AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

チラシズム

2008年11月30日 | しねしねシネマ
音楽、映画関係のチラシがたまってきてたので、整理しようかとダイソーにクリアファイルを買いに行きました。
ほんで帰ってきていざチラシを入れてみると・・・

なんと上の部分がはみ出やがるやないかい!!

店で15分ほどその場にしゃがみこみ入念に観察してビニールの透明度の高いのを選んで買ったつもりが、これは思わぬ盲点であった。
私がなぜクリアファイルに神経質になっているのかというと、過去にビニール面の粗いザラザラした最悪の商品を購入してしまったからである。
あの時はほんとブルーな気持ちになった。
ヒドいのはクリアファイルばかりではない!写真立てなんかもたまにガラス面が虹色を滲ませた油っこいやつとかがある。本当にダイソーは油断のならない店なのだ。
みなさんも百金で物買う時は、安いからってポイっとカゴに入れてしまう前に、ちゃんとその商品を吟味しておかないと帰ってからムキー!となることになることになることになりますから。
あと、お菓子なんかはスーパーで買ったほうが安い場合もあるので、その辺もお気をつけ下さい。


なんの話でしたっけ?あ、そうそうクリアファイル。
もちろん翌々日ダイソーに赴いてサイズが小さいとゴネに行きましたよ。
返品を断られるのを考慮して、わざわざB5サイズの紙をはさんではみ出とることを示しといたのだが、そんなものには目もくれずにあっさり商品交換してくれはったのでなんだか拍子抜け。私の当初の猛り立った意気込みを返せ!


それにしても、長年蓄積してきたこの映画のチラシ群ですが、見返してみるとホンマいらんやついっぱい持って帰ってきてますわ。
まぁ私も3、4年前まではミニシアターなどによく出没するチラシ漁リーターの1人でしたから。
画的に気になるもんがあったらとりあえず2枚はゲットしておく。お気に入りのやつなどヒドい時は8枚くらいパクってきている。『キル・ビル』とか『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とか『スターウォーズ』はアホほどストックありましたね(でもチラシは一人一枚ね!)。
しかし、そんなにとってきてどうするつもりだったのか?将来チラシ屋でも開くつもりやったんやろか?オークションに出すとか?
まぁそんな金にならんもんを手間隙かけてバラで売りさばくほど私は小マメな人間とちがいますんで。
じゃあ捨てれば?って話なんですが、これがまた捨てられない性分でしてね~、いつまでたっても整理できません!
それに今度はこのクリアファイルを置く場所に困っているという始末。
「知るか!」「一生やっとれ!」「氏ね!」という皆様からの温かいお声が聞こえてきそうですが・・・




まぁ中途半端にコレクターな私の悲しい性を笑ってやって下さい。そして新しい住居でも恵んでやって下さい。
最近はなるべくチラシを取ってこないようにしております。


それしかないんですよー!(それしかないんですよー、それしかないんですよー)




今日の1曲:『Across 110th Street』/ Bobby Womack
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キングスエッキスのライブ

2008年11月28日 | やっぱりメタル!!
筋金入りのKing's Xフリークのじょにい氏から、「King's XのライヴDVDがオフィシャルサイトからリリースされとるぞ!」との電撃情報を得た。

彼とは8年くらい前に、YAMAHA主催の貴重なKing's Xスペシャルライブ(しかもタダ)で、奇跡的に梅田ヒートビートにバンドが来た時に一緒に見ている。
あの時の、最後の曲が終わるやステージ両脇からYAMAHA社員が出てきてクラッカーを発射するという、目を疑う低予算のフィナーレの寒かったことは今でも忘れられない。
それにしても、ダグの腕は長かったなぁ~


さて、このライヴDVDだが、なんと1990年の『GRETCHEN GOES TO NEBRASKA』ツアー時のライヴ映像で、セットリストは1st、2ndからのナンバー中心となっている。
King's Xがいち早く英国で大絶賛されていた、彼らがノリにノっている時期のロンドン公演のライヴで、ダグのパイナップルヘアーも大爆発している頃だ。

これを観ずして年を越せるか!(いや、越せない)

フィンガーX(※)できるか!(いや、できない)




オバマ氏が大統領に当選したこともあるし、黒人メタルシンガーの実力というものも再認識され、「オバマヘーオバマヘー♪」と、また“OVER MY HEAD”旋風が巻き起こりそうな予感がするのは私だけだろうか?


