AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

目にご注意!

2007年04月30日 | しねしねシネマ

30日はワーナーマイカルお客様感謝デー映画1000円ということで、本年度ゴールデングローブ賞作品賞受賞の話題作『バベル』でも見ようかと。
混雑を予想して前日e席リザーブを初めて利用、上映15分前に家を出て悠々と徒歩で映画館に赴きました。

アメリカからはブラピ、ケイト・ブランシェット、メキシコからはガエル・ガルシア・ベルナル、そして我らが日本からは役所宏司、菊地凛子という、世界中からの名だたる俳優陣を結集させた壮大なスケールのこの作品。
まぁ最初は旅費がメッチャかかってそうやなぁという印象でした。モロッコ、アメリカ、日本、メキシコと舞台が入れ替わり立ち代りし、それぞれ全く別々のストーリーが展開されていくという。
これが最終的にはどういう流れで繋がってゆくのかなぁ~と期待しておったのですが、「は?これで終わり?」という感じで映画が完結してしまい、もう見事にズッコかされました。

このアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥという一生覚えられそうもない名前の監督の作品は以前『アモーレス・ペロス』というメキシコ映画を見てかなり面白かったのでちょっと注目していたのですが、今回の作品もこの『アモーレス・ペロス』と構成は似ておりました。
一作品の中で全然別々のストーリーが展開していき、それぞれの話に登場する人物が実はどっかで繋がっているというやつ。
数年前この監督の作品で『21グラム』というのを見たのですが、ストーリー展開の陰気臭い雰囲気はこの映画そのものでした。

一発の弾丸が元で遥か遠くの国に住んでる家族に影響を及ぼすという、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなバタフライ効果を取り入れ、苦悩する家族の絆みたいなのを表現したかったのだろうが、あまりにもそれぞれのストーリーにヒネリがないというか、印象が薄すぎる。
まぁ日本人としては自ずと役所さんと菊地さんの話に注目してしまうわけですが、役所さんの登場シーンは殆どなくて、菊池さんはすぐにパンツを脱ぐ不敏な痴女子高生というかなり痛い役柄でドン引きしっぱなしだった。
アカデミー助演女優賞にノミネートされたのは、あの衝撃のヌードシーンによるところが大きいかったのかなぁ。
あの衝撃シーンの時に、私の3つぐらい横の席で「ええっ!!」と思わず感嘆の声を上げてしまっている感情移入しすぎな客はおもろかったけど。おそらくその人には刺激が強すぎたのでしょうね。

しかし、私の目がやられたのは菊地凛子の眩しいヌードのせいではありませんでした。
鑑賞している最中、私自身も少し視神経に違和感があったのですが、その時は単なる体調不良のせいだと思っておったのです。
で、私の横の客が堪えられへんという感じで席を立ち、一目散に外に駆け出していくという行為を2回繰り返しておったのですが、まぁそれもトイレが近い年寄りやなぁぐらいにしか思っておりませんでした。
ところが家に帰ってテレビをつけてみると、名古屋で『バベル』を鑑賞した客が照明がチカチカするシーンで気分が悪くなった者が続出していたというニュースが報じられておったのです。

とんだピカチュウ映画でした。

オススメ度:★★

今日の1曲:『THROUGH EYES OF GLASS』/ FORBIDDEN
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ソフトオープン

2007年04月29日 | 晒しな!日記
私の住んでいる閑静な住宅街に・・・とうとうオープンしちゃったんですね。
そうなんです。
最寄の駅前にドでかいイオンがソフトオープン(チラシにそう書いてある)しちゃいました。

ソフトってなんやねん!


中央道路から見渡せた駅前のド田舎風景が、この拝金主義の象徴のようなイオンのクソでかい肌色の建物に封鎖されていく様子(写真上)を見てたときはかなりショックでした。
スペースコロニーが落ちてきてぶっ壊れてしまえばいいとさえ思いました。
まぁできてしまったものは仕方がない。

