AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

あたたたたたたた

2009年01月27日 | 二酸化マンガ
私がここに引越ししてきた時からず~と営業してた近所の本屋さんが、とうとう来月中旬に閉店するみたいです。
そのため、古めの在庫本がオール100円で売りさばかれておりました。
まぁどの本もいらんっちゃーいらんかったんですが、せっかく100円やしと思って買ったのが『北斗の拳 マスターエディション』。
全編完全オールカラーで、各話の扉ページ、原哲夫先生による描き下しイラストなども多数収録のA4サイズの超豪華版。
『北斗の拳』は幼少の頃、全巻揃えてたほど好きだったマンガで、学校の強敵(とも)ダチとよく経絡秘孔を突きあったものです。

今回購入したのはVol.4で、中国拳法象形拳の流れをくむ崋山群狼拳を使う牙一族との死闘が繰り広げられております。
ここでは、南斗水鳥拳の使い手レイや女戦士マミヤさんが登場します。
読者サービスとばかりに1ページまるまる使った特大のマミヤさんヌードがカラーで再現されてたのは嬉しかった。
当時このシーンで興奮した小学生読者は多かったハズ!
それにしてもレイという男はほんまスケベやなぁ~、マミヤさんのオッパイを2回も無理矢理見ています。
拳法をそういうスケベなことに使うでない!!でもよくやった!

「あたたたたー!」「次に死にたいやつ 前に出ろ」「きさまの命はあと5秒!!」「きさまはすでに死んでいる!」など、ケンシロウお馴染みの名言もこの巻でたくさん出てきますが、今回の名言はなんといっても牙一族のザコの断末魔の叫び、「あわびゅ」じゃないでしょうか。

最近「たわば」とか「あべし」など、悪党どもの断末魔のセリフを集めるのがマイブームとなっていて、色々おもしろいのを発見しては腹抱えて笑っております。
いよいよヤバい人間になってきています。誰か助けて。

では今日は特別に、その中のいくつかをご紹介しておきましょう。

うわらば あべぽ なにをぱら えろばっ!! はろは! うれえろお!!

ははしゅ、はしゅしゅ、はしゅ~ ないぎえ、ふんげえ!!、もぽえ~!! ぺいっ!!  

俺じゃないるれ・・・ ぱっびっぶっぺっぽおっ ぺがふ!! あぷぱ!



MORBID ANGELのサポートギタリストとして、ツアー時はいつも引っ張り出されるエリック・ルータンが創設したブルータルデスメタルバンド、HATE ETERNAL。
最近はCANNIBAL CORPSEのベーシストのアレックス・ウェブスターが正式加入したことでも知られております。
北斗神拳とブルデスって、手数が多いという点でなんか似ているものがありますよね?

今日の1曲:『Powers That Be』/ HATE ETERNAL
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クトゥリズム

2009年01月24日 | ルルイエ異本
Cthurhythm


ある、ラヴクラフティアンな方のブログ記事で紹介されてました。

クトゥリズムって!響きが笑けてきてしゃーないです。
Perfumeの“ポリリズム”をBGMに、クトゥルー神話関連の画像を延々と流し続けるというものですが・・・
発想はともかく、ようこんだけの画像を集めたなぁ~(関係ないのも混じってるけど)

それにしても今を時めく日本テクノアイドルの名曲と、暗黒神話の宇宙的恐怖を掛け合わせるとは・・・
あまりと言えば冒涜過ぎる!!

クトゥリズム クトゥリズム クトゥリズム クトゥリズム・・・・
イズム イズム イズム イズム・・・・
ンクク ンクク ンクク ンクク・・・・
ング ンガー ヨグ・ソトト!!

この響きは、中世の暗黒時代の一時期にひろく用いられた、ミナスキュール草書体で書かれたあのハッチンソン文書中の呪文をなんとなく思い起こさせる・・・

私は恐怖した!

中田ヤスタカ氏の編み出したデジタルサウンドループが、偶然にも邪神召喚の悍ましき呪文と、おそろしく似通っていたなどとは!

もしや、彼こそジョゼフ・カーウィンの化身なのでは!!

アイ!クンゲンガ ヨゲ ソトタ!!


