会津若松 あんこの日記

ゆっくり♪まったり♪の~ぉんびり☆

「下山の思想」

2012-01-07 20:43:53 | 

テレビで五木寛之が誰かからインタビューされていて

その中で話題になっていたこの本「下山の思想」。

思わず買って読んでしまいました。

・・・内容は、思っていたほど「下山の思想」について深く書かれてはおらず

‘エッセイのかき集め’のような感じだったので、ちょっとガッカリしたのですが。。。

でも、なぜ、あんこさんがこの本に飛びついてしまったか。

それは、あんこさんが常日頃考えていたことを

「下山」

という一言で纏め上げてくれたから。

「まさに、それよぉ!!!!」

と、その対談のテレビに向かって叫んでいた(とは大袈裟だけど^^;)。

日本は、成熟しきってしまった。

上昇志向で物事を進めるのに限界が来ているのではないか

と、あんこさんは常に思っている。

人口も減少傾向⇒購買者が減少する⇒売上が伸びるわけがない(特に生命保険とか。。。。そりゃ、伸びたほうがいいけど)

何でもかんでも、数字が大きくなる方がいいという価値観を変える必要があるんじゃないかと。。。

そーんなことを思っていて、ただ、その方向性を上手く言い表す言葉がなかった。

そこへ

「下山」。

五木寛之も言っている

登山は上ることばかりクローズアップされるけれども、頂上についた後

下山という作業が待っている。そして、その下山が上手く行ったから

その登山家はテレビに出ていたり、インタビューを受けていたり、次の登山の計画を立てたり出来る。

なのに、「下山」について、クローズアップして報道したりしない。。。

でも、必要なもの。。。

うまいなぁ。。。五木寛之♪

 

 

 


1Q84 その3

2010-04-28 07:13:22 | 

相変わらずの流行りモン?好きのあんこです。

(某ファストフードのてりたまバーガーを食べ損ね悔しがっております)

以前に1巻2巻と読んだ「1Q84」。

周りの読者は、2巻を読み終えた時点で

「青豆、死んだと思う?」

と、話題にしていたが

それを聞いたあんこさんは

‘うーん、2巻の最後はどう終わったんだっけ?’

と、すっとボケた状態。

あんまり、興味が無かった・・・。

伝えたいことのスケールが大きすぎるのか

あんこさんの器には入りきらない様子・・

といいつつ、職場近くの書店に予約して3巻も発売当日に手にしておりました。

興味がないと言いながらも

唯一の通勤時間での読書中は、かなり集中。

やっぱり、面白いのでしょう。

先が気になり、一気に読みました

(タラタラと読んでいる「竜馬がゆく」とは大違い)

3巻は、1、2巻に比べるとずっとストーリー性があり、現実味があり

‘読む気になる’。

うーん、ちょっと苦しくないかい?春樹さん。

という感じが。

きっと4巻ありますよ。

青豆が妊娠している子が生まれて

青豆と天吾がそれを育てていく中で

ドウタ と マザ 

を描いていく。。。

うーん、長いですねぇ。

・・・・・

3巻の中で、あんこが好きなところは

天吾のお父さんが亡くなるところ。

ものすごくシンプルな死に方。

後にほとんど残さない。

残されたものに‘やさしい’死に方。

本当に大切なものだけを

大切なものの唯一の形だけをもって死に向かって生きて行くだけ。

寂しい生き方なのかもしれないけれど

究極。

あんこもこうやって生きたいなぁと思うけど

無理ですね^^;

・・・・と、また、ピントのぼけた感想を持っています・・・。

一般的には、天吾のお父さんの死は、

メインで無いと思うし・・・・

☆☆☆

「海辺のカフカ」を読み直したいなぁ・・・

その前に「竜馬がゆく」を終わらせないと

大河ドラマに追い越されるぅ★


つたなくて、恥ずかしい

2009-07-21 12:59:15 | 

「1Q84」の感想。あまりにも、つたなく。。。。

。。。素敵な書評を書いているブログを発見しました

勝手にリンクしちゃうけど

http://blog.goo.ne.jp/qwer0987/e/ba209583cc24e8bb3bd9199789e6f4e0

すごくよくまとまっている。

そーユーことなんだよね、村上春樹が言いたいことは!

きっと、このブログの持ち主は、本当に村上春樹が好きなんだと思う。

私は、ここまで把握しようとしなかった。

言いたいことは、そうだとわかるけど

受け入れようとしなかったのかも。

なぜかな?

 

.

第二巻も読み終わりました。

2009-07-20 23:00:50 | 

NHKのクローズアップ現代でも扱っていました

1Q84

第二巻も読み終わりました。

第一巻に比べると、性に関する記述はかなり減ったような感じです。

第一巻は、この第二巻の前座として、必要だったのか?!

