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DUKE Train

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台湾鉄道の電化プロジェクト進む 潮州-枋寮間、工事ひとまず完了

2019年11月26日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

電化工事を進める台湾鉄道



(台北中央社)交通部(交通省)は、台湾鉄路管理局(台湾鉄道、台鉄)の潮州-枋寮間(いずれも屏東県)25.2キロの電化工事の各工程が終わり、24日に審査手続きが完了したと報道資料で明らかにした。指摘箇所の改善が認められれば、開業となる。

台鉄は2013年、東部・台東(台東県)-南部・潮州(屏東県)区間123.4キロの電化プロジェクトに着手。潮州-枋寮間はこの一部で、当初は来年の竣工を予定していたが、利用者が多いことから工期を早め、今年6月には今年末の工事完了の見通しが示された。

同部は、潮州-枋寮間の電化が完了すれば、台鉄が進める電化プロジェクトのマイルストーンに到達すると言及。電車の導入が進むことで、旅客の利便性向上が期待できるとした。

同部は、台鉄の電化プロジェクトが2020年末に完了するとの見通しを改めて示した。台湾を一周する幹線の電化の「ラストワンマイル」と位置づけ、今後も台鉄の監督に当たるとの姿勢を示している。

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台湾鉄道、駅構内のトイレ清掃に日本のメンテナンス技術を導入

2019年11月20日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

日本の技術が導入された台湾鉄路管理局のトイレ清掃



(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は国連が制定する「世界トイレの日」に当たる19日、駅構内のトイレ清掃に日本のメンテナンス技術を導入したと発表した。旅客により快適なトイレ環境を提供するためとしている。

台鉄によると、駅のトイレ清掃を請け負う斯巴克グループ(台北市)が今年4月、トイレメンテナンスを専門とする日本のアメニティ(神奈川県)と協力覚書を締結。同グループの林錦堂董事長(会長)が自ら技術者を率いて訪日し、「トイレ診断士」のスキルを学んだ。

トイレ診断士は、日本の厚生労働省の社内検定制度で認定されている技能。換気回数や臭気濃度、排水のチェックなどを総合的、科学的に判断し、適切なメンテナンス方法を提案できることから、問題が発生する前に対策を打てる「予防型メンテナンス」に不可欠とされる。

台鉄は、新しい技術の導入で「臭い、汚い、暗い、怖い」とされるトイレの4K問題を改善し、「経済、教育、環境、健康」という新しい4Kトイレ文化と環境を作り上げたいと意欲を示している。

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台湾鉄道、数量限定の鉄道カレンダー発売 移動の美を表現

2019年11月19日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

台湾鉄道の2020年カレンダー、21日に発売される。左は表紙を飾るDT668


 
(台北中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は2020年の鉄道カレンダーを21日に販売開始する。表紙と12カ月ごとのカレンダー計13枚つづりで、1000部の数量限定。かつて運行された、または現役のラッピング列車が線路を走る雄姿が収められている。

表紙には蒸気機関車のDT668の写真が採用された。各月のページに登場するラッピング列車には、同局が日本の鉄道業者との友好協定締結を記念して運行した列車も選ばれている。

価格は1部250台湾元(約890円)。台北、松山、南港、花蓮、台東、鳳山、台中、高雄の各駅で購入可能。

台鉄によれば、鉄道カレンダーは鉄道ファンの間で人気が高く毎年好評を博している。

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台湾新幹線、カナヘイとコラボ ラッピング列車運行開始 来年9月まで

2019年11月15日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運





(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄)は14日、日本のイラストレーター、カナヘイさんとコラボレーションしたラッピング列車の運行を開始した。人気キャラクター「カナヘイの小動物 ピスケ&うさぎ」が車掌や客室乗務員、駅係員に扮したイラストが車体に描かれたほか、車内のヘッドカバーにもピスケ&うさぎのイラストがあしらわれ、可愛らしい雰囲気が演出されている。運行は来年9月までの予定。

