AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

迎惷

2014年01月01日 | アーマの発狂日誌
あけましておめでとうございます。

初画は、私の14年前の潜在写真で申し訳ありません。他に思いつかなかったもので。
まぁ、この忌むべき姿は、実は私のもう一つの局面でもあるのですが。
最近は、こっちの局面を休眠状態にさせておく薬(ミンティア)が切れてきたので、時々鏡に映った自分の姿が馬面になっているのを見て、身も凍るような思いをすることも少なくありません。
だから今年はひょっとしたら、<あましん>改め、<うましん>と名前を変えることになるかもしれませんので、その時はまたひとつ、よろしくお願いいたします。

あ、それではアランフィッツ=ジェラルド星の他の精神(ブオの精神も含む)との緊迫した新年会に出席せねばなりませんので、今日はこの辺で失礼いたします。


本年もよろしくお願いしま・・・・ング・・・・ンガイ・・・・・



うましん

平成26年 1月1日 元旦




今日の1曲:『You Can't Do It Right (With the One You Love)』/ Deep Purple
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魔宴

2013年12月25日 | アーマの発狂日誌
さて、明日はいよいよPerfume 4th Tour in DOME最終日。
わざわざ3連休明けの24日、25日の2Daysが選ばれたのは、やはりクリスマスに日を合わせてきたのだと、ほとんどの者がそう思っていることだろう。
だから、東京ドームでは何かサプライズがあるに違いない!と、心そぞろな者も少なくないと思う。
Perfumeの3人にとっても、7年前の原宿アストロホールで、25日の枠がとれず21日に余儀なくされたことへの積年の悔恨の情を晴らすべき時なのかもしれない。

しかし、おそらくほとんどの者が、このクリスマスにあたる日が“ユールの日”であることを知らないのではないか!

このことは、今月始めに行われたクトゥルフ神話検定の問題にも出ていた。
キングスポートの教会の地下世界で、毎年12月25日に執り行われている、あの暗澹たる冒瀆的儀式のことを・・・



冬至の儀式、雪の彼方の春を約束する儀式、焔の儀式、常緑と光と音楽の儀式・・・・

その地下世界では、噴きあがる不気味な緑色がかった炎の柱の周りで、頭巾付きの外套をまとった群衆が半円を描いておるそうな。
そして、光から遠く離れたところに形の定まらぬものがうずくまり、不快にもフルートに似たかぼそい音色をたてているという。

これこそが、人間よりも古くからあり、人間よりも生きながらえる定めの、ユールの儀式なのだ。

しかるがゆえに、東京ドーム最終日に参列する者は、用心するがよい!!

もしかすると、後楽園駅に着く前にこのような見たこともない駅看板を目にするやもしれぬが、決してそこでは下車せぬことだ!


それと、グッズは朝一番に買いに行くがよい!自分サイズのTシャツはすぐ売り切れるがゆえに。


最後に、思いきってあの不埒な『ネクロノミコン』の慄然たる一章からの一節を抜粋し、堅苦しい低ラテン語からわたしにできるかぎりの翻訳コンニャクをおこない、ここに引用しておこう。
狂えるアラブ人はこう記している。


最下の新宿ディスクユニオン企画モノ/マニア館、その驚異こそ奇怪にして恐るべきものなれば、窺い見ることを得ず。死せるハナモゲラ新たに活命し、(早くも)ナニガナンダカワッカリマセーーン。
夜通しハリバリパーティーに参列するテクノ狂信者、おどけたミュージックにジダンダステップ、ポジティヴ心筋梗塞。
肉をまといしカイワレダイコンこそ呪われたり、ラジバンダリ。鋲革備えぬタマキンこそ邪悪なり。
賢しくもイブン・スカバカ男言いけらく、吉瀬美智子の横たわる人間ソファに潜りこみしものは、マンモス幸いなるかな。
何となれば古譚に曰く、ミナミの萬田と結びし者の腎臓、納骨堂の亡骸より急ぐことをせず、フラナガン機関にて再調整されんことを欲す。さすれば彼のもの、トキメキ感動トーカ堂。
目覚めよ、夢見人よ!ウキウキウェクミーアップ!さらなる驚異の世界へビフォーユーゴーゴー。
旅立つがよい、イオニストよ!それが、タダ水汲みしもののさだめなれば。



