AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

雨ふらし

2006年06月27日 | ♪音楽総合♪
ジメジメとした梅雨の季節・・・土砂災害、阪神戦中止、傘忘れ、ひきこもりと、ほんっと嫌になりますよね。
そこで、雨男である私がオススメする雨にまつわる『レインナンバーベスト5』を選んでみたので、それを聴いてカビが生えそうな鬱陶しい気分をスカっとさせてはみませんか?

1.「CRYING IN THE RAIN」/WHITESNAKE
ジャジャジャン!!やっぱ一発目はこれでしょう。先月来日したホワイトスネイクの名作『白蛇の紋章』からの代表曲。サイクスの泣きのギターが唸るなか、カヴァーデルが老身に鞭打って「イマハ~イマハ~♪」というパワフルかつセクシーな歌唱で歌い上げるこの躍動感!空も一緒に泣いている・・・・


2.「雨は憶えているでしょう」/畠山美由紀
アルバム『Driving into your mind』から。
この曲はなんちゅーか、雨の日に昔の男に想いをはせる1人暮らしの独身女性の歌という感じ?しっとり感のある、そして時折感情的に震わす美由紀さんの歌声は私めの曇った心を晴れやかにさせるどころか、いっそう哀愁に満ち満ちた雨で濡れさせて止みません。


3.「NAKED IN THE RAIN」/RED HOT CHILI PEPPERS
「雨の中裸で」といかにも上半身裸であることが多い(時には下半身も)彼ららしいタイトルですね。実際私がレッチリのライヴを初めて見たのは豪雨降りしきる第1回フジロック・フェスティバルの時であった。あん時はほんま死ぬかと思った。
アルバム『BLOOD SUGAR SEX MAGIC』からレッチリの作品にしては控えめな演奏の曲が多い中、この曲ではフリーらしい従来のチョッパーベースがはじけまくっている。


4.「雨ふらし」/Cocco
Coccoの作品には雨にまつわる曲が非常に多く、例えば名曲“Raining”とか、“Rain Man”とか、“小さな雨の日のクワァームイ”などなど。彼女自身“かがり火”に出てくる「目蓋に灰被る雨ざらしの女」のイメージにピッタリくる。
“雨ふらし”はベスト盤にのみ収録されてるアウトテイクで、最初は気にもとめてなかったのだが、ある日ブックオフでこの曲が流れてるのを聴いたとき「しんみりとくるなかなかいい曲だな」と、初めてこの曲の素朴な歌メロの良さに気づかされた。Coccoの曲はどれも侮れない。


5.「RAINING BLOOD」/SLAYER
ラストを締めくくるのはやっぱりこれでしょう!来月新譜発売予定の、記念すべき第1回ラウド・パークのトリをも務めるスラッシュ界の帝王スレイヤーの、スラッシュ史上最高傑作と誉れ高い『REIGN IN BLOOD』からの超激速のラストナンバー。ある意味本作において“ANGEL OF DEATH”より重要なナンバーといっても過言ではないだろう。
ライヴでは1曲目に披露されることが多く、「ダダダン!」というデイヴの緊張感溢れるオープニングの打撃音が雷神のイカヅチを髣髴とさせる。
終盤にさしかかると曲のスピードが徐々に増していき、絶頂に達したところで血の雨が降り注ぐ凄まじすぎる結末に思わず失禁。

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One Of A Kind

2006年06月26日 | プログレッシヴ草稿
HMVのオンラインでポイントの関係でCoccoの新譜と共に購入したのが前からずっと気になっていたBRUFORDの1979年のアルバム「One of a Kind」
先月紙ジャケリマスターで、ボーナストラック、シングルジャケット、内袋付で発売されたものです。

