ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

本音の開示

2011-06-06 09:17:00 | 身辺雑事

先日、毎月研修をやらせていただいている会社の若手の人たちが、懇親を深めたいということで、ランチを一緒にとりませんか、と誘ってくださいました。

その日の研修は、ある課題にともなってグループ単位に分かれてプレゼンをしてみる、というものでした。

この研修は少しばかり課題を変えたかたちで今回が2回目です。

プレゼンを聞いて、内心、(前のときと比べると、なかなか成長したなぁ。)と思いました。


そして、その課題は研修時間内だけで仕上げられるものではないので、さぞや彼らは普段の仕事を抱えながら、この研修の課題を仕上げるために、居残りや休日出勤をしたのではないかな、ということもうすうす想像はしていました。


けれど、それを各人がどのように感じているかは、わかりませんでした。

「いやいや」なのか、「自分が成長するためには仕方がない」なのか、「時間のやりくりは大変だけれど、楽しくてぜひともやりたい」だったのか・・・

さて、そしてランチに行ってみると、時間帯こそランチタイムでしたが、中華のけっこうなフルコースで、そこはアルコールもビールから、焼酎から、紹興酒にいたるまでフリードリンクでついている、ということで、土曜のお昼ということもあって、彼らはどのみちその後は仕事はないから、というので飲めや騒げやの大宴会。

ある男性にいたっては、「僕は明日プロポーズをします!」ということまで同僚たちに暴露され、諸先輩方に指南を受けていました・・・

ここでちょっくら余談ですが、ある女性が「花束をもっていきなさいよ。」と言ったら、もうひとりの女性が「うん。両手に抱えきれないくらいの量をだよ。」と言いました。

「それは、ちょっと恥ずかしいじゃん。」と男性がいうと、

「だから、だよ。そういう恥ずかしいことに耐えて、立っててほしい。」と改めて言ったので、なるほどなぁ、と思いました。

世の男性たちよ、女心とは生易しいもんじゃありませんよ。

日々、テストをされているつもりで臨まないと。

閑話休題。

そのようにしてざっくばらんな場になって打ち解けてみると、はじめて出てきた今回の研修のプレゼンについても裏話のいろいろを聞くことができました。


あるチームのプレゼンテーターに抜擢された子などは、プレゼン時間「制限時間20分」となっていたのですが、何度やってもつっかえてしまうために50分も70分もかかってしまい、お休みを返上して皆にどこがいけないのか見てもらったり、直前までリハーサルを繰り返していた、というのです。

そして、そのチームの人たちも自分たちのお休みがなくなっても、そんなにやる気になっているのなら、と快くつきあってくれたとか。

また、あるチームの子は、先回の別の課題で私が指摘したことをよく覚えていて、すべて完璧にはできないけれど、そこだけはなんとしてもクリアしようと作戦を立てたんだ、とも言っていました。

成長したなぁ、とは思ったものの、そこまで努力し、かつ誰かの努力に全員が触発されるような形で良い循環が起こっているとは知りませんでした。

そして、こういうことはやはりざっくばらんな飲み会の場所ででもないと出てこなかった話なのだろうなぁ、と思いました。

古い言い方ですが、「同じ釜の飯を食う」ってやつですね。

今の若い人のなかには、お酒の席だから話せることがある、とかそういう席を利用してコミュニケーションをはかるなんてまっぴらごめんだ、という風潮が高いと聞いていましたが、そしてそういう気持ちもごもっともだなぁ、と思っていましたが、やはりある程度こういうことも必要なのかなぁ、と思った次第でした。

そしてまたある日のこと。

こんなことがありました。

何回かコンサルテーションに来てくださっている方と、ちょいと別のことでお茶をする機会がありました。

その方のコンサルテーションでの悩みはずっと一貫していて、そのことについて私はおおむね把握しているつもりでした。

ただし私は自分のほうから、「それ、どういうこと? もっと詳しく聞かせて。」というように促すことはありません。

あくまでも自然なかたちでクライアントの方が話したいこと、話したいまでのラインで結構だ、と思っているからです。

だからその方のときもそうしてきたわけですが、回数が重なれば自然に情報量も少しずつは増え、だいたいのことはわかっている、と思っていたのです。


けれど、そのときお茶をしていたら、気持ちもくだけていたからか、いつもよりざっくばらんにその方は語り始めたのです。

そうしたら、情報量的な部分のことでは改めて聞くようなことはなく、うん、知ってたよ、ということが少し別の視点から語られたような感じがして、今まで私はこの人の何を見ていたのだろう、と思ってしまいました。

はじめて、その人の本音を聞いたような気がしたのです。

この2つの例がたまたま重なって、私は考え込んでしまいました。

俗に「腹を割る」ってやつは、やっぱり、フォーマルな場では無理なんだろうか・・・?

ちょっとくだけたような場をセッティングしないとダメってこと・・・?


コンサルテーションのようにクライアントとプラクティショナーが向かい合うとき、個人的に親しい、親しくないに関わらず「専門家を前にしているのだから、そういう人のほうが相談したい件に関してはいきなり本音でしゃべることができる。」という人と、「いやぁ、親しくならないとなかなか話せないなぁ。」という人がいます。

後者の場合は、より親しくなるという意味でいくと、フランクな場でないとより深くは聞けない、ってことになるのかな?


ま、それをいかにコンサルテーションの場で作り出すのかが腕の見せ所じゃないの、と言われればそうなんですけどね・・・

「フランクな雰囲気をつくりだす。」と「クライアントとプラクティショナーが友達になってしまう。」ということとは別だと思うし・・・

難しいなぁ。

毎日、修行、修行ですね。





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