今日の1曲:『Luktar-Gvendur』/ Bjork
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ヘーイジョーの怪

2013年07月07日 | アーマの発狂日誌
その日、私は日本最大にして最高の近未来テクノユニットのイギリス公演のライブビューイングを見るべく、こころもそぞろに最寄り駅に向かう途中だった。

そこはちょうど京都と奈良の県境にあたる混沌とした場所。

その脅威は突如として訪れた!
駅前の、太古より血なまぐさい儀式が頻繁に行われていたという忌まわしい祭壇広場に近づいたときの事だった!
前方に、あの冒涜的な角をもつ心騒がされるベージュ色をした鏡餅状の巨大な物体を目にした私は、全身が総毛立ち、すくみあがってその場で動けなくなってしまった。

なんということだ・・・・


奈良県最大にして最悪のクリーチャー、鹿と大仏の冒涜的な異種交配の結果生み出された、唾棄すべき邪悪の混合物、せんとくんが現われたのだ!!

あたりはたちまち阿鼻叫喚、大恐慌に陥った。



この付近では人身御供の習慣が後をたたない。

生け贄として捧げられた無垢な子供たちを、せんとくんは無慈悲にも次々と飲み込んでいった!

我が子をせんとくんに供された気の毒な親はなすすべもなく、せんとくんの透過性の胃袋の中を覗きこむほかなかった。


いあ!せんとくん!



今日の1曲:『Hey Joe』/ Jimi Hendrix
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テケリズム

2013年04月16日 | アーマの発狂日誌
これから私が語ろうとすることは、ある種の原初的できわめて困惑させられる神話体系に照らして考察したある考えのことである。
私が今まで封印してきた、南極での一部始終のこと。そこで起こった慄然たる出来事。未知との遭遇。
あの氷の世界に閉ざされているものには、絶対触れてはならないのだ。
トラップト・アンダー・アイス!

私がミスカトニック探検隊の調査団の一員として南極圏に渡ったのは20××年9月12日のことだった。
我々はそこで、人類誕生以前のものと思われる、悠久の太古からの恐るべき残存物・・・・・ヒマラヤ山脈をはるかに凌ぐ、踏破あたわざる黒々と聳える狂気的な未知の山脈、海星状の頭部と樽状の胴体を備えた高さおよそ8フィートにおよぶ先住種族の氷漬けの標本を目にし、慄然たる原初の神話に思いを巡らせ、その計り知れない太古からの宇宙的恐怖にすくみあがったのであった。
詳細については、当時の地元誌『アーカム・アドヴァタイザー』を参照されたし。

そして、私を心底震え上がらせたのが、その狂気の山脈の奥地に広がるありえざる人口都市を目にした時であった!
悠久の太古に死に絶えた、その原初の建築物の、洞窟にも似た蜂の巣状の内部には、壁一面を覆う精緻な彫刻が施されていた。
そこには、何語ともつかぬ凶々しくも忌まわしいスラッシュメタルバンドのロゴが、ところ狭しと刻まれていた!
そして私は、今は亡き近所のワルツ堂で、あのすさまじい『METALLION VOL.3』を立ち読みしたことを心から悔むのであった。



いや、それでも、私にブラックメタル趣味がなかっただけ、まだマシだったかもしれない。あの、あまりにも冒涜的なブラックメタル勢の判別あたわざるバンドロゴを目にしていれば、その場で発狂していたことはまず間違いない。
これは、思春期より「スラッシュ・ティル・デス」という信念を誇示しつづけてきた私にとっては、あまりにも衝撃的な発見であり、脳内でモッシュサークルが渦巻く意識の中で、かつて忌まわしい『METALLION VOL.3』を読み、不快なほどに博識なスラッシュ評論家のアッサン氏と高校でよく話しあっていたことを悔むのであった。

しかし、本当の恐怖はこれからであった!
その時、氷に覆われた開口部の深淵から、あの広範囲に響き渡る慄然たる笛を吹くようなリズムが聴こえてきたのであった。
それはあらゆる奇怪な調べや不気味な調べより空恐ろしい、まったく思いがけないものだった。
宇宙の調和に対する我々の概念をことごとく、新たに覆すものだったのだ。