さっそく見学に行ってきましたが、どこがソフトやねん?全店全開しとりましたで。
確かに下りエスカレータの速度はソフトでしたが。
しかしとても京都南の片田舎におるとは思えんスケールのデカさです。通路がメチャメチャ広い!フードコートもテラスまであってアホみたいな広さです。
まるで宇宙要塞ア・バオア・クーに紛れ込んだ気分に陥りました。
まぁほとんど私に用のない店ばっかですが。服屋どんだけあんねん。いりませんわ!
私の場合、中古CD屋、本屋、蔦屋、マクド、ダイソー、ジョーシン、映画館さえあったらええんです。
CD屋はタワレコかディスクユニオンがよかったのですが、ようわからんシケたCD屋が入ってました。まぁ一生ここではCDを買わないでしょう。
9館もあるシネコンが入ったのはまぁよかったかな。徒歩15分で映画館に行けるのですから。
しかしワーナー・マイカルやからロクな映画作品やらんでしょうな。せめてTOHOかMOVIXにしてくれてたらマシやったかもしれません。

まぁここの施設をコストをかけずに骨の髄まで利用しつくしたろ思とります。


イーク・イオン!!

今日の1曲:『SATIE』/ Cocco
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とりあえず生で!

2007年04月25日 | やっぱりメタル!!
今日は人と会うことになっていたので、昨日愛機インプレッサ-05Bを購入してから初めてスタンドで洗車したのだが(新車のお披露目ということもあったので)、本日まさかの土砂降り!そしてまさかのドタキャン!
もう今夜はヤケ酒でもあおるしかないと思ったのだが、酒の嗜みがないので家に帰って最近購入したTANKARDのCDでも聴いて、日がな一日スラッシュ三昧ということにした。

TANKARDは、SODOM、KREATOR、DESTRUCTIONというジャーマンスラッシュ3羽ガラスとも同格で語られるドイツが誇る飲んだくれスラッシュメタルバンド。
今回私が購入したのは2nd『Chemical Invasion』+1st『Zombie Attack』のカップリングリマスター盤。

TANKARDはパンク色の強いスラッシュという感じで、上記の3バンドと比べると若干の軽さと明るさがある。しかし騒がしさにかけてはこいつらの方が一枚上手。
彼らはかれこれ10枚以上のアルバムを発表し続けているが、向上心というものがないのか、ほぼ全部一緒である。
スッタンスッタン、スタスタスタスタ、スッタンスッタン、スタスタスタスタ・・・・・と、ほぼこの調子である。
そしてどうでもいいようなギターソロが楽曲中にひつっこく繰り返されるという、とにかくクドさにかけてはジャーマン一なのである。
歌詞はだいたいビール飲んでヘベレケになる事しか歌っていない。まぁ“タンカード”というバンド名がビールを注ぐ容器のことですから。
1stと2nd連続して“Alcohol”という同タイトルの曲を入れしまっている辺り、もう始末に負えません。
このバンドで技術的に注目に値するメンバーはドラムのオリバー氏で、メガネに口ひげのひょうきんな顔をしているわりに、かなりエグいドラミングを披露してらっしゃいます。


まぁTANKARDの曲はだいたいこんな感じで、1曲1曲説明するまでもありませんので、私のタンカードメモリアルエピソードでも語りましょか。
スラッシュ真っ盛りの中坊の時、中古屋で見つけた1st『ZOMBIE ATTACK』はあまりにもキャッチーで聴きやすかったので、当時アホみたいに聴きまくっておりました。
2nd『CHEMICAL IMVATION』はスラッシュフレンドのナガーモが所持しており、彼の部屋で何回か聴かせてもらったのですが、「ま~一緒やな」という感想を持っただけで、一応ダビングしたものの、そのテープはどっかいって全然聴いてはおりませんでした。

当時クラスメイトの中に“ドンコ”というあだ名の奴がいて(本名は近藤)、まぁ彼は肥満体型でドン臭いキャラクターからこのあだ名が付けられたのだと思われますが、彼がよくドン臭いことをやらかしてパニくっている度に、ナガモがすかさず横から「ドンコパニックやーー!!」とつっこんでいたのを今でも覚えています。
これはタンカードの2nd収録曲“Don't Panic”のサビの部分とかけており、私もすかさず「It's just our world!」と、続きの歌詞を切り込んでおりました。
なので今回久々に2ndを聴きましたが、この曲だけはよく覚えておりました。

今日の1曲:『Don't Panic』/ TANKARD
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SWITCH

2007年04月19日 | 本わか図書室
こないだブックオフで音楽雑誌を物色しておったら、めっけっちゃった!