ラッピング列車運行に合わせ、高鉄はコラボ限定商品14種を発売。車内販売や駅構内の自動販売機、高鉄のネットショップ「TSHOP」(momo購物網)などで購入できる。ラッピング列車の車内では、コラボ版のホットコーヒーとホットティーの販売も数量限定で行う。

高鉄台中駅には、ピスケ&うさぎのイラストと写真撮影ができるコーナーが設置された。

ラッピング列車の運行時間は高鉄の特設ページ「Go!高鐵彩繪列車」で公開されている。

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台鉄プユマ号脱線 運転士が速度超過を否定

2019年09月27日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運
 
取材に応じる脱線列車の男性運転士








(台北-高雄 26日 中央社)昨年10月に起きた台湾鉄路管理局(台鉄)特急プユマ号の脱線事故で、列車の男性運転士が26日、立法院(台北市)で初めて記者会見を開き、行政院(内閣)の調査チームや検察が当初指摘していた速度超過について、強く否定した。

事故は昨年10月21日、新馬駅(宜蘭県)付近で発生。樹林発台東行きの特急プユマ号がカーブを曲がろうとした際に脱線し、死者18人、負傷者267人を出した。この事故により、男性運転士ら台鉄職員3人が今年6月、過失致死罪で宜蘭地検に起訴された。調査チームが昨年11月に発表した暫定報告では事故原因について、ブレーキや動力に関わる空気圧縮機の異常▽自動列車防護装置(ATP)の遠隔監視システムの未作動▽カーブ進入時の未減速などが挙げられた。

運転士は会見で、事故を起こした車両に故障があることを発車前に気付いており、指令室に車両の変更を要請したものの、指令所からは代替車両がないのを理由に故障車両の鍵を渡されたと説明。だが、これを証明する乗務日報は紛失され、指令室で録画された映像も上書きされて消失したとし、台鉄への不信感をあらわにした。

声明文では、運転士には「定刻運転のプレッシャーや速度超過運転の動機、速度超過運転の行為もなかった」と主張。今回の記者会見は責任逃れのためではなく、台鉄にさらに安全な環境を整えてもらうためだと念を押した。

国家運輸安全調査委員会は24日の記者会見で、速度超過と脱線事故の関連性については、さらに検証を進める必要があるとの見方を示した。1年後の調査報告提出を目指すとしている。

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台湾新幹線、屏東延伸へ 蘇行政院長が発表 月末にルート案を審議

2019年09月11日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

高速鉄道の屏東への延伸を発表する蘇貞昌行政院長







(台北 10日 中央社)蘇貞昌行政院長は10日、台湾高速鉄道を南部・屏東県まで延伸させると発表した。屏東延伸計画では、ルートの候補が4案検討されており、蘇氏はルートの早期決定を求めた。林佳龍交通部長(交通相)は同日、今月末にルート候補案の2次審議を行うと明らかにした。

4案は、現在の南の終点、左営駅(高雄市)と屏東市を結ぶ「左営ルート」▽高雄市燕巣で途中分岐し、屏東市までつなぐ「燕巣ルート」▽左営駅から台湾鉄路管理局(台鉄)高雄駅を経由して屏東市まで延伸する「高雄ルート」▽左営駅から高雄国際(小港)空港を経由して屏東県潮州まで延ばす「小港潮州ルート」。このうち、高雄ルートは地下化、残る3ルートは高架線路を採用する計画。

総工費は概算で、燕巣ルート561億台湾元(約1930億円)、左営ルート554億元(約1904億円)、高雄ルート1217億元(約4182億円)、小港潮州ルート1500億元(約5160億円)。

蘇氏はこの日、屏東市内で高鉄延伸を発表した。屏東県出身で、同県県長を務めた経験がある蘇氏は個人的な意見として、屏東延伸ルートが左営を通過しないのは違和感があるとし、立ち退きが必要な民家が少なく、総工費も比較的安い左営ルートのメリットを説明。一方、高雄ルートと小港潮州ルートは総工費が高く、立ち退きが必要な民家も多いとし、ルートを審議する際には将来の国際競争力や施工の難易度を考慮に入れるよう審査委員に求めた。

