AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

アパートに残されたアーマ=スィンの日記

2013年11月30日 | ルルイエ異本
下記の記述は、すべてアーマ=スィンの『ニンギジッダ通信』から抜粋し、転載したものである。


10月24日
『クトゥルフ神話検定公式テキスト』てまた何出してんねん。大そうなタイトルつけてからに・・・・と、本屋でニヤニヤしながら本を手にしたら、ホ、ホンマに実施されるのね・・・・

10月24日
【クトゥルフ神話検定練習問題】
問1.日本のハードロックバンド、人間椅子のクトゥルフ神話曲で、次のうち題材に使われていないラヴクラフト作品はどれか。

1.狂気の山脈にて 2.ピックマンのモデル 3.ダンウィッチの怪 4.時間からの影


答 2.ピックマンのモデル

10月24日
【クトゥルフ神話検定練習問題】
問2.ハスターを召喚するときの呪文は、次のうちどれか。

1.イア、イア、ハスター 2.イヤン、バカん、ハスター3.いや~、その~、ハスター 4.よよよい、よよよい、よよよい、よい!

問2の答→該当なし。

[解説] 消去法でいくと、1.イア、イア、ハスターを選択してしまいがちだが、これはバイアクヘーを召喚するときの呪文。つまり、これはひっかけ問題である。というか、私の出題が間違っていた(はずかピー)。


10月29日
第1回クトゥルフ神話検定3級を・・・・・申し込んでしまったー、しまったー、シマッター、シマッター・・・・・・・マツシター・・・・・


11月13日
私以外に、Perfume「1mm」のサビの歌詞のところ、「もういい もういい・・・」の次の「くないよぉ」のところを、どうしても「くなんしょ」と歌ってしまう者はおるか?


11月13日
ヨグ・ソトホーホケキョ。


11月24日
クトゥルフ神話検定の受験票が届く。なんと試験場が東大阪にある私立大学の館内。いや、せいぜいまんだらげあたりの一室で軽いノリでやるのかと思ってた。それとも、この大学がミスカトニック大学ばりの暗黒神話の宝庫的アカデミーだとでもいうのか。


11月25日
クトゥルフ神話検定試験受けてる夢を見た。萌え系の出題ばっかで「うわあああ~~~~!!」と発狂しかけて目が覚めた。


11月25日
クトゥルフ神話検定の試験日まで一週間をきった。さぁやるぞ!これらの冒瀆的書物を読み解いていって、SAN値すり減らして、ホップ、ステップ、ナイアルラトホテップ!!



私が受けるのは3級だが、2級とか合格しちゃう人って、たぶん正気とか失ってるんだろうなぁ~


さて、床に就いて浅い眠りの中で巨大な階段を70段下りてって、<焔の神殿>セミナーでナシュト先生とカマン=ター先生のご教授でも受けにいってくるか。




11月30日
さて、大阪にいくか・・・・まてよ、あの手はなんだ?

窓に!窓に!


今日の1曲:『Dream Land』/ Perfume
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猟奇!筋肉少女対人間椅子

2013年11月05日 | コンサート
宮城で、楽天イーグルスと巨人ジャイアンツの日本一を決める熾烈な頂上決戦が繰り広げられていたちょうどその頃、こちら大阪でも、80年代末の同時期にこの世に出現した日本の2大猟奇バンド、筋肉少女帯と人間椅子との世紀のカルト対決が繰り広げられていたのをご存知だろうか。

まぁ全然行く気なかったのですが、ヤフオクでチケットがけっこう安値で出品されてて、一応入札しといたら思いがけず落札できてしまったので、この珍奇極まりない歌合戦に立ち会えることに相成ったわけでございます。
日はよく、3連休のちょうどど真ん中。生憎の雨模様だったが霧雨に近い感じで傘をさすほどではなかった。
今回の会場はキャパ1000人程度のBIGCAT。アメ村のBIG STEPに着くと、思いがけずちょっと大きくなったPerfumeの3人が出迎えてくれて、気分は上々。

って、待てよ・・・・・・

し、しまったー!!ドームライブのチケット一般発売、今日だったー!!