『SWITCH』JUNE 1998 Vol.16 No.5 
特集Cocco[cloud kissing ~陽の照りながら雨の降る~]

まぁ中身は2001年のCocco活動中止時期に発行されたCoccoのインタビュー、写真テンコ盛りのSWITCHまるまる一冊Cocco大特集号「Cocco~Forget it,let it go~」に同内容のが掲載されておるので、それほど必須アイテムではなかったのですが、100円やったのでこれを買わん手はないでしょう。
ブックオフはCDに関しては妙な希少価値をつけやがるが、雑誌系はまだ全然わかっとらんので助かります。
それに中古なのに雑誌カバーのポストカードが封入されていてとてもラッキーだった。
副題の「陽の照りながら雨の降る」は昨年リリースのシングルの曲名だが、9年前すでにこのフレーズが誕生していたんですねぇ、曲もできてたんかな?

ちなみに、SWITCHで活動中止前のCococが表紙のやつをもう一冊所持しているのですが、
2000年発行のSWITCH Vol.18 No.6 特集Cocco[独りで咲く花はなくて]


こないだ本書をパラパラと読み返しとったんですが、実はこの号スンゲー貴重版だったことがわかった。
てゆーかこれ俺のために編集されたん?みたいなお宝記事満載の内容だった!
Cocco特集のほか、port of notesに、日本ダブ界のエンジニア内田直之氏のインタビュー、そしてなんと、Lily Chou-Chouのインタビュー記事まで!!ちょうどシングル『共鳴』をリリースした頃らしく、告知ジャケットもデカデカと掲載されている。
そして、ラストにはフィオナ・アップルまで飛び出してきてもう感無量!!
つーかいい時代だったんだなぁ。
今度友達に見せびらかそうかと思う。


今日の1曲:『濡れた揺籠』/ Cocco
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私の全校生徒メタル洗脳計画未遂事件

2007年04月13日 | やっぱりメタル!!
引き続き、DAVID LEE ROTHの『SONRISA SALVAJE』にまつわる過去のエピソードを語らせてください。

時はやはり私が中学生1年生の時。私はその時放送委員会に所属しておりました。
目的は皆様お察しでございますね。イッヒヒヒヒヒ・・・
そうです。給食の時間にメタルミュージックをガンガンかけて、全校生徒を洗脳してやろうと目論んでいたわけでございます。
私はその洗脳計画第一弾として、その時最もハマっていたデイヴのアルバム『SONRISA SALVAJE』を選んだのでございます。

いよいよ決行の日、このアルバムをダビングしたテープを放送室のステレオにセットし、ヴォリュームを大の方向にひねり、再生ボタンをポチリンコ!
私はニヤニヤ顔をしながら心の中で、このようなことをつぶやいてたと思います。

「さあ、凡庸なる皆の衆、このデイヴ様の素晴らしいロックミュージックを聴くがいい!!そして酔いしれるがいい!スプーンを担任教師に投げつけるがいい!」

ジャーーーン!とヴァイのイントロギターが全校に響き渡った瞬間、私は無常の達成感に涙がこぼれ落ちそうになりました。
曲は“YANKEE ROSE”~“TIMIDO”と順調に流れていき、私は満足気に放送室の椅子にふんぞり返っておりました。
ところがです!3曲目の“SOY FACIL”にまで達した時に体育教官であり、うちの水泳部の顧問である川口が放送室に乱入!「何をかけとんねん!!」と怒鳴り、即刻テープをガチャっと切ってしまいました。
その時私は、「この体制側のファック野郎!」と心の中で罵りながらも「やってやったぜ!」という満足感に満たされておりました。

どうです?まるで映画『ショーシャンクの空に』の一場面を彷彿とさせるエピソードでしょう?
過去、給食時間に『SONRISA~』を爆音で流したことあるのは世界で多分私ぐらいのものでしょう。
その後も私は少しヘヴィレベルを下げ、NIGHT RANGERやBILLY JOELなどを流していたのですが、ことごとく先生どもが乱入してきてはすぐさまテープを切られてしまいました。「もっと給食時間にふさわしい音楽をかけんかい!」とかぬかしとったけど、一体どの音楽が給食時間にふさわしいというのであろうか?!
当時流行っていた光源氏か?おにゃんこクラブか?
冗談ではない!!そんなもの流した日にゃ私のコケンに関わってくるではなか!!

