AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

悲しみのマクドナルド

2011年10月30日 | プログレッシヴ草稿
コカコーラ500mlに100円マックのいずれかが当たる無料引換券が付いていたので、購入してラベルをめくってみると、コカコーラSでズッこけた。
200円だからと久々に食ったビッグマックは相変わらずスカスカでマズいし(レタスはボロボロこぼれるし)。

ところで、あの体育の日以来、私の中でまたプログレブームみたいな波がやってきて、長年放置してきた四天王以外のプログレCDなんかをなにげに聴き返していた。
まぁでも、探求心旺盛な若い時期に聴いてもダメだったものは今さら聴き返してみてもやっぱダメで、私にはプログレ嗜好というものが元々乏しかったのだと再認識した。

そんな中、ダリル・ウェイズ・ウルフの1st『CANIS-LUPUS』の後半のインストゥルメンタル群はなかなか私の嗜好に合うものがあった。
ダリル・ウェイズ・ウルフはカーヴド・エアのメンバーであったヴァイオリニスト、ダリル・ウェイが1973年に立ち上げたカルテットバンド。
確かまだプログレ探求心旺盛だった浪人時代に購入したやつだと思うんだが、当時「この妙に軽快な曲調が気に入らないな、特に歌がダセぇわ」つー感想を持ったのが、今回聴き返してみて再び蘇ってきた。
ただ、#5“CADENZA”は当時よりお気に入りだったインストナンバーで、各パートが順々にソロを展開していくこのスリリングな感じがツボだった。
まぁ私がこの作品を購入するに至った動機は、元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドがプロデューサーを務めていたことによるところが大きい。
この作品はイアンとの共同作業的な趣きが強く、#6“無言歌”ではイアンがエレピを弾いているし、幻想的な#7“悲しみのマクドナルド”は、タイトル見てもろたらわかるようにイアン・マクドナルド本人に捧げられたナンバーである。
ひょっとしたら当時私は、『クリムゾン・キングの宮殿』の幻影をこのバンドに追い求めていたのかもしれない。

で、先日2nd『SATURATION POINT(飽和点)』の紙ジャケリマスターSHM-CDがストレンジ・デイズ監修で発売されていることを知り、思わず購入に踏み切ってしまったわけだが。
彼らも自分たちは歌がマズいってことを自覚していたらしく、本作ではシングルカットの#2“二人の姉妹”を除き、全てインストナンバー。ちなみに、本作ではイアン・マクドナルドはいっさい関わっていない。
1曲目からヴァイオリンとギター両者が凄まじいバトルを展開していて、最初はかなりイケてるんじゃないかと思った。
しかし、この人ら確かに演奏力はスゴイのだが、曲作りのセンスがあまり感じられない。ヴァイオリンは流麗さを欠いているし、ギターはかなりの速弾きだがよく聴くと雑。ドラムは手数は多いが引き加減をわきまえてない。
#4のおちょくったようなハミングは、マジでセンスを疑ってしまった。
各パートのバランスも悪く騒々しさだけが鼻につき、これだったら全体的に整合感のあった1stの方がよっぽどマシ。



今日の1曲:『悲しみのマクドナルド』/ Darryl Way's Wolf
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延命せられしもの

2011年10月27日 | ルルイエ異本
秋もやうやう深まってまいりやしたね。
ここ最近は過ごしやすすぎてなんか寝てばかりいたような気がいたします。
へたしたら現世よりも夢の中で過ごした時間の方が長いんじゃねえかと。

ところでみなさんは夢の中で、自分が他の実体、局面に成り代わってたようなことがおありだろうか。
それは、現代ではなく他の時代のものであったり、地球外の実体であったり。
たまに自分の前世が見えたりする人の話を聞くが、それはやはり<第一の門>の向こうで、擬似六角形の台座で詠唱しながら体を揺らす<異形のもの>の導きによるものであるのではないかと、アーカム出身のとある隠秘家の心騒がされる体験談を読んでいて思うのである。