このアルバムが欲しかったのは、ビルのソロ名義で発売された「FEELS GOOD TO ME」が私の大のお気に入りのアルバムで、「One of a kind」はこのアルバムの時のメンバーとほぼ一緒だったからである。
ハードロック好きの私にとって、この辺りのジャズ・ロック指向の強いアルバムにハマったのは私自身意外なことであったが、今までのプログレ作品でもこれほど繊細で整合感のある音像を持った作品を聴いたことがなく、私としてはプログレといういよりジャズ、フュージョンを楽しんでいる感覚だった。
メンバーはギターにU.K.でもお馴染みの名手アラン・ホールズワース、キーボードにナショナル・ヘルスのデイヴ・スチュワート、そしてなんといっても唯一のアメリカ人の鬼才ベーシストジェフ・バーリンという、そうそうたる面子なのであります。
そして#8ではU.K.のエディ・ジョブソンさんがヴァイオリンで参加しております。あ、ドラムはもちビル・ブラッフォードさんです(正しくは“ブルフォード”と発音するらしい)。

アルバム内容だが、前作とは違って全編インストで、まぁサウンド的には前年発表した「FEELS~」、「U.K.」とほぼ同じなのだが、よりバンドとしてのアンサンブル指向が強化した感じで、各プレイヤーの演奏内容もますますハイクオリティなものとなっている。特にジェフのフレットレスベースが息つく間もなく蠢いており、#6ではチョッパーテクまで披露してしまっている。
アランのギターも凄いのだが、実はそれがし、彼のギタープレイは掴みにくくてよーわからんのです。彼独特の雰囲気というのはわかりますが。
それにしても今回のビルのドラミングが前回のようなスリリングさダイナミックさが減退して、少し落ち着きすぎてるように感じました。
前作はボーカルがあった分曲にも表情があったし、やっぱオールインストアルバムというのは私にはチトしんどいんかもな。
メンバーの緊迫感みたいなのも感じられませんでしたし・・・

まぁまだあまり聴き込んでないんで。ハイ。

ジェフ、ビル
アラン、デビッド
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人魚の見た碧

2006年06月24日 | まったり邦楽

「ザンサイアン」とは

「ザン」とは、沖縄最古と言われる昔話に登場する人魚の名。「サイアン」とは、英語で“真の青、シアン色”。この神話的タイトルに込められたものは、強烈な「愛」と「希望」への祈り。失われつつあるものへの思慕と執着。大切に守らなければいけないものへの熱く深い想い。

この時を待っていた・・・

発売日の21日から3日間連続、車の中でもCocco5年ぶりの待望のソロアルバム『ザンサイアン』が現在へヴィーローテーション中である。
確かに活動中止以前の作品と比べると、全体的に楽曲の雰囲気が軽くなってしまっている感じは否めない。
しかし、やはり楽曲が充実しており、ジャケのごとく今までよりよりカラフルな作風で退屈のこない内容に仕上がっている。

一曲目の“音速パンチ”。ま、これはおいといて2曲目“暗黙情事”はやはり予想通りのヘヴィナンバーでした。しかし歌詞が露骨にエロ過ぎるで・・・誰もがイケナイ事を想像してしまうだろう。
そして早くも出た!“way out”“裸体”などでも恒例の金切りスクリーム!!
ただこの曲で絶叫する必要性がわからん?ちょっとカラ回りしているような気がしてならない。絶妙なタイミングでもないし・・・

そして、は?!Coccoがこんな曲を?!なナンバーもありまして“Beauty C”なんか打ち込み系でっせ!!戸惑わしてくれんじゃねぇか!
ほんでもってスウィングジャジーな“Swinging night”。確かにこんなん歌わせても様になってしまうCoccoは凄いのだが、あまりにもひねりがないというか、ありきたりの曲というか、こういうのは小島麻由美か林檎にやらせておけば?という感じである。
初回限定DVDに収録されてたCocco自身の企画・原案・振付プロデュースによるキャバレー仕立てのPVには圧倒されたが・・・

