バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

手引書

2013年11月27日 | Weblog
裏の家のご主人が10月の上旬に亡くなっていたことを、昨日奥さんから知らさせる。近所は誰も知らなかった。というかボクは9月の末に公民館の掃除当番でご主人とご一緒したので、ただただびっくりしてそしてそのはかなさを思う。と同時にご近所中が誰も知らなかった奥様の登場で、そちらにもびっくりした。家のこと一切をご主人が仕切っておられ、玄関にも表にも出で来られなかった奥様、そのお悲しみの深さはいかばかりだろう。ただ掃除当番の帰り道「私もちょっと健康に不安があってね」とおっしゃったけれど、いたってお元気そうだった。人様のご病気なんて見た目では図り知れない。「健康不安」は当人にしかわからない。
物事をを進める場合、戦略的にはなるべく隠密裏に事を運び最終的に結果結論だけをドンと出すというのはなかなか効果的方法であると思う。けれどこのやり方は敵を増やすし、身内にも不信感を与える。余程のことがない限り、これはあまり賢いやり方ではない。「えっ?昨日はそんなこと言ってなかったぢゃないか!!」と身内に責められ、敵には「逃げるのか!真っ向勝負でかかってこいよ」と謗られる。
そもそも仕事というものは、途中で投げ出してはいけない。一人で成せる仕事なんてものはこの世になく、粘り強く手掛けたものは最後までやり遂げねばならない。行き詰まり、八方塞なんて仕事をやっていたらしょっちゅうだ。それでもどこかに蟻の穴をあけてゆくのが仕事ぢゃないか!!と声高に叫んでも、その蟻の穴さえ開かないのが世の常だ。だからといって敵前逃亡はダメだ。その敵から逃げても次の敵が立ちはだかるだけだ。
自分は自分が一番可愛くて、自分に都合よく世界がまわせたらなんて馬鹿げた妄想に人はしばしば取りつかれるものなのかもしれない。しかしそれは妄想、自分一人だけが得をする世の中なんてない。
ふーっ、人生におけるいろんな意味での生きた手引書となりましたよ、鳥取市の現職市長が次期市長選の出馬を突然取りやめたというニュース。誰も思ってもいないことでした。報道によれば後援会ですら直前まで知らなかったとのこと。健康不安がその理由だそうですが、どうぞお体大切に。バースくんもいろいろ勉強させていただきました鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

最新の画像もっと見る