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大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

F1 イタリアGP 決勝

2011-09-12 21:16:29 | モータースポーツ

 モンツァへ行くなら、フェラーリファッション

 フェラーリの聖地、モンツァ。
こんなもんにたとえていいかわかりませんが、阪神タイガースにとっての甲子園球場のような場所です。
甲子園のスタンドが、ほぼ360℃を埋めたファンでまっ黄っ黄になるように、モンツァのスタンドは、フェラーリファッションに身を包んだティフォシ(熱狂的なフェラーリファン)で、さながら全山紅葉という趣です

そのティフォシの思いがさっそく届いたのか、スタートで、アロンソがトップを奪います。
一方、後方ではリウッツィ、ペトロフ、ロズベルグらがクラッシュ。早くもセーフティーカーが入ります。
ベッテルは、セーフティーカーが戻ってバトルが再開されるや、アロンソからトップを奪い返します。
この二、三戦、ベッテルはスタートでトップを奪われても、すぐさま抜き返してますね。

1 ベッテル ←2 アロンソ ←3 シューマッハー ←4 ハミルトン ←5 バトン ←6 マルドナド

シューマッハーががんばっています。
彼のメルセデスGPと、ハミルトン、バトンのマクラーレンはどちらもメルセデスエンジンのマシンです。
今回は、高速コースということで、メルセデスGPはとにかくスピードの出るセッティング、マクラーレンはコーナリングに強いセッティングをしてきたようです。
ハミルトンは何度もシューマッハーに仕掛けますが、シューマッハーが上手くブロックする上に、とにかくスピードが速い。なかなか抜けません。13周目に一度ハミルトンが前に出ますが、すぐ抜き返されます。

24/53 可夢偉選手は10番手を走行していましたが、マシントラブルでリタイア。
      序盤のクラッシュを上手くすり抜け、ポイント圏内を走っていたのに、残念です。

34/53 バトルを繰り広げるシューマッハーとハミルトンを2台まとめて抜いたのはバトン。
      彼はこういう「漁夫の利」みたいなオーバーテイクが上手いですね。
      そのバトンが早めのピットインをする様子。ミディアムタイヤを早めにあたためておこうという作戦のようです。

35/53 ところが、アロンソと同時ピットインになってしまいました。
      これだと、路面が暑いので、タイヤにやさしいフェラーリの方がタイヤのもちがよくて、有利になるかも。

36/53 ベッテルがピットイン。これは予定通りのようです。

ブルーノ・セナが9番手を走行中。彼は、あのアイルトン・セナの甥っ子なので、結果を出してくれると盛り上がりそうです。 



 リザルト

 1 ベッテル(レッドブル)
 2 バトン(マクラーレン)
 3 アロンソ(フェラーリ)
 4 ハミルトン(マクラーレン)
 5 シューマッハ(メルセデスGP)
 6 マッサ(フェラーリ)
 7 アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)
 8 ディ・レスタ(フォース・インディア)
 9 ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)
10 ブエミ(トロ・ロッソ)
11 マルドナド(ウィリアムズ)
12 バリチェロ(ウィリアムズ)
13 コバライネン(チーム・ロータス)
14 トゥルーリ(チーム・ロータス)
15 グロック(ヴァージン・レーシング)
16 リチャルド(HRT)
17 ペレス(ザウバー)
 
リタイア…小林可夢偉(ザウバー)、スーティル(フォース・インディア)、ウェバー(レッドブル)、ダンブロシオ(ヴァージン・レーシング)、ロズベルグ(メルセデスGP)、ペトロフ(ロータス・ルノーGP)、リウッツィ(HRT)

ファステストラップ:1分26秒187 /ルイス・ハミルトン(マクラーレン)



ベッテルの初優勝は、トロ・ロッソ時代、このモンツァでした。
あの時は、予選も決勝も大雨だったので、弱小チームにもチャンスが巡ってきたという感じでしたが、その後、天候がドライだろうが、ポール・トゥ・ウィンの展開でなかろうが、優勝できる力を身につけましたね。
「ベッテルばっかり勝ってつまんない」と思われている方もいらっしゃると思いますが、彼も決して、見た目ほど楽に勝っているわけではないでしょう。
彼は、できたら鈴鹿でチャンピオンを決めたいと思っているようです。
F1関係者の中には、「こんな時に日本へ行きたくない」という声もあるようです。
そう思うこと自体、責められることではないでしょう。放射能の危険がどうなのかなんて、日本人にもはっきりわからないですものね。
ベッテルは「日本へ行くのは当然」と言い切ってくれているようで、日本人としては嬉しい発言です。
わたしは、彼の走りから感じられる人間性が好きなので、できれば連覇してほしいです。
鈴鹿で彼と可夢偉選手がトップ争いなんかしてくれたら、感激ですね。

マクラーレンは、このところ、バトンが光ってますね
冷静さとアグレッシブさを兼ね備えたバトン。ハミルトンと共に、F1を最後まで面白くしてほしいです。

アロンソは、バルセロナの時のように、スタートでトップに立ちましたが、レース後のコメントは、「そのまま最後まで行けるとは思っていなかった」というものでした。
フェラーリのマシン、どうしても戦闘力が足りないみたいですね。

ハミルトンとの見応えのあるバトルを展開してくれたシューマッハー。
F1初ポイント獲得となったブルーノ・セナ。
新旧二人のドライバーがこの後も活躍してくれたら、また新たな面白さが出てきそうですね。

ヨーロッパ・ラウンドはこれで終了。
いよいよ終盤フライアウェイに入ります。
アジアシリーズの開幕は、ナイトレースのシンガポールGPです。
F1も夏から秋にかわってゆきます