うってかわって“野火”では往来のCocco節が炸裂!!長田氏のギターもメチャメチャかっこいいグルーヴ感を出しております。
“インディゴブルー”なんかドメタルでっせ!Coccoがライヴでヘッドバンギングしている姿が目に浮かんできます。
そしてこのアルバムに入ったことにより最も輝きを放っていたのが先行シングルの“陽の照りながら雨の降る”だ!!
この曲でのCoccoの歌声はなにか他の曲にはない神々しい、なにか沖縄の大地を想わせる崇高さが感じられます。PVも凄く美しくていい感じに仕上がっている。
歌詞の下にコーラスに参加した全64名の人の名前全てがずらりクレジットされてあるのも凄いな。中には『ヴィタール』の監督塚本晋也氏やSWITCHの写真家nanacoさんの名前なんかもある。いや~律儀な人だ。
ラストを飾るのはCoccoらしいのびやかなアップテンポの“Happy Ending”
私としては以外にもこの曲が今回一番シックリきた感がある。
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つぎの夜へ

2006年06月20日 | まったり邦楽

明日発売日だが一足先にゆらゆら帝国のニューシングル「つぎの夜へ」を大阪勤務のネーちゃんに買ってきてもらった(ステッカー付なので)。
ギターボーカルの坂本君の談によると「今年はこれしか出しません。」のだそうだ。
前作に引き続き初回完全限定銀紙ジャケット仕様、なかなか煌びやかでサイケ。
音源の方だがまず7分18秒の「つぎの夜へ」は坂本君がおぼろげな声で歌うミディアムバラード。かなり普通です。普通過ぎます。
カップリングの9分56秒の「順番には逆らえない」、これは久々にきてます。
このダラダラ感、図太い規律の千代さんのカッコいいベースラインの上に、坂本君のファジーなギターがサイケに絡まりあい、「脳みその 先端は意外ととんがっている~♪」とセクスィーに歌い上げております。
音響加工に偏りすぎた前作の「SWEET SPOT」での私の不満をこの1曲で一気に解消してくれた感がある。
ステッカーデザインは期待ハズレ。

そしてもうひとつうれしい大ニュース!!
坂本慎太郎君初のイラスト/アートワーク集「SHINTARO SAKAMOTO ARTWORKS 1994~2006」7月21日に小学館から発表されるそうだ!!
やったーー!!待ってました!!アルバム出るのよりうれしいかも。

タワレコ行ってもらったネーちゃんが「メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー」の劇場鑑賞券プレゼントのハガキと一緒に明日発売のCocco「ザンサイアン」のチラシを大量に持ち帰ってくれた(写真後参照)。
タワレコのSUMMER SALEのフライヤーの表紙もCoccoとなんか最近露出が多いな~

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フィオナ・アップルのススメ

2006年06月17日 | ♪音楽総合♪
フィオナ・アップルの6年ぶりの来日が決定した!

こんなにうれしいことはない・・・・

で、先行予約が今月16日からウドー音楽事務所WEBでスタートというんで、即会員登録して当日アクセスしてみたら、意気込み虚しく東京公演のみだった。
大阪はなんでせんのや!このダークシュナイダー!!

まぁ東京公演のチケットは皆様意外とすんなりとれたということらしいんで、そんなに焦らんでも一般発売日でも余裕なのかもしれませんね。
フィオナって日本ではそんなに浸透しとらんのかなぁ?まぁ私の周りでも好きな人はあんまりおらんし、それほど一般ウケする音楽ではないみたいですね。
車でフィオナを流していたら、助手席に座っている人はだいたい彼女の曲の中では比較的キャッチーな「Fast As You Can」にはよく反応するんだけど、他の曲にはイマイチひっかかってこない。




私自身、7年前に姉からセカンドアルバム『真実』を聴かされて好きになった口である。
当時姉はこのフィオナのアルバムをあまり気に入ってなくて、姉以上にハマってしまった私が譲り受けることになったのだが。




