。

 
しかし、ある日、会社で使っている車のディーラーのお姉ちゃんがやってきて

「下に猫いますよね。」と言った。

「え?」と聞き返すと、

「あ、ご存じなかったんですか?いつ来てもいますよ。」と言い置いていきました。

それで、もう気になっちゃって・・・

こっそりと自転車置き場をのぞくといた、いた。

カバーをかけた自転車の下のひんやりとしたところを選んで寝転がっていた。




その周囲にはドライフードがちらほら・・

(アー、誰かが見かねてエサやってるんだ)と気がつきました。

でも、あんまり食べてないみたいでやせ細っていました。

目が合うと「ナァ」と鳴いて喉をごろごろいわせてます。

よしよし、やっぱり動物が好きな人間はわかるんだな、

とちょっと遊んであげました。



 次の日みても、やっぱりいる・・  ほとんど移動していないんだな、こいつ。

 「こっちへおいで」と呼びかけながら、エレベーターホールのほうへ

付いてくるように誘うとおそるおそるという感じでついてくる。

このとき私はひとつの賭けをしました。



エレベーターの中まで一緒に乗ってきたら、飼ってあげよう、と。

  すると・・  ついてきちゃったんです!






 初めて、会社の部屋の中へ足を踏み入れた野良猫は

最初の5分くらいはおっかなびっくりでしたが、すぐに慣れて

布張りの椅子の上でコッテコテに、スースーと気持ちよさげな寝息をたてて

眠りこけました。

よくもまあ、初めてのうちへあがりこんでここまで無防備に

眠りこけられるよなあ、というのと、自転車置き場でどこかの誰かさんに

エサをもらいながらそれはそれで結構居心地がよさそうに見えたけれど

やはり、心底落ち着いて眠れることはなかったんだなあ、

と言う両方の気持ちが交錯しました。



 しかし、腹が立つのは捨てていった人です。

  この会社のマンションは買い上げた人が又貸ししている部屋も結構あるため、

賃貸で使っている人も多く、出入りが激しいんです。

きっと引越しのときに面倒になって捨てて行ったに違いない。

家具じゃないんだぞ!

 この頃はまだポン太と花奴が生きていたので、彼女たちが

若い猫に嫉妬するといけないから、と思うととても家にはつれて帰れませんでした。

で、その日からほかの人の了解もえて、会社でその野良猫を

飼うことになったのです。



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それが、今からはや5年前。

そのときから住みついているのが「チャワンテ」です。

「チャワンテ」って変わった名前だなーって思うでしょう?



 最初はトラ猫だから単純に、

「トラちゃん」って呼んでました。

引き取り手を捜していたのであまり思いいれの強い名前にすると

別れがつらいと思ったんです。

030903_165123 甘ったれな感じで、「トラちゃわ~ん」って呼んでいるうちに前がとれて、

「チャワン」になり、いうことをきかないときに

「チャワンて!」と言っているうちに

(標準語でいえば、「チャワンたら」とか「チャワンてば」っていう感じです。)

イヨマンテとかディアマンテというようなノリで

「チャワンテ」になりました。

つまり、トラ→トラちゃん→トラちゃわん→チャワン→チャワンテに

出世魚のようにどんどん名前が変わってきたわけですね。


出世猫です。





  名前の変遷とともに体重も増加の一途をたどりました。

050728_181312 最初のうちは、「まあ、なんて足の長い猫なんだろう!」と思いましたが、

それは単に腹が巻き上がっているくらいやせていたのでそう見えただけでした。

今では、おなかが下につきそうで、まっすぐ歩けず

モンロー・ウォークで歩いています。

それにつれて、足も短くなりました・・なんでだろう。

そんなにエサをやりすぎているつもりはないんだけどなあ・・

やっぱり避妊手術を受けさせたからかなあ。



 チャワンテは、夜会社には誰もいなくなるために

1日の半分くらいはひとりぼっちです。

下手すると2日間くらい出張とかで皆ではらっていることもあります。

そのせいかとっても甘ちゃんです。

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 会社の大テーブルでミーティングをしていると必ずトン!と乗ってきて

「出てやるよ。私がいないと話にならないでしょ。」

と言う感じで真ん中に陣取ります。



 呼ぶとちゃんと返事をしますが、

1回目は「ナぉーウ」と高めの声でちゃんと返事をし、

2回目は「ナァ」くらいなり、3回目ともなるともう返事はしません。

「チャワンテ!お返事は!?」というと、

仕方なさそうに口だけを開けますがもう声はだしません。

いかにも「お義理」と言う感じです。

 


ベランダに出るのが大好きで、ベランダをあけるやいないや、

トットットッツと軽快な足音を立てて外にでようとします。

でも人間と一緒にいるのが好きなので、人間が中に入ると一緒に

ついてはいってきてしまいます。



 

 私は昔っから犬派でした。

だって、散歩に連れて行ったり、一緒に泊まりにいったり

四六時中一緒にいられるから。それに犬のほうが感情豊かでしょ、

と思っていました。


これは顔の筋肉の数の違いだそうです。

人間の表情筋を100とすると、犬は20、猫は10、馬などは

5くらいしかないそうです。

だから、本当は豊かな感情を持っているのかもしれないけれど、

それをあらわす術を知らないんですね。



051021_134135  でも、ポン太、花奴、チャワンテと飼ってみると

いかに猫が感情豊かな動物かわかりました。

しかも押し付けがましくなく、奥ゆかしい。自分のペース。

つい、こちらがそのペースにのせられてしまう。気付け

ば、まるでシモベのようです。





 この春、GWのときに会社に誰もいなくなるので、初めてうちへ連れてきました。

そうしたら、ダーリンも虜になっちゃって・・ 

気まぐれに自分のほしいものだけ上手にねだるのがたまんないみたいです。

今日も「チャワンテにあいたーい!」といっています。

ふふっ   


猫はそんな長いお別れを覚えてないって。


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