ちなみに「ラヴクラフトロ・ワールド」っていう動画もあるんですが、これはニコニコ動画で見ることができます(要登録)。
『ラヴクラフトロ・ワールド』

私はこれは「エレクトゥル・ワールド」というネーミングの方がよかったんじゃないかと思います。

今日の1曲:『テクノの手毬唄』/ ニポポ
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妄想と科学と人間椅子と戦慄

2009年01月22日 | プログレッシヴ草稿
RED?

昨日届いたばかりの人間椅子のベスト「人間椅子傑作選」、今日は1回も聴いてなくて、自分の中ではすっかりお布施アルバムとなってしまった。
う~ん、袈裟姿の鈴木氏のニヤニヤ顔が目に浮かんでくる・・・

今日久々に0th「人間椅子」を聴いてたんですが、この頃の方が音作りとか結構オモシロいですね。
時代的に録音環境が悪いというより、確信犯的にこもった音にしたり、古くさ~くしてる感がありますよね。
その辺に凄くこだわりを感じるんですよね。
こういうところはスウェーデンのドゥームロックバンド、WITCHCRAFTと手法がよく似てんのかな。

まぁ別に今の人間椅子にものすごく不満があるというわけじゃございません。
20年間ほとんどブレることなく、消滅もせずわが道を行くあの姿勢には敬意を払わずにはいられません。
ただ、最近はなんか飽和状態というか、型にハマってきたような感があるんですよね。
彼らには現在の低迷してしまってる日本のロック界の救世主として、もっともっとスケールアップしてもらって、人間椅子のさらなる躍進を切に願うのでございます。

そう!あの妄想と科学出版発行の黙示録『大世紀末予言』に書かれてあるような、世界の人間椅子を!!

ということで、私がこれからの人間椅子に希望する事柄は次のようなものである。

■最近のライヴ映像が収録されたDVD『終わらない演奏会(仮)』発売!

■そろそろ新しいPVを!(“夜が哭く”とか“牡丹燈篭”とか。ところで“品川心中”のPVはどうなったん?)

■鈴木研一氏のフィギア販売!(初期ネズミ男ヴァージョン、ロンゲ白装束ヴァージョンの二種)

■WACKENフェス出演!!(ついでにラウパーも)

■クトゥルフ神話もののコンセプトアルバム『未知なる樺陀州を夢に求めて(仮)』作成とか。

■人間椅子、ジェイミー・ミューアとデヴィッド・クロスとの夢のコラボ実現!(彼らが生きてる内に!)



キング・クリムゾンの“太陽と戦慄 パート2”のカヴァー。ほぼ完コピです。
海外からの絶賛の声が凄まじいですね。


今日の1曲:『Larks' Tongue In Aspic pt.1』/ King Crimson
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エベエベスト

2009年01月21日 | やっぱりメタル!!
なんや、前ログと同じような写真でモウシワケございません。

しかし、ビックリしたなぁ、もう。
いや、たいしたことやないんすけど、HMVがめずらしく発売日前に商品を届けてきやがりましてねぇ。
調子狂ふっちゅうねん!でもサプライズな感じでいとうれし。


そのお届けものとは・・・・・・

そうです。皆様お待ちかね、人間椅子のベストアルバム『人間椅子傑作選』!!

実をいいますと、椅子はもう今回既に3枚目のベスト盤で、傑作選2集にあたるくり抜き特殊ジャケットが嬉しい『押絵と旅する男』は新録やレア音源が1曲もなかったので当時リアルタイムでは購入しなかった。



今回は新録が4曲も収録されているのでまぁ買わざるを得なかったわけですが、二十周年記念盤とはいえ(ジャケに書くなよ)2枚組にする必要があったのかどうか・・・
ケースもいまだかさばるタイプのやつやし・・・・


まず、<盤の1>ですが、ライブでもよく演奏される古株の初期ナンバーが(てゆーか1st曲ばっか!)中心で、初心者の方のためのダイジェスト盤的ナイスな選曲で文句はないが、<盤の2>は後期中心のマニア向けの選曲といいたいところだが、ちょっと選曲ひどすぎないか?
別に鈴木氏が嫌いなわけじゃないんやけど、なんで彼作曲の駄作ナンバー3曲を前回に引き続き今回も収録してんのか??本当に理解に苦しむセレクションだ。
まぁ後期楽曲には、初期の頃みたくこれといったキラーチューンがあまりないっちゃーないんやけど。
個人的には、名曲「芋虫」やカップリング曲「桜下音頭」とかを入れて欲しかったかと。