このアルバムの原題は・・・・

『WHEN THE PAWN HITS THE CONFLICTS HE THINKS LIKE A KING WHAT HE KNOWS THROWS THE BLOWS WHEN HE GOES TO THE FIGHT AND HE'LL WIN THE WHOLE THING 'FORE HT ENTERS THE RING THERE'S NO BODY TO BATTER WHEN YOUR MIND IS YOUR MIGHT SO WHEN YOUR MIND IS YOUR MIGHT SO WHEN YOU GO SOLO,YOU HOLD OUR OWN HAND AND REMEMBER THA DEPTH IS THE GREATEST OF HEIGHTS AND IF YOU KNOW WHERE YOU STAND, THEN YOU KNOW WHERE TO LAND AND IF YOU FALL IT WON'T MATTER,CUZ YOU'LL KNOW THAT YOU'RE RIGHT』

という、レコード史上最長のギネス認定のびっくりタイトルだったりします。
詩をそのままアルバムタイトルにしてしまうという、この大胆不敵さ。これだけでも彼女がタダモノではないことを十二分に窺わせております。
しかし、テープのラベルにレタリングするのが趣味な人にはかなりやっかいだったことでしょうね。
ちなみに歌詞カードの中にPTAというクレジットがありますが、これは別に彼女が「父母と先生の会」の一員というわけではなくて、このアルバムはその当時彼女の彼氏だった『マグノリア』などで有名な映画監督ポール・トーマス・アンダーソンに捧げたものなんだそうです。

程よい低音域で優雅に、そして官能的に声を震わせ、時折ドスを効かせてエモーショナルに歌い上げる彼女の歌を聴いた時、私は一発で彼女の音楽の虜となったのでした。いわゆる一目ぼれってやつです。
洋楽の女性アーティストで、これ程心に染み込んでくる歌声をそれまで聴いたことがなかったからです。




恵まれた芸能一家の環境の中で育ち、音楽的教養は十二分に備わっていながら、12歳の時に家の前でレイプされた経験を持つという暗い過去や、他人とのコミュニケーションが苦手な内にこもりがちな彼女の性格が、この物憂げで濃密な音世界を作り上げているのだろうか。
とにかく彼女はその辺の見た目の良さや、露出ばかりを強調する凡百の女性アーティストとは明らかに一線を画しており、自分が納得のいく音楽しか作らないという、あまりにも実直すぎるピュアなシンガーなのだ。
実際昨年リリースされた7年振りの新作は、ソニーが彼女にヒット曲を要求し、いちいち出来上がった曲にチェックを入れていくというレコード会社の傲慢な方針を拒んだため、リリースが大幅に遅れたのだそうだ。
そのため、彼女は一時期マジで音楽活動を止めて転職を考えていたらしい。ファンにとってはマジ冷や汗もんの状況に置かれてたみたいだ。
そういうピュアな部分や、生々しい感情的な歌の表現方法などは、やはりCoccoに相通ずるところがあると感じるのは私だけだろうか?


デビューアルバム『TIDAL』は、濃密で味わい深く官能的で洗練されており、比較的ムーディーなブルース&ジャズ的アプローチが強いのに対し(しかしこんなマセた作品を17歳のときに作ったってのが天才過ぎる)、2nd『真実』は少しポップな明るさが出て、オルタナ要素も強く少し垢抜けたロック(それでも他と比べたら断然深みがある)な感じ。
新作の『Extraordinary Machine』も、また今までとは違った軽やかな趣の佳作である。

とにかく「まだ聴いたことがなーい!」「オレは最近いい音楽に飢えている」なんていうひとは迷わずフィオナのアルバムを全部買って聴いてみて下さい。


そして、10月の彼女の6年ぶりの来日公演に是非足を運んでいただき、私と共に盛り上がろうではありませんか!!