ちなみに今年リリースされたKing's Xの12作目となる『VX』の日本盤は早くも廃盤とのことである・・・

寒い時代になったとは思わんか?




(※)フィンガーXとは、人差し指と中指をクロスさせるという、キングスXファンなら誰もがやっている忠誠の印である(ウソ)。

今日の1曲:『Fall On Me』/ King's X
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あーざすコーザス

2008年11月26日 | やっぱりメタル!!
今となっては入手困難となっているKORZUSというブラジル出身のスラッシュメタルバンドの1991年の3rd『MASS ILLUSION』を某ルートよりようやくゲット。
これは知り合いのブラジル人でも持ってなかったので、今度(いつ会うか皆目わからんけど)持っていって自慢してやろう。

彼らのデビューは1987年と結構古く、まぁSEPULTURAと同期ぐらいみたいだが、確かに楽曲もSEPULTURに近いものを感じますね。
ザクザクと小気味よく刻まれるリフ、アグレッシヴなスピード感、リズムチェンジの複雑さなどはこの頃にしては中々のもので、ピュアなスラッシャーにはたまらないかと。思わず頭が上下に動いてしまいます。
ただいかんせんドラム音(とくにバスドラ)が軽く、サウンドに太さがない。リフ構成もどうしようもないくらいモロFAITH THE SLAYERしてしまっている。
抜きん出るものがない分SEPULTURAに大きくリードをとられてしまった感じですかね。
ボートラにポルトガル語らしきふざけたような小曲を収録しているが、うっとおしいだけ。

ブラジル産のメタルバンドってこのKORZUSのように演奏力のあるバンドがゴロゴロしてそうなんやけど、以前紹介したVIOLATORにも言えることやけど、創意工夫というものがちょっと足らんのやないやろか?
VIPERなんかも単なるHELLOWEENもどきやったしぃ、全然覚えてないけど。

ブラジルはやっぱサンバとコーヒーとカルロス・トシキやなぁ。

マーティー・フリードマン似のボーカルの人のノリ方がナイス!わかるわかる。


今日の1曲:『Agony』/ KORZUS
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マニア向け【18禁】

2008年11月23日 | プログレッシヴ草稿
断っておくが、私はボンデッジのコスチュームを着たり、人を鞭やなんかでいたぶることに至上の悦びを感じるといったような変態趣味はないし、レンタル屋でもごくオーソドックスなジャンルのものしかかりたことがない。
とりわけ痛々しいのとか、流血とかはかなり苦手な方なんです。
でもやっきになって上の写真のようなCDを落札してしまうこの衝動は、一体どうしたことだろうか?

NAKED CITYの音楽に初めて触れたのは、浪人時代に映画監督志望のサブカル男の家に遊びに行った時、ちょうど彼らの91年の2ndアルバム『拷問天国』がそやつの部屋に転がっていたのを聴かせてもらった時でした。
このサブカル男、なんでもこのSMエログロジャケに惹かれて購入したらしいのだが、グラインド・コアはおろか、メタルすら一切聴かない奴だったので、NAKED CITYのこの支離滅裂な音楽性に関しては全く理解できなかったみたいでした。
この男が紐で縛られてる肥満体の写真集とか、異常なものを次々と見せてくるのでそこから一刻も早く退散したかっのだけれど、私はこのNAKED CITYの一種異様な音楽性にひどく惹かれるものを感じており、この男に「気に入ってへんのやったら譲ってくれ」と交渉したのだが、あっさりと断られた。
「この変態野郎めが!」と思いながらも、私の嗜好の奥底にも抗い難いネラネラとした変態性が燻ぶっていることを否定することができませんでした。

NAKED CITYはサックスプレイヤーのジョン・ゾーンを中心に、ビル・フリゼル(G)、フレッド・フリス(B)、ウェイン・ホービッツ(Key)、ジョーイ・バロン(Ds)の5人から成る超絶技巧ユニット。
後に購入したイヤーエイク企画のコンピレーションCDに収録されていた“OSAKA BONDAGE”は私にとって衝撃的な1曲だった。