とまぁ、ガキの頃のメタルアホな思い出話に明け暮れてしまいましたが・・・
全国のメタルファンの方々の中にも同じようなことした人いらっしゃいますやろ?


今日の1曲:『NOCHE DE RONDA EN LA CIUDAD』/ DAVID LEE ROTH
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Como?

2007年04月12日 | やっぱりメタル!!
よっしゃきた~~~!何がって?『SONRISA SALVAJE』のことさ。
ウヘー!イカれてるぜ。誰ってデヴィッド・リー・ロス様のことさ。
まるで野生のバラってとこだぜ。ムチムチピチピチしちゃってさ。
サールバーへーサールバーヘー・・・・・・・・

失礼。思わず“YANKEE ROSE”の冒頭の歌詞を拝借して、今の自分の興奮した気持ちをブチまけてしまいました。
でも私が興奮するのも無理ありません!
そうなんです!ついに実現したのです!
あの幻のデイヴの名作『EAT EM AND SMILE』のスペイン語版『SONRISA SALVAJE』のリマスター初CD化が!!

このアルバムは実は私がデイヴ作品で一番最初に聴いたアルバムでして、まぁ世界中探してもこのスペイン語版にこれだけハマったのって私ぐらいじゃないでしょうか?
当時なぜか姉貴がスペイン語版の方を買ってきたのを私が聴いて一発でハマってしまい、姉と交渉の末、スイーンズライクの『炎の伝説』とトレードして自分のモノにしてしまったんです。
もちろん当時のはアナログ盤で、奇跡的にも日本盤がちゃんと出てていたのです!
だからこれはかなり貴重盤のハズなんだけれど、当時さして話題にもならず、デイヴファンですらその存在そのものさえご存知ないといったありさまゆえ、自慢してもあまり羨ましがられないという。
まぁそもそもスペイン語で歌う目的がわからんしな。

メタル入門したての多感な中坊の頃なもんだから、このデイヴの破天荒なジャケからもう強烈なインパクトを受けちゃった訳なんですね(なんせLPサイズですから)。
まず1曲目の“YANKEE ROSE”で、「わ、なんじゃ!ギターがしゃべっとんぞ!」と、このスティーヴ・ヴァイのトリッキーなギターワークに度肝抜かれ、そして#2“TIMIDO”でのグレッグ・ビソネットのツーバス、そしてビリー・シーンの速弾きベーシングにもうシビれまくり!
今改めて聴いても、この演奏力、この布陣はまさに空前絶後のスーパーバンドであったと。
あ、ちなみに“TIMIDO”はスペイン語版“SHYBOY”です。サビは「ティーミドーティーミドー♪」ってちょっとマヌケですが、慣れればどうってことありません。
“SOY FACIL”のようなデイヴお得意のスタンダードなスリーコードナンバーとか、英語版でもデイヴファンの間では評価の高い“NOCHE DE RONDA EN LA CIUDAD”のアダルトムーディーなシブさも秀逸。
#6“LA CALLE DEL TABACO”、英語版でいう“TABACO ROAD”なんかはスペイン語になると「帰れタバーコー♪」とか、「ヤメマーショー♪」と、禁煙を促進する歌に聞こえてしゃーないです。
そして私がこのアルバム中最強!と断言して憚らないのがファストナンバー#7“ARMA DE CAZA MAYOR”!
とにかくビリーの高速プレイがヤバすぎ!ずっとBORRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR~ゆうてます。ヴァイとのユニゾンもバッチシ!もちろんビソネットのドラミングも凄まじい!ほんでこの曲はぜったいスペイン語の方が迫力あると思う。
#8“EN BUSCA DE PLEITO”なんぞはデイヴ流のスパニッシュラップがフューチャリングされた#4にも匹敵するムーディーなナンバー。
そして仕上げはフランク・シナトラのカヴァー“ASI ES LA VIDA”でまったりと。
この辺りの野太いダンディヴォイスはデイヴならではといったところ。「シャバドゥシュビ~ドゥビドゥー♪」というフレーズを歌わせたらデイヴの右に出る者はおりまへん!サミーには絶対出せない魅力である。
そして最後のデイヴの人を食ったような笑い声は英語版には入ってないんですよね。
だからこのスペイン語版こそが、本当の“EAT 'EM AND SMILE(全部笑って食っちまえ)”と言えるんじゃないでしょうか?なんてな。