期待に胸膨らませた新録4曲ですが、「陰獣」と「猟奇が街にやって来る」は、イカ天時代の幻のインディーズCD『人間椅子』に収められていたのを再録したものですが、う~んやっぱ初期のこもった古めかしい音質の方が断然雰囲気あったなぁ~
私は鈴木氏の昔の歌い方の方が好き。


ただ、今回は「陰獣」の冒頭の歌詞が、オリジナル歌詞に戻しての再録ってところがかなりファン泣かせな計らい。

イカ天CD『人間椅子』の改訂ヴァージョンの歌詞。



オリジナル歌詞。



「猟奇が街にやって来る」もオリジナル歌詞が加えられたヴァージョンとのこと。



そして1stではイントロのみだった「鉄格子黙示録」が、今回オリジナル歌詞を加えた完全フルヴァージョンで復活した!
たった6行しかない歌詞だが、「空が破けてマリアが首を吊る~♪」など、倫理観を度外視した初期のアブなさが顕れていていい塩梅。
和嶋氏が新たに書き下ろした「狂ひ咲き」は、演歌メタル節炸裂の人間椅子にしか作りえない佳作といった感じ。


しかし、この「太宰治著『人間失格』の昔のカバー表紙か!!(あっちの方が全然マシやけど)」ってつっこみたくなる地味なジャケはなんとかならなかったのか・・・・
活字オンリーのやっつけ仕事的な歌詞カードも残念やし、マジでバイトにやらせたとしか思えない。
もっとフォントとか工夫せーよ。
1stベスト盤の時は和嶋氏の筆によるロングライナーノーツとかもついてたのに、今時特典DVDも付けんとわずか新録4曲だけで3900円という値段はボッタクリというほかない。


まぁ仕方ありません。
椅子信者はバンド存続と彼らの生活費のためにせっせとお布施お布施。
悲しいけど、これ、ご奉仕なのよね。


そして私は、購入したばかりの人間椅子のベスト盤を怪奇趣味のコレクション棚に加えて、今夜もまたひとり、「ケヘヘ・・・」とほくそ笑むのであった。




今日の1曲:『陰獣』/ 人間椅子
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マンガで読む『パノラマ島綺譚』

2009年01月17日 | 二酸化マンガ
とうとう丸尾末広作品に手を出してしまった・・・


いやいや、以前からなんとなくその画風には惹かれてはいたけれど、目ん玉ペロペロな丸尾末広の超エログロ世界に足を踏み入れようなどという勇気はこれまで全くなかったんですが、江戸川乱歩の名著『パノラマ島綺譚』を彼のエログロセンスな画力でもってして完全リメイクしたとなりゃあ、買うなという方が無理というものです。

乱歩の世界をロックで表現するに一番相応しいバンドが人間椅子であるように、乱歩の怪奇幻想世界を漫画でヴィジュアル化するにあたって、丸尾末広ほど相応しい描き手はいないということなど、彼の作品を読んだことのない私でもわかることですから。




いやしかし、想像通りだったとはいえ、丸尾ワールドは凄まじいなぁ~
乱歩が想い描いていたであろう、目くるめくパノラマ世界が、その圧倒的な迫力でもって読み手に迫ってきます。
本作はもちろん丸尾氏の独創性がフンダンに盛り込まれてはおりますが、ストーリーそのものは原作にかなり忠実に描かれていて(といっても原作は十代の頃に2回ほど読んだっていうくらいずいぶん昔のことだけど・・・)、本来の丸尾作品に比べるとエログロはかなり抑え気味なんじゃないだろうか。
なんせウブなこの私が最後まで読みきれたくらいですから。


大正から昭和に移り変わる時代背景などが本当に木目細かく描かれていて、さり気に背景を彩る看板の字体とか、屏風に描かれているふた口女やお歯黒べったりとかの猟奇絵など、視覚的にもの凄く刺激的でエログロ楽しい。
パノラマ島では、現代の水族館顔負けの海底トンネルとか、ヒエロニムス・ボッシュ画の『快楽の園』そっくりの景色が(さり気に)出てきたりと、遊び心が利いていて楽しいことこの上ないんです。
まぁ一種のエログロヴィジュアルアート本といってもいいでしょう。