会場付近に集まった客層は、やはり人間椅子の単独の時とは様子が違っており、まぁ学生時代、クラスにとけこめなかったっぽい感じは一緒なんだが、筋少ファンの方は、なんと形容していいのか、内面を外にさらけ出してる感じ?わかるかしら?
あと、ジャーマンメタル系のTシャツ着てるのも多分筋少ファンだろう。

開演は5時スタートと、けっこう早め。もちろんトップバッターは我らが人間椅子。
まず、新譜『萬燈籠』からライブで絶対盛り上がる“新調きゅらきゅきゅ節”そして“ねぷたのもんどりこ”という手堅いナンバーを披露。あざとい!でもワジーのギターは今日も冴えてたね。
サバスの“IRON MAN”のイントロをはさみ、オズフェストでもモッシュが起きたという“死神の宴”。これまたあざとい!でもさすがにこのハコではモッシュは起きんかった。
あと、“相克の家”とか、“人面瘡”とか、“針の山”とか・・・・これって、ほぼオズフェスメニューやんけ!味しめすぎ!この人ら。
椅子ファン的にレアやったのは、オーケンを交えての“君は千手観音”ぐらいか。
オーケン登場の時、椅子のメンバーがクリムゾンの“21世紀の精神異常者”のイントロで彼を迎えたのは、ニクい心意気だった。

やりすぎマスヒロVer.


人間椅子が終わり、やや長いセットチェンジの後(人数が倍だからね)、学生時代、邦楽に全くといっていいほど興味を示さなかった私を熱狂させた筋肉少女帯が登場。
1曲目は、筋少ジャーマンメタルナンバー(ほとんどイーグルフライフリー)“イワンのばか”で、こちらもつかみは上々。
ただ、私はまたしてもエディの行動に気を取られていた。
もうしょっぱなから扇子を取り出しパタパタ煽いでらっしゃる。そしてしばらくして後ろの台にドカっと座り込んでしまわれた。何?この余裕?もう、カッコよすぎるよ、この人!
オーケンは早くもMCが間延びしていて客(というか私)をダレさす。メンバー間の馴れ合いムードもなんかいやだなぁ、相手にしなけりゃいいのに。エディだけがマイペースでほんと頼もしい。
ただ、最近の曲とか知らんしあまり期待してなかったんだが、初期の楽曲、特に1stからの曲を多い目にやってくれて、思ってた以上に楽しめた。
“孤島の鬼”が演奏された時はけっこうテンション上がった。ウッチーの「ヨイッショー」のバックコーラスがたまらんて。長谷川氏の終盤のドラミングもさすがである。
そして、なんつっても今まで私が行くライブの日に限ってハズされていた悲願の“サンフランシスコ”がきた時は、もう鳥肌が全身を駆け巡り、一瞬ふじつぼ人間になったかと思た。間違いなく本イベントのハイライトであろう。
エディのロック史に残る名ピアノソロ、そして橘高との掛け合いソロバトルが生で見れた。感無量である。
だからして、この勝負、筋少の勝ち!
(ただ、ピアノが低いところにあってソロになるとエディの顔がまったく見えなくなるのがネックだったかな)



お決まりのジョイントは、全て筋少の曲だったのには納得がいかなかったが、本イベントは筋少のDVD発売記念ツアーの一環だったというのを後で知って、まぁしゃーないかと。
でも、せめてウッチーが3番を歌う“人間椅子倶楽部”くらいやっても誰も咎めないだろうに。
正直、8人全員で“釈迦”をやる意味が見いだせなかった。

物販の方も圧倒的に筋少の方が充実してるね。今回の25周年記念ツアーTだけでも3、4種類くらいあった。
思わず買ってもーたがな。


人間椅子も物販の方にもちっと力をいれてほしい。

あと、やっぱ筋少のファンは椅子ファンと違って妙な連帯感があるね。コール&レスポンスとかお決まりのノリとかもあって。ほとんど宗教だ。これもオーケンのカリスマ性の成せる業だろう。


おつかれさまでございます。



今日の1曲:『オレンジペニス』/ 筋肉少女帯
コメント (4)
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リアス三陸気仙沼大使様

