バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

なたね

2014年08月26日 | Weblog
バースくんの私生活言語は大阪弁だ。仕事や対外的?!には怪しい標準語なるものを使っているが、たいしたことはない思考も、夜見る夢も全部大阪弁だ。船場言葉のようなきれいな言葉ではないが、ドラマ「カーネーション」より少しおとなしい感じの言葉を使うところで生まれた。
幼いころ明治生まれの祖父母と同居していたボクは、古い大阪弁で育った。そしてそのまんまこちら鳥取に引越ししてきて、言語はボクの中に閉じ込められたまま発展しなかった。だからボクの言葉は少し古い。友人たちに「そんな大阪弁今頃聞かへんで。落語の中ぐらいにしかないよ」とよく言われる。実はこれが内心少しうれしい。よし!!ボクは古い大阪弁を守っていくぞーと思うのだ。
だからボクの机に必携なのは、牧村史陽の「大阪ことば事典」だ。タイトルどおり大阪弁の辞書だ。ボクの使った言葉に、友人たちに「それ何?」とか「意味がわからない」とか言われたときに必ずこれを開いて確認をする。これが大体において正解なのも少しはがりうれしい。ところがときどき掲載されていない言葉が存在していた。祖母がよく使っていた「すっくり」とか、祖父が言ったボクもよく使う「あほらしやの鐘がなる」とか等々。
それがこの度、牧村先生の辞書にのっていない絶滅危惧種の大阪ことばとし、旭堂南陵が「事典にない大阪弁」という本を出した。早速手に入れる。これがもう小躍りしたくなるほどボクの使う言葉が満載で、ますます正しい?!大阪弁を使おうと思った次第。「すっくり」の微妙なニュアンスも、「あほらしや~」のそもそもの意味まで全部載っていた。
「アーメン、そうめん、冷やぞうめん」は、もともと「ごめん、そうめん、冷ぞうめん」だったことを知り、祖父が勤めていた京阪電車は「けえはん」であって「けいはん」とは言わないことに激しく同意!!そして「にぬきとなたね」の項に昔の祖母の味を思い出した。にぬきはゆで卵のこと。お弁当に入れるときは祖母が木綿糸で上手に細工切りをしてくれた。なたねは炒り卵のこと。「にぬきがええか?なたねにしたろか?」祖母の声を思い出した鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

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