音楽の基盤にあるのは映像を観てもらったらわかるように、即興性の強いフリージャズだ。会場もなんかのジャズフェスティバルでのライヴのようだけど客の反応は大丈夫かと心配になってくる。ここではジョンは日本のグラインド・コアバンドSOBのTシャツを着て阿鼻叫喚めいたサックスと、それにトチ狂ったようなわめき声を担当していますが、レコーディングではこのわめき声をボアダムスのVo山塚アイがゲストで担当しているんですよね。
ジョーイのサディスティックなブラストに鞭打たれて至極の悦楽に浸るかのように、山塚アイの悶絶スクリームがばかばかしいまでの変態性を見事に演出しております。
恐ろしいまでの即興性と正確無比なテクニック、そこにグッシャグシャのグラインド・コアをブレンドしてしまうというこの変態的音楽性は、最高級のゲルマニウムジュエリーブレスレットで、ケツを血の滲むほど折檻されたような痛快さがある。
26分とトータルは短いが、その間にこのNAKED CITYの全42曲もある極上の音の責苦に絶え得る者はどれだけいようか?また、今まで知らなかった嗜好が呼び覚まされ、クセになってしまう倒錯者がどれだけ出てくるか?非常に興味深いところである。

表ジャケットは、あまりにも生々しい変態エロ写真で、私の人格、或いは性癖を疑われかねないので今回は自粛させていただきました。
歌詞カード内部には真っ裸で逆さ吊りにされた○○の写真やらの他、日本最大のエログロ漫画家である丸尾末広先生の、これまたエログロノンセンスを極めたイラスト(非常ニキモチガワルイ)が掲載されていて、何から何までとっても変態している作品です。



今日の1曲:『SACK OF SHIT』/ NAKED CITY
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ぱやぱや

2008年11月21日 | まったり邦楽
小島麻由美はんの2年前の新作『スウィンギン・キャラバン』を今さらながらヤフオクで入手。
本作を聴いてみて、まぁやはり従来通りという感じで、相も変わらずのこじまゆスウィンギンポップワールドが展開しております。
まぁ私のようなオッサンがこういうの好んで聴いてるは、変に思われるかもしれませんが・・・
ヴィレッジヴァンガード(アメ村店)で、彼女の歌を耳にした時はホント衝撃でした。
「このヴォーカルは、キテるな!」と。
(しょうもないカヴァーアルバムばっかタレ流している近所のヴィレヴァンではまずかからないが)

まぁ昭和歌謡とか、レトロ系音楽とか、そういうのたまにやる女性ミュージシャンって結構いますよねぇ。椎名林檎とか中島美嘉とか。
Coccoなんかも最近“Swingin' Night”みたいなタイトルからしてなんのひねりもない曲をやってしまったり。
なんてゆーか自分の音楽の幅みたいなのを知らしめたいのかなぁ。まぁそこそこ上手に歌いこなせてるんだけど。
でも正直こういうのって後々聴いてたらなんか気恥ずかしくなってくるんですよね~、なに背伸びしてオシャレ気取ってんの?って。
その点小島麻由美さんはやっぱ違いますな。この道の女王というか、100歩くらい先を行ってますよ。はっきりいって天才。

今回の作品でもその筋の玄人達による演出感タップリの演奏をバックに、こじまゆ流スキャットがシャバドゥバァ~と炸裂しておりやす。
全体的には初期のガーリー的な楽曲に戻った感もありますが、#3“chakachaka”の歌いまわしなんか聴くと、やっぱその表現力にもダテに10年やってないというような成長が見られます。なんか歌に少し優雅さが具わった感じ。
昭和キネマ風ドダバタファストナンバー#5“トルココーヒー”のハジけ具合なんかは今までにないくらいに常軌を逸している。
あと、#7“赤い帽子”の「続くはずもないもやもやのかたまり♪」てフレーズ、ゆらゆら帝国っぽいネチっこさがあって、この病んでる感じがドストライク!

ただオシャレにアダルティーに歌いこなすのではなく、ちゃめッ気とかピュアさが溢れてるところが他とは一線を画してるんだと思う。
やっぱ小島はんぐらい個性とセンスがないと、こういうのはやっちゃダメですよ、カッコ悪いから。

まぁ少々変化も期待したいところだが、これ程の個性あふれるヴォーカルセンスを持ち合わせた女性歌手が他にいるかと言われると殆ど皆無に近い現在、貴重な存在となりつつあるのでこれからもこの調子で突き進んでもらいたい所存である。





今日の1曲:『赤い帽子』/ 小島麻由美
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悪魔の子供というより赤ゴリラ

