BE HAPPY!

大山加奈選手、岩隈久志選手、ライコネン選手、浅田真央選手、阪神タイガース他好きなものがいっぱい。幸せ気分を発信したいな

明日からシンガポールGP

2009-09-24 22:25:36 | モータースポーツ


 プロ野球もシーズン終盤にさしかかりましたが、F1もそろそろ終盤です。
前回のイタリアGPでヨーロッパラウンドが終了し、今週末から最後のフライアウェイに入ります。
まずは、シンガポールGP、日本GPのアジアラウンド。
その後、ブラジルGP、最終戦アブダビGPとなります。
シンガポールGP開幕の前に、ちょうど昨年のシンガポールGPで起きた「クラッシュゲート事件」が決着をみました。

2008年シンガポールGPで、ルノーのアロンソ選手はマシントラブルで予選Q2敗退となりました。
しかし、決勝レースでチームメイトのピケJr選手がクラッシュし、SCが出動、ちょうど直前にピットインしていたアロンソ選手はこれにより大きく順位を上げました。
アロンソ選手はこのレースに優勝しましたが、今年になってピケJr選手のクラッシュは予め仕組まれた故意のものではないかという疑いがもたれました。
ルノーはピケJr選手に故意にクラッシュさせたことを認め、チーム代表のフラビオ・ブリアトーレと、エンジニアリング・ディレクターのパット・シモンズを解任しました。
最終的な処分は以下の通りです。

・ルノーに対して、2年間の執行猶予処分付きのチャンピオンシップ参加資格剥奪(チームから謝罪があり、ブリアトーレとシモンズが解任されたことが考慮されて、処分が軽減)
・フラビオ・ブリアトーレは、無期限の資格停止およびあらゆるレースへの出入り禁止
 パット・シモンズは、5年間の資格停止とレース活動への関与禁止
・ピケJr選手には、捜査への協力と引き換えに恩赦が与えれた
・アロンソ選手は、今回の事件には全く関与していなかったとし、いかなる処分も下さない

ブリアトーレは、おそらく現在F1に参戦している中で唯一、ブラウンGPのロス・ブラウンのピット戦略に対抗できる智将だったのではないかと思います。
昨年の日本GPで、アロンソ選手のピットインのタイミングを巧みにとってクビサ選手と順位を逆転させ、優勝に導いたピット戦略を今でも覚えています。
わからないのは、なぜこんなことをしてまでシンガポールGPに勝ちたかったのかということです。
アロンソ選手がタイトルを争っていて、ライバルに負けそうだったとかいうならまだ理解できる気もするのですが、そんなことはなかったし。

・勝てない車で苦戦するアロンソ選手があまりに気の毒で、何とか優勝させてあげたかった
・「何が何でも結果を出せ」と本社にせっつかれた

ぐらいしか、わたしには思いつきませんでしたが、どういう理由があったんでしょう。
日本の刑事裁判によくある、「無罪を主張しても心証が悪くなるだけだから、さっさと認めて情状酌量を狙え」というのではないといいんですけどね。
まあ、ピケJr選手がクラッシュする時もアクセルを踏み続けていたというデータや、無線交信の一部に八百長をうかがわせるものがあったということなので、真実がその通りに明るみに出たのだと信じたいです。
パット・シモンズによると、ピケJr選手の方からもちかけてきたということですが、もしそうだとしても、のってはいけませんよね。
マクラーレンの偽証事件の時もそうでしたが、今のF1は全部記録が残ってしまうので、完全犯罪はまず無理でしょう。
自分達のキャリアや、チームの名誉とひきかえにしてまでやらなければならなかったことなのでしょうか。
今年のシンガポールGPは、フェアな勝負を楽しみませてほしいですね。


2010年のF1カレンダーも発表されています。


開幕戦  バーレーンGP    3月14日
第2戦  オーストラリアGP  3月28日  現地時間17時スタート
第3戦  マレーシアGP    4月4日   現地時間16時スタート
第4戦 中国GP       4月18日
第5戦 スペインGP     5月9日
第6戦 モナコGP      5月23日
第7戦 トルコGP      5月30日
第8戦 カナダGP      6月13日
第9戦 ヨーロッパGP(バレンシア) 6月27日
第10戦 イギリスGP 7月11日
第11戦 ドイツGP      7月25日
第12戦 ハンガリーGP    8月1日
第13戦 ベルギーGP     8月29日
第14戦 イタリアGP     9月12日
第15戦 シンガポールGP   9月26日   現地時間20時スタート
第16戦 日本GP       10月3日
第17戦 韓国GP       10月17日
第18戦 アブダビGP     10月31日   現地時間17時スタート
最終戦 ブラジルGP     11月14日


カナダGPが復活し、新たに韓国GPが加わっています。
ただ、カナダGPの開催はまだ確定ではなく、契約がまとまらなかった場合はトルコGPが6月6日に行われるそうです。

既に来季に向けての動きも色々ありますが、残る4戦も大切に戦って、心に残るレースを見せてほしいですね。