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PCB処理施設付近が洪水

2012-07-12 | 平和・人権・環境・自治制度

うっとうしい梅雨で、熊本、大分では大雨のようです。先日の台風接近時には東海地方も、洪水の心配がありました。細谷町3丁目にあるPCB処理施設では、大雨のためか逢妻男川沿い道路が、通行止めになっていました。PCBは水に溶けにくく、沸点が高く熱で分解しにくい性質を持ちます。化学処理のためにSD(ナトリウム分散体)を使いますが、これは水に触れると燃える危険なものです。この地域は市のハザードマップによれば、洪水による浸水区域に指定されています。施設の許認可で検討されたのでしょうか。絶対安全と地元説明がありましたが、事故が発表されているもので5回もありました。事故の回覧は回っても、地元説明会はありません。10数年の短期に処理するということで、都市施設にはされませんでしたが、処理が進まず延期のようです。働いているのはほとんど派遣社員で安全教育が十分でないようです。外国の場合は焼却で処分が終わっている国もあります。製造の時には便利な製品で普及しましたが、最終は製造物責任でなく税金もかなり使われています。原発ほどの危険性はないにしても、PCBやアスベストも忘れてはならない製品です。震災・津波では海に流出することや、瓦礫処理で被災する人もいるほどです。
コメント (1)
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