2008年11月19日 | ルルイエ異本
クトゥルフ研究の一環として、ケーブルの映画チャンネルでやってた神話体系色濃厚と噂の『ヘルボーイ』を鑑賞してみた。
冒頭の語りからいきなしルドウィク・プリン著の『妖蛆の秘密』からの引用が出てきたので、「これは宇宙的恐怖の深淵が期待できるぞ」と思ってちょっとワクワクしたんですが・・・
なんのことはない、単なるアメコミヒーロー映画でした。それにインディ・ジョーンズとジュラシック・パークの要素が加わった感じですかね。
主人公は旧ソ連の魔術師ラスプーチンに間違って召喚されたヘルボーイという悪魔の子で、米軍に保護され飼い馴らされ魔物退治にこき使われるといった勧善懲悪モノ。まぁデビルマンみたいなもんですかね。
アクションヒーローにありがちなタフガイ気取りの主人公のキャラがいささか鼻につくノリの軽さは、暗黒神話とは全くかけ離れており、宇宙的恐怖も緊張感もユッグゴトフもありません。
制作費はそこそこかかってるみたいで、ヴィジュアル面はかなりしっかりしておりました。キャラクターデザインなんかも、敵役のナチスの殺人マシーンとか結構カッコいいし、ディープ・ワンズの一種か?と思わせる謎の水棲人もなかなかシュール。
確かに“深きものども”を彷彿とさせるモンスターやら、クラマックスで登場する異次元空間から触手を伸ばす邪神どもは、ヨグ=ソトホースなど、暗黒の深淵からの何らかの類を彷彿とさせております。
ギレルモ・デル・トロという方が監督・脚本だそうですが、元々クトゥルフものというより、アメコミ原作の映像化に際し、彼のクトゥルー趣味を遊び心で加えてみました~というノリで作製しはったんやと思えばまぁ納得。続編も近日上映されるみたいです。

デル・トロ監督は現在、『狂気の山脈にて』の映像化に取り組んでいるそうなので、『ヘルボーイ』で培った映像技術を大いに注ぎ込んでもらって、「指輪物語」に負けない壮大なスケールの神話体系モノを大いに期待したいところです。
そして完成の暁には日本でも大々的にキャンペーンを展開し、クトゥルー旋風が再び巻き起こり、全国民が大いなるクトゥルフの足元に跪く日をルルイエの家で夢見ながら待つとしよう。

クトゥルフ・ルルイエ・ハニャモゲー・フタグン・・・



今日の1曲:『Feur Frei』/ Rammstein
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幻惑されて

2008年11月16日 | ♪音楽総合♪
東京出張に行っては、西新宿のブート屋をはしごして、出張手当を全て使い果たして帰ってくる音キチの友人に、先日ディスク・ユニオンの中古屋でツェッペリンの『Ⅰ』と『Ⅳ』の紙ジャケリマスター盤を格安値段で買ってきてもらった。
おかげでツェッペリン作品全て紙ジャケで揃いました!ヤッホー

この度のSHM-CD盤のリリースの煽りを受けてか、前回のツェッペリン紙ジャケ盤が大量に出回ったみたい。さすが東京はモノの巡りがよい。
ツェッペリンは今回でもう3回目の紙ジャケ再発で、熱心なZEPバイヤーさんはいやはやご苦労様でございます。貴方達の後始末は私どもがキッチリつけさせていただきやすんで!(オドレはハイエナか!)

いやいや、なんつっても『Ⅰ』のレトロな字体の帯がたまりませんな!
SHM-CD盤の青ロゴにも惹かれたけど、当時の邦題って『レッド・ツェッペリン登場』やったんですか?なんや昭和の連載マンガの第一話みたいなタイトルですねぇ。
しかし、帯文化って世界広しといえど、日本くらいちゃいますやろか?ライナーノーツとか邦題とか対訳とか親切についてるし。だから割高なのかな。
でもワーナーの紙ジャケリマスターは芸が細かいのに良心的な値段ですな。