高鉄は同日、屏東延伸の発表について、ルート評価や予算編成、財務計画、建設方法などはいずれも不確定性が高いとし、コメントはできないとした。

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旧台鉄新北投駅にホームやレール復元 日本から輸入の車両も展示

2019年08月19日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運



展示会場となっている台鉄の35TP32850形客車




(台北 18日 中央社)日本統治時代に建設され、戦後まで使用された駅舎を復元した歴史建築、旧台湾鉄道(台鉄)新北投駅(台北市)の第2期工事が17日、完了した。今回の工事でホームやレールが復元されたほか、1969年に日本から輸入された車両の展示も開始。同駅の歴史を人々に伝えている。

台鉄淡水線の支線、新北投線の駅として1916(大正5)年に開業。1988年に台北メトロ(MRT)淡水線の建設に伴って新北投線が廃線となり、駅舎は中部・彰化県の台湾民俗村に移された。だが、2000年代に入って駅舎の里帰りを求める声が広がり、2016年、元の場所から約50メートル地点で移築工事が開始。2017年に復元された駅舎の一般公開が始まった。

台北市政府文化局は2018年に第2期工事に着手。ホームやレールに加え、照明や排水設備などが増設された。今回、展示が始まった車両は台鉄の「35TP32850型」で、日本から最初に輸入された両開き自動扉の通勤列車。新北投-台北間を走る一部列車に導入され、同支線沿線住民の通勤の足となった。

駅舎内では日本統治時代から戦後の解体、2度の移築などに至る同駅の歴史を古写真などで紹介する展示が行われている。
 

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阿里山鉄道、大雨と地震で一部損壊 30日まで運休

2019年08月19日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

地震と大雨で一部損壊した阿里山林業鉄路本線




(嘉義 18日 中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山を走る阿里山林業鉄路本線(嘉義―十字路)は8月30日まで運休する。大雨と地震の影響で土砂崩れが起き、線路が大きく変形したのが原因で、31日に運転を再開する。阿里山林業鉄路・文化資産管理処が18日発表した。

嘉義県は15日、大雨に見舞われ、16日にはマグニチュード4.6の地震が発生した。これを受け、同線は16日から運行を停止。当初は土日を除く4日間での復旧を見込んでいたが、現場視察後に同線の樟脳寮駅付近で約80立方メートルの土砂が崩壊していることや線路の横ずれ、枕木の損壊などが見つかり、状況が深刻だったため、工期を11日間に伸ばした。

祝山線、沼平線、神木線の3支線は通常通りに運行する。
 

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国家鉄道博物館の準備組織が発足 前身は日本統治時代の鉄道工場

2019年08月19日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

「台北機廠」内の職員浴場



(台北 17日 中央社)日本統治時代の鉄道工場を前身とする台北市の「台北機廠」を国家レベルの鉄道博物館に転身させるための準備組織「国家鉄道博物館準備処」が行政院(内閣)の承認を経て正式に設立した。文化部(文化省)が16日、書面で発表した。鄭麗君文化部長(文化相)は、鉄道文化資産の保護を重視する政府の決意の表れだとして喜びを示し、「生きた鉄道博物館」と位置づけてハード・ソフト両面の整備を進めていくと意気込んだ。

同部の資料によると、台北機廠の前身は、1935(昭和10)年に落成した台北鉄道工場。戦後、台湾鉄路管理局(台鉄)によって引き続き使用されたが、2012年に工場機能が移転したためその歴史にピリオドを打った。台湾に現存する鉄道車両整備工場として最大かつ最古。2015年に敷地全体が国定古跡に登録された。

同部は17年、同地全域を26年までに鉄道博物館として修復・整備する10カ年計画に交通部(交通省)とともに着手。同地の名称は「台北機廠鉄道博物館園区」と改められた。今年6月には同園区の特色の一つとされる職員浴場などの修復工事が始まっており、来年以降は鍛冶工場や組立工場などの修復作業が相次いでスタートする予定。工事が行われていない一部の施設は予約制で見学できるほか、イベントなども開催される。