ランドルフ・カーターが、遥か昔にヒューペルボリアで鍛造されたという銀の鍵を用いて、<ウムル・アト=タウィル>が守護する<窮極の門>の彼方にいる己の実体の断片、もしくは局面を垣間見たのだという。
<異形のもの>、すなわち<導くもの>が、揺れるうねりが物質的な音でも人工的な言葉でもない言語でカーターに語りかけた驚愕すべき慄然たる事柄は以下のようなものである。

「<真実の人>は<全にして一なるもの>のもとに進みたり。<真実の人>は<幻影>こそ<唯一無二の現実>にして、<物質>こそ<大いなる詐欺師>なることを学びたり」

人間は三次元の局面を現実と呼び、その多次元の原型という考えを非現実と決めつけているが、実際にはその逆こそ真なのである。
われわれが実体や現実と呼ぶものは影や幻であり、われわれが影や幻と呼ぶものこそ実体であり、現実にほかならないのである。
我が国が誇る怪奇小説家、江戸川乱歩先生の言葉が思い出される。
「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」

ランドルフ・カーターは<窮極の門>を通り抜け、己はあらゆる時代に存在するのであって、カーターとその祖先のすべては人間以前のものであれ、地球以前のものであれ、時間と空間を超越するただ1つの窮極的かつ永遠のカーターの局面にすぎないのだと知る。
意識の一面がたまたま永遠の原型を切断する、その角度によってのみ差異が生じる、幻の投影物にすぎないのだと!


ランドルフ・カーターの時空を超越した様々な局面は以下のようなものがある。

・1692年にセイレムからアーカム背後の丘陵地帯に逃げ込んだあの魔道士江戸万度・カーターの局面。
・2169年に不思議な手段を用いてモンゴル人の群をオーストラリアから撃退する、あのピックマン・カーターの局面。
・原初のヒューペルボリアに棲み、かつてアークトゥルをまわっていた二重星キタミールから飛来した、黒く可塑的な体をもつツァトゥグアを崇拝する、太古の実体の局面。
・遠い祖先にあたる無定形のキタミール星人そのものの局面。
・さらに遠い祖先にあたる超銀河の星ストロンティの生物の局面。
・旧時空連続体に存在する四次元のガス状意識の局面。
・信じられない軌道をもつ暗黒の放射性彗星における未来の植物頭脳の局面。


ランドルフ・カーター氏(キングスポートにて)キャー!キョクメ~ン


そう、お察しの通り、擬似六角形の台座にいる異形のものとは、狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードの禁断の書物『ネクロノミコン』の中では、写字者によって延命せられしものとあらわされ、ユゴス星の甲殻種族が<彼方なるもの>として崇拝し、渦状銀河の薄靄めいた頭脳が表現しようのない印でもって知っている神性・・・・
青森県出身のハードロックバンドが7thアルバムのラスト曲「ダンウィッチの怪」の歌詞の中で繰り返しほのめかしていた、あるいは地球のある種の秘密教団が詠唱する度にその名を連呼していた慄然たる神性の御名・・・・

一にして全、全にして一のもの、ヨグ=ソトホートにほかならないと!




今日の1曲:『ダンウィッチの怪』/ 人間椅子
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ラザマナザレス

2011年10月23日 | ♪音楽総合♪
全然更新していないので、秋の夜長の気まぐれオススメブリティッシュロック記事でも。
最近また70年ものがマイブームになっていて、久しぶりにナザレスの4th「LOUD ’N' PROUD」を鑑賞。
これも持っていたものを紙ジャケリマスターで買い直したものだ。
ほぼ8ビートの割りとストレートなハードロックを展開していて、Voはハスキーなハイトーンヴォイスの持ち主でなかなかワイルドで個性的。

ナザレスとの出会いは、うちの姉が高校の時の文通友達が送ってきた編集テープに収録されていたのを聴いた時で、本作からは“NOT FAKING IT”、“TURN ON YOUR RECEIVER”、“FREE WHEELER”の3曲が収録されていた。
“NOT FAKING IT”は、後にマイケル・モンローがアルバムタイトルまんまでカヴァー曲を発表しているのでご存知の方も多いかと。