なんやかんやいって結局ツェッペリン作品の中で、私は1stが一番好きですねぇ。
このブルース音楽をとことん白人色に染めてしまった大胆不敵でメタリック、なおかつダイナミックな作風。
まず1曲目の#1“GOOD TIMES BAD TIMES”のボンゾのダイナミック過ぎるドラミングにブチのめされるだろう。そして「ベーイベーイベーイベーイベーイベーイベィビ~」の#2“BABE I'M GONNA LEAVE YOU”でペイジ奏でる哀愁のアコースティックにシッポリ濡れる。
B面入ってジョンジーのキーボードがフューチャーされた#5“時が来たりて”からペイジの名アコースティックナンバー#6“BLACK MOUNTAIN SIDE”への流れはまさにウットリもん。ラスト曲“HOW MANY MORE TIMES”では、中盤に“THE HUNTER”のフレーズを大胆にも挿入してしまうこの遊び心もいとおかし。
そしてなんちゅーても本作のハイライトは、やっぱ#4“DAZED AND CONFUSED”ちゃいますやろか。
ジョンジーのぶっ太いベース音の気だるさ加減にボンゾの畳み掛けるようなドラミング。そして中盤のサイケデリックなグルグル展開で身も心も完全トリップ。酒も飲んでないのにホニャ~ンとした気分になってきます。
これを聴いて幻惑されない人なんているだろうか?(いや、いない)
1stにして凄まじすぎる作品だ!

ちなみにツェッペリン『Ⅰ(1)』のようなダイナミズムをどことなく継承しており、1stにして奇跡的な傑作アルバムに仕上がったものを挙げるとするなら、RAGE AGAINST THE MACHINEの1stや、Coccoの『ブーゲンビリア』なんかがそうなんじゃないかと。
「どこが?」って、激情溢れるバイヴレーションっすよ!これらの作品には初期衝動っていうか、同じ匂いをもの凄く感じてしまう。
いや、ツェッペリン好きの私が言うんだから間違いないって。

            




今日の1曲:『幻惑されて』/ LED ZEPPELIN
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チャリT

2008年11月13日 | 晒しな!日記
家に帰って購入したFREE TIBET FREE PEOPLEのTシャツデザインを見てて気づいたんやけど、ラーメンマンみたいなキャラクターが描かれてて、彼に向かって「FREE」って叫んでるような構図になってるところがありますよね。
つまりこのラーメンマンみたいな奴は中国人ってことなんでしょうかね。

ご存知ラーメンマンは面長で“辮髪(べんぱつ)”ヘアースタイルの中国出身の超人。試合でブロッケンマンをキャメルクラッチで真っ二つにしてぶっ殺したという、かつては残虐超人としても有名だった。


細かいこと指摘してあれなんですけど、“辮髪”って17~20世紀にかけて、清王朝によって漢族社会を支配した満州人の習俗であり、漢人の服従の証として彼らに強制されたものやったんすねぇ。
清朝は辮髪を拒否するものには死刑を以って臨み「頭を残すものは、髪を残さず。髪を残すものは、頭を残さず」ゆうて、他民族への支配力を示したわけです。世界史で習ったでしょ?

今の漢民族で満州人の支配の象徴であったこのヘアスタイルをしている者がいるとはちょっと考えにくい。満州人は知らんけど。
現在、中国共産党を牛耳って、チベットや内モンゴルや東トルキスタンなどの少数民族浄化政策を推進しているのは漢民族なわけで、満州民族ではないでしょ?
まぁ皮肉にも日本ではあのヘアスタイルが中国人の象徴になってしまっているんですけどねぇ。(ちなみにチャイナドレスももともと満州民族の風習らしい)

何が言いたいかというと、中国(中華人民共和国)って国は、20世紀になって初めて成立したわけで、それまでは存在しておりませんでした。
つまり歴史学的には清朝=中国ではないので、あのラーメンマンのところには★のマークの人民帽でもかぶった人物を描いた方がよかったんじゃないかなぁ~て思ったわけなんですけど。
まぁ、メッセージが伝わったら別にどうでもいいことですね。

The Cult Live @ Tibetan Freedom Concert


今日の1曲:『She Sells Sanctuary』/ The Cult
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関西版チベタン・フリーダム

2008年11月12日 | コンサート
日曜日に、生まれて初めてチャリティーライヴみたいなのに参加した。
ん?沖縄でのゴミゼロ大作戦もチャリティーライヴやったっけ?でもあれはかなり不純な動機で参加してるのでカウントされないだろう。
イベント名は「FREE TIBET FREE PEOPLE!」というワッツーシゾンビというバンドが主催した、まぁかなり小規模なチャリティーコンサート。
http://www.watusizombie.com/freetibetfreepeople.html
今回のは心から観たいアーティストが全く出演してなかったし、マジで寄付するようなノリで参加したんだと思う。いや、チベット問題は前から興味あって、当ブログでも結構取り上げたし、だったら一度くらいはこういうイベントにも参加しなきゃねという思いもあって。