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ファンキー・ヘヴィ・ナイト

2006年06月05日 | コンサート
今日は姉が応募して当選した『FUNKY HEAVY SYSTEM』なるファンクイベントを見に、梅田のライヴハウスShangri-Laまで同行した。
姉が以前からファンだったオーサカ=モノレールが企画したライブみたいで、このバンドにはかつて現エゴラッピンのサポートメンバーである竹島聡氏なども在籍していた大阪のルーツ・オブ・ファンクバンド。
つーかこの日、オオサカ=モノレールは前座で、今夜のメインだったのは、かつてジェームス・ブラウン・ファミリーにも在籍し、67年から活躍していた“ルーツ・オブ・ファンクシスタ”の称号を持つファンク界の女帝みたいな存在のシンガーMarva Whitney。そしてそのバックをオーサカ=モノレールが務めるという、夢の共演ライヴだったそうな。
これはメタル界に例えるなら、人間椅子の演奏をバックに、オジー・オズボーンが歌うくらいの凄さなのではないだろうか?(違う?)

私自身、本格的なファンクミュージックには疎く、ジェームス・ブラウンくらいしか聴いた事がなかったし、マーバとかいう人の歌声の素晴らしさってのもよく分からず、正直ずっとこのノリはしんどいものがあった。
しかし会場は異様な盛り上がりを見せており、有名らしき曲が始まるとファンク野郎どものすんごい歓声が沸き起こり、会場全体がムンムンとした熱気で溢れておった。
一方私はというと、少しでもこの雰囲気に溶け込もうと、普段飲まないような“メキシコーク”とかいうリキュールもんを無理して注文しチビチビやっていたのだが、半分くらい飲んだところで脈拍数がその時刻まれていたドラムのピッチと同じくらいになり、全部飲み干したころには貧血で今にも意識を失って崩れ落ちそうになるという極限状態に陥っていた。
限界を感じた私は思わず会場の外へと退き、しばらく椅子にガクーっとへたりこんでいた。
その後もファンクの心地よいリズムセクションとカッティングギターの音色につられ、フラフラと会場を出たり入ったりして、ぼちぼちファンクミュージックを楽しんでいた。

まぁ全然知らんオバチャンやったけど、ファンク界の伝説的な女性シンガーを拝めたのはとてもラッキーなことなんだろう。もし姉ちゃんが今日のイベントに当選してなければ、一生出会うこともなかったろうし、これは奇跡と言えるんじゃないかな。
ま、今後の私の人生にはなんの影響もないだろうけど。

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陽の照りながら雨の降る

2006年06月02日 | まったり邦楽

最近はエゴラッピンの新譜がロングヘヴィ・ローテンション中です。
ようやくこの作品の素晴らしさがわかってきました。やっぱ明るめのポップ路線になってもエゴの楽曲は上質さを少しも失っておりません。ってゆーかますます磨きがかっております。
最近頭の中でよくなっておりますのは“Sundance”というホワホワポップチューン。

そんなさなかようやくCoccoのシングル「陽の照りながら雨の降る」初回限定8cmCD付を購入。
ジャケットはコッコらしいセンスのいいタイトルのイメージにピッタリの今までのシングルジャケの中でも一番素晴らしいジャケと思われます。これは沖縄のどこなんでしょうか?俺もここでCoccoと同じポーズで写真撮りてぇ!ってオメーが撮ってどうする?
そして肝心の楽曲ですが・・・
まずはアコースティッキーなタイトル曲・・・う~んなんともいえまへん。
前シングル“音速パンチ”ほどのインパクトはないなぁ~、まぁこっちの曲の方がコッコらしいけど・・・
“手の鳴るほうへ”はサビがどうもその辺のJポップくさいんやけど、コッコののびやかな歌声でかろうじて安っぽくなく聞こえる感じの曲。
そして度肝抜かれたのがコッコがウチナーグチ(沖縄の方言)で歌ったヤンキーヘヴィナンバー“コンポジションA”
北!!こういうの待ってました!
「ねーねーじんぐわーもっちょーみー♪」このコッコの歌いっぷし最高です!!
しかも「オイ!オイ!」というDREAM THEATERの“THE GLASS PRISON”、あるいはOVERKILLの“ELECTRIC VIOLENCE”バリの男くさ~い掛け声まで入っております。
是非ライヴで演ってくれ!フィストバンギングしながら「オイ!オイ!」って言いたいから!
最期に他のところでこの歌の対訳をしてくれてたのがあったので下記に転載しときます。

あんたたちはどこの悪ガキ?
あっちこっちいって何をしてるの?
わたしたちお嬢はまったく迷惑で
一番の遊び人です

あらま 大変だ
あらま どうしようかな

迷惑かけてみなさんお世話になります

自分ばっかり見てとっても迷惑
自分ばっかり見てけんかするつもりか?