Not faking it


個人的には、坦々とした渋めの曲調に後半ブルース調のドロ臭いギターソロが展開する“FREE WHEELER”がかなりのお気に入りだった。
ただ、この3曲以外は割りと平凡で、アルバム全体としてはいまいちパッとしない作品。
姉の文通友達もおそらくこの3曲以外ないわなと思ってセレクトしたのだろう。

ちなみにこの編集テープにはもう1曲、3rd「RAZAMANAZ」から“RAZAMANAZ”もセレクトされており、ひょっとしたら3rdはこのタイトル曲ぐらいしかいい曲がなかったのかと疑ってしまうのであった。

なんかあまりオススメ記事になってない。



今日の1曲:『FREE WHEELER』/ NAZARETH
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体育の日

2011年10月11日 | プログレッシヴ草稿
今日NHK-FMラジオで「今日は一日プログレ三昧」という、あまりと言えば無謀過ぎる、プログレファンにとっては夢のような企画が山田五郎氏司会進行のもと、よりによって体育の日にオンエアされとったようで。
東京在住のマイミクさんからご一報を頂き、私も夕方くらいから拝聴し出したわけでありますが、まぁ私はそれほどプログレ好きという訳でもないので、四川省ゲームやりながらポケーっと聞き流しておりました。

スターレス高嶋さんが他方より熱いコメントを送ってきてて、「プログレッシブロックはこの世のメインストリームの音楽だ!」などと、訳の分からんことを断言したり、ゲストミュージシャン、デイブ・シンクレア氏のスタジオライヴが行われたりとかなりテンコ盛りの内容で、スタジオは一種異様な盛り上がりをみせていた。
しかし、プログレあるあるとか、枚挙にいとまがなかったな。
山田五郎氏が「ヤンキーとプログレッシャーは漢字が好き」とコメントしていたのはウケた。

とりあえず、よそからひろってきた今日のセトリ貼り付けておきますわ。

01. 原子心母 / PINK FLOYD
02. 聖地エルサレム / EMERSON, LAKE & PALMER
03. 無益の5% / YES
04. Time / PINK FLOYD
05. アラゴンのキャサリン / RICK WAKEMAN
06. 永遠の詩 / LED ZEPPELIN
07. 歌に愛をこめて / WINGS
08. 葬送 / ELTON JOHN
09. Daylight / ASIA
10. 醜い画家ラヤダー / CAMEL
11. Question / MOODY BLUES
12. 1°tempo:Allegro / NEW TROLLS
13. 重力 / ARTI & MESTIERI
14. 北の輝き / RENAISSANCE
15. デブカ / SHESHET
16. AEri-Tobbi / HINN ISLENSKI PURSAFLOKKUR
17. System Manipulation / DISCUS
18. Fanfare - All White / SOFT MACHINE
19. 逆説の真理 / KANSAS
20. Sylvia / FOCUS
21. Step Into Easter / MR.SIRIUS
22. 月の位相 パート1 / KENSO

23. 【プログレ裁判 1】夜桜お七 / 坂本冬美
24. 【プログレ裁判 2】キグルミ惑星(アニメ「はなまる幼稚園」から) / 高垣彩陽
25. 【プログレ裁判 3】ポリリズム / Perfume
26. 【プログレ裁判 4】タルカス変奏曲 / KOKOO
27. 【プログレ裁判 5】ビッグブリッヂの死闘(ゲーム「ファイナル・ファンタジーⅤ」)

