AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

京都ではんなりチボマット

2014年05月25日 | コンサート
チボ・マットが日本でライブを演るのは、実に15年振り。
さらに、ここ京都でライブを演るのは初めてだという。

後追いファンの私にとっては、もちろんチボ・マットのライブは今回が初めて。
club Metroでライブ観戦するのも多分初めて。
まさにはじめてづくしなのだ。

club Metroは、京阪地下鉄丸太町駅(つかいつの間にか『神宮丸太町』に改名)の地上に出る階段の途中にある。
だからメトロ。


うん、会場の雰囲気もよい。
交通の便からして、最初前日の大阪CONPASSの方に行こうかと思ってたけど、こっちで正解。
客層は、若い人もちらほらいたけど若干年齢層高めだったかな。オルタナ全盛期時代の昔からのファンだろう。
外人のオッサンが約3名、最前列を陣取っていた。
最初、客の入りもマバラで、まぁ京都だしこんなものなのかなと思ってたら、開演直前になるとうしろまでギッシリになってて、やっぱ今でもチボ・マットの人気は侮れないなと。




開演時間15分遅れでメンバーが登場。ドラムセットは設置されていたが出てきたのはチボマットのふたりとサポートベーシストの白人のおっちゃんだけ。
たしか今回のツアーはあらきゆうこさんがサポートドラムに就いてたハズだが・・・・
ミホちゃんは、なんかつなぎみたいな黒の上下に大門みたいなグラサンとサイケなキャップをかぶって登場。この人はやっぱぶっとんでいる。

オープニングはいきなり意表をつく1stからの「Le Pain Perdu」。
で、1曲目が終わりベースのおっちゃんがハケて名曲「Sugar Water」。会場が一気にムーディーな雰囲気に包まれる。
しかし、まさか今回はドラム抜きのシーケンサーでの少人数スタイル!?
と、少し不安な気持ちになったのもつかの間、「Sugar Water」のエンディングでさっきのベースのおっちゃんとあらきゆうこさんが登場。ホッ。

あらきゆうこさんは、Salyuのライブで何度かその卓越したドラミングを拝見しているが、顔をハッキリと拝んだことがなくて、今回は小さいハコでのほぼ最前列の間近で拝見して、かわゆらしいルックスの持ち主だということがわかったのはいい収穫だった。
それにしても、「Emerald Tuesday」の時の乱れ打ち、そしてニルヴァーナばりのヘヴィナンバー「Blue Train」での終盤のヒートアップしていく男顔負けの怒濤のブラストビートは、ちょっとやりすぎじゃね?って思うほど鬼気迫ってた。こわかった。

セットリストは、新譜から中心で、1st2ndをバランスよく散りばめた感じ。


チボ・マットはライブでガラリとアレンジを変えてくるので、それが驚きだったり、新鮮だったり。やっぱユカさんのセンスは秀逸だ。
新譜の曲も好きだが、やっぱ昔の曲がくると、「ああ、やっとこの曲を生で聴けた・・・」っていう感動が自ずと込み上げてきてテンションがあがる。
ミホちゃんの歌声が素晴らしいってのもある。昔と全く遜色ないもんな。ラップは超クールだし、シットリ系ではスウィートな美声を聴かせてくれる。
ミホちゃんの歌声の魅力は、歌がウマいとか、歌唱力があるとかいった低次元の話ではない。
実にユーモアがあって、自由奔放で、おしゃんてぃで、自然体。そしてパンキッシュなのだ。
ラストに演奏された“Birthday Cake”なんかは、ミホちゃんのセンス・オブ・ユーモアが詰まった最高の曲だろう。
このときの客のテンションもすごかった。ユカさんの鍵盤叩きながらのハイジャンプも見れた。
感無量である。

いやーそれにしても、13曲は少なすぎ。「Know Your Chicken」とか、「Spoon」とか、もっと聴きたかった。
次はいつ拝めるだろうか?