2013年11月03日 | まったり邦楽
ライブ行くことになったんで、筋少と人間椅子の記事でもタラタラ書こうと思ってたんだが、昨夜行われた「コナミ日本シリーズ2013」第6回戦の試合開始前に、宮城スタジアムにて、なんと!畠山美由紀さんが国歌斉唱をしたという情報と、彼女自身、宮城県気仙沼市育ちだったということを知って、「ガングロおやじの国歌斉唱を目撃しといて、畠山さんの国歌斉唱を見逃すとは!!」という、この大変残念な気持ちを慰めるべく、畠山さんのことについて書こうかと。
http://www.musicman-net.com/artist/30375.html

畠山さんの歌声に最初に出会った記憶はちょっと曖昧で、多分やけどリトル・クリーチャーズの栗原務氏が2001年に発起したSPIRAL EXPERIENCEというユニットで、アフガニスタン難民救援のチャリティ企画ナンバー「SO MUCH TO LEARN, SO LITTLE WE KNOW」という曲を聴いて、このプロジェクトに参加していた畠山さんの歌声にハっとしたときだったと思う(他にEGO-WRAPPIN'の中納良恵、NOISE ON TRASHの坂本勝彦、ブレス・マークらが参加)。
このちょっと感情的に声を震わす、深みのある歌唱にグッとくるものがあったんだと思う。




次に、昔ポケーっとテレビ見てて、CMで畠山美由紀&小島大介の男女ユニットPort Of Notesのこの曲が流れたときにまたハッとさせられたときだったと思うんだけど、何のCMかは忘れた。みなさんも多分聴いたことあると思うんだけど、なんせ10年くらい前のことで忘れてると思う。
この曲が収録されてる『Duet With Birds』も2001年作で、同じような時期に上の2曲を聴いたので記憶が曖昧なんだな。私もフラフラしてたし。

「Sailing To Your Love 」/ Port Of Notes



『Duet With Birds』




で、その翌年満を持してというか、畠山美由紀としてソロデビューを飾ることになるわけだが、その第一弾作品がリトル・クリーチャーズの鈴木正人氏がプロデュースを担当した『Diving into your mind』。
まぁ畠山さんに関しては、過去に心斎橋のお寺の一室での座敷ライブにもおじゃましたことあるけど、小生なんせ移り気やすいもんで、それほど熱心に追いかけていたわけではないのだが、この作品がリリースされた当時は、それはもうくり返しくり返し聴きまくっており、今でも黄昏時に聴きたくなる一生もんの一枚だと思ってる。i-phoneにも入れてるし。

カーペンターズの楽曲を彷彿とさせるタイトル曲をはじめ、英詩の曲はどれも秀逸であるが、日本人離れした巧さというよりは、日本人独特の深みが内在してるのが畠山さんの特徴。一瞬昭和の歌謡曲かと思わせるノスタルジックな“ 遠い灯、遠い場所”でも、その深みのある声がそこらへんの懐古趣味的レトロちっく歌手とは一線を画すところ。それに、やはり音作りに繊細な鈴木正人氏による極上のアレンジが、楽曲全体をとてつもなく洗練されたものにしている。
フレットレスベースが自由奔放にうねる“青い夕凪”のアヴァンギャルドなバック演奏にも注目。

あの頃、まぁまだ若かったので、宇多田ヒカルとかRIP SLYMEとかのけっこう売れ筋のJ-POPや、エゴラッピンとかスカパラとかのオシャレ系の邦楽なんかもけっこう聴いてたけど、アラフォーを迎えた今となってはなんか青クサ~く感じられてほとんど心に響かなくなった。
だが、時折エモーショナルな歌声の中にも、どこか洗練されていて深みのある畠山さんの歌声には、この年古りた感性にもまだ響くものがある。
おっきなスポーツ競技大会における著名アーティストによる国歌斉唱の大半は、国辱的なものになるのが常であり、もうこういうのいいかげんやめてほしいんだが、昨日の畠山さんの国歌斉唱はホンマ聴きたかった。
昨夜のスポるとでは残念ながらその場面は放映されなかった。

だから、だれか録画した方、YOUTUBEにアップしてくれくれくれくれ・・・・・・





今日の1曲:『Diving into your mind』/ 畠山美由紀
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