28. 曼荼羅組曲 / MANDALABAND
29. 人生は川のようなもの [LIVE] / PFM
30. 恍惚の盗人 / ATOLL
31. Sea Song / ROBERT WYATT
32. Tenemos Roads / NATIONAL HEALTH
33. 悲しきスキンヘッド / FAUST
34. Crystal Voyage [LIVE] / SIRIUS
35. 少年期〜時の崖 / NOVELA
36. Sons of Sand / MR.SIRIUS
37. エピローグ / PAGEANT
38. パラノイア / BLACK PAGE
39. ナイルの虹 / MR.SIRIUS
40. Pilgrims / VAN DER GRAAF GENERATOR
41. Register Magister / FINCH
42. Watcher Of The Skies / GENESIS
43. YYZ [LIVE] / RUSH
44. Casablanca Moon / SLAPP HAPPY
45. Season's Overture / HOSTSONATEN
46. Wanderlust / DAVE SINCLAIR
47. Island / DAVE SINCLAIR
48. ある国 / MAXOPHONE
49. In The Dead Of Night / UK
50. A Kid Called Panic / MOON SAFARI
51. To France / MIKE OLDFIELD
52. A Pauper In Paradise: 2nd Movement / GINO VANNELLI
53. A Pauper In Paradise: 3rd Movement / GINO VANNELLI
54. Uffe's Woodshop / TYONDAI BRAXTON
55. Birdman / McDONALD & GILES
56. Starless / KING CRIMSON
57. 同志 / YES


いきなり「原子心母」だから、一般視聴者への配慮皆無ですよ。
その後も20分越えの曲をノーカットでバンバンかけるし。だいたい10時間オンエアしてて57曲っつー少なさが異常だよな。
ラジオ・エディットという言葉を知らんのか!この人らは・・・
ラストナンバーは素直に「スターレス」でええもんを、イエスの「同志」で締めくくらはるし。
いや、奇遇にも昼間すでに『危機』を鑑賞してたんっすよ。
今さっき、日産デュークのCMで「燃える朝焼け」流れるし・・・


このラジオ番組を聴き終わったあと、ふとピンク・フロイドのP・U・L・S・Eシグナルを久方ぶりに点滅させてみた。
放置していたバッテリー切れの単三電池は塩吹きまくり状態で、カバー(紙)の部分が溶けてボロボロになっていた。


インドネシアのプログレバンド、ディスカス。


キング・クリムゾンにジョン・ゾーン要素をまぶしたような?
ステージ後ろにテリー・ボジオの要塞ドラムらしきものが!!

このバンドは要チェケだな。


今日の1曲:『SYSTEM MANIPULATION』/ DISCUS
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BIG BIRD

2011年10月04日 | DJはじめました。
恒例の大阪ミュージックバーでの素人メタルDJイベント、またしても出演させてもらいやした。
しかも今回は大トリ。別に人気DJだからというわけではなく、もう3回目の出演なので番が回ってきたという感じ。
気軽にやればいいイベントなのに、そりゃトリともなると気が重かったですよ。
自分の好きなのかけたい!聴いてほしい!でも最後ドゥームメタルでも聴いた後のように盛り下がって終わるのもなぁ~って、結構悩みましたよ。


今回の私のセットリストはこんな感じ。
ご覧の通り、なんのテーマも一貫性もございません。


1.DESTRUCTION / Beyond Eternity ~ Release From Agony

2.M.S.G. / Cry For The Nation

3.ARTILLERY / Rise Above It All

4.EXTREME / Hip Today

5.TERRORIZER / 蘇る死体

6.TROUBLE / Hello Strawberry Skis

7.PRETTY MAIDS / Future World

(義理の)アンコール

8.ANGEL WITCH / エンジェル・ウィッチのテーマ


あ、どっちがバンド名か曲名かわかりますよね?だいたい。
知ってるバンド名あったらそうですわ。


いきなりジャーマンスラッシュだからやっぱり誰も食いつかないですよ。
スラッシュファンの間じゃ、超名曲なんだけどね。
M.S.G.はかけててなんか自分自身に響いてくるもんがあった。店内の大音響でマイケルの泣きのギターはやっぱ最高だなと改めて思た。神ジャケリマスターだしね。
先週買ったばっかのARTILLERYはみなさん結構興味津々なご様子。だったと思う。