もし、ひょんなことから一生かかっても使い切れないぐらいの巨万の富を得たなら、ひと島買い取って自分が子供のころから思い描いていたユートピアを作ってみたい・・・
誰でもそういった妄想にかられたことが一度はあるかと思います。

それを欲望のなすがまま「ははははは」とやっちゃうのがこの物語の主人公なのですが、その幻想世界を圧倒的な表現力でもって想うがまま小説化したのが江戸川乱歩であり、またそれを漫画でやりたい放題エログロにビジュアル化したのが丸尾広末であり、それを購入して怪奇趣味のコレクション棚に加えて、ひとり「ケヘヘ・・・」とほくそ笑んでいるのがこの私です。




今日の1曲:『パノラマ島へ帰る』/ 筋肉少女帯
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姐御メタルの開祖みたいな

2009年01月14日 | やっぱりメタル!!
今月号のB!誌表紙がARCH ENEMYのVo、アンジェラ・アキ・・・じゃなくってアンジェラ・ゴソウ嬢だったのを見て、
「いやぁ~えれぇ時代になったもんだ」って感慨深い気持ちになりましたねぇ。

今じゃ、ゴシック・メタルの台頭でメタルバンドに女性Voがいることなんて珍しくなくなったけど、20年前とかだったら考えられないですからねぇ~女性シンガーがB!誌の表紙を飾るなんて事は。
もちろん80年代にも女性Voのメタルバンドは存在していたけど、ほとんど注目なんてされませんでしたし、女好きの私なんかでもよく聴いていたのは、男顔負けのシャウトをかますレザー・レオーネ嬢が在籍していたCHASTAINぐらいだったですもんねぇ。

そこで今日ご紹介しようと思うのは、HOLY MOSESっていうジャーマンスラッシュメタルバンド。
このバンドのヴォーカルを務めるのがサビーナ・クラッセンっていう姐ちゃん。
私はこのオゲレツ感みなぎるPVを見て、一発で彼女に一目ぼれしちゃいました。

Holy Moses - Panic


この低予算なPV・・・なんかVOIVODの“RAVENOUS MEDICINE”のPVを彷彿とさせてませんか?
サビーナ嬢のだらしない歌い方もどことなくスネイクっぽいし。監督が一緒とか?

そして私がまず購入したのは1987年の2nd「FINISHED WITH THE DOGS」
その内容は正にジャーマン特有の突進型ドッカンドッカンスラッシュ!
全体の演奏力は結構シッカリしていて、ツーバスを絡めたチープなアグレッシヴ感はこの手のスラッシュフリークにはたまらないB級さに溢れてます。
リフなんかもうこの時代にしかありえない歪み方してる。ギターで変な引っかき音とか出すのもこの時代のスラッシュバンドならではの工夫技ですよね。
そしてなんといってもサビーナ嬢の野獣ヴォイスは、元祖アンジェラって言わしめるほどおっそろしく獰猛です。はっきりいって女捨ててますね。
それでも時折ささやくように歌うウィスパーヴォイスのところはやっぱり乙女な部分が出ておりますよ。
#7“CORRODED DREAMS”などはリフ展開とかモロSLAYERなんやけど、ジャリジャリの粗野なリフと、獰猛なサビーナ嬢の野獣ヴォイスがそういうイミテーション感を見事払拭してしまってます。


現在も活動中で、WACKENフェスで同郷のドロ・ペッシュと共演したり、昨年には新作をリリースしてたりします。
最近のライヴ映像をYOU TUBEで見たけど、サビーナ嬢はもうすっかりデス声になっちゃってて殆どARCH ENEMYみたいになってしまってる・・・
まぁ今時のメタルファンにウケはいいでしょうけど。

今日の1曲:『CURRENT OF DEATH』/ HOLY MOSES
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屍体で花をさかせましょう

2009年01月11日 | カテゴライズできない
昨年のアイアン・メイデンのライヴの時に1度お会いしたことのある、洋楽歌詞の翻訳の仕事をされてる優さんのブログに、CARCASSの歌詞について興味深い記事が載っていたので、一部転載させていただきます。