まだ言いたい事あるんですが・・・続きはウェブで。



今日の1曲:『Loco Del Calor!』/ David Lee Roth ←“GOIN' CRAZY!”の西語版PV。
コメント (2)
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レミー親父

2007年04月10日 | やっぱりメタル!!
日曜日にニューマシーンで慣らし運転がてらに京都北方面までドライヴに出かけたのですが、特に行きたいところもなく結局ブックオフ巡りな1日とあいなりました。
1件目では全然掘り出しモノが見つからなかったが、2件目のショボくれたブックオフ店でモーターヘッドのCDを2枚発見!
アルバムは『ORGASMATRON』、そして『ROCK ’N' ROLL』
3年前に再発された輸入盤で両方ともアナログで所持していたけど、リマスター且つ新たにボートラが2、3曲追加収録されていたので、これ聴きたさに思わずレジに持っていってしまった。

『ORGASMATRON』(写真下)は、中学の頃アナログで買ってもう随分聴いてなかった。
レミー以外のメンバーが全員脱退し、4人編成となっての第一弾作品だが、プロデューサにビル・ラズウェルの起用が功を奏したのか、かなり硬質な音作りになっており、ジャケのモーターヘッドトレインの如く暴走しまくっております。
シングルカットされた#1.“Deaf Forever”のイカつい「オイ!」という掛け声からしてかなりキてますし、#4.“Claw”、#7.“Ridin' with the Driver”の爆走感も最高!
タイトル曲#10はSEPULTURAがカヴァーしたことでも有名ですが、原曲の方が遥かにシブい。
そして私にとって思い入れ深い#6.“Built for Sleep”。この曲は私がHM入門したての頃V.A.アルバム『STARS』に“On the Road”という別タイトルのライブテイクが収録されており(今回ボーナストラックに収録)、その音源が私のモーターヘッド初体験曲となった思い出の曲である。
しかしこの頃は「な・・・なんじゃこの死にかけのゲロ吐いた様な汚いしゃがれ声は!!」と、あまりにもウブすぎた私には全くこのレミーのダーティーなダミヴォイスを理解することができませんでした。
今では本作中最もフェイバリットな曲になっておりますが。

そして私がモーターヘッドのアルバムで最初に買ったのが『ROCK ’N' ROLL』(写真上)で、全作品中一番よく聴いたアルバムなんじゃないでしょうか。
全体的にはかなりポップな内容で、もう#1のタイトル曲のシンプル且つストレートなロックンロールに私は一発でやられてしまったのでした。
#2“Eat the Rich”は同タイトルの映画の主題歌でレミー本人も出演していたりする。#4“Stone Deaf in the USA”のワーゼルのスライドギターもシブい。そして爆走しまくる#5“The Wolf”。←と似たようなサビの#7“Dogs”。
でもやっぱこの作品中最もカッコいいのはシリアスな曲調で、同じフレーズのしつっこさが魅力的な#3“Blackheart”

このアルバムの出会いをきっかけに私はすっかりモーターヘッドの虜となってしまい、中学校内ではちょっとしたモーターヘッド好きで有名であった。
ノートにはあのキャラクターを必ず書いていたし、英語の教科書には“Wolf”とか“Dogs”なんかの単語が出てきたら、そこには必ずリッケンバッカーを携えたレミー親父を登場させて歌わせていた。
もちろん初めて買ったメタルTシャツは黒のモーターヘッドTシャツ!
学ランの胸間からよくチラつかせていたものです。まぁ最もイチビリの年頃ですから。

寺町京極のメタル専門雑貨店BLACKでドキドキしながら買ったモーターヘッドTシャツ。


とにかくレミー親父の頑固なスタイルが好きだった。サングラスにガンベルト、あのマイク位置の高さ加減、そしてあのダミ声が醸し出すダンディズムに言い知れぬ魅力を感じておりました。
こんな人が私のお父さんだったらステキだろうな~なんてよく思ったものです。