中盤は、EXTREMの最も評判の悪かった4thアルバムの曲をチョイスしたり、知る人ぞ知るのTROUBLEとかかけたりと相変わらず無謀なセレクトをして、店内を微妙な空気にさせてた。
でも、ラストは勝負!!ってことで、デンマークのメタルバンドPRETTY MAIDSのあの名曲を流したところ、イントロの部分でカウンターに座ってたお兄さんに「あ!これは!!」な反応をいただき、私としては大満足だった。
今思うと、私のセレクションはイントロを聴いて「コレキター!」な曲ではなく、「あれ?このイントロなんだっけ?」な、忘れかけていたあの名曲的な感じを狙っていたのかもしれない。
心が折れそうになりながらも、決してポリシーを捻じ曲げないギリギリ状態での皿回しは、一種の苦行にも似た感覚であった。
俺なんでこんなことやってんだ?虚栄心からか?淋しいからか?

とかいいつつ、アンコール曲は安全策としてちゃっかり用意していたANGEL WITCHの誰もが盛り上がれる鉄板曲を流してしまってるとんだ迎合野郎である。
手拍子、大合唱の大盛り上がりの中、無事トリを務め切ることができました。

いや、みんなが盛り上がってくれるとやっぱり嬉しいもんですね。


で、恒例化しつつあるアフターの裏DJ大会でありますが、まぁ前回と違い、今回は自分で家から持ってきたCDからのチョイスが大半だったので、やっぱりどうしても各々の自己主張が出てしまいがちで、やや混沌とした感じだった。
それでも定番曲を流しつつ、普段バーでかからんような様々なタイプのHM/HRが飛び出して、これはこれでおもろかった。

カトマンドゥとかかかった時はマジでビックラこいた。




今日の1曲:『FUTURE WORLD』/ PRETTY MAIDS
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ヒーローは変質者

2011年10月02日 | しねしねシネマ
土曜日は恒例のメタルDJイベントが大阪であったんだけど、出番は最後だったので映画の日っていうこともあって、昼間はちまたで結構絶賛上映中だった『SUPER』っつー作品を京都のミニシアターまで観に行ってきた。

うだつの上がらぬ人生を送ってきた中年男が、唯一のよりどころとしていた妻を麻薬ディーラーのボスに横取りされ、絶望に喘いでいると、神からの啓示を授かったような幻覚におそわれ、突如自分がヒーローになって悪を懲らしめなければという使命感に目覚め大暴れするお話。

主人公(クリムゾンボルト)はジャック・ブラックを髣髴とさせるメタボ俳優で、代表作が『ギャラクシークエスト』って、マイナーすぎるだろ。しかもこの映画何回か観たけど全然見覚えないぞ。
妻役にはスティーブン・タイラーの娘リブ・タイラーが起用されてる。久々。『ロード・オブ・ザ・リング』以来かも。
そして悪役ならまかしんしゃいのケビン・ベーコン。この人出てるだけで作品全体が引き締まるよな。
あと主人公以上にサイコな相棒(しかも淫乱)ボルティーを演じるのは、『インセプション』『X-MEN』などの大ヒット映画に出演しているというエレン・ペイジ。
ま、よーわからんけどそこそこの豪華キャストってな感じ。

特殊能力はおろか、なんの資金力も持ち合わせていない普通のオッサンが、突如アメコミのヒーローに扮して犯罪組織に立ち向かうとどんな感じになるか?ということを映像化した作品なんだと思う。
だからコメディタッチながらも、タランティーノばりのリアルなバイオレンス性もあって、終盤の予想外の展開はけっこうひくものがあった。

まぁ1000円払うだけの価値はある内容だったとは思う。
月に1回は映画館に足を運んでいた若かりし20代の頃に、この作品に出会っていたら結構な手応えを感じれたかもしれんが、今の私の冷めた感性では平均点といったところ。
ムチャクチャ笑えるってもんでもなかったし、わざわざ東寺まで出向くほどの映画でもなかったかなと。


先着で缶バッジもらったのはよかった。


オススメ度:★★★

今日の1曲:『PERMANENT VACATION』/ AEROSMITH
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