会場は、大阪名村造船跡地を改装した“STUDO PARTITA”というイベント施設で、鉄筋の骨組みにバリケードを一部貼っただけの吹きっさらしの粗末な所だったが、なかなかアンティークな趣きがあって雰囲気的に凄くよかった。



屋外と屋内ステージとが設けてあって、13ものアーティストが参加した結構長丁場なイベントだった。まぁ曽我部恵一BAND以外は、だいたいインディーズのアーティストだったんじゃないかなぁ。とにかく知らん名前ばっかだった。
屋外のバンドは、比較的ドンチャンお祭り騒ぎみたいなバンドが多かったけど、屋内の方では、かなり音楽的にもシッカリしたクオリティの高いバンドがそろってたような気がする。
音楽的に凄くよかったのがjew's-earというプログレッシヴAORみたいなインストバンド。とにかく演奏がメチャクチャ上手い。多分音大出身グループじゃないかなぁ。ヴァイオリン奏でるわ、フルート吹くわのもの凄くテクニカルで独創的なバンド。このバンドの予備校生みたいな地味~な感じのドラムの兄ちゃんが、今イベントのベストプレイヤーだった。
ha-gakureっていうバンドも、最初メッセージ性の強いMCについていけそうもなかったのだが、スペーシーなシーケンス効果と生バンドが織り成す不思議な空間サウンドに、だんだん恍惚感を覚えるようになった。MCの人はお坊さんだそうで、実際インドのダラムサラまで足を運んで現地のラマ僧に会って話を聞かれたそうで、トークにも説得力があったな。空回りで不器用そうな人柄にも好感が持てました。
あふりらんぽは、女性二人組みのノイズ系?ユニット。名前だけは聞いたことあって、もうちょっとマトモだと思ってたんだがちょっとしんどかった。子供がその場の思いつきでデタラメに楽器鳴らして奇声を発するという感じ。でもドラムプレイは意外とシッカリしてたかな。ライヴで脱ぐという噂を聞いてたんだが、このイベントではさすがにそれはなかった。ま、音楽性だけでも十分破廉恥です。
今イベントで一番度センセーショナルだったのが、青森最後の詩人ひろやー。ひとりギター弾き語りで、なにやらどんよりした歌をぶつくさ歌ってるかと思えば、いきなり奇声を発したり、「写メとれよ~」とか訳解らんセリフ繰り返したり、病んでるとしか思えんかった。「また来ます」(また来るのかよ!)と言って去っていったが、その後会場内で女の子と追っかけっこしてました。なんなんだコイツ??でも彼のライヴ、また観たいと思った。

出店もあって、とりあえずチベットの料理を食ってみた。
テントゥクという、チベット風すいとんがけっこうおいしかった。


ベトナムのラーメンとカレーも食ったが、ラーメンはもの凄くマズかった。ま、これもチャリティの一環だと思えばどうってことはない。口直しに日本のコロッケ食っときました。
グッズも色々あって、日本の国旗とチベット国旗がクロスしてるピンバッヂがとてもカッコよかったので購入。イベント限定Tシャツは、私的にデザインが好みじゃなかったけど、値段安いし、記念品プラス寄付の一環として購入しといた。
まぁこんなわずかのチャリティ行為が、果たしてチベットの助けになるのかどうかは甚だ疑問なんですが。

あともう1つ感心したこと。会場内にゴミとかタバコの吸殻が全然落ちてなかった!タバコやチラシを平気で床に捨てるバカばっかり集まってるライヴしか行った事なかったので、こういった環境はすごく新鮮だった。

match point提供のキャンドルイリュージョン





今日の1曲:『春夏秋冬』/ ha-gakure
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発禁の蠍団

2008年11月08日 | やっぱりメタル!!
ちょっとお待ち下さい!!早まって通報してはいけません!
これはれっきとした正規(だった)のハードロックアルバムのジャケットなのです。

この度のギター仙人ウリ・ジョン・ロート様の来日にともない、僭越ながらこのSCORPIONSの名盤について語りたくなった次第にございます。


『狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー』。
とにかくウリのギターが暴れまくる1976年作のハードロックのエッセンス満載の名盤!!
まぁ実はスコピーのアルバムは3枚くらいしか持ってないんですが、このアルバム、実は私の中でも5本の指に入るほど大好きなHR/HM作品なんです。


いきなり泣きのフレーズで始まるM1「幻の肖像」からしてたまらない!名曲!
クラウス・マイネの哀愁の歌声も心にグッと沁み込んでくる。
そして一転して、痛快ハードロックナンバーM2「CATCH YOUR TRAIN」では全編に渡ってウリの流麗なるギターソロが炸裂しまくっており、当時これに興奮したギターキッズは多いかと思われます。クラウスも負けじとメチャビブラっております。
タイトル曲M4「VIRGIN KILLER」のナイフを切り込むかのようなソロワークもツーレツ&モーレツ!