第一巻の最初の方と第二巻で十分なような気がしますが・・・・

 

「1Q84」とは、1984年にいたつもりが、ちょっと違う1984年という意味。

その世界は、月が二つある。

月が二つ見える人は、1Q84の世界にいる人。

 

と、

みんな、同じ時間を過ごしているように思っているけど

実は、ある同じ思想、価値観、思い、気持ち の世界で

それぞれの世界が存在している

その同じ世界にいる人たちにしか見えないものがある。。。

それがあることによって、相互理解ができる。

だから、それが見えない人、違う世界の人たちとは、

分かり合えない。

何かが違う。。。と、感じる。

 

宗教団体、信仰団体・・・・は、その極端な例であって

実は

普段、何気なく過ごしている中でも

そんなことは、あったりする。

 

それぞれの人、個人の感じ方は、違くて

感じ方、捕らえ方が同じだと

「この人と、気が合うな」と思うかもしれない。

また、逆に、全く違う感じ方、捕らえ方の人に対しても

「私と、違う感性だけど、そっか、こんな考え方もあるんだ」

と受け入れやすいかもしれない。

一番面倒なのは、

同じようで、ちょっこっと違う時。

ちょこっとだから、やたらとその部分が気になったりする。

難しい。。。。

 

柔軟に対処したい。

 

小説1Q84の中の主人公たちは、なるべく客観的に自分を捕らえようとする

でも

できないで、苦しんでいるように感じる。

それは、

自分は、その世界の一部になっているから。

その世界から出ないと

客観的に、外から

観ることはできない。

・・・・つまりは、そういうこと。

 

いちど、入ってしまうと、出られない。

でも、もし、出てしまったら、そこは見えない。

 

人生は、危うい。

 

仕方が無い、

与えられたその世界を

良かれと思う価値観に従い

懸命に生きていくしか

できないんじゃないかと。

願わくは、

自分の世界が

邪悪でないこと。

 

ところで、1Q84 て、勿論、第3巻とか、出ますよね。

NHKで、結論が出ないで終わっている

って、言っていたけど

「上下巻」じゃなんだから、続きあると思うんだけど。

 


第一巻読み終わりました♪

2009-07-05 06:55:37 | 

ミーハーなあんこです。

電車のつり革広告を見たときは

「文庫本になってから読もう」

なんて、思っていましたが

朝の某テレビ番組で

ある解説員が

「オウムの話です」

と言っていたのを聞き

「どんなことが書かれているんだろう」

と興味を持ってしまい・・・

実家近くの本屋さんで

1,2巻揃ってあったのを見て

つい、購入。

約一週間かけて

読み終えました。

(2巻はまだ、だけど・・)

 

別の場所にいる

現在は全くつながりのない

男女。

それぞれが交互に

1章ずつ主人公になって

話は進むのですが・・・・

まぁ、

一番の印象は

随所に(ほとんど)

というのか、

男女の体の関係が出てくる。

そのものズバリ

ではないのだけれど

そーゆーところの形の話とか

なんていうか・・・・

そんな話が

どーでもいい部分を埋めているような・・・・

村上春樹が男のせいか

女の人がそーゆーことを考えている描写の方が多い気がする・・・

私は、女だから男の人がどーなのか興味がありますが

それは、割とさらっと書いている。

やっぱり、男の人が自分の性を書くのは

余りにリアルで筆が進まないのかもしれない。

が、

もし書いたとしても

それは、全然素敵じゃなさそう。

私は、読んだら数行で読むのをやめてしまいそう・・・

気持ち悪くて。

 

「1Q84」でさえ

途中で何度やめたくなったか・・・・

本筋に必要なのかもしれないけど

あまり、好きじゃない。

少女レイプ・・・

ドメスティック・バイオレンス・・・

そんな話が出てくる・・・・

 

背景が、設定の時代背景が

そーゆー世の中

ってことなんだと思うけど

 

ということは

現代は

そんなことであふれているのだろうか・・・

私の周りには全くないのですが

 

その普通でないことに

余りにも焦点が置かれすぎているような気がする

この小説にしても、最近のマスコミにしても

「少数意見を大切に!」

 

「1Q84」第二巻でどのような展開になるのかわかりませんが

・・・・・人間なんて、不正確。

「認識」「思い」「心」・・・・

結局、自分で「感じる」ものでしか

認識できない、できていない。

「受想行識、亦復如是

般若心経にもある・・・

 

前回の「海辺のカフカ」は、好きだったなぁ。

(内容はよく覚えていないんだけど^^;)

思わず カフカの「変身」という文庫本を買って読んでしまったほど。

カフカって、どんな文を書くんだろう???

と思って。

「変身」?ある日突然、大きな芋虫になっちゃうの