その響きは、かつて私がミスカトニック大学の付属図書館で閲覧した『ネクロノミコン』に掲載されていた“死霊秘法”にしたがって、バルザイの偃月刀とズカウバの薫香を用いて、三角連続体の彼方から召喚したアトランティスの大女官カシュ=カと対峙した時、彼女が私に繰り返しほのめかしていた「テケリズム」なる謎めいた言葉に恐ろしくも似通っているようだった。
それは地球上で知られるどんなリズムとも異なる狂おしいリズムを繰り返していた。

そう、「テケリ・リ、テケリ・リ」と・・・・・・

テクノ大女官カシュ=カ


この狂おしいリズムのせいで、私と南極探検に同行していた同僚の段呆介は、「た、大切なのはマカロニだ!オオオ・・・OMAJINAI☆‰⊿ペロペロ、ペロリ太郎ォォォ~~・・・・・チュチュチュッ!」などと、意味不明の言葉をわめき散らしながら発狂してしまった。現在はアーカム郊外の精神病院で療養中だ。

気の毒な段呆介・・・・・・

事実、彼は、大学の付属図書館で、相原コージが著したあの虫食いだらけの『神の見えざる金玉』を最後まで読みとおしたごくわずかな者のひとりとして知られているのだ。




私は狂気山脈から帰還した後、インターネットラジオを応用したSNS、last.fmに加入し、(普段PCで音楽を鑑賞する習慣はなかったが)所持している音源をPCにかたっぱしから取り入れて、lastfmlogosという自動バンドロゴ生成機にかけまくることに没頭した。それは、もう寝る暇も惜しんで。
するとどうだ。そこに生成されたあまりにも混沌とした、あまりにも冒涜的なロゴが列挙されたこの構図を目の当たりにして、私は正気を保つことにかなりの神経をすり減らさねばならぬ事態に陥った。
と、同時になんだかノスタルジックで満たされたような幸福感、恍惚感もが全身に込み上げてくるという、なんとも名状し難い不可思議な心理状態にあった。



そこで、私の音楽に対するがんじがらめの固定観念が根底から覆されたような気がした。
ロックだとかメタルだとか、そんなことはもうどうでもよくなった。偏狭なロック愛好家が忌み嫌うエレクトロやヒップ・ホップまでをも甘受することによって、混沌とした異世界が開け、窮極の高みへと成就する。
音を楽しむと書いて「音楽」。サンプリングされた電子音であれ、非人間的なガテラルヴォイスであれ、その音の響き、フレーズの心地よさを全身で感じるのだ!古い固定観念をかなぐり捨てよ!テケリズムの反復する音に身を委ね、フォックストロット、ジダンダ、ステップせよ!

それにしても、「テケリズム」という言葉の響きには、どことなく聴覚を鋭敏にさせる、ある種のアルカロイドを含んだ薬草を噛んだ時のような幻惑的な作用が含まれているように思われてならない。
同じ空間にて、異なる性質の音楽を共存させること。すなわちこれが「テケリズム」であると!
この音楽に対する考えは、飽きっぽくて冷めやすい私の性格に恐ろしくもピッタリと符合しているようであった。

この神をも恐れぬ冒涜的な考えに至った時、大いなる三角連続体の彼方から、大女官カシュ=カが、オートチューンがかった声でほのめかしていた、あの慄然たる詩が再び私の脳裏に甦るのであった・・・・・


