今年の年末はヒドいことの連続であった。悲惨といってもいい。
そしてダメ押しとばかりに、年の瀬にまさかこのような訃報を聞かされることになろうとは・・・
29日、ツイッターのトレンドのトップに「レミー」の名前が挙がったときには、「あ、もうそれしかないな」と確信した。
つい先月にフィルシーが61歳の若さで逝ったばかりだというのに・・・
レミー逝く。享年70歳。
今年フジロックに出演したレミー。
ライブ中ちょっと歌うのがしんどそうだったとは聞いていた。
だから、ひょっとしてこれが日本で見れるレミーの最後の姿になるのでは・・・って予感はなんとなくしてた。
で、今年フジロックまでモーターヘッドを見に行く決心をしなかったのは、大きな間違いだったんじゃないかと。
ま、それほど悲観に暮れてるワケではない。
あんな酒びたりの生活を送ってて(噂によると1975年以来シラフだったことがないとか)、70歳近くになっても毎年のようにアルバムを出し続け、老身にムチ打ってギグをやり続け世界を回っていた。
まだ生きていることの方が不思議だった。
思えば、死ぬ間際まで爆走ロックンロールを貫き人生を全うした人だと思う。
ただ、ライブを一度も見れなかったということだけが悔やまれるのである。
以前のモタヘの記事でも言っていたと思うが、最初にレミーのあの強烈なダミ声に出会ったのは中1の時に買ったHear ’n Aidのオムニバスアルバム『Stars』に収録されてた「On The Road」のライブヴァージョン。
当時この曲を聴いた時は「なんじゃこのギリギリの瀕死みたいなダミ声は」と拒絶反応を起こしたっけ。
その2年後、ちょうど発売された『Rock 'n Roll』を聴いて、まさにロックンロールでこのストレートな疾走感に一発でやられたのであった。
これ聴いてから教科書にモタヘのトレードマークのビーストやレミーの似顔絵を描きたくっていた。
そして、寺町京極にあったBLACKというバンド雑貨専門店で人生ではじめてバンドTを購入したのがこいつだった。
メタルやロックに理解のない母親にバレたらマズいと思って、棚の奥の方にかくしてたんだが、エロ本と一緒に余裕でバレてたという。
モーターヘッドの爆走ロックンロールは、思春期真っ只中の中坊の私にとってエロ本と同じくらい、危なくて刺激的な音楽であった。
そう、モーターヘッドはまさに私の青春だった。
昨夜は恒例の午後連の忘年会に呼ばれて行っていたのだが、その席に在学中は全くといっていいほど面識がなかった(一応)後輩のYが久方ぶりに顔を出しており、ジャケットを脱いだヤツのTシャツを見て思わず歓喜の声をあげた。
ウオオオーーーッ!!最終メンバーやんけ!!
残念なことに、午後連のメンバーの中にはモーターヘッド好きなど皆無に等しく、私が追悼とばかりにモーターヘッドの諸作品を準備していってもほぼ相手にされなく、いつものパターンみたいにアーティストの死をキッカケにその音楽に興味を示すなんてこともなく、絶望的な状況にあった。
そこに後輩YがモタヘのTシャツを着て現れ、私は一瞬救われた気持ちになったのであった。
ところがYにモタヘの話をふってみると、「いや、僕実はモーターヘッドは2曲くらいしか知らないんですよ」と・・・・・そこで話は終了。
その2曲とは、おそらく「Ace Of Spades」と「Overkill」であろう。
モーターヘッドは、ロックファッション的にあまりにもカッコよすぎるあのシンボルと、レミーの強烈な外見とキャラで、その知名度は日本ではAC/DCとタメをはれる程であろう。
ただ、モーターヘッドの音楽を真剣に好きな者はほとんどいないのではないか?
ツイッター上で訃報を嘆いてる人でも、実はYのようなのが案外多いのかもしれない。
私とてモーターヘッドの作品を熱心に買い求めていたのは高校生半ばくらいまでで、90年代半ば以降の作品はいっさい関知してこなかったというにわか者である。
80年初頭からリアルタイムでモーターヘッドを聴いてた人は、『極悪ライブ』や『Ace Of Spades』などをプッシュしはるかと思われますが、オリジナルじゃない頃から聴きだしたにわか者の私としましては、訃報を知った29日は以下の作品をレミーの追悼作に選んで聴いておりました。
当時よく聴いていたアルバム、そして今でもよく聴くのはこの2枚だからです。
今夜もこれらの作品を爆音で聴いて、極悪な気持ちで新年を迎えたいとおもいます。
ロックンロール!!