準備処の主要業務は、各分野の専門家による整備計画の推進や文物の収蔵、研究、メンテナンス、展示など。27年までに交通部と共同で独立行政法人を設立するという。
 

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台湾新幹線、東へ延伸 交通部が検討 南港―宜蘭を15分で結ぶ

2019年08月16日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運
 





(台北 16日 中央社)林佳龍交通部長(交通相)は15日、台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の東部・宜蘭県への延伸計画を実行可能性評価の項目に盛り込んだことを明らかにした。実現すれば南港(台北市)―宜蘭間が15分で結ばれるようになる。宜蘭県の林姿妙県長は高鉄の宜蘭延伸に好意的な見方を示し、県内の鉄道建設の整備に期待を寄せた。

西部に高鉄、東部に快速鉄道を整備し、台湾本島全体をつなぐ鉄道網を建設する構想を掲げている交通部。高鉄の延伸を巡っては、南端の左営(高雄市)から屏東県まで伸ばす計画も持ち上がっている。

現在、南港から宜蘭までは台湾鉄路管理局(台鉄)の路線が走っており、所要時間は最短で58分(特急プユマ号、タロコ号乗車の場合)。南港―宜蘭区間を直線で結ぶ「北宜直線鉄道」の建設計画が10年以上前から検討されていたが、林部長は、高鉄延伸は直線鉄道に比べて所要時間がより短縮され、建設費も高くならないと説明した。

宜蘭県政府の林茂盛秘書長は、高鉄延伸計画を優先的に支持する考えを示した。

宜蘭県民の男性は、宜蘭から台北市内までの所要時間が20分かからないのであれば、緊急時には高鉄を使いたいと話した。同じく県民の女性は、宜蘭から台北までの高速バスの片道運賃が120台湾元(約407円)前後であることに触れ、高鉄の運賃が200元(約677円)以内なら通勤に利用したいと語った。
 

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台湾鉄道、上半期の利用者数が過去最多に 貨物輸送も好調

2019年08月16日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

台湾ランタンフェス期間中、見物客で埋まる台鉄・潮州駅(屏東県)のプラットホーム



(台北 15日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)が14日に発表した上半期(1~6月)の決算で、1日当たりの平均利用者数が64万5881人と過去最多となった。前年同期比は1.8%増。また、近年落ち込んでいた貨物輸送量も計390万8078トンと好調。前年同期比は3%増で、成長率で旅客輸送を上回った。

旅客輸送による収益は、1日当たり平均5016万7891台湾元(約1億6980万円)で、前年同期比0.9%増。台鉄によると、近年の利用者数は特急プユマ号の投入や東部・花蓮と台東を結ぶ台東線(花東線)の電化、電子決済の導入などによって増加し、2015年には1日当たりの平均利用者数が64万人を突破したものの、その後は減少傾向が続いていた。今年V字回復した主な原因として、2月初旬の旧正月連休が昨年より長かったことや、中部・台中市のフローラ世界博覧会(台中花博)や南部・屏東県の台湾ランタンフェスティバルなど、地方の大型イベントが多かったことを挙げている。

貨物輸送が好調な背景としては、東部の宜蘭と花蓮を結ぶ唯一の道路「蘇花公路」で進められているバイパス建設工事に必要な石灰石や粘土などの大口貨物の増加があると分析している。貨物輸送による収益は前年同期比2%増の3億2402万元(約10億9700万円)だった。
 

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台湾新幹線、新車両の国際入札で中国メーカーを排除

2019年08月12日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運
 





(台北 10日 中央社)台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)が、新しい車両(8編成)の国際入札で中国メーカーを対象から排除したことが分かった。同社の広報担当、孫鴻文氏が10日、明らかにした。

高鉄が現在保有する車両は、東海道・山陽新幹線「700系」をベースに開発され、川崎重工業、日本車輌製造、日立製作所が製造したもの。1編成12両で、2006年から15年にかけて計34編成が納入された。利用者の増加を受けて17年に新車両の購入計画が持ち上がり、海外メーカーに意向表明書の提出を打診するなどして準備を進め、今年7月に中国を除いた各国のメーカーに入札要請の書類を送った。来年中にも落札者が決まる見通し。