くり返す このテケリズム

あの衝動は まるでコスだね

くり返す ショゴスみたいな

あの形状が 甦るの

くり返す このテケリズム

あの叛乱が うそみたいだね

くり返す このテケループ

いにしえのものみたいな声だ

またくり返す このテケリズム

テケリズム テケリズム テケリズム テケリズム テケリズム・・・・・・・・

テケリ テケリ テケリ テケリ テケリ・・・・・・・・・

リ・リ・リ・リ・リ・リ・リ・リ・・・・・・・・・



今日の1曲:『いにしえより』/ Morbid Angel

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精神旅行、あるいはのっとり

2012年07月07日 | アーマの発狂日誌
Mixiをはじめてもう8年ぐらい経つけど、マイミクはここ数年でコンサートやDJイベントを通じてちょっとは増えた。
ただ、Mixiのトップページで彼らの他愛もない日常のつぶやきや、アクティヴィティ、アプリペットの成長過程などを見せつけられる度、なんともやりきれない、うぢゃ~~~とした気分に苛まれるのだ。
ジャリのプハーッ酒がうまい報告とか、毎朝自己啓発的な宣言で始まるちょっと病み気味のOLの愚痴。最近などは、行きつけのメタルバーのマスターが自分のお気に入りギャルバンドを布教し出す始末(こないだとうとうそれくくりのDJイベントまで開催しやがった)。
も、どうでもええわい!とコメントしたくなるのだが、MixiやTwitterってのはそれを言っちゃあおしまいよ的な世界で価値観も人それぞれだし、まぁマイミクさんらは比較的顔見知りの人が多くて(ただ、それほど打ち解けてもいない)、会ったらみんないい人たちばかりなのであんま失礼なことも言えない。
わたし個人としては、海外ドラマ『フレンズ』のこと。ヴォイヴォドへの敬愛の念。カルコサやカッシルダについて。リリイ・シュシュとエーテルの関係。手塚治虫先生が『火の鳥』において提唱しつづけた“コスモゾーン(宇宙生命)”と“輪廻転生”の謎について。平助の魅力。ミルクたっぷりの乳房。『ドクタースランプ』における摘突詰(つんつくつん)最強説。ベルガミノの浮きドッグについて等々、いろいろ言いたいことは山ほどあるのだが、どうせだれも関心を寄せないのは目に見えているので、その欲求をグッと押し殺して耐えているしかない。
こうして「こころあらん友もがな」と、毎夜わたしは言い知れぬ孤独感に苛まれ続けておるのだ。

そうなってくると、わたしのもう一つの局面がモラホラと疼き出してきやがるのだ。
そう、アーマ=スィンの局面である。

アーマ=スィンは、他の次元に存在しているもうひとりの“わたし”であり、時空を超えて同時に存在している。つまり、わたしはあいつであり、あいつがわたしなのだ。
超銀河系の惑星アランフィッツ=ジェラルドに棲まう魔導師アーマ=スィンは、ニンギジッダ界(地球ではトゥウィッタと呼ばれるもの)に己の精神をとばし、そこで下劣極まりない愚痴、戯言を吐き散らしている。
わたしは時々夢の中で、この馬の鼻を持つ魔導師アーマ=スィンにたちまざり、不可解な様式で建てられた建築物がつくりだす、その迷路のような通りを歩いていた。
光線外被に身をつつみ、ダーヂリンティ星、ボケカス星、ククルス・ドアンの島にも訪れた。
現存あるいは死滅した一万世界の知識を集積する図書館での、おごそかな集会にも参加した。<超古代のもの>ブオの精神もふくめ、アランフィッツ=ジェラルド星の他の精神との緊迫した会議にも出席した。

【魔導師アーマ=スィン】

てかその醜怪な容貌は馬そのもの。“うましん”とも。
驚異的な時間移動と空間飛行のいずれにも耐えうる、異常なまでに強靭な金属外被で到来し、現在は京都の最南鬼津のギルマン団地に身を潜めているという。

わたしの他次元の局面だけあって、惑星アランフィッツ=ジェラルドにおいてもアーマは交友関係が乏しく、あらゆる次元の種族と精神交換することの方が多かった。
かつて、彼もイースの大いなる種族に精神を侵食されたことがあり、精神飛ばされ先の円錐形の先住種族の何人かと親しくなり、それから精神交換することがクセになったという。