「あ、ところで、こないだ"Impropagation(屍体で花を咲かせましょう)"のギターソロのタイトルをみてて、"W.G.Steer's humanure"とかいうのがあったんだけど、
ああ、秋山幸子さま(本気でリスペクトしてますよ)の対訳にけちはつけたくないのだが、これは"human(人間)"と"manure(肥料)"を合わせた造語で、
人間の排泄物でできた肥料、あるいは、あるいはそのまま人間肥料(しかしこれってどういうものなのか)という意味なんでござる。
って何でこんな話をしてるかと言うと、私が初めて仕事で対訳をやったのがCATTLE DECAPITATIONというバンドの「Humanure」というアルバムだったので、
感慨深いんですよ、何か。」


いや~この鋭い指摘、頭が下がります。
そう!確かに歌詞カードには“スティアーの人間界”ってなっていて、私も秋山先生らしからぬ意訳だなぁ~と思っておったんです。
邦題が「屍体で花を咲かせましょう」なんやし、“人間肥料”という方が残虐王的にもシックリきますよね!

ところで“人間肥料”で思い出したんですけど、僕の大好きだったマンガ『北斗の拳』の第二話「必殺残悔拳!! 」っていう話の中で、飢餓に瀕した自分の村を救おうと種モミを探しにいった「今日より明日」のスミスじいさん、通称“種モミじいさん”ってのが出てきます。
せっかく種モミを探しあてて戻ってきたのに、悪党スペードに取り上げられたあげく、殺されます。
もちろんスペードはその後ケンシロウに北斗残悔拳で真っ二つにされ「死にたわっ!」と言い残し成敗されます。
その後ケンシロウはその種モミをじいさんの墓に蒔くんですね。
それを見てバットが「チッ、そんなとこに蒔いたって実る訳ね~だろ!」と言うのに対し、ケンシロウはこう言い放ちました。

「実るさ…下にあの老人が眠っている…」

このセリフ、痛烈じゃございません?
これぞ“人間肥料”ですよ!!
ケンシロウはここで有機農法の効率性を示唆していたんですね。


かのコウケツ農場の富豪コウケツ氏も「今死体をかたづけているところにございます」といった部下に対し、こう説いております。

「なに? それはまちがいよ!! 死体はきりきざんで畑にまきなさあい
それが荒地を蘇らせる早道じゃからねえ!!」



ジェフはひょっとしたら『北斗の拳』読んでてCARCASSのバンド構想をひらめいたのかもしれない。



今日の1曲:『Impropagation』/ CARCASS
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オモシロ映像集

2009年01月09日 | ♪音楽総合♪
しばらく通ってなかった某電器屋に久方ぶりに立ち寄ってみると、まぁよくあるワゴン処分セールコーナーがあって、そこにビースティ・ボーイズのシングルズ・コレクション『Solid Gold Hits』のDVD付限定盤の未開封が、500円で売りさばかれとったのですかさずゲット。
新年バーゲンセールで非常にいい買物したなぁ~って感じです。

とはいうものの、ビースティのオリジナルアルバムは殆ど持っとるし、2枚組みベスト『THE SOUNDS OF SCIENCE』も持っとるし、おまけにPV集DVD『VIDEO ANTHOLOGY』だって持っとるから、正直私がこのCDを買うメリットは殆どなかった。ボートラの未発表曲は、日本人ラッパーとのコラボナンバーで極めてどうでもいい内容だし。
今回の特典DVDにはボートラを除くCD収録曲15曲全てのPVの他、メニュー画面そのものに特典映像が流れる仕組みになっており、“THAT'S IT THAT'S ALL”のプロモーション映像とか、3人のパーカッションプレイシーンなどの秘蔵映像も楽しめるという豪華テンコ盛り内容。
まぁ『TO THE 5 BOROUGHS』収録曲のPVが新たに手に入ったということと、ビースティの歴代ロゴステッカーをゲットできたということぐらいでしょうか。
あとデジタル・リマスター化されてて音は非常に良かですよ。