で、今年サマソニに出演するんですって!!
どないしよう・・・



今日の1曲:『EAT THE RICH』/ MOTORHEAD
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納車

2007年04月07日 | 晒しな!日記
柄にもなく新車購入に踏み切ってしまいました。
車種はスバルのインプレッサスポーツワゴン1.5i
スバルのあのエンブレムがカッコええなぁ~という適当すぎる理由で選んでしまった。もうスペックとか乗り心地とか燃費の良し悪し無視。
ボディカラーは最初“蒼い巨星”ランバ・ラル大尉にあやかり青にしようと思っていたのだが、直前になって青はちょっとオッサンには派手すぎるかなぁ~と思い直して黒い三連星”仕様にした。
ただスバルのエンブレムだと黒い六連星になってしまうが・・・
将来的に03のナンバーステッカーでも貼ってガイア機にしようかと思う。

で、今日はスバルから新車インプレッサが受領される日。
天候は生憎の雨・・・
そして私の心は全くと言っていいほどウキウキ・ウェイク・ミー・アップな気分になれないのです。
現物を拝んでも全くの無感動。いやいやまさか自分がここまで車好きでないとは思ってませんでした。
今日も撮影はしたけど、近所を走り回ることもせず。
昔は新しい車を購入したら適当にそこいらをドライブしたものだが・・・今はドライブに誘う女も友達も行きたい所もあらず。

しかし実に高い買い物してもうた。
一生に一度くらいは新車もええもんやと思ったけど、私みたいな車にほとんど愛情を持てない人間にはホンマ中古(もしくは新中古)で十分やと改めて痛感させられました。

今日の1曲:『車と女』/ キリンジ
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ラストキング・オブ・スコットランドを観て

2007年04月03日 | しねしねシネマ

てゆーかこの映画、『スケベキング・オブ・スコットランド』と改題した方がええんとちゃいます?
スコットランドの青年医師が大学卒業後、地球儀を回して最初に指差した所を勤め先に決めるみたいなことをやって、最初はカナダだったのをなぜかもう一度回してウガンダを勤め先に決めた時点でなんじゃコイツは?と思った。メチャメチャ適当なやつである。
ほんでこのスコットランド人はドがつくほどのスケベ男!もうエゲつない性欲のカタマリのような人物である。多分行く前からエロいことばかり考えとったんやと思います。
カナダ行きをやめたのも、多分ちょっと白人ばっかで敷居が高いかなぁと思ったか、有色人種の方が刺激的なセックスが出来ると思ったかのどっちかでしょう。

ウガンダに着いて最初に乗ったバスで話しかけた行きずりの女ととりあえず一発。その後勤め先の診療所で働いていた白人医師夫婦の妻を旦那が出張するやいなや即座に誘惑し、見事に拒絶される。つかなんちゅー恩知らずや!
で、なんやかんやあってアミン大統領にとりいって彼の主治医となるのだが、あろうことか今度はアミン大統領の第?夫人に手を出した挙句妊娠までさせてしまう。ブレーキがきかんというか、こいつの性欲には果てがない。
そして結局アミン大統領にバレて夫人は惨殺、このスコットランド間男は拷問リンチされてしまう。
当然やろう。いわゆる姦通罪やねんから。去勢されても仕方がないでこいつは。

この映画はスコットランド人青年医師から、つまり白人から見た“食人大統領”アミンの残虐性や凶暴性を一方的にこれでもかーっつうぐらい描いていて、確かにフォレスト・ウィッテカーの気迫の演技はかなり鬼気迫るもので、あんな巨漢に無理矢理ハグされたら恐怖やろなぁ~ちゅうのは伝わってきました。
でも映画の流れ自体はサイコサスペンスによくある信頼してたやつが急に凶暴な本性をあらわしよったとか、堅気の青年がマフィアのボスに気に入られ深みにハマり、ボスの女に手を出したとか映画ではありふれた話で、あまり実在モノ的なリアリティは感じられなかった。
独裁者告発映画なんやろうけど、まず告発すべきはこのスコットランド人の淫乱さやろうと観ていて思った。

「何よりも恐ろしいのは人間の本性」というより、「何よりもエゲつないのはスコットランド人の性欲」。

オススメ度:★★

今日の1曲:『CANTO DO CABOCLO PEDRA PRETA』/ Smokey and Miho
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