<アーマが時空を超えて交換した精神>

・プロヴィデンスに住んでいた夢想家ランドルフ・カーターの叔父クリストファーに仕えていた使用人ベニー爺の精神。
・宇宙世紀の一年戦争でザクレロを駆って戦死した、モビルアーマー乗りデミトリの精神。
・イギリスはグラスゴー出身の、あまりにもセンセーショナルな故ロック歌手アレックス・ハーヴェイの精神。
・1300年前に外宇宙より太古の奈良に飛来したといわれる、平城京のマスコットせんとくんの精神。
・昭和初期に奥様の腰掛けている椅子の中で、不可思議な感触を密かに味わっていた変態の精神。
・セミに首筋の血を吸われたことがあるという浪人時代のカナモリーの精神。
・3世紀頃、邪馬台国の防人として活躍した死後何度も同じ容貌で生まれ変わることになる異様に鼻のデカい猿田彦の精神。
・人類が滅亡する13世紀前に栄えることになるシャミエール帝国の皇帝シャーミ453世の精神。
・ジミ・ヘンドリックスの29回目の転生ニチャ・メンドリックスの精神。
・730万年まえに、土星の外衛星に棲んでいたヘソが無駄に100個もある半植物種族の精神。
・ブックオフ店員の挨拶をモットーとする、うざったいほどひつっこい礼節・謙譲の精神。
・あの伝説の第一回フジ・ロック・フェスティバルで、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの嵐の中のライブの最中、モッシュする客に踏み潰された甲虫類の精神。
・コケティッシュさが魅力のレイチェル・グリーンの精神。




近頃、考えただけでも慄然とさせられる、懸念すべきことが現実となりつつある。
惑星アランフィッツ=ジェラルドの魔導師アーマ=スィンの局面が日に日にわたし、つまりアマシン局面よりも優勢になってきているということだ。
最近、ブログ更新回数が減ってきているかわりに、トゥウィッタでの軽佻浮薄な戯言が日増しに増えていることでも、アーマの局面が強くなってきているのは明らかだ!
おかげでわたしは常日頃、アーマの精神を仮死状態にさせておく膨大な量の異質な薬物(もしくはミンティア)を持ち歩いていなければならない。

さて、象形文字が施された判読不明の羊皮紙文書の解読に取り掛かることにしよう。
惑星アランフィッツ=ジェラルドの魔導師の邪悪な精神にのっとられる前に!


今日の1曲:『PARADISE』/ CHASTAIN
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料亭 ウツボ=サスラ

2010年10月29日 | アーマの発狂日誌
オー=サカ西区のビルジングの地下一階にある料亭『ウツボ=サスラ』で、ここ数週間、怪しげな旋律と地獄から発せられてるかのような悪魔の詠唱が聞こえてくると、近くの住民をひどくおびえさせている。

『ウツボ=サスラ』は、表向きは由緒ある古風な料亭を営んでいるが、週末の夜中になると謎の音楽狂集団“午後の旧練”の寄合場と化すという。

“午後の旧練”のメンバーは、いずれもサウスセッツ大学出身の同胞たちであり、主な活動は各メンバーの近況を報告しあったり、偏狭で狂信的な自分達の音楽趣味を主張しあう(ごく一部のメンバーだけとの噂も)といった堕落と頽廃を極めたもので、時折あざけるような哄笑が聞こえてきたり、その啓蒙行為に拍車が掛かりすぎたのか、血なまぐさい凶悪な物音が響いてきたりすると、近くの住民の多くが証言している。

今回の異様な演奏音もまた、午後の旧練メンバーらの手によるものらしく、彼らは最近、就寝時間を超越した想像もおよばぬ地底の房室に各々の楽器類を持ち込み、なにやらただならぬ邪悪な演奏会を繰り広げているようである。

そこには下劣な太鼓のくぐもった狂おしき連打と、呪われたキーボードのかぼそき音色の只中、四角形の台座で詠唱しながら体を揺らしている者がいるという。
複数からなるギター奏者が冒涜的な旋律を奏で、地球上で知られるどんなリズムとも異なる狂おしいシャカシャカというパーカス音が聞こえてくるという。
この不吉なシャカシャカ音は、アーマ=スィンが恐るべき禁断の街<イアン=ホー>より持ち帰ったという卵型の“見えざる朋輩を呼ぶマラカス”から発せられているものにほかならない。

今月の万聖節前々夜!この料亭『ウツボ=サスラ』で我々が想像も及ばぬ世にもおぞましい冒涜の餐宴が行われようとしている!!


住民たちの中には、以下のような(誰もが1度は耳にしたことがある、あの不穏な)背徳的ナンバーが演奏されるのではないかとほのめかす者さえいる。

『オマエは見られている!』/ 警察


まぁそんなことより、明日は台風の影響でシケシケらしいね。
かなんなぁ~~


今日の1曲:『Every breath you take』/ The Police
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