そしてこのアルバムで興味深いのは、メインのクラウスを差し置いてウリがリードヴォーカルをとってやりたい放題してるナンバーが2曲存在している点!
ほとんどのスコピーファンがこの2曲に対して「おふざけとしか思えない」とか、「あの2曲がなければ・・・」などとほざいていらっしゃるが、こういう人たちは多分センス・オブ・ユーモアというものが理解できない人なんだと思われます。
この2曲が本作品の良いアクセントとなっているってのが解らんかなぁ・・・て残念に思う今日この頃。

まず、M6「HELL CAT」のサビは確かにウリがクシャミしてるようにしか聞こえないけど(最初スティーヴン・タイラーが歌ってるのかと思った)、このウリの常軌を逸したギターセンスとテンションの高さはクラウスには出せない味だと思う。

そしてなんといってもM8「暗黒の極限」!
今作品の私のフェイバリットナンバーでもあるし、(全部知らないけど)スコピーの曲ん中でも私のベストソングといっても過言ではないでしょう。
このウネウネしたネチっこくて猥褻なノリに、ウリのダーティーなヴォーカリゼーション!そしてジミヘン趣味が炸裂している窮極のソロワークに悶絶!
ガンズの「ROCKET QUEEN」もそうやけど、私はこういうネチっこくてエロい感じの曲がツボなのかもしれません。
ほんま俺ってスケベやなぁ。




全体的にどことなくダークで哀愁感があり、毒気も強くエロくてユーモア、そしてメタリックなギターが炸裂していて、ジャケットのヤバさも相まったこの作品こそ、HR/HM史上に残る歴史的名盤でありましょう!


このジャケ、当時ヤバ過ぎるということで欧米では発禁、ジャケット差し替えになってしまったそうですけど、日本ではそのまんまで売られておりました。

しかし最近の紙ジャケ再発盤見てみたら・・・・

とうとう規制がかけられてしまった!

これはあんまりだ!(泣)



今日の1曲:『POLER NIGHTS』/ SCORPIONS
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黒いアイス

2008年11月04日 | 晒しな!日記
まぁ「めっちゃAC/DCが好き!」って言えるほどのファンでもないのですが、珍しかったので切り取っておきました。

新作もメチャメチャ売れてるみたいですねぇ。
なんでもギターウルフのセイジという人が今回の邦題を担当したのだとか。
で、その邦題が『悪魔の氷』って・・・中途半端にそのままやんけ!!
それやったら『黒いアイス』とか『黒氷(酷評)』とか、テキトー過ぎてる方がまだよかったのではと。


ところで『黒いアイス』で思い出しましたけど、小学生の頃“クロキュラー”っていう衝撃的なアイスクリームがあったのを覚えてらっしゃいます?(う~ん、またしても無理矢理な展開)

黒いシャーベットの外壁に覆われていて、食べると鮮血を思わせる真っ赤なストロベリー味のアイスが溢れ出てくるという超グロテスクな二重構造のアイスクリームなんです。
おまけに食べると舌が真っ黒に染まってしまうという悪趣味な演出まで施されているのだから、当時その衝撃たるや並々ならぬものがございました。
おかげで全国で黒くなった舌をベッカンコーっ!!と出す小学生が急増して社会問題にまでなったとかいないとか。
父兄から苦情が出たのか、あっというまに生産中止になってしまったような気がする。

この幻の黒いアイスのことを書いてらっしゃる方のブログ記事があったので読んでみますと、実はここ2~3年ロッテより期間限定で復刻販売されていたそうな。
久々に食ってみたかったな。




ちなみに↑の画像は他の方のブログの写真(多分オフィシャルpic)を勝手に拝借したものなので、「あ、私の画像使われてる!」って気づかれた方は私のところまでマイミク下さい。




今日の1曲:『Black Ice』/ ACDC
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