ライブ終演後は、繁華街まで歩いてメシ食いに行くのもダルかったので、メトロの上のオサレなカフェでまったりとチボ・マットの余韻に浸る。







今日の1曲:『Birthday Cake』/ CIBO MATTO
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洗礼

2014年05月24日 | 名所ガイド、巡礼記
チボ・マットのライブ前は、せっかく一日休みとったので京都東山あたりをぶらぶらすることにした。
まぁ一応京都人だし、墓参りでこの辺はしょっちゅう来てるので別段見たいものはなかったが、おニューのデジカメの性能を試したいのもあって、なんかいい仏閣でも撮れねーかな~というノリで散策してみた。

京阪本線に乗って五条(つかいつの間にか駅名が「清水五条」に改名されてた)で下車して、そっから徒歩で五条坂を上がっていってとりあえずベタな清水寺へ。
いまいち清水寺に行ったという記憶がない。多分行ったことあると思うんだが。


しかしそこは修学旅行中の中坊と外国人旅行者でゴッタ返しており、もう落ちついて仏閣を見ていにしえの気分に浸るという状況ではなかった。
清水寺の舞台からステージダイブという、当初の目的はあきらめて、すぐにその場を離れる。


東山のデートコースゆうたら、古風な土産屋や飲食店が並ぶ石畳坂コースがおあつらえ向きですわな。
いや~、若い頃は私も女の子を誘ってこの道を・・・・・あれ?思いだせないな。
あ、そうか、このまま坂を下っていって霊山観音に辿り着くんだ。わが家にとっては墓参りコースなだけだ。

二寧坂。



その日は墓参りでもなんでもなかったので、二寧坂は下らず八坂道をまっすぐ下って行った。

すると、アヴァンギャルドな陶器屋さんを発見。



どうやら写真撮影も有料らしい。カエルの口が入金口になっているのだそうだ。
もし、お金を入れなかった場合、この陶器の化けもんが夢に出てきてうなされるっていう寸法か。



産年坂歩いている途中で気づいたのだが、今回は六波羅蜜寺を訪れようと思ってたことをすっかり忘れていた。
五条駅付近にあったのに、行く順番を間違えてまた引き返すハメとなった。あーしんど。


六道之辻。


ここで、またしても人間椅子のあの曲の歌詞のフレーズが脳裏をよぎる・・・


通りゃんせ~ 通りゃんせ~ あの世とこの世の六道の~

通りゃんせ~ 通りゃんせ~ 帰りは難儀な辻なれど~

(人間椅子 『羅生門』より)


六波羅蜜寺。



到着するのが遅すぎて、残念ながら宝物館への入場受付は10分遅れで終了してしまっていた。
かの有名な、あの口から仏いっぱい吐いてる像が見たかったのに・・・・・

人間椅子の『洗礼』のPVにも登場する空也上人立像。



そうとなりゃ、もうこんな場所に用はない。とっととライブ会場に向かうことにした。

さすがに歩きまくって足にきてたので、主義に反して三条大橋をみはるかす加茂川沿いのスタバで茶をしばく。
一度テラス席でコーヒー片手に加茂川のせせらぎを聞きながらクトゥルー本を楽しみたいと思っていたのだ。



しかし、その日の京都はすこし肌寒く風もけっこう吹いてたので、あまり優雅な気分にはなれなかった。
河川敷では、親子と思われるファミリーバンドが尻の穴がむずがゆくなるような平和的ポピュラーソングをおおらかにたれ流していて、いっそう寒さが増した。
そのせいで、クトゥルー神話読んでてもなかなか物語に入り込めず、コーヒーがマズくなった。


足の疲れもだいぶとれたので、クラブMETROまであと一駅徒歩で向かった。

いよいよ念願の人生初、チボ・マットライブである。


つづく・・・・・





今日の1曲:『洗礼』/ 人間椅子
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追跡!

2014年05月20日 | ミノフスキー粒子
今朝、通勤中に、ジオン兵士が搭乗していると思われる車両を発見したので、追跡を開始することにした。

かつて、家の近所のスーパーマーケットでも、ジオンの緑色のノーマルスーツを着用した男を発見し(それはなんと、ジャージであった!)、捕縛しようとしたことがあったのだが、その兵士は小さな女の子を連れていたため、情け心で見逃してやったのだ。
そう、私は任務を放棄してしまったのだ・・・・・そのことは、いまでも悔んでいる。

しかし、今回は任務を遂行するべく、片手にi-phoneをかまえ激写のチャンスを待った。


通勤ラッシュの時間帯だったため、なかなか目標には接近できなかったが、車線変更を繰り返し、根気強くジワリジワリと敵との距離を縮めていった。

あと少し・・・・ジオンめ!





ついに敵の真後ろにつけることに成功!うまくコクピットだけ狙えるのか・・・・

撃つぞ・・・撃つぞーーっ!!

カシャ!




