ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

愛を知ると強くなるのか? 弱くなるのか?

2011-05-08 09:28:00 | 身辺雑事

仕事が終わって帰ってきて、座る間もなくあわただしく夕食の準備をして、またあわただしく片付けて・・・

ようやくよっこいしょ、とゆっくりと腰を落ち着けて、近づいてきた我が家の飼い猫チャワンテをよしよし、と撫でてやっていると、耳や耳の後ろのあたりにいっぱい傷を作っているのを発見しました。

ありゃ、これは!

もう、7,8年も前のことになりますが、チャワンテは元々捨て猫でした。

うちでは飼えないしなぁ・・・と数週間ほどの間は、ただいつもいる場所に餌を置いてやっていました。

するとあるとき、体じゅうにひどいひっかき傷が何箇所もあるのを発見しました。

最初は近所の猫とけんかしたのか、はたまた皮膚病かな、と思いました。

いずれにしてもあまりにひどかったので、放っておけば直るだろうとは思われず、獣医に連れて行きました。

すると、「あぁ、これは自傷行為ですね。ストレスが高まるとこうやって自分で自分の体を傷つけちゃう仔っているんですよ。」とのことでした。

びっくりしました。


当たり前のことですけど、猫ですから人間のようにリストカットするぞ、とか自分で自分を傷つけていることを意識してやっているわけではありません。

見ていても、いかにもかゆいから掻いているとつい血が出るまで掻いちゃうんだもん、というように見えました。

本人(?)もそれがストレスからきていてやっている行為だとは思ってもいないでしょう。

しかし、その姿はあまりにも哀れでした。

そういった引っかき傷が治りかけてはまた増え、ついには生傷からばい菌が入って野良猫ならそのまま死んでしまうのでしょう。

目の前に自分が助ければ助かる命があるというのに、このまま見殺しにはできない、と思い、飼う決心をしました。

家猫になるととたんにほんの数日で傷はきれいに治りました。

けれど、こうやって、その仔が持っている癖、というか性分というのは時々顔を現すんだね・・・


ここ数日忙しかったり、GWで朝からダーリンともどもお出かけで夜遅くまで帰ってこなかったりで、あまりかまってやれなかった。

それがきっとストレスになってしまったのでしょう。

チャワンテを飼い始めた頃は、私の家には年老いた猫が2匹いて、その先住者である猫たちに(私たちより若い仔なんて連れてきて、私たちのことはもう見放したんだ。)と思われないようにと気を使った私は、チャワンテを最初の頃は会社で飼っていました。

会社ですから、人がいるのは出社してから退社するまでの間だけです。

日曜日は1日中誰も来ませんし、出張などがあると平日でも誰も来ないときもあります。

夏休みや年末~年始にかけてなど、1年のうち何度かは3,4日続けて誰もいない日もありました。

ちょっとかわいそうだな、とは思いましたが、十分な餌があって、暖かい寝床があるだけでも野良猫のままのときよりは全然いいに決まっている、と自分を勝手になぐさめ、そんな状態で何年かが過ぎたのです。

けれど、その何年かの間でチャワンテが自傷行為を起こしたことは1度もありませんでした。

きっと会社という場所で飼われていただけに、チャワンテ自身も、誰のことを飼い主と思っていいかわからず、人とともに生活するというのはこんなもんだ、と割り切っていたような気がします。

けれど、SOHOオフィスということで私の自宅に連れてきてからのここ数年は、チャワンテは全く甘えんぼの猫になってしまいました。

ちょっとテレビの前に座るとすぐに「撫でろ~、撫でろ~」と寄ってくる。

朝は少しでも起きるのが遅いと、「何やってんだ! 早く餌くれ~、水取り替えてくれ~、砂きれいにしてくれ~」と呼びに来る。

もはや、飼い主と猫というより、猫様と召使いといった状況です・・・

まぁ、こっちも甘えられれば可愛いですからね・・・

ダーリンなんか、まだチャワンテが何も要求していないというのに、「おーい、チャワンテ、またたびやろうか?」なんて猫撫で声で自分からすりよっていきます。

そんな愛あふれる生活に慣れてしまったせいでしょうか。

ちょっとでも私たちがかまう時間がとれないと、自傷行為をするようになってしまったのです。

こんなの、会社で飼っていた頃を思えば、天国のような生活のはずなのに。

人は愛を知ると強くなる、と言いますが、こういうチャワンテの生態を見ていると、ほんとにそうだろうか?と思ってしまいます。

愛を知ったがゆえにその愛情がスタンダードになってしまうと、常にそれを求めるのが当たり前になってしまい、それだけの愛情がかけられないときにはがっくりきてしまい弱くなっているのではないか、と。

人間の場合は、愛を知れば、なんらかの形でそれをお返ししたいと思います。

それを果たすまでは、という姿勢が人にとっての「愛を知れば強くなった。」という所以でしょう。

しかし、動物の場合は愛をかけられたからそのぶんお返ししよう、とは思わないでしょう。(一見、そう見えるかのようなときもありますが、それは人間がそう思いたいからそう見てとっているだけではないでしょうかねぇ。)

愛をかけてあげればかけてあげただけ、動物のほうも人を好きになるからその瞬間、瞬間で、こうしたい、と言う愛をぶつけてくるのが、「動物の愛は純粋だ。」とわれわれが思う所以かもしれません。

いずれにしても、愛情によって目をかけられた側が強くなったか、弱くなったか、というものさしで図ろうとするなんてこと自体が土台意味のない話なのでしょう。

別に「強くなる」ことが目的で人を好きになるわけじゃないし。

強くなろうが弱くなろうが、愛を求めるのは人間も動物も同じでしょうから。




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