姉ちゃん、お金持ってる?
兄ちゃん、わかるかな?まずジャンプして
ほーら 泣き虫、こーろーすーよ!
いちゃいちゃするな


カツアゲソングですね・・・最期チャリーンって音するし。
で、『ザンサイアン』のジャケはこれまた予想外やったなぁ~

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エターナル・サンシャイン

2006年06月01日 | しねしねシネマ
思い出したくもない恥ずかしい過去やイヤ~な記憶だけを頭の中から消し去りたい!!
皆さんもこんな願望ありまっしゃろ?
例えば失恋した人のこととか、ひとりエッチを親に見られたこととか。

先日私が中古で買ったDVD『エターナル・サンシャイン』は、そんな都合のいい願いを叶えてくれる、切なくも心温まる奇想天外なラブストーリー映画です。
この映画は去年映画館にひとりで見に行って「これは女の子と見にいくべきだな」と思わすくらいラブストーリーとしては傑作と呼べる映画だったのだが、決してチャラチャラした内容ではない。

主演はジム・キャリー、ケイト・ウィンスレットというちょっと意外な組み合わせ。
脚本は『マルコヴィッチの穴』、『ヒューマン・ネイチュア』、『アダプテーション』などで数々の奇想天外ストーリーを輩出している天才作家チャーリー・カウフマン。
そして監督はビョーク、ダフト・パンクなどの奇天烈なPVディレクターで名高い変人フランス人映像クリエイターのミッシェル・ゴンドリー。中でもダフト・パンクの“Around the World”のPVは必見!
映画監督としては前作『ヒューマン・ネイチュア』で既にデビューを果たしている。

内容はジム・キャリー扮するジョエルという冴えない青年が、辛い失恋の思い出を忘れるためにラクーナ社に“記憶除去手術”を依頼するというお話。
いつもとちがってかなり根暗なキャラ設定なんだが、ジョエルが自分の記憶の中に入り込んでしまい、消去されていく自分の記憶の中を右往左往する息もつかせぬドタバタ劇はいつもの彼らしさが表れていた。
このシーンは映像的に見ていて非常に楽しくて、ゴンドリー監督のイマジネーション、奇抜な発想力には改めて感服してしまう。
あとスパイダーマンのヒロイン役でも二股アバズレ的な役柄を演じたキルスティン・ダンストは、ここでもやっぱり二股アバズレ役なんですが、今回は白衣姿と下着姿が妙に色っぽくて、予想外の結末で魅せる彼女のシリアスな演技が光っており、ただのアバズレ役では終わっていません。これがなかなかの役所なんですよ。
ちなみにロード・オブ・ザのフロド少年は今回かわいそうなくらい情けない役をやらされてましたが。

あとコテコテのCG映画と違って、必要最低限のCGしか使ってないのがこの映画の魅力でもあり、見ていてなんか温かみを感じるところでもあります。
大きいケイトと小さいジムが同居しているシーンも、実はCGではなくカメラ映像による人の目の錯覚を上手く利用した、遠近法的なテクニックと舞台セットで撮影してはるんです。
さすが映像のカラクリ人、いや、魔術師といったところでしょうか。
場面場面に挿入されるBGMもかなりよくて、自然と映像に惹き込ませる絶大な効果を担っている。

もしラクーナ社が実在し、そんな便利な記憶除去装置があるなら、この映画の記憶を消してもらってまたこの映画を楽しむというのもいいかもしれません。

オススメ度:★★★★★

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