遅刻しそうやのに、朝から俺は何をやっとんねん。


今日の1曲:『Drive My Car』/ The Beatles
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漆黒の巨匠落つ

2014年05月18日 | ♪音楽総合♪
スイスの画家、デザイナーのH・R・ギーガーさんが、先日自宅にて逝去された。
階段からの転落死とは、なんともあっけない・・・・享年74歳。

ギーガーといえば、世間一般的には映画『エイリアン』のクリーチャーデザインを手掛けたデザイナーとして知られているんだけど、私のような音楽好きメタラーにとってはやはり、セルティック・フロストやEL&Pのジャケットデザインを手掛けた画家としての方が馴染み深い。

私が最初に彼の画に出会ったのは中学生の時、中古レコード屋で見つけたCELTIC FROSTの『TO MEGA THERION』のアナログ盤だった。
当時下劣なものに恋い焦がれ、サタニックなものに傾倒していた私は、ギーガー描くこの冒瀆的なジャケに一目ぼれし、即レジに持っていったのを今でも覚えている。
アルバム内容も、ジャケットから醸し出される邪悪極まりない暗黒世界を見事に表した内容で、ジャケがややひび割れした劣化盤ではあったが、実にいい買い物をしたなと思った。


つっても、これはべつにギーガーがセルティックのアルバムのために画き下ろした絵ではなく、同じスイス出身であるフロントマンのトーマス・ガブリエル・ウォリアーがギーガーの家の近所に住んでいたらしく、アートワークをジャケットに使いたいと彼にデモテープを送ったところ、音源を気に入ってか、ギーガーから「どれでも好きなのをタダで使っていい」という快い返事が返ってきたという話は、セルティックファンの間では語り草となっている。

この絵の原題は『サタン Ⅰ』というらしいが、中央に描かれているキリストを棹にしたパチンコ(スリングショット)をかまえ、こちらを睨めつけるサタンの目があまりにもおぞましく(LPサイズだとなおさらだ)、今でも直視するのが怖い。
なお、セルティック脱退後、トム爺が新たに結成したTRIPTYKONのジャケ画にも再びギーガーのアートワークが起用され、その彼の暗黒画があしらわれた2nd『MELANA CHASMATA』は先月リリースされたばかりであり、トム爺とギーガーとの親密な交友関係は、つい最近まで続いていたことが窺い知れる。

    

トリプティコンは、セルティック・フロストのラストアルバム『NOMOTHEIST』で打ち出したズルズルと引きずるような陰鬱で暗澹たるドゥーム色の強い音楽性を引き継いだようなバンドで、ギーガーの描くウットリするような耽美的暗黒世界をまさに音で具現化したといってよい。
今回の『MELANA CHASMATA』も、その延長線上(女性コーラス多め)をいく良品である。


さて、プログレッシヴ・ロックに傾倒し始めた高校時代を経て、次に私がギーガーの画に遭遇したのは、浪人時代に近所のTSUTAYAの中古CDコーナーで見っけたエマーソン、レイク&パーマの作品『恐怖の頭脳改革』だった。
これはセルティックとはちがい、アーティスト側に依頼されてからギーガーが画き下ろしたものであることは、下部にELPのロゴマークがあしらわれていることからも察せられる。
私が当時購入したのは、旧規格盤のなんの仕掛けもないものであったが、近年紙ジャケリマスターで買い直したものはちゃんとLPジャケットを再現して観音開きになり、中からジャネット・ジャクソンみたいなドレッドな女性の顔が出没する仕組みとなっている。




CARCASSの『HEARTWORK』の造形デザインもギーガーが手掛けているのだが、発売当時は全く認識していなくて、最近もちょっと忘れていた。
『HEARTWORK』がギーガーのデザインであったと気づいたのは、学生時代に本屋の洋書コーナーで購入したTASCHENが刊行したギーガーの画集でだった。
その『HEARTWORK』の元と思われる造形の写真が掲載されていたからだ。




あと、私としてはギーガーとラヴクラフトやクトゥルー神話の関連性についても大いに気になるところである。
なにせ、『ネクロノミコン』なるギーガーの画集が2巻も敢行されているのだから!

このバフォメット神の表紙は、国書刊行会刊行の『定本ラヴクラフト全集』のカヴァーにも起用されている。


『エイリアン』の監督リドリー・スコットは、本書の中に描き出されたギーガーの驚異的な暗黒画をみて、「未曽有の宇宙生命体の完璧なプロトタイプ」を発見したのだという。
ということは、みんなの知っている映画『エイリアン』も、実はクトゥルー神話がベースとなっていると言えなくはないか!