しかしDVDを見てみて改めて思ったけど、ビースティのPVはやっぱ楽しい。
今日はちょっとその中からいくつか面白いのを紹介しようかと思います。

「NO SLEEP TILL BROOKLYN」


これはビースティがアホアホだった頃の初期のナンバー。
LAメタル、ヘアメタルなどが幅をきかせていた80年代中期、そこにヒップホップな悪ガキ3人組が乗り込んでドタバタを繰り広げるという、この時代ならではのアメリカンバカを象徴したおバカPV。
同じDef Jam所属だったSLAYERのケリー・キングが友情出演?でギター持って乱入。彼は実際レコーディングでも弾いてます。メタルをリスペクトしてるのか茶化してるのか。


「SABOTAGE」


ガラっとスタイリッシュでカッコよくなった頃のバンド編成ビースティの名曲。素っ頓狂な歌をかましているのはアドロック(g)。
アメリカの刑事モノTVドラマをパロったとっても楽しいこの傑作PVを監督したのは、奇才スパイク・ジョーンズ氏。登場人物の殆どをメンバーが演じている。


「INTERGALACTIC」


これはまたちょっとだけ音楽性がアホアホ期に戻った頃のナンバーですが、PVは凄い凝ってて面白いです。
日本の特撮に対するオマージュ的な内容で、ロケも東京で行われているみたいです。

ビースティにはまだまだ愉快でクールなPVがいっぱいあるんですが、今日はこの辺で。


今日の1曲:『AN OPEN LETTER TO NYC』/ BEASTIE BOYS
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あの“ゴーストバスターズ”の女優も出てる

2009年01月07日 | しねしねシネマ
さて、その日鑑賞2本目となりました『僕らのミライへ逆回転』は私の好きなPV監督ミシェル・ゴンドリーさんの最新作ですが、昨年いつのまにやら公開されていたのを全然知りませんでした。
ジャック・ブラックやダニー・グローバーなど、結構有名な役者が出ているにもかかわらず、ほとんど話題にならなかったのはこの邦題のマズさからだろうか?

ジャック・ブラックのキャラは『スクール・オブ・ロック』とほぼ一緒。
最初の感電シーンで『ショッカー』みたいに時空を旅する荒唐無稽な話かと思いきや、おバカ2人組みがダンボールやガラクタなどを使って有名映画作品をチープに手作りリメイクする過程が延々と映し出されるといったコント仕立ての展開。
CGばっかに頼らない手作り感のあるカラクリ映像を作り出すのがゴンドリー作品の素晴らしいところなんだけど、今作はそれを極限まで突き詰めた形といったところなんでしょうか?

私も最初の『ゴーストバスターズ』の撮影シーンは個人的に思い入れのある作品なので大いに笑えたんだけど、『ラッシュアワー2』とか『ロボコップ』とかになってくると段々飽きてきて全然笑えなくなった。
しかし隣のオバちゃん2人組みは終始腹抱えて笑ってたなぁ~、どっかの外人かと思った。そんなにおもろいか??
ラストのどっかの有名黒人ピアニストをテーマにした作品のメイキングシーンになるともうほとんど欽ちゃんの仮装大会ですよ。

まだVHS主流だった頃の、温かみのある映像時代を懐かしむハートウォーミングな話ではあるんやけど、今回はなんか悪ノリしすぎとちゃいますやろか、ミッシェルさん?
ちょっと最近のゴンドリー作品にはついていけないなぁ~、やっぱ彼はPV撮らせてる方がよいかと。

最後に、正月早々ナンバに呼び出して、2本も映画に付き合わせてしまった私の友人に感謝。

オススメ度:★★★



今日の1曲:『Let Forever Be』/ The Chemical Brothers
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あの“灰色の脳細胞”の人も出てる

2009年01月05日 | しねしねシネマ
昨年の締めの記事で、「ほとほと映画には興味を失いました」とボヤいておきながら、年明け早々大阪まで連続2本の映画作品を見に行ってるって「どないやねん!」と自分につっこみたくなる。

その2本は昨年から目をつけていた作品で、1つはイギリス映画『バンク・ジョブ』、それとミッシェル・ゴンドリー監督作『僕らのミライへ逆回転』
2本とも同じ映画館でやっていて、その日はその映画館のサービスデーだったので、久々に2本観に挑戦してみようかと。

まず一本目の『バンク・ジョブ』は、1971年に実際起こった英国犯罪史上最大の銀行強盗事件を題材にしているということでそれなりには期待してたんですが、いやいや、新年早々当たりくじを引いた感じで、大吉とまではいかないけれど、まぁ中吉といったところでしょうか?
クライムサスペンスは元々好きなジャンルやし、ハゲカッコいいジェイソン・ステイサムが主役とくりゃあ~そこそこ見応えがあるのは当然かと。