孫氏は、新車両について世界の高速鉄道プロジェクトは共通性があるため、台湾の規範に適合していれば日本製にはこだわらないとの姿勢を示した。

高鉄の統計によれば、年間利用者数は15年に5000万人を突破。18年には6396万人に達した。
 

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プユマ号、運転席の窓に曇り 視界に影響も 台鉄が交換作業進める

2019年08月12日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運



運転席の窓ガラスが曇る問題で交換作業を進む台湾鉄道




(台北 11日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)の特急プユマ号の車両で、運転席の窓ガラスが曇る問題が発生していることが11日分かった。6両の車両で同様の問題が見つかっており、うち2両は運転士の視界をさえぎるほどの曇りだった。

電車運転士の労働組合「全国火車駕駛産業工会」の呉長智秘書長によれば、二重構造になっているガラスの間のシリコンがはがれ、その隙間から水分が入り込んだのが原因だという。

台鉄は、曇りが深刻な2両について、窓ガラスの交換を10日に済ませたと説明。残りの車両も交換作業を進めており、近日中に完了するとした。また、車両製造の主契約企業である住友商事に6月末に書簡を送り、問題について報告したと明かし、同社は報告を受けてから最短期間で問題の改善を図るべきとの考えを示した。

車両は住友商事を主契約者とし、日本車輌製造が製造。台鉄は契約保証金を有しており、今回の問題によって損失などが発生した場合には、保証金から差し引くとしている。

特急プユマ号は昨年10月、北東部・宜蘭県を走行中に脱線。死傷者200人超を出した。
 

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台中メトロ緑線、試運転順調 来年開業に向け準備進む

2019年07月27日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

台中メトロ・グリーンラインの車両



(台中 27日 中央社)台中市政府交通局は27日、整備が進む台中メトロ(MRT)グリーンラインについて、運行ダイヤ通りの試運転を7日連続で行い、成功したと発表した。2020年末までに開業することを目指しており、準備が着々と進んでいる。

同線は、全長16.71キロで、北屯-烏日間(いずれも台中市)の全18駅を結ぶ。全自動無人運転システムが採用されており、今月初めから、開業後と同じ午前6時から翌日午前0時までのダイヤで試運転を実施。5分以上の遅延が2件以上あってはならないなど厳しい条件が課されたという。

同線の車両全18編成のうち9編成は日本から輸入され、残り9編成は日本から技術移転を受けて組み立てられた台湾製。
 

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高雄で日台の鉄道史伝える交流展 大宮の鉄道博物館とコラボ

2019年07月20日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運
 
「NIPPONからTAIWANへ:鉄道の夜明け-鉄道博物館交流展」会場の一角




(高雄 20日 中央社)南部・高雄市の市立歴史博物館と埼玉県さいたま市の鉄道博物館が主催する「NIPPONからTAIWANへ:鉄道の夜明け-鉄道博物館交流展」が18日、高雄市の哈瑪星台湾鉄道館で開幕した。明治時代にスポットを当て、鉄道が日本に導入され、その後台湾に伝わった歴史の流れを紹介する。

昨年高雄で開かれた国際シンポジウムをきっかけに交流を始めたという両館。大宮の鉄道博物館からは、昨年4~9月に開催した企画展「明治150年記念NIPPON鉄道の夜明け」で使用した模型や実物資料の一部が提供される。古い写真や図のほか、英国のレール製造会社が1870(明治3)年に製造した「双頭レール」、日本で初めて運行した蒸気機関車「1号機関車」の模型などもあるという。

高雄市立歴史博物館は、日本統治時代の1908(明治41)年に台湾総督府官房文書課が出版した「台湾写真帖」を展示する。同年台湾で基隆-高雄を結ぶ縦貫線が全線開業したのを記念するもので、台湾各地の写真約240枚が収録されている。

2020年6月30日まで。
 

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