スイスにあるというギーガー・バーにも、死ぬまでに訪れたい。

R.I.P. H.R.GIGER






今日の1曲:『Boleskine House』/ Triptykon
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屍体でバカを沸かせましょう

2014年05月07日 | コンサート
今年のGWは、いきなしCARCASSのライブで幕を開けた(厳密にいうと、この日は出勤日で仕方なく有給をとった)。

奇跡の復活を遂げた5年前のライブで感無量だったんだが、やっぱ近くにCARCASSが来るとなるとどうしても心の奥底に潜む屍体愛好癖みたいなもんがモラホラと疼きだしてきやがる。
てなことを、5年前のレポにも書いたような・・・グッズも気になるところではあった。

前回会場はBIGCATだったのに対し、今回は大きくキャパが縮小され梅田クラブクアトロ。
正直このハコは音響面では梅田に移転してからあまりいい印象はないし、CARCASSのライブやるにしてもフロアの構造上狭すぎると思った。

物販は、CARCASSのロゴの大きさが微妙に異なるっつーだけの2タイプのタオルと、4種類の柄のTシャツとパーカーがあった。
その中には5th『SWANSONG』のジャケをあしらった誰が買うねんみたいな比較的爽やかなものもあったが、普段人前で着れそうなのは皆無に近かった。
で、内蔵とかグロテスクな写真を苦手としているこの私が、何を血迷ったか一番ドロドロしてる柄を一枚選んでしまった!

いや、どう見てもこれがデザイン的に一番カッコよかったから。



この注意書きもカーカスのライブならでは。



ライブは、新作「1985」のイントロが流れ出し、「夢の埋葬」で幕を開けたのには意表を突かれた。「CARCASSやるじゃない」って思た。
続いてあの不穏なSEが流れ早くも「硫酸どろどろ」を披露。古参ファンを大いに沸かせた。

てな感じで、今回も新旧織り交ぜての申し分ないセットリストだったと思う。ジェフも日本語を一生懸命しゃべったりと、前回以上にファンサービス旺盛だ。普段大人しいビルも前回よりアクション多めで、旧いナンバーではあの下水道ヴォイスも何回か披露してくれていた。
ただ、会場が狭い上に客もけっこう入っていたため、やはり前回みたいな運動会ばりのキレイなモッシュサークルが形成されることはなく、エクストリーム系によくあるヤンチャな者だけがヤミクモにぶつかりあうという、デタラメで小規模なモッシュが起こるのみだった。
あと、モッシュ地帯の側にいた私が見たかぎりでは、やっぱ旧い曲になるとオーディエンスの反応が微妙になってたこと。ここはツーステップでっていうわかってる兄ちゃんもいたけど、他は曲知らんけどとりあえずブラストきたら反応してるだけっていうフシの者が多かったように思う。



このセットリスト表は、広島公演からの使いまわしのをコピらせてもらったものだが、今回演った曲でクレジットされてない曲がある。
そう、前回は不発に終わった3rdナンバー「肉体不協和音」からの「リゼルジン酸による嘔吐、吐瀉物による洗浄」が再現されたのである。はっきりいって今回のハイライトはここだろう。しかしこの時のオーディエンスの反応もヒドかったな。
それでも、3rd好きのファンのためにおかまいなしでセットリストに盛り込んでくれたCARCASSのメンバーに感謝である。
しかし、ライブ本編の〆に「若き臨床科医の肖像」のアウトロをはさみ、演目ラストでも再び「リゼルジン酸」のアウトロで〆るっつーのは、やっぱメンバーも3rdが好きなのか?
でもこういう演出は欲求不満が溜まるだけなので、正直やめてほしい。

ラスト「はらわたの膿(ドラムモタつかないVer.)」からの「HEARTWORK」は前回と一緒だったかな?この蛇の生殺し感は、さすがリヴァプールの残虐王といったところか。
てなことを、5年前のレポにも書いたような・・・




追記

中盤の「監禁ネジネジ銃」の演奏が途中でストップし、メンバーがハケてミラーボールが回り出しディスコソングが流れて、しばらくしてメンバーが戻ってきて曲の続きを演奏するという謎の演出については、今回のCARCASSジャパンツアーを全国ハシゴされてる掟ポルシェ氏がツイッターで詳しく分析されてたので、そちらをご参照されたい。

今日の1曲:『腐敗-ドロドロシテル』/ CARCASS
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