ストーリーはまぁよくある話で、中古車経営者の男が組織から借金して追い込まれてて、いっちょ銀行強盗でもやって一括返済したろかしらんと仲間を集い、銀行の貸金庫の金品を地下から穴掘って見事盗み出すことに成功するといったほんとありふれたものです。
だから強奪シーンそのものには別にハラハラドキドキするようなことはなかったですね。なんか軽いノリやったし。
でも貸金庫から盗み出したものの中に、マフィアの裏帳簿やら、王室のスキャンダル写真やらが混じってて、強奪後いろんな裏組織やら英国諜報機関やらの魔の手が迫ってくるという展開はこれまたありふれてはいるんですけど、ここから緊張感が一気に高まり激しく興奮させられちゃいましたねぇ。
特にマフィアに仲間を殺されてから、逃げることをやめ、諜報機関や警察などの組織と駆け引きしながら、武器なしで見事な反撃に打って出るジェイソンの勇姿が超クールでカッチョいい!!

ありふれた話でありながらこれだけ私が惹きつけられたのは、やっぱ古めかしい70年代のイギリスが舞台だったからでしょう。登場人物のヘアスタイルや服装もどこかレトロでおシャレだし、映像もなんとなく70~80年代を感じさせる質感がモロ私好み。
邦画やハリウッド映画とかみてたら、脇役でも「また、こいつか・・・他にもっとおるやろ!」ってウンザリさせられることがしばしばですが、本作はジェイソン・ステイサム以外普段あまり馴染みのないイギリス人俳優が脇を固めてるって点でなんか新鮮味を感じるんですね。しかもみんなとってもいい顔してる!
裏社会のボス役の人は実はTVシリーズの『名探偵ポアロ』でお馴染み、デヴィッド・スーシェだったりするんですけどね、ムッシュウ。
通信手段もケータイじゃなくってトランシーバーで、泥棒仲間とのやり取りをどっかの盗聴マニアに傍受されちゃってたりして、それがラジオで全国に流されちゃうというのはやっぱり実話に基づいた話なんでしょうかねぇ。
この素人泥棒集団の決して安心して観てられないアブなっかしさが、余計にスリル感を味あわせてくれちゃってんですよね~

エセ黒人活動家“マイケルX”と親交があったと噂されるジョン・レノンとオノ・ヨーコらしき人物が劇中のどこかに映ってるみたいなので、これから観に行こうと思ってる人は探してみてください。

いやー新年早々久々にいい映画観たなぁ~、こりゃ幸先良いでよ!
『僕らのミライ~』の感想文は次回にて。

オススメ度:★★★★

今日の1曲:『Five Fathoms』/ Everything But The Girl
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むかつくばかりのこやし

2009年01月01日 | プログレッシヴ草稿

アハッピー・ニュー・イヤー、イヤ・・・イア!
イア!シュブ=ニグラトフ!!

とまぁ、予想通りの展開の新年ご挨拶となりました。
今年もふたぐんよろしくお願いします。

画もこれまた予想通りという感じで、ピンク・フロイドの不朽の名作『原子心母』にございます。
もちろん今年の初鑑賞アルバムはこいつです。

なにかしら胸騒ぎのする不穏なオーケストレーションの音色に、神秘的なジョン・アルディス合唱団の一種異様なコーラス、そこにウェット感を伴ったフロイドの演奏が加わるといった実験的で壮大なスケールの23分にも及ぶインスト超大作。
高校時代、初めてフロイドのサウンドに触れ、気持ちよすぎるこの崇高なる音宇宙に何度酔いしれたことだろう。

昨年永眠したリック・ライトの牧歌的な名曲“SUMMER '68”の悲しくも美しいピアノ伴奏、そして後半の壮大なるブラス・セクションというダイナミックな展開に、懐かしいあの時代が偲ばれるようなノスタルジーに陥ってゆくのです。
それがどの時代かは定かではないけれど・・・

というわけで、皆様今年も喉に気をつけてがんばりましょうね!



今日の1曲:『ATOM HEART MOTHER』/ PINK FLOYD
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