良いお年を。
今日の1曲:『Dead Men Tell No Tales』/ Motorhead
そしてダメ押しとばかりに、年の瀬にまさかこのような訃報を聞かされることになろうとは・・・
29日、ツイッターのトレンドのトップに「レミー」の名前が挙がったときには、「あ、もうそれしかないな」と確信した。
つい先月にフィルシーが61歳の若さで逝ったばかりだというのに・・・
レミー逝く。享年70歳。
今年フジロックに出演したレミー。
ライブ中ちょっと歌うのがしんどそうだったとは聞いていた。
だから、ひょっとしてこれが日本で見れるレミーの最後の姿になるのでは・・・って予感はなんとなくしてた。
で、今年フジロックまでモーターヘッドを見に行く決心をしなかったのは、大きな間違いだったんじゃないかと。
ま、それほど悲観に暮れてるワケではない。
あんな酒びたりの生活を送ってて(噂によると1975年以来シラフだったことがないとか)、70歳近くになっても毎年のようにアルバムを出し続け、老身にムチ打ってギグをやり続け世界を回っていた。
まだ生きていることの方が不思議だった。
思えば、死ぬ間際まで爆走ロックンロールを貫き人生を全うした人だと思う。
ただ、ライブを一度も見れなかったということだけが悔やまれるのである。
以前のモタヘの記事でも言っていたと思うが、最初にレミーのあの強烈なダミ声に出会ったのは中1の時に買ったHear ’n Aidのオムニバスアルバム『Stars』に収録されてた「On The Road」のライブヴァージョン。
当時この曲を聴いた時は「なんじゃこのギリギリの瀕死みたいなダミ声は」と拒絶反応を起こしたっけ。
その2年後、ちょうど発売された『Rock 'n Roll』を聴いて、まさにロックンロールでこのストレートな疾走感に一発でやられたのであった。
これ聴いてから教科書にモタヘのトレードマークのビーストやレミーの似顔絵を描きたくっていた。
そして、寺町京極にあったBLACKというバンド雑貨専門店で人生ではじめてバンドTを購入したのがこいつだった。
メタルやロックに理解のない母親にバレたらマズいと思って、棚の奥の方にかくしてたんだが、エロ本と一緒に余裕でバレてたという。
モーターヘッドの爆走ロックンロールは、思春期真っ只中の中坊の私にとってエロ本と同じくらい、危なくて刺激的な音楽であった。
そう、モーターヘッドはまさに私の青春だった。
昨夜は恒例の午後連の忘年会に呼ばれて行っていたのだが、その席に在学中は全くといっていいほど面識がなかった(一応)後輩のYが久方ぶりに顔を出しており、ジャケットを脱いだヤツのTシャツを見て思わず歓喜の声をあげた。
ウオオオーーーッ!!最終メンバーやんけ!!
残念なことに、午後連のメンバーの中にはモーターヘッド好きなど皆無に等しく、私が追悼とばかりにモーターヘッドの諸作品を準備していってもほぼ相手にされなく、いつものパターンみたいにアーティストの死をキッカケにその音楽に興味を示すなんてこともなく、絶望的な状況にあった。
そこに後輩YがモタヘのTシャツを着て現れ、私は一瞬救われた気持ちになったのであった。
ところがYにモタヘの話をふってみると、「いや、僕実はモーターヘッドは2曲くらいしか知らないんですよ」と・・・・・そこで話は終了。
その2曲とは、おそらく「Ace Of Spades」と「Overkill」であろう。
モーターヘッドは、ロックファッション的にあまりにもカッコよすぎるあのシンボルと、レミーの強烈な外見とキャラで、その知名度は日本ではAC/DCとタメをはれる程であろう。
ただ、モーターヘッドの音楽を真剣に好きな者はほとんどいないのではないか?
ツイッター上で訃報を嘆いてる人でも、実はYのようなのが案外多いのかもしれない。
私とてモーターヘッドの作品を熱心に買い求めていたのは高校生半ばくらいまでで、90年代半ば以降の作品はいっさい関知してこなかったというにわか者である。
80年初頭からリアルタイムでモーターヘッドを聴いてた人は、『極悪ライブ』や『Ace Of Spades』などをプッシュしはるかと思われますが、オリジナルじゃない頃から聴きだしたにわか者の私としましては、訃報を知った29日は以下の作品をレミーの追悼作に選んで聴いておりました。
当時よく聴いていたアルバム、そして今でもよく聴くのはこの2枚だからです。
今夜もこれらの作品を爆音で聴いて、極悪な気持ちで新年を迎えたいとおもいます。
ロックンロール!!
良いお年を。
今日の1曲:『Dead Men Tell No Tales』/ Motorhead